概要
AB1アラームクロックは、1987年にディートリッヒ・ルブスがディーター・ラムスのもとでBraun AGのために設計したアナログ目覚まし時計である。約64mm四方の筐体に、時刻表示とアラームの機能を収める。
据え置きにも携行にも使える寸法で、発売から長年にわたり生産が続いている。
デザインの特徴
白い文字盤に、黒い時針・分針と黄色い秒針を組み合わせる。3本の針が同色であれば重なったときに区別できないが、秒針だけ色を変えれば常に判別できる。書体にはサンセリフのアクツィデンツ・グロテスクを用いる。
側面にはリブ状の加工がある。平滑な面では手が滑るが、凹凸があれば暗所で手探りでも掴める。針には蓄光塗料を用いる。アラームは音量が徐々に上がる方式で、一定の音量で鳴らす場合より覚醒までの過程が緩やかになる。電源は乾電池による。
評価と影響
数字を残す構成では、リキクロックやフィレンツェ クロックも同じ方向にある。文字盤から数字を除くペタル クロックや、線に置き換えるテンポ ウォールクロックとは、時刻を読み取る手がかりの与え方が異なる。数字が直接現れるダトール5は、針を持たない構成にあたる。
AB1から派生したBC02を題材に、複数の協働による限定仕様が発表されている。文字盤の構成を保ったまま配色だけを変える形をとる。AB1の美術館収蔵は、公開情報の範囲では確認できていない。
ディートリッヒ・ルブスの設計思想や経歴について詳しくはディートリッヒ・ルブスプロフィールページをご覧ください。
ブラウンの歴史や他の製品について詳しくはブラウンブランドページをご覧ください。
基本情報
| デザイナー | ディートリッヒ・ルブス(デザイン監修:ディーター・ラムス) |
|---|---|
| ブランド | Braun AG |
| 発表年 | 1987年 |
| 製品コード | 4746 / AB1 |
| サイズ | 約64mm四方(モデル・年代により多少異なる) |
| 素材 | プラスチック、アクリル |
| 機構 | クォーツムーブメント |
| 電源 | 乾電池 |
| 主な機能 | アナログ時刻表示、クレッシェンドアラーム、スヌーズ、ライト機能、蓄光針、黄色い秒針 |
| 生産国 | ドイツ |