概要
フロッグチェアは、ピエロ・リッソーニが1995年にリビング・ディバニのために設計したラウンジチェアである。管状スチールのフレームに、編み込みまたはパッド入りの座面を組み合わせる。一般的なラウンジチェアより座面が低く、幅が広い。
座面の構成
座面と背もたれには、紐やストラップを編み込む仕様と、ポリウレタンフォームを芯にした張り仕様がある。編み込みは荷重で撓むため身体の形に沿うが、面としては連続しない。張り仕様では面が連続する代わりに、たわみの量はフォームの密度で決まる。フレームは管状スチールで、クロームめっきまたはアルミニウム色を含む塗装から選べる。
幅80×奥行90×高さ72cm。奥行が幅を上回るため、脚を伸ばす余地が生まれる。座面が低ければ膝が座面より高い位置に来て、背を倒しても身体が前へ滑りにくい。
展開
フロッグチェアは、1人掛けのアームチェアを中心に、3人掛け、シェーズロング、オットマン、そして屋外仕様まで展開する。編み込みの有無や仕上げの組み合わせによって、住宅から屋外空間まで幅広く対応できる汎用性を備えている。
2025年には、フレームをアルミニウム製として断面を太くした仕様が発表された。断面が太ければ同じ形でも輪郭の線が強く出る。
評価と影響
同じリッソーニによるエクストラウォール ソファやロッドビーンソファは部材を組み合わせるモジュラー構成をとる。フロッグチェアは一脚として完結し、寸法の比率で座り方を決めている。座面を低くする扱いはトーゴとも共通する。
4館の公開データでは、フロッグチェアの収蔵は確認できていない。
ピエロ・リッソーニの設計思想や経歴について詳しくはピエロ・リッソーニプロフィールページをご覧ください。
リビングディバーニの歴史や他の製品について詳しくはリビングディバーニブランドページをご覧ください。
基本情報
| デザイナー | ピエロ・リッソーニ(Piero Lissoni) |
|---|---|
| ブランド | Living Divani(リビングディバーニ) |
| デザイン年 | 1995年 |
| 分類 | ラウンジチェア |
| 寸法 | 幅80×奥行90×高さ72cm(座面高 約36cm) |
| 素材 | 管状スチールフレーム(クロームメッキまたはエポキシ塗装)、革紐・コットン・PVCストラップの編み込み、または革・ファブリック張りのパッド入り |
| 生産国 | イタリア |
| バリエーション | 1人掛け、3人掛け、シェーズロング、オットマン、屋外仕様 |