西欧
スイス国鉄公式時計 Official Swiss Railways Clock (Mondaine)
バウハウスの機能美を極めたスイス国鉄の象徴的時計。数字なき文字盤に黒のインデックスと赤い秒針が映える究極のミニマルデザイン。58秒で一周する独特の動きは、スイスの精密性と定時運行への誇りを体現している。
レアレ テーブル Reale Table
1946年、カルロ・モッリーノが航空機の翼の構造に着想を得てデザインした彫刻的なテーブル。オーク材の精緻なフレームとガラス天板が構造そのものを見せる、ザノッタが復刻生産するイタリアデザインの名作。
ウルス・ポレール アームチェア Ours Polaire Armchair
1947年、ジャン・ロワイエールが母親のパリのアパルトマンのために手がけたラウンジチェア。北極熊の毛皮を思わせる柔らかな曲線と最上級の手仕事が、深い座り心地と彫刻的な存在感を生んでいる。
ポーラーベアソファ Polar Bear Sofa (Ours Polaire)
ジャン・ロワイエールによる1947年の名作。ホッキョクグマを思わせる有機的フォルムと上質なベルベット張りが特徴。オークションで75万ドル超の価値を持つ、20世紀デザイン史に輝く伝説的ソファ。
ビューロー・プレジダンス Bureau Présidence
ジャン・プルーヴェが1948年に設計した重役用デスク。ブリュッセルの郵便振替局長のために作られた一台が始まりで、のちに建築家や経営者の机として知られた。個人の執務机であると同時に、数名の会議卓としても使える寸法を持つ。製作台数はおよそ30台と推定される。
カヴール デスク Cavour Desk
カルロ・モリーノが1949年にデザインした構造美の傑作。スキーステーション建築の研究から生まれた有機的な木製フレームと、透明なガラス天板が織りなす非対称のバランスは、建築工学とデザインの完璧な融合を示している。
アラベスコ・テーブル Arabesco Table
イタリアの建築家カルロ・モリーノが1949年にデザイン。シュルレアリスト画家レオノール・フィニの裸婦画から着想を得た官能的な曲線を持つコーヒーテーブル。V&A博物館収蔵の20世紀イタリアデザインを代表する名作。
ゲリドン Guéridon
1949年、ジャン・プルーヴェがパリの大学都市のためにデザインした円形テーブル。建築的構造原理を木という自然素材で表現し、3本の無垢材の脚が天板を力強く支える。ヴィトラが復刻生産を手がける20世紀モダンデザインの名作。
ポタンス Potence
プルーヴェが1950年に設計した伝説的ウォールランプ。2メートルの水平アームが180度回転し、機能性と彫刻的美しさを両立。MoMA収蔵品としても評価される20世紀デザインの純粋な傑作。ヴィトラ社により忠実に復刻生産。
EMテーブル EM Table
ジャン・プルーヴェが手がけたダイニングテーブル。1950年頃のメゾン・トロピカル・プロジェクトから生まれた、必然性の美学に基づく一作。傾斜した脚部が力の流れを視覚化する独創的なデザイン。
ジェルデ シグナル SI333 Jieldé Signal SI333
ジャン=ルイ・ドモックが手がけたフランス工業デザインの傑作。1950年誕生の伝説的ランプを洗練させた2003年発表のSignalシリーズ。二本の可動アームと360度回転リフレクターにより精密な照明を実現する、リヨン製手作りデスクランプ。
バユ Bahut
ジャン・プルーヴェが1951年に設計した「バユ」。折り曲げた鋼板とアルミニウム板で構成され、縞鋼板の扉とオーク材の取手を持つ金属製サイドボード。ヴィトラが限定復刻。
レディチェア Lady Chair
1951年、マルコ・ザヌーゾがアルフレックスのためにデザイン。フォームラバーを初めて本格採用し、第9回ミラノ・トリエンナーレで金賞を受賞した戦後イタリアンモダンの原点。現在はカッシーナがリエディションを生産。
トゥルモー アーキテットゥーラ Trumeau Architettura
1951年、フォルナセッティとポンティの協働から生まれた装飾家具の至宝。全面に施されたトロンプ・ルイユの建築モティーフが現実と幻想の境界を揺さぶり、扉を開くたびに想像上の世界が姿を現す。V&A博物館永久収蔵。
スリーアーム・フロアランプ Three-Arm Floor Lamp
1952年、セルジュ・ムーユがジャック・アドネの委嘱により制作した伝説的フロアランプ。三本の可動アームと昆虫を思わせる有機的フォルムは、金属工芸の粋と機能美を融合。世界の美術館が収蔵する20世紀デザインの金字塔。
レッジェーラ 646 Leggera 646
1952年、ジオ・ポンティがカッシーナのためにデザインした木製チェア。1957年のスーパーレッジェーラ699の原型となった作品で、キアヴァリチェアの伝統を現代的に再解釈し、軽量性と堅牢性を両立させたイタリアモダンデザインの古典。
モンブラン マイスターシュテュック 149 Montblanc Meisterstück 149
1924年誕生、モンブランのフラッグシップ万年筆。「傑作」を意味するマイスターシュテュックの名を冠し、漆黒のプレシャスレジンと18金ペン先が織りなす至高の書き心地は、書斎インテリアの象徴として世代を超えて愛される。
WMF ソルト&ペッパー シェイカー WMF Salt & Pepper Shaker (Max und Moritz)
ヴィルヘルム・ヴァーゲンフェルトによる1952年の傑作。「マックス・ウント・モーリッツ」の愛称で親しまれる洋梨形シェイカーは、バウハウスの理念と人間的な温かみを融合させた、70年以上愛され続けるタイムレスデザインの代名詞。
ニュアージュ ブックシェルフ Nuage Bookshelf
シャルロット・ペリアンによるモジュール式書棚。日本滞在中に京都で目にした雲形の棚が着想の源とされる。標準化された部材から、壁掛けから間仕切りまで多様な構成が生まれる。カッシーナが2012年よりI Maestriコレクションで復刻。
メゾン・デュ・メキシーク シェルフ Maison du Mexique Shelf
1952年、シャルロット・ペリアンがパリ国際大学都市メキシコ館のために設計したモジュラー収納家具。両面アクセス可能な構造で収納と間仕切りを一体化し、限られた空間を知的に構成する、モダン収納家具の先駆的名作。カッシーナが正規に復刻している。
コンパス テーブル Compas Table
1953年、ジャン・プルーヴェがデザインしたコンパス・テーブル。製図用具のコンパスのように開いた脚部が特徴的なテーブルは、構造と美しさを融合させた工業デザインの傑作として、現代でも世界中で愛される普遍的な名作家具です。
D.154.2 アームチェア D.154.2 Armchair
ジオ・ポンティが手掛けた包み込むような貝殻状のアームチェア。ヴィラ・プランチャートのためにデザインされ、熱帯の花からインスピレーションを得た彫刻的フォルムが特徴。2024年Compasso d'Oro賞受賞の名作。
メリベルスツール Méribel Stool
アルプスの羊飼いの道具から着想を得た、ペリアンによる1953年の木製スツール。3本の台形脚と轆轤挽き座面が織りなす素朴な美しさと機能性を兼備。カッシーナ製。
アントニーチェア Antony Chair
ジャン・プルーヴェが1954年にデザインした傑作ラウンジチェア。成形合板の優美な曲線とスチールフレームの構造美が融合し、機能性と詩的な美しさを兼ね備えた20世紀デザイン史における不朽の名作。
ナガサキチェア Nagasaki Chair
1954年デザイン。マチュー・マテゴーの代表作として知られる3本脚の革新的チェア。独自開発のリジチュール技法による穿孔シートメタルが軽やかさと強度を両立。鞍のように湾曲した座面と背もたれが特徴的で、ヴィトラ・デザイン・ミュージアムの永久コレクションに収蔵されています。
D.555.1 テーブル D.555.1 Table
ジオ・ポンティが1954年にミラノの自邸のために設計したラウンド型コーヒーテーブル。手塗りスチールグリッドとガラス天板が生む彫刻的な美しさを、Molteni&Cがポンティ・アーカイブの原図に基づき忠実に復刻した。
ペドレラコーヒーテーブル Pedrera Coffee Table
ガウディのカサ・ミラから着想を得た1955年のローテーブル。波打つスチールフレームと透明なガラス天板が、あらゆる角度から異なる表情を見せる。GUBIが再発売した、機能主義とオーガニックフォルムを融合させたデザイン。
デダル シェルフ Dedal Shelf
マチュー・マテゴーが1955年にデザインしたウォールシェルフ。独自のリジチュール技法でパンチングメタルに軽やかさと堅牢性を両立。水平・垂直両用で、複数組み合わせも可能なモジュラー構成。現在はGUBIが復刻。
G10 アームチェア G10 Armchair
1955年、ピエール・ガリッシュがエアボーン社のためにデザインした幾何学的フォルムが美しいアームチェア。台形のアームレストと黒塗装の金属フレームが特徴的。Free-spanシステムにより快適性と視覚的軽やかさを両立。モジュラー接続可能な革新的設計。
ルミナトール Luminator
1955年コンパッソ・ドーロ受賞。カスティリオーニ兄弟によるフロアランプ。シルバークラウン電球を天井に向けることでシェードをなくし、最小径の管と三脚だけを残した。MoMA収蔵。
SK4 レコードプレーヤー SK4 Record Player (Phonosuper SK4)
1956年発表のBraun SK4は、透明なアクリル蓋を採用した革新的なラジオ・レコードプレーヤー。ディーター・ラムスとハンス・グジェロによるミニマルなデザインは「白雪姫の棺」の愛称で知られ、後のApple製品にも影響を与えた歴史的名作。
キッチンクロック・ウィズ・タイマー Kitchen Clock with Timer
1956年にマックス・ビルがデザインした壁掛け時計。明るいブルーのセラミックケースに60分タイマーを内蔵し、実用性と美を両立。バウハウス思想を継承する戦後ドイツモダニズムの象徴として、MoMAなど主要美術館に収蔵されています。
インフィニート Infinito
フランコ・アルビーニとフランカ・ヘルグが1956-1957年にデザインしたモジュラーシェルフ。天井と床の間に圧力で固定される自立式構造により、壁面固定を必要とせず、空間の中央にも配置できる。支柱・棚板・収納の組み合わせで多様なレイアウトを構成できるイタリアデザインの名品。
ダトール5 Dator 5
1956年、ジーノ・ヴァッレがソラーリ社のためにデザインしたフリップ式掛け時計。スプリットフラップ機構による革新的な時刻表示と端正な造形美が評価され、同年コンパッソ・ドーロ賞を受賞。MoMAにも収蔵される20世紀イタリアデザインの傑作。
D.357.1 ブックケース D.357.1 Bookcase
ジオ・ポンティが1956〜1957年にミラノの自邸ヴィア・デッツァのために設計した壁面書棚。エルム突板の自然な木目と手塗りホワイトの対比が美しい。Molteni&Cがオリジナル図面をもとに復刻した、ジオ・ポンティ・コレクションの一品。
スーペルレッジェーラ 699 Superleggera 699
わずか1.7kgの超軽量ボディに卓越した堅牢性を宿す、ジオ・ポンティの代表作。トライアングル断面の脚部が生み出す洗練されたフォルムは、伝統と革新の完璧な調和を示すモダニズムの傑作である。
セラ Sella
1957年、カスティリオーニ兄弟が電話用スツールとしてデザインした象徴的な作品。本物の自転車サドルとピンク色のスチールカラムを組み合わせた革新的なフォルムが特徴。レディメイドの思想を体現するイタリアンデザインの名作。
メッツァドロ Mezzadro
カスティリオーニ兄弟による1957年の革新作。トラクターシートを用いたレディメイド手法の傑作スツール。既成概念を覆すデザインは世界の美術館に収蔵され、イタリアンデザインの象徴的存在として現代も愛され続けている。
エンツォ・マーリ 16アニマリ Enzo Mari 16 Animali
1957年エンツォ・マーリがダネーゼ社のためにデザインした木製パズル。一枚の板から16種の動物を切り出す革新的構造で、コンパッソ・ドーロ賞を受賞。MoMA永久収蔵品として知られる20世紀イタリアンデザインの傑作。
ユンハンス マックス・ビル ウォールクロック Junghans Max Bill Wall Clock
バウハウス出身の巨匠マックス・ビルが1957年にユンハンスのためにデザインした壁掛け時計。装飾を排除し機能美を追求したミニマルなデザインは、MoMAに収蔵されるモダンデザインの傑作として今なお世界中で愛されている。
サターン Saturne / Saturn
セルジュ・ムーユが1957年に発表した照明。土星の輪を思わせる半円弧のシェードと、真鍮のボールジョイントによる自在な角度調整が特徴。フォルム・ノワールシリーズに連なる、ミッドセンチュリー照明の代表作のひとつ。
T3 ポケットラジオ T3 Pocket Radio (Transistor 3)
ディーター・ラムスが1958年にデザインしたBraunの最初のポケット型トランジスタラジオ。白い筐体に円形チューナーのみを配した禁欲的デザインは、後のiPodにも影響を与えた。MoMA収蔵の歴史的名作。
ユンハンス マックス・ビル テーブルクロック Junghans Max Bill Table Clock
バウハウスの巨匠マックス・ビルが1957年にデザインした置時計の傑作。凸型ガラスと極限まで削ぎ落とされた文字盤が、時を刻むという本質を美しく表現。MoMA収蔵の20世紀デザインアイコン。
モデル2097 Model 2097
1958年、ジーノ・サルファッティがヴェネツィアのシャンデリアを現代的に再解釈して生み出した名作照明。スチールと真鍮の放射状アーム、自由に垂れ下がる配線が織りなす彫刻的な美しさは、半世紀以上にわたり世界中の空間を魅了し続けている。
TP1 ポータブルラジオ&レコードプレーヤー TP1 Portable Radio & Record Player
1959年、ディーター・ラムスがブラウン社のために設計した革新的なポータブル型オーディオ機器。トランジスタラジオとレコードプレーヤーを一体化し、機能主義デザインの傑作として世界のデザインミュージアムに収蔵されている。
D.859.1 デスク D.859.1 Desk
ジオ・ポンティが1959年にニューヨークのタイム&ライフ・ビルのオーディトリアムのために設計した大型テーブル。全長3.6メートルを超えながら、台形に絞られた脚部と先細りの天板が量塊を軽く見せる。モルテーニ&Cのヘリテージ・コレクションとして復刻された。
モノ-A カトラリー Mono-A Cutlery
1959年発売、ペーター・ラーケによるフラットウェア。装飾を排した造形は発表当時は受け入れられなかったが、1973年に連邦優良デザイン賞を受賞し、現在も生産が続く。
モデル238/1 Model 238/1
月の光に魅せられたジーノ・サルファッティが1959年に生み出したウォールランプ。オパリンガラスの球体をスチールリングが優美に抱擁する詩的な佇まいは、半世紀を超えて空間に静謐な輝きをもたらし続けている。
ブラウン LE1 スピーカー Braun LE1 Speaker
1959年にディーター・ラムスがデザインしたドイツ初の静電型スピーカー。MoMA収蔵の名作が2019年にワイヤレススマートスピーカーとして復活。ミニマリズムを追求したブラウン・オーディオのフラッグシップ。
ガット テーブルランプ Gatto Table Lamp
1960年カスティリオーニ兄弟デザインの名作照明。革新的なコクーン技術により和紙のような質感を実現し、猫が丸まる姿を思わせる有機的フォルムから柔らかな拡散光を放つ。Flos創設の契機となった歴史的作品。