概要

ロクブリュンヌ ラグは、アイリーン・グレイが1920年代から1935年にかけて設計したラグである。濃淡の異なるグレー、ネイビーブルー、クリームホワイトの矩形が重なり合う構成をとる。名称は、グレイが設計した別荘E-1027の所在地である南仏ロクブリュンヌ=カップ=マルタンによる。現在はClassiConが手織りで復刻生産している。

特徴・コンセプト

矩形どうしを重ねることで、面の前後関係が生まれる。単色の面を並べただけでは平坦になるが、重なりの部分に別の色を置けば、どちらが手前にあるかが読める。床に敷いたときに、上から見て奥行きが感じられる。

E-1027は、グレイが1926年から1929年にかけて建設した別荘である。建築・家具・照明・テキスタイルを一体で構想した住居にあたる。同じ住居のために設計された家具にはE1027 アジャスタブルテーブルがある。

素材と製法

現行のClassiCon製ルーニーラグは、ニュージーランド産の純新毛(ヴァージンウール)100%を用い、チベタンノット技法により1平方インチ(約6.45cm²)あたり80ノットの密度で手結びされている。染色には環境に配慮した色素が用いられ、OEKO-TEX® STANDARD 100に従って試験されている。

ウール版に加えて、ヒマラヤ産のイラクサ(ネトル)繊維を手紡ぎで用いたプラントベース版も展開されている。イラクサ版は、M2Rugsと協力し、フェアトレードの基準Label STEPのもとで製造されている。

デザインの背景

ルーニーラグを理解するうえで欠かせないのが、別荘E-1027との関係である。「E-1027」という名称は、E(Eileen)、10(Jはアルファベット10番目の文字=Jean Badovici)、2(B=Badovici)、7(G=Gray)という、グレイと建築家ジャン・バドヴィチのイニシャルを数字に置き換えて組み合わせたものである。

グレイの初期の仕事にはドラゴンズ・アームチェアのように彫りと漆によるものがあり、1920年代半ば以降は金属管とガラスによる構成へ移った。このラグは、その転回と同じ時期にあたる。

基本情報

商品名(日本語) ルーニーラグ(ロクブリュンヌ ラグ)
商品名(英語) Roquebrune Rug
デザイナー アイリーン・グレイ(Eileen Gray)
デザイン年 1920年代〜1935年
ブランド ClassiCon(クラシコン / ドイツ・ミュンヘン)
ライセンス Aram Designs Ltd.(ロンドン)による全世界ライセンス
素材 ニュージーランド産純新毛100%(ネトル版:ヒマラヤ産イラクサ100%、手紡ぎ)
製法 チベタンノット技法による手結び、1平方インチ(約6.45cm²)あたり80ノット
染色 環境配慮型色素(OEKO-TEX® STANDARD 100に従い試験)
サイズ 200×200 cm / 300×300 cm(特注サイズ対応可)
カラー ダークグレー、ネイビーブルー、クリームホワイト、ライトグレーによる抽象パターン
認証・提携 OEKO-TEX® STANDARD 100(試験)/ Label STEP(ネトル版)
分類 ラグ・カーペット