概要

ベッドは、ジャスパー・モリソンが1991年にカッペリーニのために設計したベッドである。製品名は「Bed」で、家具の分類名がそのまま名称になっている。金属と木を組み合わせたフレームに、着脱できるカバーを掛ける構成をとる。

デザインの特徴とコンセプト

構成は、金属と木を組み合わせたフレーム、合板のすのこ、密度の異なるポリウレタンフォームのパッド、磨いたアルミニウムの脚による。ヘッドボードはわずかに傾き、脚は先細りになる。

フレーム全体をカバーが覆うため、構造は外から見えない。木や金属の接合部を意匠として見せる代わりに、布の面としてまとめている。

着脱式カバーシステム

カバーは着脱でき、丈の異なる二種類が用意される。短いカバーではアルミニウムの脚が見え、床との間に空きが生まれる。長いカバーは床面まで届き、脚を覆い隠す。同じ本体で、床から浮いて見える状態と接地して見える状態を選べる。

既存の類型を引き直す

モリソンは、目新しさを目指すのではなく、すでに機能している解決を作り直すという姿勢をとってきた。2006年に深澤直人と開催した展覧会「Super Normal」で示されたこの立場は、同じ設計者によるHAL ウッドやグローボール Sにも共通する。本作は1991年の仕事にあたる。

基本情報

作品名 ベッド / Bed
デザイナー ジャスパー・モリソン / Jasper Morrison
デザイン年 1991年
ブランド カッペリーニ / Cappellini(イタリア)
構造 無垢モミ材、ポプラ合板、金属フレーム
パッド 多密度ポリウレタンフォーム
すのこ 合板スラット
脚部 天然アルミニウム磨き仕上げ
中央脚 金属製(高さ調整式。幅155cmの型から付属)
カバー 着脱式(コレクションのファブリック、レザーG、レザー Extra G2)
サイズ展開 NB 120/152/160/170/180/193/200 の7種
外形 幅123/155/163/173/183/196/203cm × 奥行217〜220cm × 高さ87cm(ヘッドボードを含む)
フレーム高 25cm