バイオグラフィー
1938年8月2日、ドイツ・ベルリン生まれ。東ベルリンで少年時代を過ごし、1953年、15歳のときに西ドイツへ移住する。ケルンの造船会社ハンザ・シュタール・ウント・シッフバウ(Hansa-Stahl und Schiffbau)に入社し、船舶建造の現場で技術図面の検査からインテリアデザインまで、ものづくりの多岐にわたる側面を実地で学んだ。この造船所での経験は、後の精密な構造設計と機能美への深い理解の礎となった。
造船会社の倒産後、ルブスはデザイン誌『Form』やデュッセルドルフのショールームでブラウン社の製品に触れ、その簡潔かつ機能的な造形に強く惹かれる。1962年、ディーター・ラムスとの面接を経てブラウン社に入社し、ラムスが率いるデザインチームの一員となった。入社当初はアプライアンス・タイポグラフィ部門に配属され、製品グラフィックにおけるアクチデンツ・グロテスク(Akzidenz-Grotesk)書体の統一的使用を推進するなど、ブラウン製品の視覚的統一性の確立に大きく貢献した。
以降約40年にわたりブラウン社に在籍し、ラムスの右腕としてデザイン部門の中核を担う。1995年にはデザイン部門の副部長に就任。時計、電卓、クロックラジオ、血圧計など、ブラウンを代表する数々の製品デザインを手がけた。2001年にブラウン社を退社した後も、日本のメーカー「Düller」のためにアルミニウム製筆記具シリーズを、ドイツ・プフォルツハイムの時計メーカー「Laco」のために腕時計「Absolute」コレクションをデザインするなど、精力的な創作活動を続けている。2017年以降はブラウンとの再協業を果たし、自身の代表作であるAW 10腕時計のリイシューおよび進化版「AW 10 EVO」のデザインを手がけている。
デザインの思想とアプローチ
ディートリッヒ・ルブスのデザイン哲学は、ディーター・ラムスの「Less, but better(より少なく、しかしより良く)」という理念と深く共鳴しながらも、独自の視座を持つものである。ルブス自身がDezeenのインタビューで語ったところによれば、「ブラウンの哲学とは、不必要な装飾的ディテール(bling-bling)を削ぎ落とすことであった」という。この姿勢は、時計からオーディオシステム、キッチン用品に至るまで、すべてのブラウン製品に一貫して適用された。
ルブスのデザインアプローチの核心には、厳格な幾何学と色彩の抑制がある。「私は強い幾何学性と、還元された機能的デザインを好む」と本人が述べるように、時計や電卓の文字盤には一貫してアクチデンツ・グロテスク書体のみを使用し、色彩はブラックとホワイト、そしてわずかなメタルに限定するという禁欲的な美学を貫いた。こうした姿勢は、単なるスタイルの選好にとどまらず、製品の可読性と操作性を最大限に高めるための合理的判断でもあった。
同時にルブスは、新技術の積極的な導入にも注力した。電波時計DB 10では独自設計のLCDフォントを開発し、目覚まし時計AB 30やトラベルクロックには赤外線や音声制御といった先端技術を統合するなど、デザインの革新と技術的進歩を不可分のものとして追求した。ブラウン社の技術者とデザイナーの間には非常に緊密な協力関係があり、ルブスはその恩恵を最大限に活かしてきた。
手描きによるデザインプロセスを重視する姿勢も特筆に値する。2019年のWallpaper誌の取材に際しルブスは、コンピュータの利便性を認めつつも、「デザイナーは非常に強い個性を持たなければ、コンピュータに誘惑されて安易なデザインに陥る」と警鐘を鳴らしている。80歳を超えてなお、手描きから始まるデザイン文化への信頼を手放さない姿勢に、彼のデザインに対する深い信念が表れている。
作品の特徴
ルブスの作品群を貫く最大の特徴は、時間の表示と計測という人間の根源的な営みに対する、極限まで洗練された造形的回答である。ブラウンの時計プログラムにおいて、ルブスは文字盤のグラフィックデザインから構造設計に至るまで一貫して関与し、「時を読む」という行為をこれ以上ないほどに明快で美しいものに昇華させた。
電卓においては、ET 55(1980年)からET 66(1987年)へと至る進化のなかで、比例と使いやすさを極限まで追求した。矩形の筐体に並ぶ凸型の円形ボタン、黄色のイコールキーによる視覚的ハイライト、保護用スライドカバーの統合——それらすべてが「必要なもの以外を排除する」というブラウンの信条を体現している。
クロックデザインにおいては、1971年のフリップクロックから1975年の「functional」デジタル時計に至るまで、電子技術の進化をいち早くフォルムに反映させた。「functional」では、二つの薄いコンポーネントを交差させるという構造的革新により、時計を現代彫刻のように仕立て上げた。壁掛け時計ABW 41(1981年)では世界最薄を実現し、ABW 35(1988年)では透明な文字盤によって時計を壁の背景に溶け込ませるという実験的アプローチを見せた。
腕時計AW 10(1989年)は、卓上時計で培った視覚言語を手首のスケールへと凝縮した傑作であり、8mmという極薄プロファイルとクリスプな文字盤デザインにより、以降の腕時計デザインの規範を打ち立てた。ブラウン独自のアラーム音の開発もルブスの功績として知られている。
主な代表作とエピソード
functional デジタルクロック(1975年)
電子部品の小型化という技術革新を契機に、ルブスが全く新しいフォルムとして提示したデジタル卓上時計である。金属製筐体の二つの薄い面を直交させるという構造は、技術的制約を造形的可能性へと転換する好例であった。背面の水平部分に回路基板と操作ボタンを、前面の垂直部分にガス放電ディスプレイを配し、表示面を後方に傾斜させることで可読性を高めた。ブラウンロゴさえも表示面の美しさを損なわぬよう背面に移すという徹底した自制が光る。ブラック、そしてDM 24のバリエーションで展開され、最も魅力的なブラウンのデジタル時計の一つとして、現在もコレクターズアイテムとしての価値を保っている。
ET 55 / ET 66 電卓(1980年 / 1987年)
ディーター・ラムスとの共同デザインによるブラウン電卓の到達点。ET 55(1980年)はブラウン初の電卓ET 22(1975年)から続く系譜を洗練させた作品であり、ニューヨーク近代美術館(MoMA)およびスミソニアン・クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館の永久コレクションに収蔵されている。ET 66(1987年)はその決定版ともいえる存在で、矩形の黒いABS樹脂筐体に配された凸型円形ボタン、機能別のカラーコーディング、特に目を引く黄色のイコールキーという構成は、「Less, but better」の哲学を体現するものとして広く認知されている。アップルのジョナサン・アイヴが初代iPhoneの電卓アプリのデザインに直接的な影響を受けたことでも知られ、ルブス自身もこの事実を歓迎している。ET 66は1987年にブッセ・ロングライフ・デザイン・アワードを受賞。現在も復刻版(BNE001)が販売されている。
ABR 21 クロックラジオ(1978年/1979年)
ラムスとの共作による、時計とラジオを統合した端正なプロダクト。1950年代のアルトゥール・ブラウンとフリッツ・アイヒラーによるSK 1ラジオへのオマージュを感じさせるドットグリッドのスピーカー面と、対称性のある全体構成が特徴である。ルブス本人がインタビューで「最初期のお気に入りの製品」と語った作品でもある。
ABW 41 壁掛け時計(1981年)
発売当時、世界最薄の壁掛け時計として知られた作品。ブラッククロム仕上げの金属製筐体とパースペックスガラスの採用により、極限の薄さと洗練された佇まいを実現した。後継モデルではプラスチック筐体に移行したが、ABW 41の金属とガラスによる質感は特別な存在感を放つ。現在もブラウンのBC06壁掛け時計の原型として、そのデザインDNAが継承されている。
AB 1 目覚まし時計(1987年)
アナログ目覚まし時計の極北ともいうべきミニマリスティックなデザイン。正方形の文字盤に、ルブスが生涯を通じて追求した「透明性のある時間表示」を凝縮した。後続モデルのAB 5では正方形を廃し、背面に水平のシリンダーを加えることで、さらなるフォルムの実験を行っている。
AW 10 腕時計(1989年)
ブラウン初のアナログ腕時計として、ルブスとラムスの共同設計により誕生。壁掛け時計ABW 41と目覚まし時計AB 1で培った視覚言語を手首のスケールに凝縮した。厚さわずか8mm、クラウンをケースのできるだけ低い位置に配置することで実現した極薄プロファイルが特徴的である。角張ったラグは当時の一体型ブレスレットウォッチへのオマージュであった。わずかな生産数ながら、腕時計デザインの規範を打ち立て、無数のフォロワーを生んだ。2018年にオリジナルの33.35mmサイズで復刻され、2019年にはルブス自身のデザインによる39mmの「AW 10 EVO」が発表された。ルブスにとって約20年ぶりの新作腕時計デザインとなった。
DB 10 電波時計(1991年)
ルブス本人が「お気に入りの一つ」と語る、ブラウン初の電波時計。電卓のようなフリップダウン式のドアを備え、時刻とアラームの設定が可能。LCDディスプレイとそのフォントはルブスによる独自設計であり、当時としてはハイテク製品の最先端に位置するものであった。無線による自動時刻合わせという新技術を搭載しつつ、ブラウンのデザイン言語を損なわない端正な佇まいを保った点に、技術とデザインの統合に対するルブスの信念が表れている。
DW 30 デジタル腕時計(1978年)
ラムスとの共作による、ブラウン初のデジタル腕時計。当時のデジタル腕時計の多くが大型でボタンを押さなければ表示が見えない仕様であったのに対し、DW 30は常時表示のLCDを採用し、コンパクトな筐体に収めた画期的な製品であった。1978年から1981年までに約8,500本のみが製造され(うちブラックケースは200本)、現在では1,000ドル前後のコレクターズプライスがつく希少品となっている。2010年代にBN0076として復刻された。
功績・業績
ディートリッヒ・ルブスの功績は、約40年にわたるブラウン社でのキャリアを通じて、プロダクトデザインの歴史に深い足跡を残したことにある。特に時計と電卓の分野において、ルブスはディーター・ラムスと共に20世紀後半を代表するデザインの数々を生み出した。
ルブスがデザインに関与した製品は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、スミソニアン・クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)など、世界有数のデザインミュージアムの永久コレクションに収蔵されている。2009年にはロンドンのデザイン・ミュージアムにおける回顧展「Less and More」にもブラウンの時計作品が出展された。
受賞歴としては、1987年にET 66電卓でブッセ・ロングライフ・デザイン・アワードを、2014年にはLaco Absolute Quarz腕時計でiFプロダクトデザイン・アワードを受賞している。また、在職中には多数の特許取得にも関与しており、血圧計の装着装置や液晶ディスプレイの技術など、デザインのみならず技術的発明にも貢献した。
ブラウン社退社後も創作への情熱は衰えることなく、日本のDüller社のためにアルミニウム製筆記具シリーズを、Laco社のためにAbsoluteウォッチコレクションをデザインし、いずれもドイツ的機能主義の精髄を示す製品として高い評価を受けている。
評価・後世に与えた影響
ディートリッヒ・ルブスの仕事は、長らくディーター・ラムスという巨大な存在の陰に隠れがちであったが、近年、その独自の貢献に対する再評価が進んでいる。ブラウンの時計プログラムと電卓シリーズの実質的な設計者として、ルブスが果たした役割は極めて大きい。
ルブスのデザインが後世に与えた最も顕著な影響は、アップルのジョナサン・アイヴによるプロダクトデザインへの波及である。iPhoneの電卓アプリがBraun ET 66に直接インスピレーションを受けていることは広く知られており、ルブス本人もこの事実について「彼ら(アップル)は1960年から1980年にかけてデザインされた製品を使いたいと言った。ルーツに立ち返ること、それが重要なのだ」と好意的に語っている。
ルブスの仕事に対する本人の姿勢は、きわめて謙虚なものである。自らの貢献についての認知度の低さを問われた際にも、「これらの製品は共同でデザインされたものであり、切り離すことはできない」と答えている。この協調的な精神は、ラムスのもとで培われたブラウン・デザイン部門の文化そのものを体現するものであり、個人の名声よりも製品そのものの完成度を優先するという、デザイナーとしての高い倫理観を示している。
80歳を超えてなおデザインの第一線に立ち続けるルブスの姿勢は、時代を超えたデザインの力を証明している。AW 10 EVOのデザインに際し「手描きから始まる」というプロセスを堅持する姿には、デジタルツールの利便性に安易に依存しないデザイナーとしての矜持が窺える。ルブスの作品と哲学は、プロダクトデザインにおける「Less, but better」の精神がいかに普遍的な価値を持つかを、静かに、しかし力強く物語っている。
| 年月 | 区分 | 作品名 | ブランド |
|---|---|---|---|
| 1971年 | 時計 | フリップクロック(DN シリーズ) | Braun |
| 1975年 | 時計 | functional デジタルクロック(DM 18 / DM 24) | Braun |
| 1975年 | 時計 | Phase 3 アナログ目覚まし時計(4921) | Braun |
| 1975年 | 電卓 | ET 22 電卓(Dieter Ramsとの共作) | Braun |
| 1975年 | 時計 | AB 20 / AB 20 tb トラベルクロック(Dieter Ramsとの共作) | Braun |
| 1975年 | 時計 | DN 40 デジタルクロック(Dieter Ramsとの共作) | Braun |
| 1976年 | 時計 | DN 50 visotronic デジタルクロック | Braun |
| 1978年 | 時計 | AB 21 / AB 22 アナログ目覚まし時計(Dieter Ramsとの共作) | Braun |
| 1978年 | 腕時計 | DW 30 デジタル腕時計(Dieter Ramsとの共作) | Braun |
| 1978年 | 時計 | AB 30 目覚まし時計 | Braun |
| 1979年 | クロックラジオ | ABR 21 クロックラジオ(Dieter Ramsとの共作) | Braun |
| 1979年 | 壁掛け時計 | ABW 21 / ABW 22 domo quartz 壁掛け時計 | Braun |
| 1980年 | 電卓 | ET 55 電卓(Dieter Ramsとの共作) | Braun |
| 1980年 | 時計 | DN 30 デジタル目覚まし時計 | Braun |
| 1981年 | 壁掛け時計 | ABW 41 domodisque 壁掛け時計 | Braun |
| 1982年 | 壁掛け時計 | 4861 壁掛け時計 | Braun |
| 1982年 | 壁掛け時計 | ABK 30 壁掛け時計 | Braun |
| 1983年 | 電卓 | ET 55(改良版)電卓(Dieter Ramsとの共作) | Braun |
| 1983年 | 時計 | DN 30s デジタル目覚まし時計(4808) | Braun |
| 1985年 | 時計 | AB 312 VSL トラベルクロック | Braun |
| 1987年 | 時計 | AB 1 目覚まし時計 | Braun |
| 1987年 | 電卓 | ET 66 電卓(Dieter Ramsとの共作) | Braun |
| 1987年 | 時計 | AB 35 rs reflex control 目覚まし時計 | Braun |
| 1987年 | 壁掛け時計 | 4861 壁掛け時計(透明カバー付き改良版) | Braun |
| 1988年 | 壁掛け時計 | ABW 35 透明壁掛け時計 | Braun |
| 1989年 | 腕時計 | AW 10 アナログ腕時計(Dieter Ramsとの共作) | Braun |
| 1990年頃 | 腕時計 | AW 20 アナログ腕時計 | Braun |
| 1991年 | 時計 | DB 10 電波目覚まし時計 | Braun |
| 1991年 | 腕時計 | AW 50 アナログ腕時計 | Braun |
| 1990年代 | 壁掛け時計 | ABK 20 壁掛け時計 | Braun |
| 1990年代 | 医療機器 | 血圧計(複数モデル) | Braun |
| 2009年頃 | 筆記具 | Dietrich Pens(ローラーボール、万年筆、シャープペンシル) | Düller / IDEA |
| 2013年頃 | 腕時計 | Absolute コレクション(Quarz / Automatik) | Laco |
| 2017年頃 | 腕時計 | BN0031 アナログ腕時計(AW 10復刻監修) | Braun |
| 2019年 | 腕時計 | AW 10 EVO アナログ腕時計 | Braun |
Reference
- Dietrich Lubs – Wikipedia (German)
- https://de.wikipedia.org/wiki/Dietrich_Lubs
- Dietrich Lubs | People | Collection of Cooper Hewitt, Smithsonian Design Museum
- https://collection.cooperhewitt.org/people/18044835/
- Braun philosophy is about "reducing the bling-bling" says designer Dietrich Lubs – Dezeen
- https://www.dezeen.com/2017/09/18/braun-philosophy-about-reducing-bling-bling-watch-clock-designer-dietrich-lubs-interview/
- Time honoured: Braun designer Dietrich Lubs resurrects the classic AW 10 watch – Wallpaper*
- https://www.wallpaper.com/watches-and-jewellery/braun-designer-dietrich-lubs-ressurects-classic-aw-10-watch
- Dietrich Lubs profile – Designer at Braun – Only Once Shop
- https://onlyonceshop.com/designers-all/dietrich-lubs
- A History of Braun Design, Part 2: Timepieces – Core77
- https://www.core77.com/posts/24660/a-history-of-braun-design-part-2-timepieces-24660
- Dieter Rams, Dietrich Lubs. Calculator (model ET 55). 1980 – MoMA
- https://www.moma.org/collection/works/3697
- ET66 Calculator | Dietrich Lubs – V&A Explore The Collections
- https://collections.vam.ac.uk/item/O1360553/et66-calculator-et66-calculator-dieter-rams/
- Braun Clock by Dieter Rams & Dietrich Lubs – The Article Magazine
- https://www.the-article-magazine.com/journal/braun-clock-by-dieter-rams-and-dietrich-lubs
- Braun BC02 Travel Clock – Archive of Objects
- https://archiveofobjects.net/en/objects/braun-bc02/
- Braun design – Table Clocks – designundtext.com
- https://www.designundtext.com/en/2.1.51_braun-design-table-clocks-english-bdd.php
- Braun design – Wall Clocks by D. Lubs – designundtext.com
- https://www.designundtext.com/en/2.1.53_braun-design-wall-clocks-lubs-pbdd.php
- iF Design – LACO ABSOLUTE QUARZ
- https://ifdesign.com/en/winner-ranking/project/laco-absolute-quarz/124609
- Dietrich Lubs x Düller Pens – Iain Claridge
- https://www.iainclaridge.co.uk/blog/2168
- Braun's Iconic LCD Watch Reborn – Cool Hunting
- https://coolhunting.com/style/brauns-lcd-watch-reborn/
- Catalogue of Braun Collectible products – Only Once Shop
- https://onlyonceshop.com/blog/catalogue-of-braun-collectible-products