1940年代
ヴェリエーロ ブックケース Veliero Bookcase
1940
フランコ・アルビーニが1940年に自邸のために作った一点物のブックケース。帆船の索具に着想した引張構造により、ガラス棚板が宙に浮くように見える。2011年からカッシーナが復刻生産。
ペリカンチェア Pelican Chair
1940
1940年にフィン・ユールがデザインしたペリカンチェアは、翼を広げたペリカンを思わせる有機的な曲線が身体を優しく包み込む彫刻的ラウンジチェア。61年の沈黙を経て2001年にOnecollectionより復刻された北欧デザインの名作。
Chemex コーヒーメーカー Chemex Coffeemaker
1941
1941年発表の砂時計型ガラス製コーヒーメーカー。化学者シュラムボーム博士が実験器具から着想を得て開発。MoMA永久収蔵品として認定される機能美の極致。ボロシリケートガラスと天然木、革紐が織りなす有機的デザインは、80年以上変わらぬ姿で世界中のコーヒー愛好家を魅了し続ける。
リソム ラウンジチェア Risom Lounge Chair
1941
イェンス・リソムが1941年にデザインした、アメリカにおけるスカンディナヴィアンモダンの先駆的作品。戦時下の材料制限を創意工夫で乗り越え、余剰のパラシュート用ウェビングとメープル材を用いた革新的なラウンジチェア。MoMAコレクション所蔵。
パーカー 51 Parker 51
1941
1941年発表のパーカー 51は、革新的なフーデッドニブと流線型ボディで万年筆の概念を刷新した傑作。「世界で最も求められたペン」としてMoMAに収蔵され、20世紀インダストリアルデザインの金字塔として不朽の評価を得ている。
ステーションクロック Station Clock
1941
アルネ・ヤコブセンがラウリッツ・クヌーセン社のために描いた汎用時計の文字盤。装飾を持たないアラビア数字により、遠方からの判読を確保する。ヤコブセンの時計デザインの出発点にあたる。
ビューロー・スタンダード Bureau Standard
1941
ジャン・プルーヴェが1941年に生み出した事務机。折り曲げ鋼板の門型を等強度梁が結ぶ構成で、力の流れがそのまま輪郭になっている。収納ユニットは注文に応じて組み替えられた。コンパス状の脚を持つコンパス・ディレクションとは別の机である。
ポエト ソファ Poet Sofa
1941
1941年にフィン・ユールが自邸のために設計したコンパクトな二人掛けソファ。シュルレアリスム芸術に着想を得た有機的な曲線が座る人を包み込み、家具と彫刻の境界を溶かすデンマーク・モダンの名作として世界的に高く評価されている。
ローマン クロック Roman Clock
1942
1942年、アルネ・ヤコブセンがオーフス市庁舎の時計塔のためにデザイン。古典的なローマ数字と機能主義の明快さが融合した北欧デザインの傑作。アルミケースと凹面ガラスが壁に浮かぶような軽やかさを演出する。
ノグチ コーヒーテーブル Noguchi Coffee Table
1944
彫刻家イサム・ノグチによる1944年の傑作。厚いガラス天板と2つの湾曲した木製脚が織りなす有機的フォルムは、あらゆる角度から異なる表情を見せる彫刻的家具。東洋と西洋の美を融合させた、モダンデザインの永遠の定番。
スイス国鉄公式時計 Official Swiss Railways Clock (Mondaine)
1944
バウハウスの機能美を極めたスイス国鉄の象徴的時計。数字なき文字盤に黒のインデックスと赤い秒針が映える究極のミニマルデザイン。58秒で一周する独特の動きは、スイスの精密性と定時運行への誇りを体現している。
ペンダント101 ザ・ランタン Pendant 101 The Lantern
1944
1944年、コーア・クリントが手がけたレ・クリントの代表作。一枚のシートを職人が手折りで球形に仕上げる精巧なペンダントライトは、デンマーク王室御用達ブランドの原点にして象徴。柔らかな光と彫刻的な美しさで、80年以上世界中の空間を照らし続けている。
ニューハウンデスク Nyhavn Desk
1945
1945年、フィン・ユールが自身のスタジオのためにデザイン。スリムなスチール脚と木製天板が浮遊感を演出し、機能性と美的洗練を両立。チャールズ・イームズに触発されながら独自の北欧的優雅さを追求した名作デスク。
イームズ LCW(プライウッド ラウンジチェア) Eames LCW (Lounge Chair Wood / Eames Molded Plywood Lounge Chair)
1945
1946年にイームズ夫妻が発表した成形合板製のラウンジチェア。5つのパーツとゴム製ショックマウントが生む快適な座り心地で知られ、タイム誌「20世紀最高のデザイン」に選ばれた成形合板チェアの一つ。
スポークバックソファ Spoke-Back Sofa
1945
1945年デザイン、1963年製品化。英国ノールセティを再解釈した革新的ソファ。革製ストラップで調整可能な片側アームレストにより、ソファとデイベッドの両機能を実現。露出した木製構造が特徴的なデンマークモダンの傑作。
イームズ エレファント Eames Elephant
1945
1945年、イームズ夫妻が成形合板技術で生み出した象のオブジェ。当時わずか2体のプロトタイプのみ製作された幻の作品が、2007年にVitraによって復刻。子どもの玩具でありながら彫刻的美を備えた20世紀デザインの傑作。
モデル45チェア Model 45 Chair
1945
1945年にフィン・ユールがデザインしたアームチェア。座面と背もたれをフレームから分離させた構成により、日本の家具研究者・織田憲嗣により「すべての近代椅子の母」とも呼ばれる。ニューヨーク近代美術館の永久コレクションに収蔵されている。
カンタレッリ花瓶 Kantarelli Vase
1946
1946年、タピオ・ヴィルカラが創造したカンタレッリ花瓶は、シャンテレル茸の優美な形態を透明なガラスに昇華させた北欧デザインの至宝である。1951年ミラノ・トリエンナーレでグランプリを受賞し、自然と芸術の完璧な調和を示した不朽の名作として世界中で称賛されている。
ホームデスク モデル4658 Home Desk Model 4658
1946
1946年、ジョージ・ネルソンが設計した革新的なホームオフィスデスク。従来の重厚なデスクから脱却し、軽量な構造とモジュラー収納システムで機能性と美学を両立。後のオフィス家具デザインの礎となった歴史的作品。
ネルソン プラットフォームベンチ Nelson Platform Bench
1946
1946年にジョージ・ネルソンがデザインしたミッドセンチュリーモダンの名作。メープルまたはウォルナットのスラット構造が特徴で、ベンチ・テーブル・ディスプレイ台として多目的に使えます。ハーマンミラーが製造し、シカゴ美術館やサンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)に収蔵されています。
ドムスチェア Domus Chair
1946
1946年にイルマリ・タピオヴァーラがヘルシンキの学生寮ドムス・アカデミカのためにデザインしたチェア。三次元成形合板による座り心地と、テーブルに寄せられる短いアームレストが特徴で、「フィンチェア」として国際的に普及した。現在はアルテックが製造している。
モデル46ソファ Model 46 Sofa
1946
1946年にフィン・ユールがデザインした彫刻的なフォルムの二人掛けソファ。モダンアートに着想を得た有機的な曲線が「身体のための身体」として座る人を優しく包み込む。デンマークモダンを象徴する名作。
ノグチ フリーフォーム ソファ Noguchi Freeform Sofa
1946
日系アメリカ人彫刻家イサム・ノグチによる1946年の傑作。川辺の小石のような有機的曲線が織りなす詩的なフォルムは、オーガニック・モダニズムの頂点を極める。現在はヴィトラ社が正規復刻版を製造。
DCW(ダイニングチェアウッド) DCW (Dining Chair Wood)
1946
イームズ夫妻が1946年に発表した成形合板ダイニングチェア。戦時中に培った合板成形技術を民生家具へ応用し、Time誌「20世紀最高のデザイン」に選出。有機的な曲線と身体にフィットする座り心地が特徴。
ナカシマ フリーエッジテーブル Nakashima Free Edge Table
1946
ジョージ・ナカシマが木の自然な端部を活かして生み出したフリーエッジテーブル。ウォールナットの一枚板と蝶形契りが織りなす造形は、20世紀アメリカのスタジオファニチャーを代表する仕事として知られる。
レアレ テーブル Reale Table
1946
1946年、カルロ・モッリーノが航空機の翼の構造に着想を得てデザインした彫刻的なテーブル。オーク材の精緻なフレームとガラス天板が構造そのものを見せる、ザノッタが復刻生産するイタリアデザインの名作。
ネルソン バブルランプ Nelson Bubble Lamp
1947
ジョージ・ネルソンが1952年にデザインした照明の名作。スチールフレームに特殊プラスチックを吹き付ける革新的な製法で、柔らかく拡散する光と軽やかな浮遊感を実現。MoMA永久コレクションに選定された、時代を超えて愛されるミッドセンチュリーの傑作です。
J39 ピープルズチェア J39 People's Chair
1947
1947年、ボーエ・モーエンセンがデザインした「人民の椅子」。シンプルな構造と完璧な比例により、私邸から公共空間まであらゆる場所で使われる普遍的な名作。75年以上途切れることなく生産され続けるデンマークモダンの象徴。
ピーコックチェア Peacock Chair
1947
ハンス・J・ウェグナーが1947年にデザインした名作。フィン・ユールによって名付けられた孔雀の羽根のような背もたれは、肩甲骨の位置に正確に配置された人間工学の結晶。ウィンザーチェアを現代的に再解釈した優雅な傑作。
ウルス・ポレール アームチェア Ours Polaire Armchair
1947
1947年、ジャン・ロワイエールが母親のパリのアパルトマンのために手がけたラウンジチェア。北極熊の毛皮を思わせる柔らかな曲線と最上級の手仕事が、深い座り心地と彫刻的な存在感を生んでいる。
ポーラーベアソファ Polar Bear Sofa (Ours Polaire)
1947
ジャン・ロワイエールによる1947年の名作。ホッキョクグマを思わせる有機的フォルムと上質なベルベット張りが特徴。オークションで75万ドル超の価値を持つ、20世紀デザイン史に輝く伝説的ソファ。
ウッツォン ペンダント JU1 Utzon Pendant JU1
1947
シドニー・オペラハウスの建築家ヨーン・ウッツォンが1947年に発表したペンダントランプ。船舶の曲線と光を融合させた積層シェードが上下に柔らかな光を拡散し、小ぶりながらも建築的な存在感を放つ。&tradition社による正規復刻品。
イームズ プラスチック サイドチェア DSW Eames Plastic Side Chair DSW
1948
1948年に構想され1950年に製品化された、家具史上初の量産プラスチックチェア。人体に沿う一体成型シェルと温かみのある木製ダウエルレッグの組み合わせで知られ、住宅からオフィスまで幅広い空間に調和する。
ウームチェア Womb Chair
1948
1948年、エーロ・サーリネンがノル社のために設計したラウンジチェア。ファイバーグラス成型の有機的なシェルが身体を包み込み、多様な座り方を許容する。ニューヨーク近代美術館(MoMA)収蔵。
ビューロー・プレジダンス Bureau Présidence
1948
ジャン・プルーヴェが1948年に設計した重役用デスク。ブリュッセルの郵便振替局長のために作られた一台が始まりで、のちに建築家や経営者の机として知られた。個人の執務机であると同時に、数名の会議卓としても使える寸法を持つ。製作台数はおよそ30台と推定される。
シルバーテーブル(ユダステーブル) Silver Table (Judas Table)
1948
フィン・ユールが1948年にデザインしたダイニングテーブル。天板に配された30枚の純銀インレイが、優美な楕円形のシルエットに夜空の星々のような輝きを添える。最大14人まで着座できる拡張機能も備える。
スターバースト クロック(サンバースト クロック) Starburst Clock(Sunburst Clock)
1948
太陽の光線が放射状に広がるような大胆な造形で、70年以上にわたり世界中のインテリア愛好家を魅了し続けるジョージ・ネルソンの代表作。数字を排した文字盤が時計を壁面の彫刻作品へと昇華させた、ミッドセンチュリー・モダンの象徴的タイムピース。
クロノパック Chronopak
1948
ジョージ・ネルソンが1947年に構想したクロノパックは、ウォールナットのケースと真鍮ベースが調和するデスククロックの傑作。数字を排した抽象的な文字盤が、時計を空間のオブジェへと昇華させた。ヴィトラによる正規復刻品。
CH24 ウィッシュボーンチェア CH24 Wishbone Chair
1949
1949年にハンス・J・ウェグナーがデザインしたCH24は、Y字型の背もたれから「ウィッシュボーンチェア」の愛称で親しまれる名作。蒸気曲げ加工の優美な曲線と手編みペーパーコードの座面が、機能美と快適性を両立させたデンマークモダンの傑作です。
イームズ・ストレージ・ユニット Eames ESU(Eames Storage Unit)
1949
1949年にイームズ夫妻がデザインした革新的モジュラー収納システム。産業用部品を用いた橋のような構造と、カスタマイズ可能な棚・引き出し・扉の組み合わせで、戦後の柔軟な生活様式に対応。「働く芸術」と称される、機能と美を融合させたミッドセンチュリーの名作。
サンバースト クロック Sunburst Clock
1949
太陽の輝きを抽象化した放射状デザインが特徴的な壁掛け時計。1949年にジョージ・ネルソンによって生み出され、ミッドセンチュリーモダンの象徴として75年以上愛され続ける名作。
ボールクロック Ball Clock
1949
ジョージ・ネルソンがデザインしたミッドセンチュリーの名作壁掛け時計。原子構造を彷彿とさせる12個のカラフルなボールが時を刻む独創的なデザインは、1949年の発表以来、世界中のインテリア愛好家を魅了し続けています。
ストリングシステム String System
1949
1949年誕生のスカンディナヴィアンデザインの金字塔。ストリニング夫妻による革新的なモジュラーシステムは、ミニマルな美学と無限の拡張性を兼ね備え、世界中で愛され続ける収納ソリューション。
カヴール デスク Cavour Desk
1949
カルロ・モリーノが1949年にデザインした構造美の傑作。スキーステーション建築の研究から生まれた有機的な木製フレームと、透明なガラス天板が織りなす非対称のバランスは、建築工学とデザインの完璧な融合を示している。
チーフテンチェア Chieftain Chair
1949
1949年、フィン・ユールが設計しニールス・ヴォッダーが製作したラウンジチェア。フレームと座面・背もたれを視覚的に切り離した構成をとる。国王フレゼリク9世が座ったことをきっかけに「首長の椅子」の名が定着した。現在はハウス オブ フィン・ユールがデンマークで製造。
ステアリングホイール クロック Steering Wheel Clock
1949
ハワード・ミラー社がモデル4756として1949年に発表した壁掛け時計。ジョージ・ネルソン・アソシエイツによるデザインで、自動車のステアリングホイールを思わせる12本のスポークと、真鍮・エナメル塗装金属の質感が特徴。
アラベスコ・テーブル Arabesco Table
1949
イタリアの建築家カルロ・モリーノが1949年にデザイン。シュルレアリスト画家レオノール・フィニの裸婦画から着想を得た官能的な曲線を持つコーヒーテーブル。V&A博物館収蔵の20世紀イタリアデザインを代表する名作。
ゲリドン Guéridon
1949
1949年、ジャン・プルーヴェがパリの大学都市のためにデザインした円形テーブル。建築的構造原理を木という自然素材で表現し、3本の無垢材の脚が天板を力強く支える。ヴィトラが復刻生産を手がける20世紀モダンデザインの名作。
ザ・チェア(PP501/PP503) The Chair (PP501 / PP503)
1949
1949年にウェグナーが発表し「世界で最も美しい椅子」と称されたザ・チェア。背とアームが一体となる優美な曲線、樹齢200年の無垢材から削り出されるフレーム、そしてケネディ討論会の逸話で知られるデンマークモダンの至宝。
ファネットチェア Fanett Chair
1949
1949年、イルマリ・タピオヴァーラが伝統的なスピンドルバックチェアをモダンに再解釈した名作。チーク合板の座面と6本のスポークが織りなす軽やかなフォルムは、スウェーデンで500万脚以上を販売した北欧デザインの代表作である。