モダニズムのインテリア
1006 ネイビーチェア 1006 Navy Chair
海水と潮風、そして火に耐える椅子を、という米国海軍の要求から1944年に生まれた。軟らかいアルミニウムで形を作り、溶接してから熱処理で硬くする。溶接の痕を削り落とした一続きの面と、背の三本の縦桟が、この椅子の外観を決めている。
7 フォートゥイユ・トゥルナン 7 Fauteuil tournant
1927年、シャルロット・ペリアンが自身のアパルトマン用にデザインした回転式チェア。工業素材のフレームと円形のクッションを組み合わせたモダンデザインの古典で、現在はカッシーナが製造している。
B 9 ネストテーブル B 9 Nesting Tables
ブロイヤーがバウハウス・デッサウ校の食堂のために設計した入れ子式のサイドテーブル。クロムメッキの曲げ鋼管に矩形の天板を載せ、高さの異なる4点が互いの下に収まる。トーネット社が現在も生産を続けている。
バルセロナチェア Barcelona Chair
1929年バルセロナ万博のために生まれた、モダニズムの極致。ミース・ファン・デル・ローエとリリー・ライヒが創造したX字型のステンレスフレームと贅沢な革張りは、「Less is more」の考え方を最も純粋な形で示します。今なお世界中で愛される20世紀デザインの頂点。
バルセロナ デイベッド Barcelona Daybed
1930年、ミース・ファン・デル・ローエが設計した寝椅子。バルセロナチェアと造形言語を共有し、水平に伸びる端正なシルエットと72枚のレザーパネルによるボタンタフティングが特徴。現在はノール社が製造する。
バルセロナオットマン Barcelona Ottoman
1929年にミース・ファン・デル・ローエがデザインしたバルセロナオットマン。古代ローマの威厳とモダニズムの簡潔さが融合したX字型フレームと、手工芸による16枚のレザーパネルが織りなす贅沢な座面が、時を超えた優雅さを備えています。
バウハウス テーブルランプ WG24 Bauhaus Table Lamp WG24
1923–24年、バウハウス・ヴァイマール金属工房で生まれたテーブルランプ。円盤状のベース、円筒形の支柱、半球状のシェードという最小限の構成でつくられ、ニューヨーク近代美術館に収蔵されている。現行品はテクノルーメンによる公認復刻版。
ベント・プライウッド・アームチェア Bent Plywood Armchair
ジェラルド・サマーズが1934年にデザインした革新的なラウンジチェア。一枚の成形合板から金具を使わず一体成形された構造は、20世紀モダニズム家具の代表作として、ニューヨーク近代美術館・ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館・メトロポリタン美術館に収蔵される。
BKFバタフライチェア BKF Butterfly Chair
1938年にアルゼンチン人建築家3名がデザインした20世紀を代表するラウンジチェア。チューブラースチールフレームに吊り下げられたレザーシートが、蝶のような優美なシルエットと極上の座り心地を実現。MoMA永久コレクション収蔵。
ブルノチェア Brno Chair
ミース・ファン・デル・ローエが1929-30年に設計した革新的なカンチレバーチェア。チェコのトゥーゲントハット邸のためにデザインされ、一本の連続したスチールフレームが描く流麗なフォルムは、20世紀モダンデザインの象徴として今なお愛され続けている。
ビューロー・スタンダード Bureau Standard
ジャン・プルーヴェが1941年に生み出した事務机。折り曲げ鋼板の門型を等強度梁が結ぶ構成で、力の流れがそのまま輪郭になっている。収納ユニットは注文に応じて組み替えられた。コンパス状の脚を持つコンパス・ディレクションとは別の机である。
チェスカ・チェア(B32) Cesca Chair (B32)
1928年マルセル・ブロイヤーがデザインした革新的なカンチレバー構造の椅子。クロムメッキ鋼管と籐編みの組み合わせが生む軽やかな美しさと快適な座り心地。バウハウスの理念に沿った設計で、MoMAが「20世紀の最も重要な椅子10選」に選定した名作。
シテ チェア Cité Chair
1930年、ナンシーの学生寮のためにジャン・プルーヴェがデザインした初期の名作ラウンジチェア。パウダーコーティングのスチールフレームとレザーベルトのアームレストが構造美と快適性を融合させた、プルーヴェの設計哲学を明快に示す一脚。
E1027 アジャスタブルテーブル E1027 Adjustable Table
アイリーン・グレイが1927年にデザインした、20世紀を代表するサイドテーブル。クロームスチールとガラスの洗練されたフォルム、11段階の高さ調節機能を備え、機能性と造形美を両立。MoMA永久コレクション収蔵作品。
フォトゥイユ ド サロン Fauteuil de Salon
1939年、ジャン・プルーヴェが設計したラウンジチェア。前脚と後脚に異なる構造を与えた力学的合理性と、豊かなクッションの快適性を両立。ヴィトラがアーカイブから再発見し、現代的カラーパレットで復刻した名作。
アイソコン ロングチェア Isokon Long Chair
バウハウス出身のブロイヤーが英国亡命時に生み出した成形合板の名作。体重を広い面積に分散させる人間工学的設計により、科学的なリラクゼーションを実現するモダニズムの象徴的ラウンジチェア。
ネストテーブル(アイソコン) Isokon Nesting Tables
ブロイヤーが渡英後の1936年にアイソコン社のために設計した入れ子式テーブル。厚さ11mmの樺合板1枚を切り出して両端を曲げ、脚と天板を継ぎ目なくつなぐ。当初は3点組、2022年の復刻以降は大小2点組で生産されている。
カイザー・イデル 6631 Luxus Kaiser Idell 6631 Luxus
バウハウスの金属工房で職長を務めたChristian Dellが1931年にデザインしたテーブルランプ。球体・円・円筒の幾何学形態を組み合わせ、世界特許のスイベルジョイントで光の向きを調整できる。現在はFritz Hansenが製造。
カンデム テーブルランプ Kandem Table Lamp
1928年、バウハウスの金属工房で生まれた量産照明。マリアンネ・ブラントとヒン・ブレデンディエックの共同設計で、半球形シェードと二重の関節をもつ。バウハウスと産業界の協働から生まれた最初期の成功例として知られる。
ランプ・ド・ビューロー Lampe de Bureau
造形上の操作は板金の曲げだけ。台座も支柱もシェードも、切り出した鋼板を折ることで一体的に成り立つ。まぶしさを抑えるという要求に、シェードを追加するのではなく板の角度で応じている。寸法は幅240mm、奥行145mm、高さ225mm。
ランディ チェア Landi Chair
1938年、スイスのハンス・コレーが設計したオールアルミニウムの椅子。91個のパンチ穴を持つ三次元成形シェルを独立したベースに載せる構成は、イームズのシェルチェアへとつながった。MoMA収蔵。
LC1 バスキュラントチェア LC1 Basculant Chair / 1 Fauteuil à Dossier Basculant
1928年にル・コルビュジエ、ジャンヌレ、ペリアンが創出した、可動式背もたれを持つ革新的ラウンジチェア。ミニマルな幾何学的形態と精緻な機能性が融合し、モダンデザインの規範として世界中で評価される名作。
LC12 ラ・ロッシュ LC12 La Roche
1925年、ル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレがラ・ロッシュ邸のために設計したテーブル。細く絞った脚部と大きな天板の対比が特徴で、カッシーナがイ・マエストリコレクションとして生産する。
LC2 ソファ LC2 Sofa
1928年にル・コルビジェらがデザインしたLC2ソファは、クロームスチールフレームと独立クッションの革新的構造で知られる20世紀モダニズムの代表作。MoMA収蔵品としても名高く、カッシーナ社が独占製造する永遠のアイコン。
LC20 カジエ・スタンダール LC20 Casiers Standard
1925年、ル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレがエスプリ・ヌーヴォー館のために設計したモジュラー収納。規格化されたユニットの組み合わせで多様な構成をつくる。現在はカッシーナが製造。
LC3 グランコンフォール LC3 Grand Confort
1928年、ル・コルビュジエ、ジャンヌレ、ペリアンの三者が生み出したモダニズムの象徴的ソファ。スチールフレームの「クッションの籠」という革新的構造が、建築の論理を家具へと翻訳した名作。カッシーナが正規製造。
LC4 シェーズロング LC4 Chaise Longue
1928年、ル・コルビュジエら3名が設計した「休養のための機械」。無段階調節可能な流線形フォルムと人間工学に基づく設計により、モダニズムの理念を形にした20世紀デザインの代表作。MoMA永久収蔵。
LC5 ソファベッド LC5 Sofa Bed
1934年、ル・コルビュジエがパリの自邸イムーブル・モリトールのために構想したソファ。背クッションを倒してデイベッドに変容する機能を備えた原型は、「住宅は住むための機械」という思想を最も私的なスケールで形にした一台である。
LC6テーブル LC6 Table
1928年、ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアンの三者が生み出した近代デザインの代表作。スチールパイプとガラスによる革新的構造美は、発表から一世紀を経てなお色褪せない普遍的価値を湛える。
MRチェア MR Chair
1927年、ミース・ファン・デル・ローエがヴァイセンホーフ展で発表したカンチレバーチェア。後脚を持たない片持ち構造と、流麗なスチールの曲線が特徴の、バウハウスを象徴する名作。
ノーム69 Norm 69
69枚の部材を折り、互いに差し込んでいくと球形のシェードになる。工具も接着剤もいらない。1969年に設計されながら屋根裏に置かれたままだったこの照明は、素材選びの長い試行を経て、2002年にノーマン コペンハーゲン最初の自社製品として世に出た。
ペンギン・ドンキー Penguin Donkey
1939年、エゴン・リスがペンギンブックスのためにデザインした伝説的マガジンラック。流麗な曲線美と成形合板の革新技術により、英国モダニズムを象徴する名作として今日まで高く評価されています。
レッド&ブルーチェア Red and Blue Chair
角材と板を直線・直角で組み、赤・青・黄・黒の原色で塗り分けたラウンジチェア。リートフェルトが1918年にデザインし、構造と色彩でデ・スティルの理念を示した。MoMAに所蔵される。
ルーニーラグ(ロクブリュンヌ ラグ) Roquebrune Rug
アイリーン・グレイが別荘E-1027の地に捧げた抽象ラグ。ダークグレーとネイビーの矩形が重なる構図は、モダニズム建築の幾何学と地中海の光を映す。ClassiConがネパールで手結び復刻する名作テキスタイル。
S 285 デスク S 285 Desk
1935年にマルセル・ブロイヤーがデザインしたバウハウスを代表するデスク。スチールパイプと木材の革新的な融合により、天板と収納が浮遊するような軽快な構造を実現。新即物主義に沿った、流行に左右されないデザイン。
S 33 チェア S 33 Chair
後脚を持たない片持ち構造でデザイン史に大きな足跡を残したカンチレバーチェア。マルト・スタムとマルセル・ブロイヤーによる1920年代の名作は、トーネット社により今も製造され、20世紀を代表する椅子のひとつとして世界中で親しまれている。
S44シェルフ S44 Shelf
マルセル・ブロイヤーが1932年にル・コルビュジエのメゾン・クラルテのためにデザインしたブックシェルフ。クロムメッキスチールパイプと4枚の可動式棚板が、バウハウスの機能美をそのまま形にしている。
スタンダードチェア Standard Chair
ジャン・プルーヴェが1934年にデザインした20世紀の名作椅子。椅子の構造力学を明快に視覚化した三角形の後脚と細身の前脚が特徴的で、機能性と美しさを高度に統合した名作として世界中で愛され続けています。
テーブル・アン・フォルム・リーブル Table en forme libre
1938年にシャルロット・ペリアンが自身のアトリエのために構想した自由な形のダイニングテーブル。角のない有機的な曲線と三本脚の構成が独創的で、限られた空間でも最大約10名が囲める機能美を備えた、カッシーナ I Maestri Collectionの名作。
ユトレヒトアームチェア Utrecht Armchair
1935年にヘリット・リートフェルトがデザインした新造形主義のラウンジチェア。直角で構成された幾何学的フォルムと、張りぐるみによる快適性を両立させた点で、リートフェルトの作品の中でも独特の位置を占める名作として評価されています。
ヴェリエーロ ブックケース Veliero Bookcase
フランコ・アルビーニが1940年に自邸のために作った一点物のブックケース。帆船の索具に着想した引張構造により、ガラス棚板が宙に浮くように見える。2011年からカッシーナが復刻生産。
ワシリーチェア(クラブチェアB3) Wassily Chair (Model B3)
1925年、23歳のブロイヤーが自転車から着想を得て考案した、スチールパイプ製の椅子。透明性と軽さを追求した骨格的な構造は、重厚な椅子の概念を一新し、モダンデザイン運動を牽引した。MoMAに収蔵されている。
ジグザグチェア Zig-Zag Chair
4枚の木板をZ字型に接合した脚のない椅子。リートフェルトが1934年にデザインし、形態と構造の統合を追求した。MoMAに所蔵される。