概要
カイ・ボイスン エレファントは、カイ・ボイスンが1953年に手がけた木製のオブジェである。無塗装のオーク材でつくられ、鼻・首・四肢が可動する。ボイスンの木製動物シリーズの一つで、カイ・ボイスン モンキー(1951年)に続く時期にあたる。現在はローゼンダール・デザイングループが「カイ・ボイスン デンマーク」の名で製造している。
特徴・コンセプト
写実を避ける
丸い胴体、太く短い脚、大きく開いた口。実物の象の比例とは異なる。ボイスンは、動物の線は微笑みにならなければならないと述べており、似せることではなく、単純化した形に親しみを持たせることを目的に置いていた。
ダボで組んで動かす
各部材は木製のピン(ダボ)で接合され、鼻・首・四肢が動く。接着で固めれば形は一つに定まるが、ダボで留めれば向きを変えられる。遊ぶときも、置いて眺めるときも、姿勢を選べる。
無塗装の仕上げ
塗装を施さず、木肌のまま仕上げる。手に取ったときに木の質感がそのまま伝わり、擦れても色が剥げない。使ううちにオーク特有の色が濃くなる。角は丸く落とされ、子どもが扱うことを前提とした処理がなされている。
ミニ、スモール、ラージの3サイズが展開される。
エピソード
ボイスンは銀細工師として出発し、のちに木製の玩具を手がけるようになった。木製動物シリーズは1935年から1957年にかけて制作されている。エレファントは、その中期にあたる1953年の作にあたる。
評価と影響
玩具としての性格と、置いて眺める対象としての性格を併せ持つ。同じシリーズのカイ・ボイスン ベアやカイ・ボイスン モンキーと同様、単純化した形と可動する関節という構成を共有している。
カイ・ボイスンの設計思想や経歴について詳しくはカイ・ボイスンプロフィールページをご覧ください。
カイ・ボイスン デンマークの歴史や他の製品について詳しくはカイ・ボイスン デンマークブランドページをご覧ください。
シリーズ全体について詳しくはカイ・ボイスン 木製動物シリーズをご覧ください。
基本情報
| 名称 | カイ・ボイスン エレファント / Kay Bojesen Elephant |
|---|---|
| デザイナー | カイ・ボイスン(Kay Bojesen) |
| ブランド | カイ・ボイスン デンマーク(ローゼンダール・デザイングループ) |
| 発表年 | 1953年 |
| デザインの成立国 | デンマーク |
| 分類 | 木製オブジェ/木製玩具 |
| 主要素材 | オーク材(無塗装) |
| 機構 | 鼻・首・四肢が可動(ダボ接合) |
| サイズ展開 | ミニ、スモール、ラージ |
| 手入れ | 乾いた布で拭く。直射日光を避けて保管する |
Reference
- Elephant | Kay Bojesen Denmark
- https://www.rosendahl.com/en-gb/kay-bojesen