デザイナーズ家具・インテリア カタログ Stories of Design Interior Catalog
Origin

西欧

ペブルコーヒーテーブル

ペブルコーヒーテーブル Pebble Coffee Table

1956年発表。英国の名匠エルコラーニによる有機的フォルムのテーブル。小石のような滑らかな曲線とイングリッシュエルムの木目が美しく調和し、戦後英国モダンデザインの象徴として今なお愛され続けている。

D.357.1 ブックケース

D.357.1 ブックケース D.357.1 Bookcase

ジオ・ポンティが1956〜1957年にミラノの自邸ヴィア・デッツァのために設計した壁面書棚。エルム突板の自然な木目と手塗りホワイトの対比が美しい。Molteni&Cがオリジナル図面をもとに復刻した、ジオ・ポンティ・コレクションの一品。

ソラーリ 表示板

ソラーリ 表示板 Split-Flap Display

駅と空港の待合で、行先と発車時刻を伝えてきた大型の表示板。文字を刷った札を回して一字ずつ組み替える仕組みは、遠くから大勢に読ませるという条件と、掲示を離れた場所から書き替えたいという鉄道側の求めから生まれた。

スーペルレッジェーラ 699

スーペルレッジェーラ 699 Superleggera 699

わずか1.7kgの超軽量ボディに卓越した堅牢性を宿す、ジオ・ポンティの代表作。トライアングル断面の脚部が生み出す洗練されたフォルムは、伝統と新技術の調和を示すモダニズムの代表作である。

セラ

セラ Sella

1957年、カスティリオーニ兄弟が電話用スツールとしてデザインした象徴的な作品。本物の自転車サドルとピンク色のスチールカラムを組み合わせた革新的なフォルムが特徴。レディメイドの考え方に基づくイタリアンデザインの名作。

メッツァドロ

メッツァドロ Mezzadro

カスティリオーニ兄弟による1957年の革新作。トラクターシートを用いたレディメイド手法を代表するスツール。既成概念を覆すデザインはニューヨーク近代美術館やシカゴ美術館に収蔵され、イタリアンデザインの象徴的存在として現代も愛され続けている。

エンツォ・マーリ 16アニマリ

エンツォ・マーリ 16アニマリ Enzo Mari 16 Animali

1957年エンツォ・マーリがダネーゼ社のためにデザインした木製パズル。一枚の板から16種の動物を切り出す革新的構造で、コンパッソ・ドーロ賞を受賞。20世紀イタリアンデザインの代表作。

ユンハンス マックス・ビル ウォールクロック

ユンハンス マックス・ビル ウォールクロック Junghans Max Bill Wall Clock

バウハウス出身のマックス・ビルが1957年にユンハンスのためにデザインした壁掛け時計。装飾を排除し機能美を追求したミニマルなデザインは、MoMAに収蔵されるモダンデザインの代表作として今なお世界中で使われている。

サターン

サターン Saturne / Saturn

セルジュ・ムーユが1957年に発表した照明。土星の輪を思わせる半円弧のシェードと、真鍮のボールジョイントによる自在な角度調整が特徴。フォルム・ノワールシリーズに連なる、ミッドセンチュリー照明の代表作のひとつ。

T3 ポケットラジオ

T3 ポケットラジオ T3 Pocket Radio (Transistor 3)

ディーター・ラムスが1958年にデザインしたBraunの最初のポケット型トランジスタラジオ。白い筐体に円形チューナーのみを配した禁欲的デザインは、後のiPodにも影響を与えた。MoMA収蔵の歴史的名作。

ユンハンス マックス・ビル テーブルクロック

ユンハンス マックス・ビル テーブルクロック Junghans Max Bill Table Clock

バウハウス出身のマックス・ビルが1957年にデザインした置時計の代表作。凸型ガラスと極限まで削ぎ落とされた文字盤が、時を刻むという本質を美しく表現。MoMA収蔵の20世紀デザインアイコン。

モデル2097

モデル2097 Model 2097

1958年、ジーノ・サルファッティがヴェネツィアのシャンデリアを現代的に再解釈して生み出した名作照明。スチールと真鍮の放射状アーム、自由に垂れ下がる配線が織りなす彫刻的な美しさは、半世紀以上にわたり世界中の空間を魅了し続けている。

リザルト・チェア

リザルト・チェア Result Chair

フリソ・クラーマーとヴィム・リートフェルトが1958年に設計した椅子。打ち抜いた鋼板をU字形に折り曲げた脚が、成形合板の座と背を支える。1960年代から70年代のオランダの学校で大量に使われ、2017年からHAYがアーレンドの許諾を受けて生産している。

TP1 ポータブルラジオ&レコードプレーヤー

TP1 ポータブルラジオ&レコードプレーヤー TP1 Portable Radio & Record Player

1959年、ディーター・ラムスがブラウン社のために設計した革新的なポータブル型オーディオ機器。トランジスタラジオとレコードプレーヤーを一体化し、機能主義デザインの代表作として、ニューヨーク近代美術館に収蔵されている(収蔵番号136.1963.a-c)。

D.859.1 デスク

D.859.1 デスク D.859.1 Desk

ジオ・ポンティが1959年にニューヨークのタイム&ライフ・ビルのオーディトリアムのために設計した大型テーブル。全長3.6メートルを超えながら、台形に絞られた脚部と先細りの天板が量塊を軽く見せる。モルテーニ&Cのヘリテージ・コレクションとして復刻された。

モノ-A カトラリー

モノ-A カトラリー Mono-A Cutlery

1959年発売、ペーター・ラーケによるフラットウェア。装飾を排した造形は発表当時は受け入れられなかったが、1973年に連邦優良デザイン賞を受賞し、現在も生産が続く。

モデル238/1

モデル238/1 Model 238/1

月の光に魅せられたジーノ・サルファッティが1959年に生み出したウォールランプ。オパリンガラスの球体をスチールリングが優美に抱擁する詩的な佇まいは、半世紀を超えて空間に静謐な輝きをもたらし続けている。

ブラウン LE1 スピーカー

ブラウン LE1 スピーカー Braun LE1 Speaker

1959年にディーター・ラムスがデザインしたドイツ初の静電型スピーカー。MoMA収蔵の名作が2019年にワイヤレススマートスピーカーとして復活。ミニマリズムを追求したブラウン・オーディオのフラッグシップ。

ブラウン H 1 ファンヒーター

ブラウン H 1 ファンヒーター Braun H1 Heater-Ventilator

ラムスが1959年にブラウンのために設計したファンヒーター。ドイツ語ではHeizlüfterと呼ばれた。幅267mmの扁平な樹脂ケースに送風機と発熱体を収め、暖房器具から装飾を取り除いている。ニューヨーク近代美術館収蔵。

カリマテ チェア

カリマテ チェア Carimate Chair

ミラノ北方のカリマテ・ゴルフクラブのために設計された椅子。クラブハウスの建築を手がけたマジストレッティが、その一部として構想した。最も知られる赤は、クラブハウスの柱の色に呼応させたもの。近代的な造形と手仕事の素材を同居させるという判断がある。

オッキ

オッキ Occhi

トビア・スカルパが1959年頃にヴェニーニのために設計したガラスの花器。名称はイタリア語で目を意味する。着色したガラスの棒を並べて融着させ、これを吹いて器の形にする。棒のあいだに閉じ込められた空気が光を屈折させ、区画ごとに濃い点として見える。工程で生じる副産物を取り除かずに意匠として扱っている。

ガット テーブルランプ

ガット テーブルランプ Gatto Table Lamp

1960年カスティリオーニ兄弟デザインの名作照明。革新的なコクーン技術により和紙のような質感を実現し、猫が丸まる姿を思わせる有機的フォルムから柔らかな拡散光を放つ。Flos創設の契機となった歴史的作品。

606ユニバーサルシェルビングシステム

606ユニバーサルシェルビングシステム 606 Universal Shelving System

1960年にディーター・ラムスがデザインしたモジュラーシェルフシステム。アルミニウム製Eトラックに棚板やキャビネットを工具不要で組み合わせ、生活の変化に応じて構成を変えられる。65年以上にわたり基本設計を変えずに製造が続く収納の定番。

オレンジスライスチェア

オレンジスライスチェア Orange Slice Chair

1960年にピエール・ポーランがデザインした彫刻的なラウンジチェア。オレンジのスライスを思わせる2つの同一シェルが特徴で、見る角度により異なる表情を見せます。優美な曲線と快適な座り心地を両立させた息の長い名作です。

ヴィスコンテア

ヴィスコンテア Viscontea

1960年、カスティリオーニ兄弟がFlosのために設計したコクーンランプ。軍用の保護樹脂を照明に転用し、輪郭のぼやけた柔らかな光を得た。MoMA収蔵(373.1963)。

ブラウン HL 1 デスクファン

ブラウン HL 1 デスクファン Braun HL1 Desk Fan

ヴァイスがブラウンで最初に手がけた卓上扇風機。羽根を丸いガードで囲う従来の形式に代えて、円筒形の本体に横流ファンを収めた。幅140mmと小さく、壁掛けにも対応する。ニューヨーク近代美術館ほかに収蔵されている。

TMM フロアランプ

TMM フロアランプ TMM Floor Lamp

ミゲル・ミラが1961年に設計したフロアランプ。十字の台に角材の支柱を立て、筒状の傘を支柱に沿って上下させる。配線を支柱の内部へ通さず側面に沿わせるため、角材のまま細く保てる。傘は機構を持たず摩擦だけで位置を保ち、高さを変えることが手元灯と間接光の切り替えになる。1962年にADI FADの批評家賞を受けた。

TMC フロアランプ

TMC フロアランプ TMC Floor Lamp

ミゲル・ミラが1961年に設計したフロアランプ。ミラが仲間と設立したトラモの初期の製品にあたる。金属の支柱に筒状の傘を通し、手で上下させて高さを決める。木の支柱によるTMMと比べ同じ断面でより大きな荷重に耐えるため、支柱を細く保てる。電線は支柱の内部を通さず外に沿わせる。

Arcoフロアランプ

Arcoフロアランプ Arco Floor Lamp

街灯から着想を得た革新的デザイン。カララ大理石のベースから優美に伸びるステンレスアーチが、天井工事不要でダイニング空間に理想的な光を届ける。1962年の発表以来、イタリアンモダンの象徴として使われ続ける名作。

タッチア

タッチア Taccia

本体内部の光源からの光をガラスのディフューザーとアルミリフレクターで反射し、眩しさを抑えた間接光として広げるテーブルランプ。ディフューザーの角度で光の向きを調整できる。

620 チェア・プログラム

620 チェア・プログラム 620 Chair Programme

ディーター・ラムスが1962年にデザインしたモジュール式ラウンジチェア。椅子をソファに拡張でき、背もたれや脚部を自由に組み替え可能。ミニマルな美学と優れた座り心地を両立し、ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館に収蔵される20世紀家具デザインの代表作。

トイオ

トイオ Toio

1962年、カスティリオーニ兄弟がFlosのために設計したフロアランプ。自動車のヘッドライトを光源に転用し、釣り竿のガイドリングや船舶用クリートを組み合わせた。MoMA永久収蔵品として知られるイタリアンデザインの代表作。

セスタ

セスタ Cesta

ミゲル・ミラが1962年に設計した照明。名称はスペイン語で籠を意味する。乳白色のガラス球を桜材の骨組みが間隔をあけて囲うため、閉じた傘とは異なり光が全方位へ抜ける。骨組みが交わる位置から持ち手が立ち上がり、構造の一部が把手を兼ねる。木の部材は蒸気を当てて曲げる。

サマ・レンジ

サマ・レンジ Summa Range

壁一面の収納を、特注の造作ではなく規格化した箱の組み合わせでつくる。テレンス・コンランが1960年代初頭に送り出したこの家具は、組み立てを買い手に任せることで、輸送と価格の制約を外そうとした。その狙いに売り場が追いつかなかったことが、ハビタットという店を生んでいる。

USMハラー モジュールファニチャー

USMハラー モジュールファニチャー USM Haller Modular Furniture

建築家フリッツ・ハラーとパウル・シェアラーが1963年に開発したモジュール式家具システム。クロームメッキの真鍮製ボールコネクターによる構造で、自由な組み合わせと再構成を実現する。2001年にMoMA(ニューヨーク近代美術館)の永久コレクションに収蔵された。

USM Hallerテーブル/デスク

USM Hallerテーブル/デスク USM Haller Table/Desk

建築家フリッツ・ハラーによるモジュラーデスクシステム。1963年デザイン、MoMA永久コレクション収蔵。クロームメッキのスチールフレームと適応可能な構造が、半世紀を超えて愛される機能美を実現している。

マッシュルームチェア

マッシュルームチェア Mushroom Chair

ピエール・ポーランが1963年にデザインした彫刻的なラウンジチェア。水着から着想を得たシームレスなストレッチファブリックと有機的フォルムが革新的。MoMA永久コレクション収蔵。スペースエイジの造形を示す20世紀デザインの代表作。

エルダチェア

エルダチェア Elda Chair

1963年にジョエ・コロンボがデザインした未来的なラウンジチェア。ファイバーグラス製の包み込むようなシェルと7つのレザークッションが特徴。船舶製造技術から着想を得た革新的構造により、スペースエイジデザインの代表作として今なお高い評価を得ている。

フォルモーザ 万年カレンダー

フォルモーザ 万年カレンダー Formosa Perpetual Calendar

1963年、エンツォ・マリがデザインしたダネーゼの壁掛け式万年カレンダー。手動でカードを差し替えるアナログな機構と大胆なタイポグラフィが融合した、MoMA永久収蔵のイタリアン・デザインの代表作。

ポリプロピレンチェア

ポリプロピレンチェア Polypropylene Chair

家具に使われていなかったポリプロピレンを椅子に用いた最初の量産品として、1963年に発売された。高価なファイバーグラスに代わる素材を探していたロビン・デイは、シェルの縁を外側へ巻き込んで剛性を確保し、脚部との接合を座裏に隠すことで、一つの型から大量に取れる形にまとめた。

アディフォルム

アディフォルム Addiform

ソファと2脚のアームチェア、コーヒーテーブルを向かい合わせに置く。1960年代のドイツの居間ではそれが標準だった。アディフォルムは、この固定された一式に代えて、要素を足しながら住み手が配置を決められるようにしたプログラムである。アームチェアは単独でも、並べてベンチとしても、直角に振ってコーナーとしても使え、あいだにテーブル要素を挟んで列を閉じることもできる。ソファは引き出して寝る場所になる。

ジン シェーズロング

ジン シェーズロング Djinn Chaise Longue

オリヴィエ・ムルグがエアボーンのために設計した「ジン」シリーズの寝椅子。鋼管の骨組みにウレタンフォームを重ね、全体をファスナーで着脱できるジャージーのカバーで覆う。骨組みを外に見せず、背から脚先まで一続きの起伏として現れる。1968年の映画『2001年宇宙の旅』の室内に用いられ、広く知られるようになった。MoMA、V&A、メトロポリタン美術館、ポンピドゥー・センターが収蔵している。

エクリッセ テーブルランプ

エクリッセ テーブルランプ Eclisse Table Lamp

「レ・ミゼラブル」のランタンから着想を得た、日食のような詩的な光の演出が可能なテーブルランプ。回転する内側のシェードで光の強度を無段階調整でき、直接光から間接光まで自在に変化。1967年コンパッソ・ドーロ賞受賞のイタリアデザインの象徴。

ピピストレロ

ピピストレロ Pipistrello

ガエ・アウレンティが1965年にデザインした象徴的なテーブルランプ。コウモリの翼を思わせるメタクリレート製シェードと伸縮式シャフトを特徴とし、1967年にマルティネッリ・ルーチェ社が製品化。MoMA永久コレクション収蔵作品。

チフラ3

チフラ3 Cifra 3

ジーノ・ヴァッレがソラリのために設計したフリップ式卓上時計。発着案内板のローラー式フラップ機構を卓上に移し、時刻が変わるたびにフラップが翻る。ニューヨーク近代美術館収蔵。2015年より復刻生産。

ジン・テーブル

ジン・テーブル Djinn Table

1965年発表。オリヴィエ・ムルグによるジン・シリーズのスツール兼ローテーブル。鋼管とウレタンフォームの本体を、ファスナーで着脱できるウールのジャージーで包む。イスラムの伝承に登場する精霊の名を冠したシリーズは、映画『2001年宇宙の旅』で広く知られた。現在は製造されておらず、ヴィンテージ市場で取引される。

フィレンツェ クロック

フィレンツェ クロック Firenze Clock

カスティリオーニ兄弟が1965年にデザインした壁掛け時計。フィレンツェの展覧会「La casa abitata」で発表後、1996年にアレッシィが製品化。伝統的なローマ数字とミニマルな造形が時を超えて愛される名作。

ラミー 2000 万年筆

ラミー 2000 万年筆 LAMY 2000 Fountain Pen

1966年発表のバウハウスデザインを代表する万年筆。ゲルト・A・ミュラーによる機能美を極めたミニマルデザインは、マクロロン樹脂とステンレスの融合により、流行に左右されない造形を実現。14金ペン先とピストン吸入機構を備えた、筆記具デザインの代表作。

クロノタイム

クロノタイム Cronotime

ピオ・マンヅーが1966年にデザインしたイタリア初のトランジスタ時計。3つの可動部分が生み出す有機的なフォルムと、スペースエイジデザインの美学が融合。MoMA収蔵品としても認められた、Alessiを代表する名作置き時計。

リボンチェア

リボンチェア Ribbon Chair

リボンのように流れる有機的曲線が特徴的な、ピエール・ポーラン1966年の代表作。スチールフレームとストレッチファブリックの革新的な組み合わせにより、彫刻的な美しさと卓越した快適性を実現した、アルティフォート社の記念碑的ラウンジチェア。