北欧モダンのインテリア
モデル45チェア Model 45 Chair
1945年にフィン・ユールがデザインしたアームチェア。座面と背もたれをフレームから分離させた構成により、日本の家具研究者・織田憲嗣により「すべての近代椅子の母」とも呼ばれる。ニューヨーク近代美術館の永久コレクションに収蔵されている。
モデル46ソファ Model 46 Sofa
1946年にフィン・ユールがデザインした彫刻的なフォルムの二人掛けソファ。モダンアートに着想を得た有機的な曲線が「身体のための身体」として座る人を優しく包み込む。デンマークモダンを象徴する名作。
モデル57 ソファ Model 57 Sofa
1957年発表、フィン・ユールによる彫刻的ソファ。翼のように広がる高いアームレストが座る者を優しく包み込む。流行に左右されないデニッシュモダンの名作として、世界中のデザイン愛好家から敬愛されている。
モデル75 サイドボード Model 75 Sideboard
アルネ・ヴォッダーがシバスト社のために設計した収納家具。表裏で仕上げの異なるスライディング・ドアと、チーク材の水平に伸びる本体、先細りの脚部が組み合わされている。デニッシュ・モダンのケースファニチャーを代表する一台。
モーエンセン 2213 ソファ Mogensen 2213 Sofa
1962年、ボーエ・モーエンセンが自邸のために設計した3人掛けレザーソファ。フレデリシアがデンマーク自社工場で熟練職人の手作業により製作を続ける、ミッドセンチュリー・デンマークデザインを代表するソファ。
モーエンセン 3236 チェア Mogensen 3236 Chair
1956年、モーエンセンが名作J39を進化させたダイニングチェア。オーク無垢材の力強いフレームと張り座が静謐な品格を湛える。フレデリシア社がデンマークで製造を続ける、デニッシュ・モダンの正統。
ニールス・O・モラー モデル75 Niels O. Møller Model 75
1954年発表のデンマーク製ダイニングチェア。木製ダボによる堅牢な構造と簡潔なフォルムが特徴。オーク材またはビーチ材の無垢材フレームにペーパーコードまたは張地の座面を組み合わせ、現在も同社工場で手作業により製作されている北欧デザインの名作。
ニューハウンデスク Nyhavn Desk
1945年、フィン・ユールが自身のスタジオのためにデザイン。スリムなスチール脚と木製天板が浮遊感を演出し、機能性と美的洗練を両立。チャールズ・イームズに触発されながら独自の北欧的優雅さを追求した名作デスク。
パーヴォ・ティネル 9602 フロアランプ Paavo Tynell 9602 Floor Lamp
1935年にパーヴォ・ティネルがデザインした北欧照明の名作。アジアの笠帽子を思わせる優雅なシェードとラタンステムが特徴で、チャイニーズハットの愛称で親しまれる。真鍮と自然素材の調和が美しく、柔らかな周囲光を生み出すフロアランプ。
パイミオチェア Paimio Chair
フィンランドの建築家アルヴァ・アアルトが療養所のために設計したラウンジチェア。成形合板による流れるような有機的フォルムと、患者の呼吸を助ける背もたれ角度が特徴。木材による近代家具の新境地を開いた北欧モダニズムの代表作。
パパベアチェア Papa Bear Chair
1951年にウェグナーがデザインした名作ラウンジチェア。熊に抱きしめられるような包容力のある座り心地と有機的なフォルムで、デンマークモダンデザインを代表する一脚。デザイナー本人が生涯愛し続けた椅子。
ピーコックチェア Peacock Chair
ハンス・J・ウェグナーが1947年にデザインした名作。フィン・ユールによって名付けられた孔雀の羽根のような背もたれは、肩甲骨の位置に合わせて正確に配置されている。ウィンザーチェアを現代的に再解釈した優雅な一脚。
ペリカンチェア Pelican Chair
1940年にフィン・ユールがデザインしたペリカンチェアは、翼を広げたペリカンを思わせる有機的な曲線が身体を優しく包み込む彫刻的ラウンジチェア。61年の沈黙を経て2001年にOnecollectionより復刻された北欧デザインの名作。
ペンダント101 ザ・ランタン Pendant 101 The Lantern
1944年、コーア・クリントが手がけたレ・クリントの代表作。一枚のシートを職人が手折りで球形に仕上げる精巧なペンダントライトは、デンマーク王室御用達ブランドの原点にして象徴。柔らかな光と彫刻的な美しさで、80年以上世界中の空間を照らし続けている。
ペンダント172(サイナスライン172) Pendant 172 (SinusLine 172)
数学的な正弦曲線と職人の手仕事による、レ・クリントの代表的ペンダント。1971年の発表以来、白いプラスチックフォイルを手で折り上げた彫刻的なシェードが、柔らかな拡散光で空間を包み込む。
PH 3/2 テーブルランプ PH 3/2 Table Lamp
ポール・ヘニングセンの3枚シェードシステムを卓上に展開した照明。対数螺旋にもとづくシェード曲線と、吹きガラスの三層オパールガラスが、グレアのない柔らかな光をつくる。
PH 3½-2½ フロア PH 3½-2½ Floor
三枚のシェードは対数螺旋にもとづいて曲面が決められている。各点が光源から等しい割合で光を減衰させるため、どの角度から見ても輝度の急な変化が起きない。現行の形になったのは2002年。シェードは吹きガラスによる三層構造の乳白ガラス。
PH 3½-3 ペンダント PH 3½-3 Pendant
ポール・ヘニングセンが開発した対数螺旋の3枚シェードシステムを忠実に再現。ルイスポールセン社製のPH 3½-3 ペンダントは、グレアを抑えた柔らかな光で空間を包み、約一世紀にわたり親しまれる北欧照明デザインの名作である。
PH 5(ピーエイチ・ファイブ) PH 5
1958年にポール・ヘニングセンが設計したペンダントライト。1920年代に確立した3枚シェードの方式を土台に、光源からの距離に応じて各シェードが同じ割合で光を減じる配光をとる。特定の電球を前提としないため光源が変わっても配光が崩れず、クラシックホワイトには色みを整える赤と青の小シェードが組み込まれている。ルイスポールセンが現在も製造する。
PH アーティチョーク PH Artichoke
1958年にポール・ヘニングセンが設計したルイスポールセンのペンダントライト。12段に配した72枚のリーフが視線の通る方向をすべて塞ぎ、どの角度から見ても光源が直接目に入らない。
PH スノーボール PH Snowball
ポール・ヘニングセンが1958年に設計し、1983年に製品化されたペンダントランプ。8枚のアルミニウムシェードが球に近い輪郭をつくり、光源を隠したまま柔らかな光を届ける。
PK20 ラウンジチェア PK20 Lounge Chair
1968年ポール・ケアホルムがデザインしたラウンジチェア。スプリングスチールのカンチレバー構造が生む独特の弾力と、レザーまたはウィッカーの座面が織りなす造形美は、デンマーク・モダニズムの到達点として、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館に収蔵されている。
PK22 ラウンジチェア PK22 Lounge Chair
ポール・ケアホルムの代表作として知られるラウンジチェア。1957年ミラノ・トリエンナーレでグランプリを受賞。ステンレススチールフレームとレザーの組み合わせによるミニマリズムの椅子。
PK24 ハンモックチェア PK24 Hammock Chair
1965年、ポール・ケアホルムがロココの長椅子に着想を得て生み出したシェーズロング。スチールのベースに籐またはレザーのシートを載せた構造で、重力と摩擦が生み出す浮遊感が特徴。フリッツ・ハンセンが製造を継承する。
PK52 プロフェッサーデスク PK52 Professor Desk
1955年デザインのPK52は、スチール家具のパイオニアPoul Kjærholmによる代表作。スチールと木材の統合と視覚的軽快さが特徴。王立デンマーク美術アカデミーのために設計され、リバーシブル天板を備えた多機能デスク。Carl Hansen & Søn製造。
PK54 ダイニングテーブル PK54 Dining Table
ポール・ケアホルムが1963年に発表した円形ダイニングテーブル。大理石またはグラナイトの天板と正方形のステンレスベースが織りなす対比の造形美は、空間の自然な焦点となる。メープル材エクステンションリングで最大12名の着席にも対応する名作。
PK61 テーブル PK61 Table
ポール・ケアホルムが1956年にデザインした北欧モダンの代表作。4つのステンレススチールベースと重力で固定される天板という徹底したミニマリズムが、工業デザイナーから家具建築家への進化を示すマニフェスト的作品。
PK71 ネストテーブル PK71 Nesting Table
1957年にポール・ケアホルムがデザインした、ステンレススチールとアクリルによるネストテーブル。全フォルムを正方形で構成した初の作品で、MoMAパーマネントコレクションに選定。3つの立方体が入れ子式に収まる彫刻的な名作。
PK80 デイベッド PK80 Daybed
1957年にポール・ケアホルムが発表したデイベッド。サテン仕上げのステンレススチールと上質なレザーが生む水平のシルエットが、空間に静かな品格をもたらす。フリッツ・ハンセン社が製造し、MoMAのコレクションにも収蔵される。
PK9 チェア(チューリップチェア) PK9 Chair (Tulip Chair)
ポール・ケアホルム1960年作。三本のスチール脚がチューリップの花弁のように広がる優美なフォルムが特徴。工業素材に詩的表現を与えた北欧モダンデザインの代表作として知られる。
ポエト ソファ Poet Sofa
1941年にフィン・ユールが自邸のために設計したコンパクトな二人掛けソファ。シュルレアリスム芸術に着想を得た有機的な曲線が座る人を包み込み、家具と彫刻の境界を溶かすデンマーク・モダンの名作として世界的に高く評価されている。
PP501 ザ・チェア PP501 Round Chair
ウェグナーが1949年に発表したアームチェア。背もたれからアームレストまでが途切れずに半円を描き、座面には籐を手編みする。デンマークではラウンドチェア、アメリカではザ・チェアと呼ばれる。
PP503 ザ・チェア PP503 Round Chair
ウェグナーのラウンドチェアの張り座モデル。座面を籐編みから布・革張りに変えると同時に、背の接合部を覆っていた籐の巻きをやめ、2箇所のフィンガージョイントに改めた。寸法はPP501と共通。
PP571 アーキテクツデスク PP571 Architect's Desk
ハンス・J・ウェグナーが1953年に設計したデスク。ラウンドチェアに合わせる机として構想され、一本の丸太から木取りした無垢材の天板を研磨ステンレススチールの斜材が支える。鋭い金属と彫刻的な木という素材の対比は、以後のウェグナー作品に受け継がれた。
レッドチェア Red Chair
クリントは人体の寸法と、過去の家具の比例を調査したうえで設計する手法を採った。感覚ではなく調査から出発するこの姿勢が、後年のデンマークの家具設計の基礎となった。教え子にボーエ・モーエンセン、オーレ・ヴァンシャーがいる。
ローマン クロック Roman Clock
1942年、アルネ・ヤコブセンがオーフス市庁舎の時計塔のためにデザイン。古典的なローマ数字と機能主義の明快さが融合した北欧デザインの代表作。アルミケースと凹面ガラスが壁に浮かぶような軽やかさを演出する。
サファリチェア Safari Chair
コーア・クリントが1933年にデザインしたサファリチェア。英国軍のルールキーチェアを原型に、工具不要で組立・分解できるノックダウン構造へと洗練させたラウンジチェア。現在はカール・ハンセン&サンが製造している。
サヴォイ・ベース Savoy Vase
アルヴァ&アイノ・アアルトによる1936年の代表作。有機的な波状の曲線が美しいガラス花瓶。1937年パリ万国博覧会で発表され、フィンランドデザインの象徴として世界的評価を確立。iittalaで手吹き製造が続く永遠の名作。
セブンチェア 3107 Series 7 Chair (3107)
1955年発表の名作。アルネ・ヤコブセンによる流麗なフォルムは、9層の成型合板技術により実現。世界で700万脚以上を販売し、デンマークモダンデザインの頂点として君臨。スタッキング可能な機能美も備える。
シェルチェア(CH07) Shell Chair (CH07)
ウェグナーが1963年に発表した三本脚のラウンジチェア。翼のような有機的フォルムと成形合板技術が融合した彫刻的な造形が特徴。発表時はごく限られた生産だったが、1998年の復刻で広く評価されるようになった。
シエナ・クッション Siena Cushion
1954年にアルヴァ・アアルトがデザインした幾何学パターンのクッションカバー。イタリア・シエナの大聖堂の大理石模様から着想を得た、建築的な構成美を持つArtekの象徴的なテキスタイル。モダンでありながら温かみのある北欧デザインの名品。
シルバーテーブル(ユダステーブル) Silver Table (Judas Table)
フィン・ユールが1948年にデザインしたダイニングテーブル。天板に配された30枚の純銀インレイが、優美な楕円形のシルエットに夜空の星々のような輝きを添える。最大14人まで着座できる拡張機能も備える。
スポークバックソファ Spoke-Back Sofa
1945年デザイン、1963年製品化。英国ノールセティを再解釈した革新的ソファ。革製ストラップで調整可能な片側アームレストにより、ソファとデイベッドの両機能を実現。露出した木製構造が特徴的なデンマークモダンの代表作。
ステーションクロック Station Clock
アルネ・ヤコブセンがラウリッツ・クヌーセン社のために描いた汎用時計の文字盤。装飾を持たないアラビア数字により、遠方からの判読を確保する。ヤコブセンの時計デザインの出発点にあたる。
スツール60 Stool 60
アルヴァ・アアルトが1933年にデザインした北欧家具の名作。革新的なL-レッグ技術による3本脚の構造は、機能美をそのまま形にしています。スツール、サイドテーブル、ディスプレイ台として多用途に使える普遍的デザインは、91年経った今も世界中で愛されている。
ストリングシステム String System
1949年誕生のスカンディナヴィアンデザインの代表作。ストリニング夫妻による革新的なモジュラーシステムは、ミニマルな美学と無限の拡張性を兼ね備え、世界中で愛され続ける収納ソリューション。
スーパーエリプステーブル Superellipse Table
1968年発表の数学的美学を持つ楕円テーブル。ピート・ハインの超楕円理論、マットソンのスパンレッグ、ヤコブセンの洗練が融合。どの席からも平等な「民主的テーブル」として、フリッツ・ハンセンが半世紀以上生産を続ける北欧モダンの象徴的作品。
スワンチェア Swan Chair
アルネ・ヤコブセンが1958年に発表したスワンチェアは、直線を排除した有機的曲線が特徴の北欧モダニズムの代表作。白鳥のような優美なフォルムと360度回転する機能性を兼ね備え、60年以上愛され続ける永遠の名作椅子。
テーブル80A Table 80A
フィンランドの建築家アルヴァ・アアルトが1933年に発表した長方形テーブル。L-レッグ技術とフィンランド産バーチ材を用いた北欧モダニズムの基本形。アルテック社により現在も生産が続くデザインクラシック。
テーブル81 Table 81
1935年、アルヴァ・アアルトが特許技術L-レッグを用いてデザインした長方形テーブル。フィンランド産バーチ無垢材の温もりと装飾を排した構造の明快さが調和し、ダイニングからワークスペースまであらゆる暮らしの場面に溶け込む北欧モダニズムの名作。