デザイナーズ家具・インテリア カタログ Stories of Design Interior Catalog
Origin

西欧

5070 サラダセット

5070 サラダセット 5070 Salad Set

1978年、エットレ・ソットサスがアレッシィのために手がけた調味料セット。クリスタルガラスとステンレススチールが織りなす端正なフォルムは、半世紀近くを経た今日もなお「インダストリアル・スタンダード」として生産が続けられている。

フリスビー

フリスビー Frisbi

アッキーレ・カスティリオーニが1978年にFLOSのためにデザインしたペンダントライト。三本の極細ケーブルで宙に浮かぶ円盤型ディフューザーが直接光・反射光・拡散光を生み出す。MoMA(ニューヨーク近代美術館)のパーマネントコレクションに収蔵。

プルーストの肘掛け椅子

プルーストの肘掛け椅子 Poltrona di Proust

アレッサンドロ・メンディーニが1978年にスタジオ・アルキミアの活動として発表した椅子。18世紀様式を模した既製のアームチェアを選び、シニャックの点描画を投影して木部と張り地の区別なく多色の点で覆った。新しい形を作らず既存の物に装飾を重ねる「リ・デザイン」の作例で、現在はカッペリーニが手描きの木製版を、マジスが回転成形ポリエチレン版を生産している。

ディエシス

ディエシス Diesis

1979年発表、チッテリオとナヴァによる名作。精密な金属構造と柔らかなクッションが釣り合い、技術と造形を統合したモダンデザインの代表作。45年を経て今なお生産され続ける普遍的な価値を持つソファ。

スパゲッティ チェア

スパゲッティ チェア Spaghetti Chair

スチールパイプのフレームにPVCチューブを張り渡した、イタリアン・モダンデザインのアイコン。1979年発表、Alias社の最初の製品にして、同社製品として初めてMoMAに収蔵されたベロッティの代表作。

9090 エスプレッソコーヒーメーカー

9090 エスプレッソコーヒーメーカー 9090 Espresso Coffee Maker

1978年にリチャード・サッパーが設計したAlessi初のマキネッタ。レバーロック機構と円錐台形ボイラーが生む機能に根ざした造形で、1979年コンパッソ・ドーロを受賞しMoMA永久コレクションに収蔵された、直火式エスプレッソメーカーの名作。

シネルピカ

シネルピカ Sinerpica

ピンクの円筒形の台からまっすぐな青い棒が立ち、その周りを緑の管が巻き上がって、先端の黄色い筒に電球がむき出しで載る。ミケーレ・デ・ルッキが1979年に設計し、ミラノのスタジオ・アルキミアが製作したテーブルランプである。鉢植えのつる植物を幾何学的に表した構成をとり、どの部材も動かないため光の向きは変えられない。

ラミー・サファリ

ラミー・サファリ LAMY Safari

1980年発表のドイツ製万年筆。三角形グリップによる理想的な筆記姿勢の実現と、ABS樹脂の堅牢なボディが特徴。バウハウスの機能美に沿った設計で、世界で最も売れている万年筆として、デザインと実用性を両立させている。

タヴォロ・コン・ルオテ(車輪付きテーブル)

タヴォロ・コン・ルオテ(車輪付きテーブル) Tavolo con Ruote

ガエ・アウレンティが工場の台車から着想を得て1980年にデザイン。厚さ15mmのガラス天板と工業用キャスターのみで構成されるミニマルな一台。MoMAおよびポンピドゥー・センター国立近代美術館のコレクションに収蔵されている。

FSライン

FSライン FS-Line

1980年に発表されたオフィス用の椅子。細かな設定操作を求める当時の方式に対し、姿勢が変われば機構とシェルの両方が追従する構成をとった。名称は設計を担当したクラウス・フランクとヴェルナー・ザウアーの姓の頭文字による。

カールトン・ルームディバイダー

カールトン・ルームディバイダー Carlton Room Divider

1981年にエットレ・ソットサスがデザインした、メンフィス・グループの象徴的作品。鮮やかな色彩と幾何学的構造が融合した本棚兼ルームディバイダーで、ポストモダンデザインのアイコンとして、ニューヨーク近代美術館やメトロポリタン美術館に収蔵されています。

ビバリー

ビバリー Beverly

1981年にエットレ・ソットサスがデザインしたサイドボード。メンフィス・ミラノの象徴的作品であり、天然瘤杢とラミネートの対比、遊戯的な赤い電球が特徴。過去と現在のデザイン様式を視覚的に並置した「比喩的タイムマシン」。

カサブランカ

カサブランカ Casablanca

1981年、エットレ・ソットサスがメンフィス第一回コレクションで発表したサイドボード。トーテム状のシルエットと鮮烈な赤い棚板、スプニャートパターンが織りなす視覚的インパクトは、ポストモダンデザインを象徴する作品として、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館やブルックリン美術館に収蔵されている。

タヒチ ランプ

タヒチ ランプ Tahiti Lamp

各部が異なる色と素材で塗り分けられ、全体の統一より部分ごとの対比が優先される。反射板もシェードもなく、照明の目的が照度の確保から、室内に置く物としての存在へ移されている。名称のタヒチは南太平洋の島の名に由来する。

オセアニック ランプ

オセアニック ランプ Oceanic Lamp

ピンクの板から白と黒の縞のパイプが3本斜めに立ち、最も長い1本の先で黄色い箱が下に光を落とす。ミケーレ・デ・ルッキが1981年、メンフィスの最初のコレクションのために設計したテーブルランプである。支柱の傾きを台の長さで受け、明かりの落ちる位置を台の前へずらす構成をとる。

アランダ・テーブル

アランダ・テーブル Alanda Table

パオロ・ピーヴァによる1982年の代表作。反転したピラミッド構造のジオデシック・フレームが特徴的なローテーブル。建築的要素をミニチュア化した1980年代ポストモダンデザインを代表する一台として、今なお新鮮な存在感を放つ。

ファースト・チェア

ファースト・チェア First Chair

幾何学的な円盤と球体を組み合わせた彫刻的な造形。ターコイズブルーの調節可能な背もたれと黒い球体のアームレストが特徴的な、メンフィスグループを代表する1983年の作品。大量生産された唯一のメンフィス・オリジナルデザイン。

ボダム シャンボール フレンチプレス

ボダム シャンボール フレンチプレス Bodum Chambord French Press

フランスのシャトー・ド・シャンボールに由来する名をもつフレンチプレス。1958年のメリオールを原型とするデザインで、金属フレームとホウケイ酸ガラスからなり、ペーパーフィルターを使わずにコーヒーを抽出する。

ティー&コーヒー ピアッツァ

ティー&コーヒー ピアッツァ Tea & Coffee Piazza

アルド・ロッシが1983年にアレッシィのために手がけた銀製ティー&コーヒーセット。ガラスのヴィトリーヌに収められた器物群は、イタリアの広場に立つ建築群を想起させ、都市の記憶と日用品を重ね合わせたポストモダンの代表作である。

コステスチェア

コステスチェア Costes Chair

1984年にフィリップ・スタルクがパリのカフェ・コステスのためにデザインした三本脚のチェア。湾曲したマホガニー合板シェルとブラックスチールの脚部が特徴で、ポストモダンデザインを代表する作品として知られる。

ラ・コニカ

ラ・コニカ La Conica

アルド・ロッシがアレッシィのために設計した直火式エスプレッソメーカー。二段の円筒に円錐の蓋を載せ、頂部に球を置く構成は、卓上に立つ塔として読める。銀のティーセットの企画から始まり、1984年の生産開始以来、ステンレスと銅による量産品として作られ続けている。

ヤ・ヤ・ホー

ヤ・ヤ・ホー Ya Ya Ho

インゴ・マウラーとそのチームが1984年に発表した低電圧の照明システム。部屋に平行に張った2本の金属ワイヤーに12ボルトの電流を流し、その線上に光源を掛ける。ワイヤーが給電と支持を兼ねるため、光源の位置と数は使い手が決められる。ニューヨーク近代美術館が収蔵している。

9093 ケトル

9093 ケトル 9093 Kettle

1985年発表のポストモダニズムの象徴的ケトル。マイケル・グレイブスがデザインした鳥の笛付きケトルは、Alessiの歴史上最も成功した製品として200万個以上を販売。機能と美学と遊び心を融合させた20世紀デザインのアイコン。

トニエッタ

トニエッタ Tonietta

エンツォ・マーリによる1985年の代表作チェア。アルミニウム合金の軽量フレームに革張りの座面を組み合わせた本質的なデザインで、1987年コンパッソ・ドーロ賞を受賞。椅子の原型を現代技術で再解釈した一脚。

シンキング・マンズ・チェア

シンキング・マンズ・チェア Thinking Man's Chair

ジャスパー・モリソンが1980年代半ばに設計した肘掛け椅子。座面と背もたれは幅の狭い帯を間隔をあけて並べ、板や張り地で覆わない。身体を受ける部分は平たい帯、荷重を伝える枠は管という使い分けをとるため、どの部材が何を担うかが外から読み取れる。着想は修理のため座布団を外した古い椅子にある。

ノモス テーブル

ノモス テーブル Nomos Table

1981年、フォスターの事務所が新しいスタジオで使う机を既製品に見つけられず、自分たちで設計したことから始まったテーブルである。中央のパイプと左右の支持腕、斜めに張り出す4本の脚が天板を受け、骨格を共通にしたまま1人用の机から大型の会議卓までを賄う。テクノが1986年に製品化し、現在も生産している。

ヴィクトリアン・レイリング・チェア

ヴィクトリアン・レイリング・チェア Victorian Railings Chair

トム・ディクソンが1986年に制作した肘掛け椅子。19世紀の装飾鉄柵を背に、マンホールの蓋を座面に用いる。図面からではなく、集まった廃材の形と寸法から椅子の姿が決まっている。

シティ

シティ Sity

人はソファの上で座るだけでなく、横になり、眠り、食事をする。その観察から、座面が部屋へ張り出す「半島」や単独で置く「島」を含む20を超える要素を用意し、組み合わせを使い手に委ねたソファシステム。

フェルトリ・チェア

フェルトリ・チェア Feltri Chair

イタリアの前衛デザイナー、ガエターノ・ペッシェが1987年に発表した革新的なラウンジチェア。フェルトを構造材として使用し、王座を現代的に解釈した包容力のあるデザイン。カッシーナ社の特許技術により製造される、ポストモダンの代表作。

ET66 電卓

ET66 電卓 ET66 Calculator

ディーター・ラムスとディートリッヒ・ルブスが1987年に手がけた電卓。凸型の丸いボタンと黄色のイコールキーが特徴で、後のAppleのiOS電卓アプリのデザインと類似していることでも知られる。

AB1 アラームクロック

AB1 アラームクロック AB1 Alarm Clock

1987年発表のBraun AB1は、ディーター・ラムスの「より少なく、しかしより良く」という理念を反映した目覚まし時計。簡潔な四角いフォルムに必要な機能をまとめ、AppleのiOS時計アプリの文字盤デザインにも引用された、ミニマルデザインを代表する一作です。

トロメオ デスクランプ

トロメオ デスクランプ Tolomeo Desk Lamp

1987年誕生のアルテミデを代表するタスクランプ。ミケーレ・デ・ルッキとジャンカルロ・ファッシーナによる革新的バランスアーム機構と洗練されたアルミニウムデザインが特徴。コンパッソ・ドーロ賞受賞の現代デザインアイコン。

S チェア

S チェア S Chair

トム・ディクソンが1987年にデザインしたS字型の彫刻的なラウンジチェア。スチールフレームにラッシュを編み込んだオリジナル版から、レザー、ウール、リサイクルナイロンまで、多様な素材で再解釈され続ける現代デザインの代表作。MoMA、V&A永久コレクション収蔵。

ナニ・マルキナ ラグ

ナニ・マルキナ ラグ Nani Marquina Rugs

1987年バルセロナ創業。インド・パキスタン・ネパールの手織り技法と現代デザインを結びつけたラグブランド。ブルレック兄弟やハイメ・アジョンなど外部デザイナーとの協働を軸に、床材を空間の色と質感を規定する面として設計する。

ゴーストチェア

ゴーストチェア Ghost Chair

12mm厚の一枚ガラスから生まれた「存在しない椅子」。1987年、チニ・ボエリがフィアム社と共に挑んだ不可能への挑戦は、MoMA永久収蔵、コンパッソ・ドーロ受賞という栄誉に輝くイタリアン・デザインのアイコンとなった。

トロメオ メガ

トロメオ メガ Tolomeo Mega

1987年にデ・ルッキとファッシーナがデザインしたトロメオの大型モデル。パーチメントやファブリックの大型シェードが柔らかな拡散光を生み出し、タスクとアンビエントの二つの光を一台で実現するアルテミデの名作照明。

トロメオ ミクロ

トロメオ ミクロ Tolomeo Micro

アームをばねとテンションケーブルで釣り合わせる機構により、片手で位置を変え、離した位置でそのまま保持できる。台座付きのほか、クランプ式、天板に差し込むインセットピボット式が用意される。関節と調整ノブは研磨したダイキャストアルミニウム。

プロジェッティ

プロジェッティ Progetti

1987年に発表された肘掛け椅子。肘は古い杖の握り手を写した形で、密度が高く摩耗に強い南米産のパウフェロでつくられる。ブナの無垢材で組んだ枠に、密度を変えたポリウレタンフォームと繊維の詰め物を合わせ、布や革の張り地はカバーごと取り外せる。

ライト・ライト・チェア

ライト・ライト・チェア Light Light Chair

航空機やレース用の複合材を、住まいの椅子に使えるか。アルベルト・メダとアリアスが1987年に始めた研究から生まれたのが、重量およそ1キログラムのライト・ライト・チェアである。細く削り込んだ脚と薄い座面は、繊維の向きを力の流れに合わせることで成り立っている。50脚を作った時点で生産は止まり、住宅ではなく美術館に収まった。

タラクサカム88

タラクサカム88 Taraxacum 88

1988年、アキッレ・カスティリオーニがフロス社のために設計したペンダントライト。アルミニウムの正三角形20枚で正二十面体を組み、60灯のクリア電球を球面に並べる。原型となる1960年版はMoMA収蔵。

ラ・クーポラ

ラ・クーポラ La Cupola Espresso Maker

1988年発表。プリツカー賞建築家アルド・ロッシがアレッシィのために手がけた直火式エスプレッソメーカー。イタリアの聖堂ドームを想起させる優美な造形で、建築と日用品デザインの統合を追求した一品。累計販売100万台超。

ジョイ 712 回転ブックケース

ジョイ 712 回転ブックケース Joy 712 Rotating Bookcase

カスティリオーニが1989年にザノッタのために設計した回転式ブックケース。逆L字の棚板が支柱の関節を軸に独立して回り、本棚にも間仕切りにもなる。5段と7段の2種類がある。

ジューシーサリフ(アレッシィ)

ジューシーサリフ(アレッシィ) Juicy Salif (Alessi)

フィリップ・スタルクが1990年にデザインした革新的レモンスクイーザー。三本脚の彫刻的フォルムは実用品の枠を超え、ニューヨーク近代美術館やメトロポリタン美術館に収蔵される作品として評価される。「会話を生み出すデザイン」という考え方に沿った20世紀デザインの代表作。

ベッド

ベッド Bed

1991年、ジャスパー・モリソンがカッペリーニのためにデザインした「Bed」。ベッドという家具の本質を追求し、装飾を退けた原型的フォルムは、のちの「スーパーノーマル」思想を先取りする名作として、30年以上にわたり生産が続く。

ファットチェア

ファットチェア Fat Chair

細いスチールの骨組みに、ラッシュを編んだ面を組み合わせたアームチェア。ロンドンの工房で注文に応じてつくられていた設計を、カッペリーニが量産向けに作り替えた。同じ設計者のSチェアでは手で編まれるラッシュが、この機種では機械で編まれている。

ルチェリーノ

ルチェリーノ Lucellino

インゴ・マウラーが1992年に発表した照明。電球に手作業のガチョウ羽根の翼を付けただけの構成で、光そのものが飛び立とうとしているように見える。ウォールタイプはMoMA収蔵。

ブックワーム

ブックワーム Bookworm

ロン・アラッドによる革新的ウォールシェルフ。1994年カルテル社より発表。柔軟なPVC素材が描く有機的な曲線は、使用者の創造性によって無限の形状を生み出す。デザイナー・オブ・ザ・イヤー受賞作品。ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館に収蔵される現代デザインの代表作。

アンナ G. コルクスクリュー

アンナ G. コルクスクリュー Anna G. Corkscrew

イタリアのデザイナー、メンディーニが1994年に発表した、笑顔のバレリーナを模した愛らしいコルクスクリュー。実在のデザイナー友人をモデルとした擬人化デザインは瞬く間に世界的ヒット作となり、現代プロダクトデザインを代表する一品として複数の美術館に収蔵されている。

パルメニデ チーズグレーター

パルメニデ チーズグレーター Parmenide Cheese Grater

1994年発表のアレッシィ製チーズグレーター。アレハンドロ・ルイスによるデザインは、グレーターと保存容器を一体化した革新的構造でMoMA永久コレクションに収蔵。古代哲学者の名を冠したイタリアンデザインの代表作。

フロッグチェア

フロッグチェア Frog Chair

低く構えた姿勢が蛙を連想させることから名付けられたラウンジチェア。1995年の発表当初は「低すぎる、広すぎる」と評されたプロポーションが、現代的なリラクゼーションの新たな基準となり、30年を経た今もなお支持され続けている。