1960年代
パントンチェア Panton Chair
1960
1967年に誕生した世界初のプラスチック一体成型椅子。デンマークの鬼才ヴェルナー・パントンとヴィトラ社が実現した流動的なS字カーブは、空中浮遊するような軽やかさと包み込まれる座り心地を両立。20世紀デザインの革命的アイコン。
ガット テーブルランプ Gatto Table Lamp
1960
1960年カスティリオーニ兄弟デザインの名作照明。革新的なコクーン技術により和紙のような質感を実現し、猫が丸まる姿を思わせる有機的フォルムから柔らかな拡散光を放つ。Flos創設の契機となった歴史的作品。
ジオメトリ・ラグ Geometri Rug
1960
1960年にヴェルナー・パントンがデザインした幾何学的テキスタイルの傑作。円と正方形を様々な比率で配置したオプアート的パターンは、空間全体を芸術作品へと変貌させる力を持ち、60年代のデザイン革命を象徴する作品として今も愛され続けている。
606ユニバーサルシェルビングシステム 606 Universal Shelving System
1960
1960年にディーター・ラムスがデザインしたモジュラーシェルフシステム。アルミニウム製Eトラックに棚板やキャビネットを工具不要で組み合わせ、生活の変化に応じて構成を変えられる。65年以上にわたり基本設計を変えずに製造が続く収納の定番。
マッシュルームチェア Mushroom Chair
1960
ピエール・ポーランが1963年にデザインした彫刻的なラウンジチェア。水着から着想を得たシームレスなストレッチファブリックと有機的フォルムが革新的。MoMA永久コレクション収蔵。スペースエイジ美学を体現する20世紀デザインの傑作。
オレンジスライスチェア Orange Slice Chair
1960
1960年にピエール・ポーランがデザインした彫刻的なラウンジチェア。オレンジのスライスを思わせる2つの同一シェルが特徴で、見る角度により異なる表情を見せます。優美な曲線と快適な座り心地を両立させた息の長い名作です。
抽象自立彫刻(溶接鋼&ブロンズ) Abstract Standing Sculpture (Welded Steel & Bronze)
1960
ポール・エヴァンスが1960年代に制作した溶接鋼とブロンズによる抽象自立彫刻。ブルータリズム美学と金属工芸技術が融合した、アメリカン・スタジオ・クラフト運動を代表する重要作品。トーチカットと溶接技法により構築された力強い造形が特徴。
サンバースト・ウォール・スカルプチャー Sunburst Wall Sculpture
1960
1960年代初頭、金属工芸家ポール・エヴァンスが制作したウォール彫刻。鍛造と溶接技術により、スチールと真鍮、金箔が放射状の太陽光を表現。ブルータリズムの力強さと工芸的繊細さが融合した壁面芸術作品。
ブルータリスト・ウォールスカルプチャー(溶接鋼) Brutalist Wall Sculpture (Welded Steel)
1960
ポール・エヴァンスが1960-70年代に制作した壁面彫刻。溶接鋼にトーチカット、パティナ処理、彩色を施し、粗野さと洗練を併せ持つブルータリズムの美学を体現。アメリカン・スタジオ・クラフト運動を代表する金属工芸の傑作。
PK9 チェア(チューリップチェア) PK9 Chair (Tulip Chair)
1960
ポール・ケアホルム1960年作。三本のスチール脚がチューリップの花弁のように広がる優美なフォルムが特徴。工業素材に詩的表現を与えた北欧モダンデザインの傑作として、世界の美術館に収蔵される。
ヴィスコンテア Viscontea
1960
1960年、カスティリオーニ兄弟がFlosのために設計したコクーンランプ。軍用の保護樹脂を照明に転用し、輪郭のぼやけた柔らかな光を得た。MoMA収蔵(373.1963)。
ムーンランプ Moon Lamp
1960
1960年、ヴェルナー・パントンが手がけた最初期の照明デザイン。10枚の可動式金属ラメラが扇状に広がり、光源を包み込みながら月光のような柔らかな間接光を空間に届ける。見る角度ごとに表情を変える彫刻的なペンダントランプ。
CH445 ウイングチェア CH445 Wing Chair
1960
ハンス・J・ウェグナーが1960年にデザインし、カール・ハンセン&サンが2006年に復刻した名作。彫刻的なシルエットとウイングバックが身体を包み込む、機能美を極めたラウンジチェアである。
フローレンス・ノル エグゼクティブデスク Florence Knoll Executive Desk
1961
1961年にフローレンス・ノルがデザインした革新的なエグゼクティブデスク。威圧的な従来のデスクを否定し、コミュニケーションを重視した開放的なデザイン。クロムメッキのペデスタルベースが生み出す軽やかさと、洗練されたベニア天板の調和が美しい、ミッドセンチュリーモダンの名作。
マリメッコ ロッキ クッション Marimekko Lokki Cushion
1961
1961年、マイヤ・イソラがデザインしたマリメッコを代表するパターン。フィンランド語で「カモメ」を意味するロッキは、躍動的な曲線で北欧の空を舞う鳥の優雅さを表現。タイムレスな美しさが現代の暮らしを彩る。
アレキサンダー・ジラード ピロー Alexander Girard Pillows
1961
アレキサンダー・ジラードが1950〜70年代にデザインした、フォークアートとモダニズムを融合させたグラフィッククッション。「Eyes」「Heart」「Sun」などの象徴的パターンが、空間に温もりと遊び心を与える。Vitra/Maharam製。
Braun H1/HL1 ベンチレーター Braun H1/HL1 Ventilator
1961
1961年、ラインホルト・ヴァイスがBraun社のためにデザインした卓上扇風機。「より少なく、しかしより良く」の哲学を体現し、MoMAに収蔵される機能主義デザインの傑作として、現代プロダクトデザインに多大な影響を与え続けている。
フローレンス・ノル ダイニングテーブル Florence Knoll Dining Table
1961
1961年発表。ミース・ファン・デル・ローエに師事したフローレンス・ノルによる、バウハウスの理念を受け継ぐテーブル。溶接スチールフレームと厳選された大理石や銘木の天板が、端正な佇まいを生んでいる。
コロナチェア Corona Chair
1961
1961年にポール・M・ヴォルターがデザインした北欧モダンを代表するラウンジチェア。皆既日食の光環に着想を得た4つの楕円形クッションが、人体の脊椎を思わせる形で宙に浮かぶ独創的なシルエットを持つ。2002年EUサミットで各国首脳が着座したことでも知られる。
Arcoフロアランプ Arco Floor Lamp
1962
街灯から着想を得た革新的デザイン。カララ大理石のベースから優美に伸びるステンレスアーチが、天井工事不要でダイニング空間に理想的な光を届ける。1962年の発表以来、イタリアンモダンの象徴として君臨し続ける不朽の名作。
タッチア Taccia
1962
本体内部の光源からの光をガラスのディフューザーとアルミリフレクターで反射し、眩しさを抑えた間接光として広げるテーブルランプ。ディフューザーの角度で光の向きを調整できる。
620 チェア・プログラム 620 Chair Programme
1962
ディーター・ラムスが1962年にデザインしたモジュール式ラウンジチェア。椅子をソファに拡張でき、背もたれや脚部を自由に組み替え可能。ミニマルな美学と優れた座り心地を両立し、世界の主要美術館に収蔵される20世紀家具デザインの傑作。
マヤ カトラリー Maya Cutlery
1962
ティアス・エクホフが1962年に発表したステンレス製カトラリー。三角形に細くなるハンドルと丸みを帯びたエッジが握りやすさを生む。60年以上にわたり生産が続く北欧デザインの定番。
トイオ Toio
1962
1962年、カスティリオーニ兄弟がFlosのために設計したフロアランプ。自動車のヘッドライトを光源に転用し、釣り竿のガイドリングや船舶用クリートを組み合わせた。MoMA永久収蔵品として知られるイタリアンデザインの傑作。
モーエンセン 2213 ソファ Mogensen 2213 Sofa
1962
1962年、ボーエ・モーエンセンが自邸のために設計した3人掛けレザーソファ。フレデリシアがデンマーク自社工場で熟練職人の手作業により製作を続ける、ミッドセンチュリー・デンマークデザインを代表するソファ。
CH327 ダイニングテーブル CH327 Dining Table
1962
ウェグナーが1962年にデザインしたCH327は、天板がフレームから浮遊するかのような独創的な構造美を持つ無垢材ダイニングテーブル。カール・ハンセン&サンの卓越した職人技が、素材の美しさを最大限に引き出した北欧デザインの名作。
CH337 ダイニングテーブル CH337 Dining Table
1962
1962年、ハンス J. ウェグナーがデザインした伸長式ダイニングテーブル。楕円形の無垢材天板とテーパードレッグが生む端正な佇まい。伸長板の追加で4人から最大8人の食卓に対応し、日常と祝祭を一台で結ぶ北欧モダンの名作。
USMハラー モジュールファニチャー USM Haller Modular Furniture
1963
建築家フリッツ・ハラーとパウル・シェアラーが1963年に開発したモジュール式家具システム。クロームメッキの真鍮製ボールコネクターによる構造で、自由な組み合わせと再構成を実現する。2001年にMoMA(ニューヨーク近代美術館)の永久コレクションに収蔵された。
USM Hallerテーブル/デスク USM Haller Table/Desk
1963
建築家フリッツ・ハラーによるモジュラーデスクシステム。1963年デザイン、MoMA永久コレクション収蔵。クロームメッキのスチールフレームと適応可能な構造が、半世紀を超えて愛される機能美を実現している。
シェルチェア(CH07) Shell Chair (CH07)
1963
ウェグナーが1963年に発表した三本脚のラウンジチェア。翼のような有機的フォルムと成形合板技術が融合した彫刻的な造形が特徴。発表時はごく限られた生産だったが、1998年の復刻で広く評価されるようになった。
ミングレン・テーブル Minguren Table
1963
一枚板の力強い存在感が際立つ、ナカシマの代表的なテーブルシリーズ。木の節や割れ、自然な縁をそのまま活かし、バタフライジョイントで接合する。建築的な構造と木の有機的な表情が調和した、アメリカンスタジオクラフトを代表する一台。
ボールチェア Ball Chair
1963
1963年にフィンランドのデザイナー、エーロ・アールニオがデザインした球体型ラウンジチェア。FRP製のシェルが約70%の遮音性を実現し、プライベートな空間を創出。1966年のケルン国際家具見本市で世界的な評価を獲得し、スペースエイジデザインの象徴的存在となった。
エルダチェア Elda Chair
1963
1963年にジョエ・コロンボがデザインした未来的なラウンジチェア。ファイバーグラス製の包み込むようなシェルと7つのレザークッションが特徴。船舶製造技術から着想を得た革新的構造により、スペースエイジデザインの金字塔として今なお高い評価を得ている。
フォルモーザ 万年カレンダー Formosa Perpetual Calendar
1963
1963年、エンツォ・マリがデザインしたダネーゼの壁掛け式万年カレンダー。手動でカードを差し替えるアナログな機構と大胆なタイポグラフィが融合した、MoMA永久収蔵のイタリアン・デザインの傑作。
ベリング・トレイテーブル Bølling Tray Table
1963
1963年、建築家ハンス・ベリングが設計。2枚のリバーシブルトレイと、工具を使わず折りたためるH型フレームが特徴。デニッシュモダンの遊び心のある機能主義を伝える定番として、60年以上生産が続いている。
PK54 ダイニングテーブル PK54 Dining Table
1963
ポール・ケアホルムが1963年に発表した円形ダイニングテーブル。大理石またはグラナイトの天板と正方形のステンレスベースが織りなす対比の造形美は、空間の自然な焦点となる。メープル材エクステンションリングで最大12名の着席にも対応する名作。
マリメッコ ウニッコ クッション Marimekko Unikko Cushion
1964
1964年、マイヤ・イソラが創出した世界で最も著名なテキスタイルパターン「ウニッコ」を用いたクッション。大胆に簡略化されたポピーの造形と鮮やかな色彩が、北欧デザインの真髄を空間にもたらす。
アクションオフィス デスク Action Office Desk
1964
1964年、ハーマンミラーが発表したオフィス家具システムを構成する机。姿勢を変えながら働けるよう高さの異なる机が用意され、机・収納・棚・電話台を組み合わせて使う。世界初のオープンプラン・オフィスシステムとされ、1965年にアルコア工業デザイン賞を受けた。
アクション・オフィス・ロールトップ・デスク Action Office Roll-Top Desk
1964
ハーマンミラーのアクションオフィスに含まれるロールトップ・デスク。細い木片を並べたタンバーの蓋を下ろして施錠し、書きかけの仕事をそのまま残しておける。立って使う高さの機種はパーチと呼ばれるスツールと組み合わせて用いられた。
スタッキングチェア 40/4 Stacking Chair Model 40/4
1964
デヴィッド・ローランドが8年の歳月をかけて完成させたスタッキングチェア。40脚を4フィートに積み重ねられる設計で、ミラノ・トリエンナーレのグランプリを受賞。MoMA収蔵品。
エクリッセ テーブルランプ Eclisse Table Lamp
1965
「レ・ミゼラブル」のランタンから着想を得た、日食のような詩的な光の演出が可能なテーブルランプ。回転する内側のシェードで光の強度を無段階調整でき、直接光から間接光まで自在に変化。1967年コンパッソ・ドーロ賞受賞のイタリアデザインの象徴。
ピピストレロ Pipistrello
1965
ガエ・アウレンティが1965年にデザインした象徴的なテーブルランプ。コウモリの翼を思わせるメタクリレート製シェードと伸縮式シャフトを特徴とし、1967年にマルティネッリ・ルーチェ社が製品化。MoMA永久コレクション収蔵作品。
スカルプテッド・ブロンズ・レリーフ・パネル Sculpted Bronze Relief Panel
1965
ポール・エヴァンスが1960年代に開発した独自のブロンズレジン技法による壁面彫刻。手作業で成形された有機的な高浮き彫りが生み出す力強い造形美と金属的光沢は、ブルータリズムとスタジオ・クラフトの融合を象徴する記念碑的作品として評価されている。
彫刻的金属製ルームディバイダー Sculpted Metal Room Divider
1965
ポール・エヴァンスによる1960年代の彫刻的金属製間仕切り。溶接鋼の立体的装飾パネルとパティナ仕上げが生み出す有機的テクスチャーにより、ブルータリズムの美学を室内空間に導入。機能的パーティションと立体造形作品を融合させた革新的デザイン。
アルジャント・キューブテーブル Argente Cube Table
1965
1965-72年のわずか7年間のみ製作された幻のシリーズ。溶接アルミニウムに刻まれるピクトグラフィック模様と銀黒の対比が生むオプアート的美学。有毒な製造プロセスゆえの希少性が価値を高める。
チフラ3 Cifra 3
1965
ジーノ・ヴァッレがソラリのために設計したフリップ式卓上時計。発着案内板のローラー式フラップ機構を卓上に移し、時刻が変わるたびにフラップが翻る。ニューヨーク近代美術館収蔵。2015年より復刻生産。
CH163 ソファ CH163 Sofa
1965
ハンス・J・ウェグナーが1965年にデザインした3人掛けソファ。無垢材フレームの優美な曲線と卓越した座り心地を両立させた北欧モダンの名作。カール・ハンセン&サン製。
ジン・テーブル Djinn Table
1965
1965年発表。オリヴィエ・ムルグによるジンシリーズのスツール兼ローテーブル。イスラムの伝承に登場する精霊の名を冠した流動的なフォルムは、映画『2001年宇宙の旅』で広く知られた。1976年に生産を終え、現在はヴィンテージ市場で取引される。
フィレンツェ クロック Firenze Clock
1965
カスティリオーニ兄弟が1965年にデザインした壁掛け時計。フィレンツェの展覧会「La casa abitata」で発表後、1996年にアレッシィが製品化。伝統的なローマ数字とミニマルな造形が時を超えて愛される名作。
PK24 ハンモックチェア PK24 Hammock Chair
1965
1965年、ポール・ケアホルムがロココの長椅子に着想を得て生み出したシェーズロング。スチールのベースに籐またはレザーのシートを載せた構造で、重力と摩擦が生み出す浮遊感が特徴。フリッツ・ハンセンが製造を継承する。