西欧
606ユニバーサルシェルビングシステム 606 Universal Shelving System
1960年にディーター・ラムスがデザインしたモジュラーシェルフシステム。アルミニウム製Eトラックに棚板やキャビネットを工具不要で組み合わせ、生活の変化に応じて構成を変えられる。65年以上にわたり基本設計を変えずに製造が続く収納の定番。
マッシュルームチェア Mushroom Chair
ピエール・ポーランが1963年にデザインした彫刻的なラウンジチェア。水着から着想を得たシームレスなストレッチファブリックと有機的フォルムが革新的。MoMA永久コレクション収蔵。スペースエイジ美学を体現する20世紀デザインの傑作。
オレンジスライスチェア Orange Slice Chair
1960年にピエール・ポーランがデザインした彫刻的なラウンジチェア。オレンジのスライスを思わせる2つの同一シェルが特徴で、見る角度により異なる表情を見せます。優美な曲線と快適な座り心地を両立させた息の長い名作です。
ヴィスコンテア Viscontea
1960年、カスティリオーニ兄弟がFlosのために設計したコクーンランプ。軍用の保護樹脂を照明に転用し、輪郭のぼやけた柔らかな光を得た。MoMA収蔵(373.1963)。
Braun H1/HL1 ベンチレーター Braun H1/HL1 Ventilator
1961年、ラインホルト・ヴァイスがBraun社のためにデザインした卓上扇風機。「より少なく、しかしより良く」の哲学を体現し、MoMAに収蔵される機能主義デザインの傑作として、現代プロダクトデザインに多大な影響を与え続けている。
Arcoフロアランプ Arco Floor Lamp
街灯から着想を得た革新的デザイン。カララ大理石のベースから優美に伸びるステンレスアーチが、天井工事不要でダイニング空間に理想的な光を届ける。1962年の発表以来、イタリアンモダンの象徴として君臨し続ける不朽の名作。
タッチア Taccia
本体内部の光源からの光をガラスのディフューザーとアルミリフレクターで反射し、眩しさを抑えた間接光として広げるテーブルランプ。ディフューザーの角度で光の向きを調整できる。
620 チェア・プログラム 620 Chair Programme
ディーター・ラムスが1962年にデザインしたモジュール式ラウンジチェア。椅子をソファに拡張でき、背もたれや脚部を自由に組み替え可能。ミニマルな美学と優れた座り心地を両立し、世界の主要美術館に収蔵される20世紀家具デザインの傑作。
トイオ Toio
1962年、カスティリオーニ兄弟がFlosのために設計したフロアランプ。自動車のヘッドライトを光源に転用し、釣り竿のガイドリングや船舶用クリートを組み合わせた。MoMA永久収蔵品として知られるイタリアンデザインの傑作。
USMハラー モジュールファニチャー USM Haller Modular Furniture
建築家フリッツ・ハラーとパウル・シェアラーが1963年に開発したモジュール式家具システム。クロームメッキの真鍮製ボールコネクターによる構造で、自由な組み合わせと再構成を実現する。2001年にMoMA(ニューヨーク近代美術館)の永久コレクションに収蔵された。
USM Hallerテーブル/デスク USM Haller Table/Desk
建築家フリッツ・ハラーによるモジュラーデスクシステム。1963年デザイン、MoMA永久コレクション収蔵。クロームメッキのスチールフレームと適応可能な構造が、半世紀を超えて愛される機能美を実現している。
エルダチェア Elda Chair
1963年にジョエ・コロンボがデザインした未来的なラウンジチェア。ファイバーグラス製の包み込むようなシェルと7つのレザークッションが特徴。船舶製造技術から着想を得た革新的構造により、スペースエイジデザインの金字塔として今なお高い評価を得ている。
フォルモーザ 万年カレンダー Formosa Perpetual Calendar
1963年、エンツォ・マリがデザインしたダネーゼの壁掛け式万年カレンダー。手動でカードを差し替えるアナログな機構と大胆なタイポグラフィが融合した、MoMA永久収蔵のイタリアン・デザインの傑作。
エクリッセ テーブルランプ Eclisse Table Lamp
「レ・ミゼラブル」のランタンから着想を得た、日食のような詩的な光の演出が可能なテーブルランプ。回転する内側のシェードで光の強度を無段階調整でき、直接光から間接光まで自在に変化。1967年コンパッソ・ドーロ賞受賞のイタリアデザインの象徴。
ピピストレロ Pipistrello
ガエ・アウレンティが1965年にデザインした象徴的なテーブルランプ。コウモリの翼を思わせるメタクリレート製シェードと伸縮式シャフトを特徴とし、1967年にマルティネッリ・ルーチェ社が製品化。MoMA永久コレクション収蔵作品。
チフラ3 Cifra 3
ジーノ・ヴァッレがソラリのために設計したフリップ式卓上時計。発着案内板のローラー式フラップ機構を卓上に移し、時刻が変わるたびにフラップが翻る。ニューヨーク近代美術館収蔵。2015年より復刻生産。
ジン・テーブル Djinn Table
1965年発表。オリヴィエ・ムルグによるジンシリーズのスツール兼ローテーブル。イスラムの伝承に登場する精霊の名を冠した流動的なフォルムは、映画『2001年宇宙の旅』で広く知られた。1976年に生産を終え、現在はヴィンテージ市場で取引される。
フィレンツェ クロック Firenze Clock
カスティリオーニ兄弟が1965年にデザインした壁掛け時計。フィレンツェの展覧会「La casa abitata」で発表後、1996年にアレッシィが製品化。伝統的なローマ数字とミニマルな造形が時を超えて愛される名作。
ラミー 2000 万年筆 LAMY 2000 Fountain Pen
1966年発表のバウハウスデザインの傑作万年筆。ゲルト・A・ミュラーによる機能美を極めたミニマルデザインは、マクロロン樹脂とステンレスの革新的融合で時代を超越。14金ペン先とピストン吸入機構を備えた、筆記具デザインの金字塔。
クロノタイム Cronotime
ピオ・マンヅーが1966年にデザインしたイタリア初のトランジスタ時計。3つの可動部分が生み出す有機的なフォルムと、スペースエイジデザインの美学が融合。MoMA収蔵品としても認められた、Alessiを代表する名作置き時計。
リボンチェア Ribbon Chair
リボンのように流れる有機的曲線が特徴的な、ピエール・ポーラン1966年の代表作。スチールフレームとストレッチファブリックの革新的な組み合わせにより、彫刻的な美しさと卓越した快適性を実現した、アルティフォート社の記念碑的ラウンジチェア。
コロナード Coronado
1966年、アフラ&トビア・スカルパがB&B Italiaのために設計した「コロナード」。鉄骨フレームと低温発泡ポリウレタンを融合し、伝統と近代を架橋する端正なフォルムで、半世紀以上にわたり生産が続くイタリアンモダンの原点。
スヌーピー テーブルランプ Snoopy Table Lamp
カスティリオーニ兄弟が1967年にデザインした、遊び心溢れる名作照明。カラーラ大理石のベースと光沢のあるメタルシェードが絶妙なバランスを保ち、まるでスヌーピーの横顔のような愛らしいシルエットが空間に温かみと個性をもたらす。
コンポニビリ Componibili
1967年にアンナ・カステッリ・フェリエーリが設計したKartellのモジュラー収納。円筒形のミニマルなフォルムと舌状溝による積み重ね構造が特徴で、ABS樹脂の一体成形による収納として半世紀以上にわたり生産が続く。
ネッソ Nesso
1965年設計、1967年生産開始。ジャンカルロ・マッティオーリとチッタ・ヌオーヴァ建築家グループがアルテミデのために設計したテーブルランプ。電球を傘の内側に隠し、半透明の樹脂越しに光を拡散させる。MoMA収蔵。
プリアチェア Plia Chair
1967年にジャンカルロ・ピレッティがデザインした折りたたみチェアの傑作。独自の三枚ディスクヒンジ機構により厚さ約5cmに折りたたみ可能。透明な座面とクロームフレームの美しい造形はMoMA永久収蔵品にも選定されている。
タンチェア (F577) Tongue Chair (F577)
1967年、ピエール・ポーランがアーティフォートのために設計した彫刻的ラウンジチェア。脚を持たない大胆なフォルムとストレッチファブリックの革新的製法で、スペースエイジ・デザインの象徴となった。MoMA永久収蔵。
レ・ザルク チェア Les Arcs Chair
シャルロット・ペリアンが1960年代後半、アルプスのスキーリゾート「レ・ザルク」のために選定した椅子。管状クロームスチールとコニャックレザーの組み合わせが美しい。スタッキング可能な機能性とモダニズムの美学を体現した傑作。
セレーネチェア Selene Chair
ヴィコ・マジストレッティが1968年に発表したスタッキングチェア。3mm厚のガラス繊維強化樹脂を一体成形し、独創的なS字断面の脚部により優美なシルエットと強度を両立。MoMA収蔵品として20世紀イタリアンデザインを代表する名作に数えられる。
ABCD ソファ ABCD Sofa
ピエール・ポランが1968年にアーティフォートのために設計したモジュラーソファ。卵パックの有機的起伏に着想を得た波状フォルムを持ち、1960年代後半のスペースエイジ期を代表するソファとして半世紀を超えて評価されている。
ウーテンシロ Uten.Silo
1969年に誕生したウォールオーガナイザー。ドロテ・ベッカーによる遊び心あるデザインは、さまざまな形状のコンパートメントとフックで日用品を整理できる。現在はVitraが製造し、再生プラスチックを用いたリサイクル仕様(RE)も展開している。
Up 5 & 6(Donna / ドンナ) Up 5 & 6 (Donna)
1969年にガエターノ・ペッシェがデザインした象徴的なラウンジチェア。女性の身体を模した豊満なフォルムと鎖で繋がれた球状のオットマンにより、女性の社会的抑圧への批判を表現。革新的な真空パッケージング技術と社会的メッセージを統合した、工業デザイン史における記念碑的作品。
ソリアナ Soriana
1969年発表のソリアナは、アフラ&トビア・スカルパがカッシーナ社のために設計したソファ。内部構造を持たずクロームスチールのクランプで形状を保つ独創的な構造により、1970年コンパッソ・ドーロ賞を受賞した。
チューブチェア Tube Chair
ジョエ・コロンボが1969年に発表した脱構築的なチェア。4本のポリプロピレン製チューブを自在に組み替え、シェーズロングにもカナペにも変化する。MoMA、メトロポリタン美術館の永久コレクションに収蔵されるイタリアンデザインの名作。
ボビーワゴン Boby Trolley
ジョエ・コロンボが1970年にデザインした可動式の収納ユニット。回転式トレイと縦型のモジュラー構造により、デスクやキッチン、アトリエなど多様な空間で使える。MoMA永久コレクション収蔵、1971年SMAU賞受賞。
ウルトラフラゴラ Ultrafragola Mirror
エットレ・ソットサスが1970年にデザインした革新的なミラー兼ライトオブジェ。波打つ女性の髪を想起させる流麗な曲線美と、ピンク色に光るネオンライトが幻想的な空間を演出する。ポストモダンデザインを象徴する不朽の名作。
カマレオンダ Camaleonda
マリオ・ベリーニが1970年にデザインしたB&B Italiaの伝説的モジュラーソファ。カメレオンのように変幻自在な構成が可能。1972年MoMA展で成功を収め、永久コレクションに収蔵。2020年にサステナブル仕様で復刻。
オプティック クロック Optic Clock
イタリアの鬼才ジョー・コロンボが1970年にデザインした目覚まし時計。カメラのファインダーを彷彿とさせる遮光フードと幾何学的な立方体フォルムが特徴。MoMAなど世界の主要美術館に収蔵される、宇宙時代を象徴するプロダクトデザインの傑作。
パレンテシ Parentesi
天井から床まで張ったスチールケーブルに沿って照明ヘッドが自由に上下する照明。湾曲したチューブとケーブルの摩擦で任意の高さに固定でき、ねじを使わずに位置を保持する。1979年コンパッソ・ドーロ賞受賞。
パンプキンチェア Pumpkin Chair
1971年、ポンピドゥー大統領のエリゼ宮殿のためにピエール・ポランがデザイン。カボチャを思わせる豊かな曲線と包容力のある座り心地を併せ持つ、フランスデザイン史に輝くリーン・ロゼの名作ラウンジチェア。
エロス ダイニングテーブル Eros Dining Table
イタリアの巨匠アンジェロ・マンジャロッティが1971年に設計したエロス ダイニングテーブル。接着剤もボルトも用いず、重力だけで天板と脚部を結合させる革新的構造が、大理石の彫刻的な美しさを極限まで引き出した名作テーブルです。
ティツィオ Tizio
1972年、リチャード・サッパーがArtemideのためにデザインした革命的デスクランプ。配線を完全に排除し、カウンターウェイトによる自在な可動性を実現。コンパッソ・ドーロ賞受賞、MoMA永久コレクションに選定された現代照明デザインの金字塔。
KF 20 アロマスター KF 20 Aromaster
KF 20 Aromasterは、1972年にフロリアン・ザイフェルトがデザインしBraunが製造したドリップ式コーヒーメーカー。ディーター・ラムス率いるBraunデザインの精神を体現し、円筒形の純白ボディと機能美を極めたミニマリズムで、工業デザイン史に残る名作として世界中の美術館に収蔵されている。
ル・バンボーレ Le Bambole
972年、マリオ・ベリーニがB&Bイタリアのためにデザインしたシーティングコレクション。巨大なクッションのような有機的フォルムが支持構造の存在を消去し、ソファの概念を一新。1979年コンパッソ・ドーロ受賞、MoMA永久収蔵の名作。
ピエール・シャポー S34チェア Pierre Chapo S34 Chair
1973年にピエール・シャポーによってデザインされたS34チェアは、収束する四本の脚と七の字型の背もたれが特徴的なダイニングチェア。非対称ながら完璧にバランスが取れたフォルムは、建築的精密性と素朴な美学を融合させたシャポーの理念を体現している。
トーゴ Togo
1973年にミシェル・デュカロワがデザインした、リーン・ロゼを象徴するソファ。木や金属のフレームを用いないオールフォーム構造と有機的なフォルムが特徴で、発売から50年を超えて世界中で使われ続けている。
マラルンガ Maralunga
1973年にヴィコ・マジストレッティがデザインしたイタリアンデザインの名作ソファ。自転車チェーンを応用した可動式背もたれ機構を世界で初めて搭載。1979年コンパッソ・ドーロ受賞、MoMA永久収蔵作品。カッシーナのベストセラーとして半世紀以上生産が続く。
セディア 1(アウトプロゲッタツィオーネ) Sedia 1 (Autoprogettazione)
イタリアの巨匠エンツォ・マーリが1974年に発表したDIYチェアの代表作。パイン材と釘のみで構成されるシンプルな構造ながら、人間工学的快適性と構造美を実現。デザインの民主化を目指した教育的プロジェクトAutoprogettazioneの象徴的作品として、現代のメイカームーブメントにも影響を与え続けている。
パシャ ラウンジチェア Pacha Lounge Chair
ピエール・ポーランによる1975年のデザイン。雲のような有機的フォルムと脚を排したローレベル構造が特徴。戦後の禁欲的デザインから脱却し、快適性と彫刻性を融合させた1970年代モダニズムの象徴的作品。
アトーロ Atollo
円柱、円錐、半球という純粋な幾何学形態を組み合わせたアトーロは、1977年にヴィコ・マジストレッティがデザインした名作テーブルランプ。1979年コンパッソ・ドーロ賞受賞。時代を超えた普遍的な美しさを持つイタリアンデザインのアイコン。