ミッドセンチュリーモダンのインテリア
プリアチェア Plia Chair
1967年にジャンカルロ・ピレッティがデザインした折りたたみチェアの代表作。独自の三枚ディスクヒンジ機構により厚さ約50mmに折りたたみ可能。透明な座面とクロームフレームの美しい造形はMoMA永久収蔵品にも選定されている。
ポタンス Potence
プルーヴェが1950年に設計した伝説的ウォールランプ。2メートルの水平アームが180度回転し、機能性と彫刻的美しさを両立。MoMA収蔵品としても評価される20世紀デザインの純粋な達成。ヴィトラ社により忠実に復刻生産。
ポタンス・ピヴォタント Potence Pivotante
黒く塗った二本の管を逆L字に組んだだけのウォールランプ。腕は壁面に沿って約180度回転し、光が必要な位置へ振り出せる。灯具ではなく支持体を動かして光源を運ぶという考え方に立つ。ケーブルは管の内部を通り、露出する部品は取付板と電球だけになる。
プリズマティック・テーブル Prismatic Table
イサム・ノグチが1957年にデザインした折り紙着想のアルミニウム製サイドテーブル。三枚の折り畳まれた金属板が六角形の天板と三本の脚を形成する。2002年にヴィトラが製品化した、ミッドセンチュリー・モダンの一台。
レアレ テーブル Reale Table
1946年、カルロ・モッリーノが航空機の翼の構造に着想を得てデザインした彫刻的なテーブル。オーク材の精緻なフレームとガラス天板が構造そのものを見せる、ザノッタが復刻生産するイタリアデザインの名作。
リソム ラウンジチェア Risom Lounge Chair
イェンス・リソムが1941年にデザインした、アメリカにおけるスカンディナヴィアンモダンの先駆的作品。戦時下の材料制限を創意工夫で乗り越え、余剰のパラシュート用ウェビングとメープル材を用いた革新的なラウンジチェア。MoMAコレクション所蔵。
サーリネン エグゼクティブ アームチェア(モデル71) Saarinen Executive Arm Chair (Model 71)
1950年発表。エーロ・サーリネンがノル社のために設計した70シリーズの代表作。背もたれとアームが一体のシェル形状による彫刻的な美しさと快適な座り心地を両立し、オフィスからダイニングまであらゆる空間に調和する名作チェア。
サターン Saturne / Saturn
セルジュ・ムーユが1957年に発表した照明。土星の輪を思わせる半円弧のシェードと、真鍮のボールジョイントによる自在な角度調整が特徴。フォルム・ノワールシリーズに連なる、ミッドセンチュリー照明の代表作のひとつ。
セレーネチェア Selene Chair
ヴィコ・マジストレッティが1968年に発表したスタッキングチェア。3mm厚のガラス繊維強化樹脂を一体成形し、独創的なS字断面の脚部により優美なシルエットと強度を両立。MoMA収蔵品として20世紀イタリアンデザインを代表する名作に数えられる。
セラ Sella
1957年、カスティリオーニ兄弟が電話用スツールとしてデザインした象徴的な作品。本物の自転車サドルとピンク色のスチールカラムを組み合わせた革新的なフォルムが特徴。レディメイドの考え方に基づくイタリアンデザインの名作。
サーペンタイン ソファ Serpentine Sofa
1950年にウラジミール・カガンがデザインした、蛇のように流れる曲線美が特徴のミッドセンチュリーモダンを象徴するソファ。部屋の中央に配置し会話を促す革新的な設計で、世界中のアートコレクターに愛される。
スヌーピー テーブルランプ Snoopy Table Lamp
カスティリオーニ兄弟が1967年にデザインした、遊び心溢れる名作照明。カラーラ大理石のベースと光沢のあるメタルシェードが絶妙なバランスを保ち、まるでスヌーピーの横顔のような愛らしいシルエットが空間に温かみと個性をもたらす。
ソリアナ Soriana
1969年発表のソリアナは、アフラ&トビア・スカルパがカッシーナ社のために設計したソファ。内部構造を持たずクロームスチールのクランプで形状を保つ独創的な構造により、1970年コンパッソ・ドーロ賞を受賞した。
スタッキングチェア 40/4 Stacking Chair Model 40/4
デヴィッド・ローランドが8年の歳月をかけて完成させたスタッキングチェア。40脚を4フィートに積み重ねられる設計で、ミラノ・トリエンナーレのグランプリを受賞。MoMA収蔵品。
スター クロック Star Clock
文字盤に数字はない。放射する12本のスピンドルそのものが位置を示し、時刻は針との相対的な関係から読み取る。直径約610mmに対し奥行は約76mm。壁からわずかに浮いた棒に落ちる影が、平面的な図形を立体として見せる。素材はクロームと真鍮。
ステアリングホイール クロック Steering Wheel Clock
ハワード・ミラー社がモデル4756として1949年に発表した壁掛け時計。ジョージ・ネルソン・アソシエイツによるデザインで、自動車のステアリングホイールを思わせる12本のスポークと、真鍮・エナメル塗装金属の質感が特徴。
サンバースト クロック Sunburst Clock
太陽の光線が放射状に広がるような大胆な造形で、70年以上にわたり世界中のインテリア愛好家を魅了し続けるジョージ・ネルソンの代表作。数字を排した文字盤が時計を壁面の彫刻作品に変えた、ミッドセンチュリー・モダンの象徴的タイムピース。
スーペルレッジェーラ 699 Superleggera 699
わずか1.7kgの超軽量ボディに卓越した堅牢性を宿す、ジオ・ポンティの代表作。トライアングル断面の脚部が生み出す洗練されたフォルムは、伝統と新技術の調和を示すモダニズムの代表作である。
スワッグレッグデスク Swag Leg Desk
スウェージ加工による優雅な曲線脚と、カラフルな仕切りが織りなすミッドセンチュリーの代表作。1958年の発表以来、ネルソンの設計による机として使われ続けています。
タッチア Taccia
本体内部の光源からの光をガラスのディフューザーとアルミリフレクターで反射し、眩しさを抑えた間接光として広げるテーブルランプ。ディフューザーの角度で光の向きを調整できる。
スリーアーム・フロアランプ Three-Arm Floor Lamp
1952年、セルジュ・ムーユがジャック・アドネの委嘱により制作した伝説的フロアランプ。三本の可動アームと昆虫を思わせる有機的フォルムは、金属工芸の粋と機能美を融合。複数の美術館が収蔵する20世紀デザインの代表作。
トイオ Toio
1962年、カスティリオーニ兄弟がFlosのために設計したフロアランプ。自動車のヘッドライトを光源に転用し、釣り竿のガイドリングや船舶用クリートを組み合わせた。MoMA永久収蔵品として知られるイタリアンデザインの代表作。
チューリップチェア Tulip Chair
エーロ・サーリネンによる家具史上初の一本脚デザイン。チューリップの花を思わせる有機的な曲線が美しく、視覚的混乱を排除した革新的な椅子。1957年Knoll社から発表されたミッドセンチュリーの名作。
チューリップテーブル Tulip Table
エーロ・サーリネンが5年の研究を経てデザインした一本脚のテーブル。優美なペデスタル構造が「脚の乱雑さ」を解消し、テーブル下に開放感をもたらす。1957年の発表以来、ミッドセンチュリーモダンの象徴として世界中で愛され続ける名作。
タービン クロック Turbine Clock
ジョージ・ネルソン・アソシエイツによる壁掛け時計。1957年頃の作とされる。12枚の真鍮フィンとアルミニウムのフェイスで構成され、直径は約760mm。数字を排した文字盤はネルソンの時計群に共通する特徴で、ヴィトラが1999年から復刻生産している。
USMハラー モジュールファニチャー USM Haller Modular Furniture
建築家フリッツ・ハラーとパウル・シェアラーが1963年に開発したモジュール式家具システム。クロームメッキの真鍮製ボールコネクターによる構造で、自由な組み合わせと再構成を実現する。2001年にMoMA(ニューヨーク近代美術館)の永久コレクションに収蔵された。
USM Hallerテーブル/デスク USM Haller Table/Desk
建築家フリッツ・ハラーによるモジュラーデスクシステム。1963年デザイン、MoMA永久コレクション収蔵。クロームメッキのスチールフレームと適応可能な構造が、半世紀を超えて愛される機能美を実現している。
ウーテンシロ Uten.Silo
1969年に誕生したウォールオーガナイザー。ドロテ・ベッカーによる遊び心あるデザインは、さまざまな形状のコンパートメントとフックで日用品を整理できる。現在はVitraが製造し、再生プラスチックを用いたリサイクル仕様(RE)も展開している。
ヴィスコンテア Viscontea
1960年、カスティリオーニ兄弟がFlosのために設計したコクーンランプ。軍用の保護樹脂を照明に転用し、輪郭のぼやけた柔らかな光を得た。MoMA収蔵(373.1963)。
ウームチェア Womb Chair
1948年、エーロ・サーリネンがノル社のために設計したラウンジチェア。ファイバーグラス成型の有機的なシェルが身体を包み込み、多様な座り方を許容する。ニューヨーク近代美術館(MoMA)収蔵。
ウッデンドール Wooden Dolls
ジラードが1952年に自邸用にデザインした木製人形コレクション。南米・アジア・東欧の民芸品から着想を得た人形は、モミ材を手作業で削り出し彩色。楽しげな表情から物憂げな表情まで、それぞれが独自の個性を持つオブジェ。