概要
D.555.1は、ジオ・ポンティが1954年から1955年にかけて設計した円形のコーヒーテーブルである。スチールのグリッドの上にガラスの天板を載せる。ミラノのヴィア・デッツァにあったポンティ自邸のために設計された。モルテーニがアーカイブの図面をもとに復刻している。
概要
D.555.1は、ジオ・ポンティが1957年に移り住んだミラノ、ヴィア・デッツァの自邸のために設計されたコーヒーテーブルである。スライド式のパネルで空間を仕切り、温かな色彩でまとめられたこの住まいは、ポンティが理想とした住空間であり、D.555.1はその居間に置かれる家具の一つとして構想された。
Molteni&Cは2012年のミラノ・サローネにおいて、ポンティの遺族の協力とStudio Cerri & Associatiのアートディレクションのもと、ポンティが1935年から1950年代にかけて手がけた家具の復刻コレクションを発表した。D.555.1はこのコレクションの一つとして、ポンティ・アーカイブに残る原図に基づいて再生産されている。
特徴・コンセプト
天板を支えるのは、細い鋼材を組んだグリッドである。面で支えれば下が見えなくなるが、格子なら隙間から床が見える。ガラスの天板と組み合わせることで、上からも下からも構造が読める。
グリッドには手塗りで色が施される。棒ごとに色を変えることで、格子の重なりが色の差として現れる。単色なら格子は一つの面に見えるが、色を分ければ棒の一本ずつが読める。
天板には透明なガラスが用いられる。脚もスチール製で、床面には保護材が取り付けられる。
直径80cm、高さ37cm。食卓の高さではなく、低い椅子に座った姿勢で手が届く寸法にあたる。
評価と影響
同じヴィア・デッツァの自邸のために設計された家具にはD.357.1 ブックケースがある。そちらは木目を見せる面と塗り潰す面を分けており、色の使い分けで部材の位置を読ませる点が共通する。
4館の公開データでは、D.555.1の収蔵は確認できていない。
ジオ・ポンティの設計思想や経歴について詳しくはジオ・ポンティプロフィールページをご覧ください。
モルテーニの歴史や他の製品について詳しくはモルテーニブランドページをご覧ください。
基本情報
| 正式名称 | D.555.1 テーブル / D.555.1 Table |
|---|---|
| デザイナー | ジオ・ポンティ(Gio Ponti) |
| デザイン年 | 1954–1955年 |
| 製造ブランド | Molteni&C(モルテーニ) |
| 製造国 | イタリア |
| カテゴリ | コーヒーテーブル / サイドテーブル |
| コレクション | Gio Ponti Heritage Collection |
| サイズ | 直径 80cm × 高さ 37cm(Ø31½″ × H14⅝″) |
| 天板 | 透明ガラス |
| グリッド構造 | スチール製、手塗り仕上げ |
| 脚部 | スチール製(床面プラスチック保護材付) |
| カラーバリエーション | ブロンズ・シルバー・グレー / レッド・グレー |
| 参考価格帯 | USD 3,195〜(海外正規販売店参考価格) |
| 納期目安 | 受注生産 約8〜20週間(販売店・地域により異なる) |