西欧
InOut 23 InOut 23
パオラ・ナヴォーネによる洗練されたアウトドアチェア。鋳造アルミニウムの軽快な佇まいと粉体塗装の優れた耐候性を兼備。屋内外の境界をまたぐ普遍的なモダニズムを示す、Gervasoniの代表作。
アンニ・アルバース(アニ・アルバース) ラグ Anni Albers Rugs
バウハウスで活躍したテキスタイル・アーティスト、アンニ・アルバース(アニ・アルバース)によるラグコレクション。厳格な造形理論と古代アメリカ織物文化の融合から生まれた幾何学的デザインは、現代の住空間に調和する芸術作品として高い評価を受けている。
No.14チェア(ウィーンチェア) Thonet No.14 Chair (Vienna Chair)
1859年発表、世界初の大量生産家具。ミヒャエル・トーネットの革新的な曲げ木技術により、優雅な曲線と卓越した強度を両立。わずか6つの部品で構成され、5000万脚以上が販売された近代デザインの出発点。ウィーンのカフェ文化を象徴する名作。
ビストロチェア(ビストロ メタルチェア) Bistro Metal Chair
1889年パリ生まれのFermobビストロチェア。エッフェル塔と同年に誕生した折りたたみ式スチールチェアは、NYブライアントパークから東京まで、130年以上にわたり世界の風景に溶け込み続けるガーデンファニチャーの名作。
ファーバーカステル ポリクロモス Faber-Castell Polychromos
1908年にドイツで発表された油性色鉛筆。滑らかな描き心地と高い耐光性を備え、100色以上が最高評価の耐光性を持つ。3.8mmの芯とSV接着技術による堅牢さ、全120色の展開で、世界中のアーティストに用いられている。
チェスター Chester
英国のクラブやカントリーハウスに置かれていた安楽椅子を、Renzo Frauが自社の製品として作り直したソファ。肘掛け前面の金属鋲をひだ状の革の面に替え、背と肘掛けにはボタンで革を詰め物へ引き込む留め方を手作業で施す。乾燥させたブナ材の枠に鋼のばねを一つずつ手で留め、詰め物を手で盛る工程は現在も続いている。
ドラゴンズ・アームチェア Dragons Armchair
アイリーン・グレイが1917〜1919年に手がけた漆塗りのアームチェア。絡み合う二匹の龍が肘掛けと輪郭を形づくる一点物で、2009年にクリスティーズで2,190万5,000ユーロを記録した。
レッド&ブルーチェア Red and Blue Chair
角材と板を直線・直角で組み、赤・青・黄・黒の原色で塗り分けたラウンジチェア。リートフェルトが1918年にデザインし、構造と色彩でデ・スティルの理念を示した。MoMAに所蔵される。
ランプ・グラ N°205 Lampe Gras N°205
基本形にねじも溶接も用いていない。部材どうしを差し込み、挟み込むことで組み立てる。接合部が少ないため壊れにくく、分解と修理も容易になる。二つの関節で、光源を机上の広い範囲へ運べる。シェードは丸型と円錐型の二種類が用意される。
ブリック・スクリーン Brick Screen
アイリーン・グレイが1922年から1925年頃にかけて制作した漆塗りの衝立。パリの住宅の壁を覆った漆のパネルを、自立して動かせる仕切りへと組み直したもので、煉瓦積みのように並ぶ板が金属の軸を中心に列ごとに回転する。ニューヨーク近代美術館とヴィクトリア・アンド・アルバート博物館が収蔵し、2011年からはクラシコンが権利者の許諾を得て限定生産している。
ラ・レリジューズ La Religieuse
1923年、ピエール・シャローがパリのダルザス邸のために設計。修道女の角頭巾に似たアルバトルのシェードと無垢材台座の対比が生む彫刻的照明。ポンピドゥー・センター収蔵。ガレリーMCDEがリエディションを制作。
バウハウス テーブルランプ WG24 Bauhaus Table Lamp WG24
1923–24年、バウハウス・ヴァイマール金属工房で生まれたテーブルランプ。円盤状のベース、円筒形の支柱、半球状のシェードという最小限の構成でつくられ、ニューヨーク近代美術館に収蔵されている。現行品はテクノルーメンによる公認復刻版。
B 9 ネストテーブル B 9 Nesting Tables
ブロイヤーがバウハウス・デッサウ校の食堂のために設計した入れ子式のサイドテーブル。クロムメッキの曲げ鋼管に矩形の天板を載せ、高さの異なる4点が互いの下に収まる。トーネット社が現在も生産を続けている。
ワシリーチェア(クラブチェアB3) Wassily Chair (Model B3)
1925年、23歳のブロイヤーが自転車から着想を得て考案した、スチールパイプ製の椅子。透明性と軽さを追求した骨格的な構造は、重厚な椅子の概念を一新し、モダンデザイン運動を牽引した。MoMAに収蔵されている。
LC20 カジエ・スタンダール LC20 Casiers Standard
1925年、ル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレがエスプリ・ヌーヴォー館のために設計したモジュラー収納。規格化されたユニットの組み合わせで多様な構成をつくる。現在はカッシーナが製造。
LC12 ラ・ロッシュ LC12 La Roche
1925年、ル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレがラ・ロッシュ邸のために設計したテーブル。細く絞った脚部と大きな天板の対比が特徴で、カッシーナがイ・マエストリコレクションとして生産する。
ルーニーラグ(ロクブリュンヌ ラグ) Roquebrune Rug
アイリーン・グレイが別荘E-1027の地に捧げた抽象ラグ。ダークグレーとネイビーの矩形が重なる構図は、モダニズム建築の幾何学と地中海の光を映す。ClassiConがネパールで手結び復刻する名作テキスタイル。
S 33 チェア S 33 Chair
後脚を持たない片持ち構造でデザイン史に大きな足跡を残したカンチレバーチェア。マルト・スタムとマルセル・ブロイヤーによる1920年代の名作は、トーネット社により今も製造され、20世紀を代表する椅子のひとつとして世界中で親しまれている。
E1027 アジャスタブルテーブル E1027 Adjustable Table
アイリーン・グレイが1927年にデザインした、20世紀を代表するサイドテーブル。クロームスチールとガラスの洗練されたフォルム、11段階の高さ調節機能を備え、機能性と造形美を両立。MoMA永久コレクション収蔵作品。
7 フォートゥイユ・トゥルナン 7 Fauteuil tournant
1927年、シャルロット・ペリアンが自身のアパルトマン用にデザインした回転式チェア。工業素材のフレームと円形のクッションを組み合わせたモダンデザインの古典で、現在はカッシーナが製造している。
MRチェア MR Chair
1927年、ミース・ファン・デル・ローエがヴァイセンホーフ展で発表したカンチレバーチェア。後脚を持たない片持ち構造と、流麗なスチールの曲線が特徴の、バウハウスを象徴する名作。
LC2 ソファ LC2 Sofa
1928年にル・コルビジェらがデザインしたLC2ソファは、クロームスチールフレームと独立クッションの革新的構造で知られる20世紀モダニズムの代表作。MoMA収蔵品としても名高く、カッシーナ社が独占製造する永遠のアイコン。
チェスカ・チェア(B32) Cesca Chair (B32)
1928年マルセル・ブロイヤーがデザインした革新的なカンチレバー構造の椅子。クロムメッキ鋼管と籐編みの組み合わせが生む軽やかな美しさと快適な座り心地。バウハウスの理念に沿った設計で、MoMAが「20世紀の最も重要な椅子10選」に選定した名作。
LC1 バスキュラントチェア LC1 Basculant Chair / 1 Fauteuil à Dossier Basculant
1928年にル・コルビュジエ、ジャンヌレ、ペリアンが創出した、可動式背もたれを持つ革新的ラウンジチェア。ミニマルな幾何学的形態と精緻な機能性が融合し、モダンデザインの規範として世界中で評価される名作。
LC4 シェーズロング LC4 Chaise Longue
1928年、ル・コルビュジエら3名が設計した「休養のための機械」。無段階調節可能な流線形フォルムと人間工学に基づく設計により、モダニズムの理念を形にした20世紀デザインの代表作。MoMA永久収蔵。
LC6テーブル LC6 Table
1928年、ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアンの三者が生み出した近代デザインの代表作。スチールパイプとガラスによる革新的構造美は、発表から一世紀を経てなお色褪せない普遍的価値を湛える。
カンデム テーブルランプ Kandem Table Lamp
1928年、バウハウスの金属工房で生まれた量産照明。マリアンネ・ブラントとヒン・ブレデンディエックの共同設計で、半球形シェードと二重の関節をもつ。バウハウスと産業界の協働から生まれた最初期の成功例として知られる。
LC3 グランコンフォール LC3 Grand Confort
1928年、ル・コルビュジエ、ジャンヌレ、ペリアンの三者が生み出したモダニズムの象徴的ソファ。スチールフレームの「クッションの籠」という革新的構造が、建築の論理を家具へと翻訳した名作。カッシーナが正規製造。
バルセロナチェア Barcelona Chair
1929年バルセロナ万博のために生まれた、モダニズムの極致。ミース・ファン・デル・ローエとリリー・ライヒが創造したX字型のステンレスフレームと贅沢な革張りは、「Less is more」の考え方を最も純粋な形で示します。今なお世界中で愛される20世紀デザインの頂点。
バルセロナオットマン Barcelona Ottoman
1929年にミース・ファン・デル・ローエがデザインしたバルセロナオットマン。古代ローマの威厳とモダニズムの簡潔さが融合したX字型フレームと、手工芸による16枚のレザーパネルが織りなす贅沢な座面が、時を超えた優雅さを備えています。
ブルノチェア Brno Chair
ミース・ファン・デル・ローエが1929-30年に設計した革新的なカンチレバーチェア。チェコのトゥーゲントハット邸のためにデザインされ、一本の連続したスチールフレームが描く流麗なフォルムは、20世紀モダンデザインの象徴として今なお愛され続けている。
バルセロナ デイベッド Barcelona Daybed
1930年、ミース・ファン・デル・ローエが設計した寝椅子。バルセロナチェアと造形言語を共有し、水平に伸びる端正なシルエットと72枚のレザーパネルによるボタンタフティングが特徴。現在はノール社が製造する。
キンツレ ウォールクロック Kienzle Wall Clock
1930年代、ハインリッヒ・メラーがキンツレ社のために設計した壁掛け時計。装飾を削ぎ落とした文字盤に、真鍮の針とインデックス、ドーム状のガラスを備える。ドイツ製。現在は復刻されておらず、ヴィンテージ市場でのみ入手できる。
シテ チェア Cité Chair
1930年、ナンシーの学生寮のためにジャン・プルーヴェがデザインした初期の名作ラウンジチェア。パウダーコーティングのスチールフレームとレザーベルトのアームレストが構造美と快適性を融合させた、プルーヴェの設計哲学を明快に示す一脚。
ベストライト BL1 テーブルランプ Bestlite BL1 Table Lamp
1930年の発表以来、生産が途切れていないテーブルランプ。円盤状のベース、支柱、アーム、半球のシェード。装飾はなく、部材はいずれも機能から形が決まっている。全高は510mmから840mmまで変わる。
ランプ・ド・ビューロー Lampe de Bureau
造形上の操作は板金の曲げだけ。台座も支柱もシェードも、切り出した鋼板を折ることで一体的に成り立つ。まぶしさを抑えるという要求に、シェードを追加するのではなく板の角度で応じている。寸法は幅240mm、奥行145mm、高さ225mm。
カイザー・イデル 6631 Luxus Kaiser Idell 6631 Luxus
バウハウスの金属工房で職長を務めたChristian Dellが1931年にデザインしたテーブルランプ。球体・円・円筒の幾何学形態を組み合わせ、世界特許のスイベルジョイントで光の向きを調整できる。現在はFritz Hansenが製造。
S44シェルフ S44 Shelf
マルセル・ブロイヤーが1932年にル・コルビュジエのメゾン・クラルテのためにデザインしたブックシェルフ。クロムメッキスチールパイプと4枚の可動式棚板が、バウハウスの機能美をそのまま形にしている。
モカエキスプレス Moka Express
1933年、アルフォンソ・ビアレッティが発明した直火式コーヒーメーカー。八角形のアルミニウムボディが特徴。累計3億台超を販売し、MoMAに収蔵される、メイド・イン・イタリーを象徴するプロダクトデザインの代表作。
ジグザグチェア Zig-Zag Chair
4枚の木板をZ字型に接合した脚のない椅子。リートフェルトが1934年にデザインし、形態と構造の統合を追求した。MoMAに所蔵される。
スタンダードチェア Standard Chair
ジャン・プルーヴェが1934年にデザインした20世紀の名作椅子。椅子の構造力学を明快に視覚化した三角形の後脚と細身の前脚が特徴的で、機能性と美しさを高度に統合した名作として世界中で愛され続けています。
トリックスAチェア Tolix A Chair
1934年デザインのフランス製インダストリアルチェア。亜鉛メッキ鋼板による耐久性と軽量性を兼ね備え、スタッキング可能な機能性でカフェから住宅まで幅広く愛用される。MoMA等の永久コレクションに収蔵される20世紀デザインの代表作。
ベント・プライウッド・アームチェア Bent Plywood Armchair
ジェラルド・サマーズが1934年にデザインした革新的なラウンジチェア。一枚の成形合板から金具を使わず一体成形された構造は、20世紀モダニズム家具の代表作として、ニューヨーク近代美術館・ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館・メトロポリタン美術館に収蔵される。
LC5 ソファベッド LC5 Sofa Bed
1934年、ル・コルビュジエがパリの自邸イムーブル・モリトールのために構想したソファ。背クッションを倒してデイベッドに変容する機能を備えた原型は、「住宅は住むための機械」という思想を最も私的なスケールで形にした一台である。
S 285 デスク S 285 Desk
1935年にマルセル・ブロイヤーがデザインしたバウハウスを代表するデスク。スチールパイプと木材の革新的な融合により、天板と収納が浮遊するような軽快な構造を実現。新即物主義に沿った、流行に左右されないデザイン。
ユトレヒトアームチェア Utrecht Armchair
1935年にヘリット・リートフェルトがデザインした新造形主義のラウンジチェア。直角で構成された幾何学的フォルムと、張りぐるみによる快適性を両立させた点で、リートフェルトの作品の中でも独特の位置を占める名作として評価されています。
アングルポイズ タイプ1227 Anglepoise Type 1227
1935年発表の革新的なデスクランプ。英国技術者ジョージ・カーワーダインが開発した独自のスプリング機構により、あらゆる角度で釣り合いを保持。タスクランプの原型として照明デザイン史に確固たる地位を築き、90年近く経た現在も世界中で愛され続ける英国デザインの象徴。
アイソコン ロングチェア Isokon Long Chair
バウハウス出身のブロイヤーが英国亡命時に生み出した成形合板の名作。体重を広い面積に分散させる人間工学的設計により、科学的なリラクゼーションを実現するモダニズムの象徴的ラウンジチェア。
ネストテーブル(アイソコン) Isokon Nesting Tables
ブロイヤーが渡英後の1936年にアイソコン社のために設計した入れ子式テーブル。厚さ11mmの樺合板1枚を切り出して両端を曲げ、脚と天板を継ぎ目なくつなぐ。当初は3点組、2022年の復刻以降は大小2点組で生産されている。
ランディ チェア Landi Chair
1938年、スイスのハンス・コレーが設計したオールアルミニウムの椅子。91個のパンチ穴を持つ三次元成形シェルを独立したベースに載せる構成は、イームズのシェルチェアへとつながった。MoMA収蔵。