北欧
モデル232 チャイナキャビネット Model 232 China Cabinet
1951年発表。中国伝統家具に着想を得た「Chinaシリーズ」に属する二枚扉のキャビネット。真鍮の鍵が取手を兼ねる意匠が特徴で、内部には可動棚板と引き出しトレイを備える。FDB Møblerのために設計され、C.M.マドセン工房が製作した。
ベイカーソファ Baker Sofa
1951年、フィン・ユールがアメリカ進出の際に手掛けた記念碑的ソファ。二分割された背もたれが生む彫刻的なフォルムと浮遊感は、構造と身体を分離するという独自の設計哲学を鮮やかに体現している。
カイ・ボイスン ベア Kay Bojesen Bear
カイ・ボイスンが1952年にデザインした木製のクマ。オーク材とメープル材の温かみのある質感と、360度可動する手足が特徴。「線は微笑みにならなければならない」という哲学のもと生まれた、世代を超えて愛される北欧デザインの傑作。
AJ52 ソサエティテーブル AJ52 Society Table
1952年にアルネ・ヤコブセンが設計した名作デスク。バウハウス、機能主義、インダストリアルデザインが融合。レザー天板、スチールフレーム、吊り下げ式引き出しが軽やかな印象を生む。2018年Carl Hansen & Søn復刻。
アントチェア (3100) Ant Chair (Model 3100)
1952年にアルネ・ヤコブセンが設計した世界初の背座一体成形合板チェア。蟻を思わせる有機的シルエットと極限まで削ぎ落とされた構成美が、北欧モダンデザインの象徴として世界中で愛され続けている。
ティーマ Teema
「フィンランドデザインの良心」カイ・フランクが1952年に生み出した、イッタラを代表するテーブルウェア。幾何学の基本形のみで構成された簡潔なフォルムは、70年以上の時を超えて世界中の食卓に寄り添い続けている。
モデル142 ブックケース / FJパネルシステム Model 142 Bookcase / FJ Panel System
フィン・ユールが1953年に設計した壁掛け式パネル・シェルビングシステム。棚板とキャビネットを独立して動かせる可変性の高い収納で、現在もハウス・オブ・フィン・ユールが生産を続けている。
PP571 アーキテクツデスク PP571 Architect's Desk
ハンス・J・ウェグナーが1953年に設計したデスク。ラウンドチェアに合わせる机として構想され、一本の丸太から木取りした無垢材の天板を研磨ステンレススチールの斜材が支える。鋭い金属と彫刻的な木という素材の対比は、以後のウェグナー作品に受け継がれた。
ビーハイブ(A331) Beehive (A331)
1953年にアルヴァ・アアルトがユヴァスキュラ大学のためにデザインしたペンダントライト。蜂の巣のような有機的フォルムと穿孔リングが柔らかな光を生み、消灯時も彫刻的な美しさを放つアルテックの代表的照明。
No.53 チェア FJ 53 Chair
1953年、フィン・ユールが家具職人ニールス・ヴォッダーのためにデザインしたラウンジチェア。無垢材フレームから浮遊するように配された座面と、一筆書きのように流れるアームレストが、彫刻的な美と深い寛ぎを両立させた名作。
カイ・ボイスン エレファント Kay Bojesen Elephant
1953年、デンマークの巨匠カイ・ボイスンが生んだオーク無垢材の木製象。丸みを帯びた愛らしいフォルムと可動する鼻や脚を持ち、子どもの玩具から大人のインテリアオブジェまで、世代を超えて愛され続ける北欧デザインの名作。
シエナ・クッション Siena Cushion
1954年にアルヴァ・アアルトがデザインした幾何学パターンのクッションカバー。イタリア・シエナの大聖堂の大理石模様から着想を得た、建築的な構成美を持つArtekの象徴的なテキスタイル。モダンでありながら温かみのある北欧デザインの傑作。
ニールス・O・モラー モデル75 Niels O. Møller Model 75
1954年発表のデンマーク製ダイニングチェア。木製ダボによる堅牢な構造と簡潔なフォルムが特徴。オーク材またはビーチ材の無垢材フレームにペーパーコードまたは張地の座面を組み合わせ、現在も同社工場で手作業により製作されている北欧デザインの名作。
セブンチェア 3107 Series 7 Chair (3107)
1955年発表の不朽の名作。アルネ・ヤコブセンによる流麗なフォルムは、9層の成型合板技術により実現。世界で700万脚以上を販売し、デンマークモダンデザインの頂点として君臨。スタッキング可能な機能美も備える。
PK52 プロフェッサーデスク PK52 Professor Desk
1955年デザインのPK52は、スチール家具のパイオニアPoul Kjærholmによる傑作。スチールと木材の完璧な融合と視覚的軽快さが特徴。王立デンマーク美術アカデミーのために設計され、リバーシブル天板を備えた多機能デスク。Carl Hansen & Søn製造。
シティホール クロック City Hall Clock
アルネ・ヤコブセンがロドーヴァ市庁舎のために設計した掛時計。数字を12本の線に置き換え、盤面から要素を切り詰めた。1950年代のヤコブセンの造形が最も簡潔に現れた文字盤。
CH88 チェア CH88 Chair
1955年にウェグナーがデザインし、約60年の時を経て2014年に製品化されたCH88チェア。蒸気曲げの木製背もたれとスチール脚が織りなすミニマルなフォルムは、住宅からコントラクトまで幅広い空間に調和する。
PK61 テーブル PK61 Table
ポール・ケアホルムが1956年にデザインした北欧モダンの傑作。4つのステンレススチールベースと重力で固定される天板という究極のミニマリズムが、工業デザイナーから家具建築家への進化を示すマニフェスト的作品。
PK22 ラウンジチェア PK22 Lounge Chair
ポール・ケアホルムの代表作として知られるラウンジチェア。1957年ミラノ・トリエンナーレでグランプリを受賞。ステンレススチールフレームとレザーの絶妙な調和が生み出す、ミニマリズムの最高峰。
マドモアゼル ラウンジチェア Mademoiselle Lounge Chair
1956年、イルマリ・タピオヴァーラがフィンランドの伝統的なスポークチェアに着想を得て生み出したラウンジチェア。無垢バーチ材のみで構成された潔い造形が、伝統工芸とモダニズムを結びつけた北欧デザインの名作である。
モーエンセン 3236 チェア Mogensen 3236 Chair
1956年、モーエンセンが名作J39を進化させたダイニングチェア。オーク無垢材の力強いフレームと張り座が静謐な品格を湛える。フレデリシア社がデンマークで製造を続ける、デニッシュ・モダンの正統。
AJ フロアランプ AJ Floor Lamp
1957年、アルネ・ヤコブセンがSASロイヤルホテルのためにデザインした照明の傑作。直線と斜角が織りなす幾何学的な造形美と、可動式シェードによる高い機能性を兼ね備える。ルイスポールセンが製品化した北欧モダンデザインの象徴的存在。
PK80 デイベッド PK80 Daybed
1957年にポール・ケアホルムが発表したデイベッド。サテン仕上げのステンレススチールと上質なレザーが生む水平のシルエットが、空間に静かな品格をもたらす。フリッツ・ハンセン社が製造し、MoMAのコレクションにも収蔵される。
モデル57 ソファ Model 57 Sofa
1957年発表、フィン・ユールによる彫刻的ソファ。翼のように広がる高いアームレストが座る者を優しく包み込む。時代を超越したデニッシュモダンの名作として、世界中のデザイン愛好家から敬愛されている。
AJ ウォールランプ AJ Wall Lamp
アルネ・ヤコブセンが1957年にSASロイヤルホテルのために設計した壁面照明。直線と斜角のみで構成された彫刻的フォルムが、下方へ柔らかく光を導く。ルイスポールセンが製造する北欧モダニズム照明の至宝。
AJ テーブルランプ AJ Table Lamp
1957年、アルネ・ヤコブセンがSASロイヤルホテルのために設計。直線と斜角が織りなす緊張感あるフォルムと、シェード内部の白色塗装による柔らかな光が特徴の、ルイスポールセンを代表するテーブルランプ。
AJ カトラリー AJ Cutlery
1957年、アルネ・ヤコブセンがSASロイヤルホテルのために設計。ステンレススチールの有機的なフォルムは映画『2001年宇宙の旅』にも登場し、世界の主要美術館に収蔵されるスカンジナビアン・モダニズムの名品。ジョージ ジェンセン製。
PK71 ネストテーブル PK71 Nesting Table
1957年にポール・ケアホルムがデザインした、ステンレススチールとアクリルによるネストテーブル。全フォルムを正方形で構成した初の作品で、MoMAパーマネントコレクションに選定。3つの立方体が入れ子式に収まる彫刻的な名作。
スワンチェア Swan Chair
アルネ・ヤコブセンが1958年に発表したスワンチェアは、直線を排除した有機的曲線が特徴の北欧モダニズムの傑作。白鳥のような優美なフォルムと360度回転する機能性を兼ね備え、60年以上愛され続ける永遠の名作椅子。
スパニッシュチェア The Spanish Chair
ボーエ・モーエンセンの代表作。スペイン旅行で得た着想を北欧モダニズムで昇華させた1958年の傑作ラウンジチェア。厚手のサドルレザーと堅牢なオーク材が織りなす力強い美しさ、幅広のアームレスト、使い込むほどに深まる経年変化が魅力。フレデリシア製造。
PH 5(ピーエイチ・ファイブ) PH 5
1958年にポール・ヘニングセンがデザインしたPH 5は、100%グレアフリーの照明を実現する北欧デザインの最高峰。デンマークで「国民的ランプ」と称される名作ペンダントライトの魅力、デザイン哲学、受賞歴を詳しく解説します。
エッグチェア Egg Chair
デンマークの巨匠アルネ・ヤコブセンによる1958年の名作。卵型の彫刻的フォルムが特徴的なラウンジチェアで、コペンハーゲンのSASロイヤルホテルのために設計されました。革新的な成型技術と伝統的職人技が融合した、北欧デザインを代表する不朽の傑作です。
カルティオ グラス Kartio Glasses
1958年、カイ・フランクがイッタラのために設計した北欧デザインの金字塔。円錐形の美しいフォルムと卓越した機能性を両立し、MoMAにも収蔵される名作グラス。60年以上愛され続ける普遍のデザイン。
グレーテ・ヤルク クレデンザ Model 41 Grete Jalk Credenza Model 41
1958年、グレーテ・ヤルクがシバスト社のために設計したModel 41クレデンザ。蛇腹式のタンブール扉と「キャッツアイ」と呼ばれる取手を持ち、チーク材の外装とシカモア材の内装が対比をなすデンマーク・モダンのサイドボード。
PH スノーボール PH Snowball
ポール・ヘニングセンが1958年に設計し、1983年に製品化されたペンダントランプ。8枚のアルミニウムシェードが球に近い輪郭をつくり、光源を隠したまま柔らかな光を届ける。
PH アーティチョーク PH Artichoke
1958年にポール・ヘニングセンが設計したルイスポールセンの代表作。72枚の金属リーフが光源を包み込み、あらゆる角度から完全にグレアフリーの光を実現する。MoMA永久コレクション収蔵の照明デザイン史を代表するアイコン。
ハンギングエッグチェア Hanging Egg Chair
1959年にナナ&ヨルゲン・ディッツェルがデザインした、天井吊り下げ式の象徴的なチェア。卵型のラタン製シェルが身体を包み込み、ゆるやかな揺れとともにプライベートな空間を生み出す。吊り下げ式チェアの原型となったデンマークデザインの名作。
CH825 クレデンザ CH825 Credenza
ハンス・J・ウェグナーが1950年代末に設計したCH825クレデンザ。二重壁の内部へ消えるローラーシャッター扉が特徴で、2014年にカール・ハンセン&サンが復刻した。
パントンチェア Panton Chair
1967年に誕生した世界初のプラスチック一体成型椅子。デンマークの鬼才ヴェルナー・パントンとヴィトラ社が実現した流動的なS字カーブは、空中浮遊するような軽やかさと包み込まれる座り心地を両立。20世紀デザインの革命的アイコン。
ジオメトリ・ラグ Geometri Rug
1960年にヴェルナー・パントンがデザインした幾何学的テキスタイルの傑作。円と正方形を様々な比率で配置したオプアート的パターンは、空間全体を芸術作品へと変貌させる力を持ち、60年代のデザイン革命を象徴する作品として今も愛され続けている。
PK9 チェア(チューリップチェア) PK9 Chair (Tulip Chair)
ポール・ケアホルム1960年作。三本のスチール脚がチューリップの花弁のように広がる優美なフォルムが特徴。工業素材に詩的表現を与えた北欧モダンデザインの傑作として、世界の美術館に収蔵される。
ムーンランプ Moon Lamp
1960年、ヴェルナー・パントンが手がけた最初期の照明デザイン。10枚の可動式金属ラメラが扇状に広がり、光源を包み込みながら月光のような柔らかな間接光を空間に届ける。見る角度ごとに表情を変える彫刻的なペンダントランプ。
CH445 ウイングチェア CH445 Wing Chair
ハンス・J・ウェグナーが1960年にデザインし、カール・ハンセン&サンが2006年に復刻した名作。彫刻的なシルエットとウイングバックが身体を包み込む、機能美を極めたラウンジチェアである。
マリメッコ ロッキ クッション Marimekko Lokki Cushion
1961年、マイヤ・イソラがデザインしたマリメッコを代表するパターン。フィンランド語で「カモメ」を意味するロッキは、躍動的な曲線で北欧の空を舞う鳥の優雅さを表現。タイムレスな美しさが現代の暮らしを彩る。
コロナチェア Corona Chair
1961年にポール・M・ヴォルターがデザインした北欧モダンを代表するラウンジチェア。皆既日食の光環に着想を得た4つの楕円形クッションが、人体の脊椎を思わせる形で宙に浮かぶ独創的なシルエットを持つ。2002年EUサミットで各国首脳が着座したことでも知られる。
マヤ カトラリー Maya Cutlery
ティアス・エクホフが1962年に発表したステンレス製カトラリー。三角形に細くなるハンドルと丸みを帯びたエッジが握りやすさを生む。60年以上にわたり生産が続く北欧デザインの定番。
モーエンセン 2213 ソファ Mogensen 2213 Sofa
1962年、ボーエ・モーエンセンが自邸のために設計した3人掛けレザーソファ。フレデリシアがデンマーク自社工場で熟練職人の手作業により製作を続ける、ミッドセンチュリー・デンマークデザインを代表するソファ。
CH327 ダイニングテーブル CH327 Dining Table
ウェグナーが1962年にデザインしたCH327は、天板がフレームから浮遊するかのような独創的な構造美を持つ無垢材ダイニングテーブル。カール・ハンセン&サンの卓越した職人技が、素材の美しさを最大限に引き出した北欧デザインの名作。
CH337 ダイニングテーブル CH337 Dining Table
1962年、ハンス J. ウェグナーがデザインした伸長式ダイニングテーブル。楕円形の無垢材天板とテーパードレッグが生む端正な佇まい。伸長板の追加で4人から最大8人の食卓に対応し、日常と祝祭を一台で結ぶ北欧モダンの名作。
シェルチェア(CH07) Shell Chair (CH07)
ウェグナーが1963年に発表した三本脚のラウンジチェア。翼のような有機的フォルムと成形合板技術が融合した彫刻的な造形が特徴。発表時はごく限られた生産だったが、1998年の復刻で広く評価されるようになった。