ミッドセンチュリーモダンのインテリア
606ユニバーサルシェルビングシステム 606 Universal Shelving System
1960年にディーター・ラムスがデザインしたモジュラーシェルフシステム。アルミニウム製Eトラックに棚板やキャビネットを工具不要で組み合わせ、生活の変化に応じて構成を変えられる。65年以上にわたり基本設計を変えずに製造が続く収納の定番。
620 チェア・プログラム 620 Chair Programme
ディーター・ラムスが1962年にデザインしたモジュール式ラウンジチェア。椅子をソファに拡張でき、背もたれや脚部を自由に組み替え可能。ミニマルな美学と優れた座り心地を両立し、ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館に収蔵される20世紀家具デザインの代表作。
アクションオフィス デスク Action Office Desk
1964年、ハーマンミラーが発表したオフィス家具システムを構成する机。姿勢を変えながら働けるよう高さの異なる机が用意され、机・収納・棚・電話台を組み合わせて使う。世界初のオープンプラン・オフィスシステムとされ、1965年にアルコア工業デザイン賞を受けた。
アクション・オフィス・ロールトップ・デスク Action Office Roll-Top Desk
ハーマンミラーのアクションオフィスに含まれるロールトップ・デスク。細い木片を並べたタンバーの蓋を下ろして施錠し、書きかけの仕事をそのまま残しておける。立って使う高さの機種はパーチと呼ばれるスツールと組み合わせて用いられた。
Akari Light Sculptures(あかり) Akari Light Sculptures
イサム・ノグチが岐阜提灯から着想を得て創作した「光の彫刻」。和紙を透過する柔らかな光と、竹ひごによる有機的なフォルムが特徴。1951年から現在まで岐阜のオゼキ社で伝統的な手法により製造される、モダンデザインのアイコン。
アレキサンダー・ジラード ピロー Alexander Girard Pillows
アレキサンダー・ジラードが1950〜70年代にデザインした、フォークアートとモダニズムを融合させたグラフィッククッション。「Eyes」「Heart」「Sun」などの象徴的パターンが、空間に温もりと遊び心を与える。Vitra/Maharam製。
アレキサンダー・ジラード ラグ Alexander Girard Rugs
アレキサンダー・ジラードが1950〜70年代に手がけた図案を、マハラムがラグとして製品化したコレクション。幾何学の反復と色の対比によるジラードの装飾言語が、インドの職人の手織りで床に置き換えられている。
アントニーチェア Antony Chair
ジャン・プルーヴェが1954年にデザインしたラウンジチェア。成形合板の優美な曲線とスチールフレームの構造美が融合し、機能性と詩的な美しさを兼ね備えた20世紀デザイン史に残る名作。
アントロプス Antropus
マルコ・ザヌーソが1949年に設計したアルフレックス最初の製品。ミラノのピッコロ・テアトロの舞台から生まれ、構造体を発泡ゴムで覆って全面を張り包む構成をとる。側面パネルが肘掛けと脚を兼ねる。現在はカッシーナが再生産している。
アラベスコ・テーブル Arabesco Table
イタリアの建築家カルロ・モリーノが1949年にデザイン。シュルレアリスト画家レオノール・フィニの裸婦画から着想を得た官能的な曲線を持つコーヒーテーブル。V&A博物館収蔵の20世紀イタリアデザインを代表する名作。
Arcoフロアランプ Arco Floor Lamp
街灯から着想を得た革新的デザイン。カララ大理石のベースから優美に伸びるステンレスアーチが、天井工事不要でダイニング空間に理想的な光を届ける。1962年の発表以来、イタリアンモダンの象徴として使われ続ける名作。
アスタリスク クロック Asterisk Clock
1950年にジョージ・ネルソンがデザインした壁掛け時計。中心から放射状に伸びる12本の真鍮ロッドと木製球体が星のような造形を描く。文字盤を排した革新的なデザインでミッドセンチュリーモダンを象徴する名作。
バユ Bahut
ジャン・プルーヴェが1951年に設計した「バユ」。折り曲げた鋼板とアルミニウム板で構成され、縞鋼板の扉とオーク材の取手を持つ金属製サイドボード。ヴィトラが限定復刻。
ボールクロック Ball Clock
ジョージ・ネルソンがデザインしたミッドセンチュリーの名作壁掛け時計。原子構造を彷彿とさせる12個のカラフルなボールが時を刻む独創的なデザインは、1949年の発表以来、世界中のインテリア愛好家を魅了し続けています。
ベルトイア ダイヤモンドチェア Bertoia Diamond Chair
彫刻家ハリー・ベルトイアが「空気によって作られている」と表現した、溶接スチールロッドの格子状フレームが特徴的なラウンジチェア。透明性と優美さを兼ね備えたミッドセンチュリーモダンの代表作。1952年発表以来、継続生産されている名作。
ベルトイア アウトドア ダイヤモンド チェア Bertoia Outdoor Diamond Chair
ハリー・ベルトイアによる彫刻的な代表作の屋外版。「空気でできた椅子」として知られる鋼線メッシュの透明な美しさに、耐候性Rilsan®仕上げを施し、テラスやパティオに芸術性をもたらすミッドセンチュリーモダンの象徴的アウトドアチェア。
ベルトイア サイドチェア Bertoia Side Chair
溶接スチールロッドで構成された格子状の軽やかな構造により、空間に浮遊するような存在感を放つサイドチェア。ベルトイアの「椅子は主に空気でできている」という言葉どおりの、彫刻と機能を併せ持つ一脚です。
ボウルチェア Bowl Chair
イタリア系ブラジル人建築家リナ・ボ・バルディが1951年に自邸「ガラスの家」のためにデザインした革新的なラウンジチェア。半球状のシートが金属リング上で自由に動き、使用者の自然な姿勢を尊重する柔軟性を提供。人間中心の設計方針を形にした一脚。
ビューロー・プレジダンス Bureau Présidence
ジャン・プルーヴェが1948年に設計した重役用デスク。ブリュッセルの郵便振替局長のために作られた一台が始まりで、のちに建築家や経営者の机として知られた。個人の執務机であると同時に、数名の会議卓としても使える寸法を持つ。製作台数はおよそ30台と推定される。
カリマテ チェア Carimate Chair
ミラノ北方のカリマテ・ゴルフクラブのために設計された椅子。クラブハウスの建築を手がけたマジストレッティが、その一部として構想した。最も知られる赤は、クラブハウスの柱の色に呼応させたもの。近代的な造形と手仕事の素材を同居させるという判断がある。
カヴール デスク Cavour Desk
カルロ・モリーノが1949年にデザインしたデスク。スキーステーション建築の研究から生まれた有機的な木製フレームと、透明なガラス天板が織りなす非対称のバランスは、建築工学とデザインの統合を示している。
チャーナー チェア Cherner Chair
1958年、ノーマン・チャーナーが設計した成型合板チェアの代表作。5〜15プライの漸変厚シェルと蒸気曲げの無垢材アームが紡ぐ彫刻的造形は、ミッドセンチュリー・モダンを代表する存在として、世界の主要デザインコレクションに収蔵されている。
クロノパック Chronopak
ジョージ・ネルソンが1947年に構想したクロノパックは、ウォールナットのケースと真鍮ベースが調和するデスククロックの代表作。数字を排した抽象的な文字盤が、時計を空間のオブジェに変えている。ヴィトラによる正規復刻品。
チフラ3 Cifra 3
ジーノ・ヴァッレがソラリのために設計したフリップ式卓上時計。発着案内板のローラー式フラップ機構を卓上に移し、時刻が変わるたびにフラップが翻る。ニューヨーク近代美術館収蔵。2015年より復刻生産。
ココナッツチェア Coconut Chair
ココナッツの殻を割ったひとかけらを思わせる三角形のシェルが特徴の、1955年デザインのラウンジチェア。さまざまな姿勢でくつろげる自由な着座性をもち、シカゴ美術館やLACMAに収蔵される、20世紀モダンデザインを代表するラウンジチェアの一つ。
コンパス テーブル Compas Table
1953年、ジャン・プルーヴェがデザインしたコンパス・テーブル。製図用具のコンパスのように開いた脚部が特徴的なテーブルは、構造と美しさを融合させた工業デザインの代表作として、現代でも世界中で愛される普遍的な名作家具です。
コンポニビリ Componibili
1967年にアンナ・カステッリ・フェリエーリが設計したKartellのモジュラー収納。円筒形のミニマルなフォルムと舌状溝による積み重ね構造が特徴で、ABS樹脂の一体成形による収納として半世紀以上にわたり生産が続く。
コロナード Coronado
1966年、アフラ&トビア・スカルパがB&B Italiaのために設計した「コロナード」。鉄骨フレームと低温発泡ポリウレタンを融合し、伝統と近代を架橋する端正なフォルムで、半世紀以上にわたり生産が続くイタリアンモダンの原点。
クロノタイム Cronotime
ピオ・マンヅーが1966年にデザインしたイタリア初のトランジスタ時計。3つの可動部分が生み出す有機的なフォルムと、スペースエイジデザインの美学が融合。MoMA収蔵品としても認められた、Alessiを代表する名作置き時計。
CSS コンプリヘンシブ・ストレージ・システム CSS (Comprehensive Storage System)
1959年にハーマンミラーが発表したモジュラー収納システム。設計はジョージ・ネルソン・アソシエイツ。陽極酸化処理したアルミニウムのポールを支柱とし、棚板・キャビネット・デスクなどのコンポーネントを組み合わせる。1973年に生産終了。
サイクロンテーブル Cyclone Table
サイクロンテーブルは、1954年にイサム・ノグチがKnoll社のためにデザインした名作テーブル。クロームメッキのスチールワイヤーが螺旋状に立ち上がる彫刻的な脚部が特徴で、ミッドセンチュリーモダンを代表するアイコニックな作品。
D.154.2 アームチェア D.154.2 Armchair
ジオ・ポンティが手掛けた包み込むような貝殻状のアームチェア。ヴィラ・プランチャートのためにデザインされ、熱帯の花からインスピレーションを得た彫刻的フォルムが特徴。2024年Compasso d'Oro賞受賞の名作。
D.357.1 ブックケース D.357.1 Bookcase
ジオ・ポンティが1956〜1957年にミラノの自邸ヴィア・デッツァのために設計した壁面書棚。エルム突板の自然な木目と手塗りホワイトの対比が美しい。Molteni&Cがオリジナル図面をもとに復刻した、ジオ・ポンティ・コレクションの一品。
D.555.1 テーブル D.555.1 Table
ジオ・ポンティが1954年にミラノの自邸のために設計したラウンド型コーヒーテーブル。手塗りスチールグリッドとガラス天板が生む彫刻的な美しさを、Molteni&Cがポンティ・アーカイブの原図に基づき忠実に復刻した。
D.859.1 デスク D.859.1 Desk
ジオ・ポンティが1959年にニューヨークのタイム&ライフ・ビルのオーディトリアムのために設計した大型テーブル。全長3.6メートルを超えながら、台形に絞られた脚部と先細りの天板が量塊を軽く見せる。モルテーニ&Cのヘリテージ・コレクションとして復刻された。
ダトール5 Dator 5
1956年、ジーノ・ヴァッレがソラーリ社のためにデザインしたフリップ式掛け時計。スプリットフラップ機構による革新的な時刻表示と端正な造形美が評価され、同年コンパッソ・ドーロ賞を受賞。MoMAにも収蔵される20世紀イタリアデザインの代表作。
DCW(ダイニングチェアウッド) DCW (Dining Chair Wood)
イームズ夫妻が1946年に発表した成形合板ダイニングチェア。戦時中に培った合板成形技術を民生家具へ応用し、Time誌「20世紀最高のデザイン」に選出。有機的な曲線と身体にフィットする座り心地が特徴。
デダル シェルフ Dedal Shelf
マチュー・マテゴーが1955年にデザインしたウォールシェルフ。独自のリジチュール技法でパンチングメタルに軽やかさと堅牢性を両立。水平・垂直両用で、複数組み合わせも可能なモジュラー構成。現在はGUBIが復刻。
デルフィーノ Delfino
エルベルト・カルボーニが1954年に設計したアルフレックスのアームチェア。ヒレのような肘掛けと途切れずに続く曲面を持ち、名称はイタリア語で「イルカ」を意味する。1950年代のオーガニックデザインの一例。
イームズ アルミナムグループ チェア Eames Aluminium Group Chair
1958年、イームズ夫妻が生み出したサスペンションチェア。アルミニウムフレームに一枚のファブリックを張り渡す構造で、オフィスから住空間まであらゆる場に調和する20世紀デザインの名作。
イームズ デスクユニット Eames Desk Unit (EDU)
細い鋼のアングルで骨組みをつくり、その面に板を張る。住宅よりも工場や倉庫の建て方に近い構造をとる。背面の斜めの筋交いは隠されず、正面から見たときの図としても働く。パネルは合板の木地、着色メゾナイト、有孔板などから選べる。
イームズ エレファント Eames Elephant
1945年、イームズ夫妻が成形合板技術で生み出した象のオブジェ。当時わずか2体のプロトタイプのみ製作された幻の作品が、2007年にVitraによって復刻。子どもの玩具でありながら彫刻的美を備えた20世紀デザインの名品。
イームズ・ストレージ・ユニット Eames ESU(Eames Storage Unit)
1949年にイームズ夫妻がデザインした革新的モジュラー収納システム。産業用部品を用いた橋のような構造と、カスタマイズ可能な棚・引き出し・扉の組み合わせで、戦後の柔軟な生活様式に対応。「働く芸術」と称される、機能と美を融合させたミッドセンチュリーの名作。
イームズ ハングイットオール Eames Hang-It-All
1953年、チャールズ&レイ・イームズによるデザイン。カラフルな木製ボールとホワイトのスチールワイヤーフレームが特徴の壁掛けコートラック。子ども用家具として誕生しながら、世代を超えて愛されるミッドセンチュリーモダンの名作。
イームズ LCW(プライウッド ラウンジチェア) Eames LCW (Lounge Chair Wood / Eames Molded Plywood Lounge Chair)
1946年にイームズ夫妻が発表した成形合板製のラウンジチェア。5つのパーツとゴム製ショックマウントが生む快適な座り心地で知られ、タイム誌「20世紀最高のデザイン」に選ばれた成形合板チェアの一つ。
イームズ ラウンジチェア 670 Eames Lounge Chair (670)
1956年発表のイームズラウンジチェア670は、成形合板とレザーが生み出す深い座り心地を実現した20世紀デザインの代表作。「野球のミットのような」温かな包容力で身体を優しく支え、MoMA永久コレクションにも選ばれたデザインアイコン。
イームズ オットマン 671 Eames Ottoman (671)
チャールズ&レイ・イームズによる1956年発表のオットマン。成型合板の美しい曲線と最高級レザーが生み出す極上の座り心地。ラウンジチェア670の相棒として、また単独のスツールとしても活躍する、ミッドセンチュリーデザインの永遠のアイコン。
イームズ プラスチック アームチェア DAW Eames Plastic Armchair DAW
チャールズ&レイ・イームズが1950年に発表した史上初の量産プラスチック椅子。人体を包み込む一体成型シェルと木製ダウェルベースの組み合わせが、ダイニングから書斎まであらゆる空間に温かみのあるモダンを届ける。
イームズ プラスチック サイドチェア DSW Eames Plastic Side Chair DSW
1948年に構想され1950年に製品化された、家具史上初の量産プラスチックチェア。人体に沿う一体成型シェルと温かみのある木製ダウエルレッグの組み合わせで知られ、住宅からオフィスまで幅広い空間に調和する。
イームズ ソファ コンパクト Eames Sofa Compact
1954年発表。チャールズ&レイ・イームズが自邸の造り付けソファを原型にデザイン。ブラックエナメルのスチールフレームとクローム脚が軽快な印象を与え、70年以上にわたり生産が続くハーマンミラーの定番ソファ。MoMA収蔵。