1950年代
メッツァドロ Mezzadro
1957
カスティリオーニ兄弟による1957年の革新作。トラクターシートを用いたレディメイド手法を代表するスツール。既成概念を覆すデザインはニューヨーク近代美術館やシカゴ美術館に収蔵され、イタリアンデザインの象徴的存在として現代も愛され続けている。
エンツォ・マーリ 16アニマリ Enzo Mari 16 Animali
1957
1957年エンツォ・マーリがダネーゼ社のためにデザインした木製パズル。一枚の板から16種の動物を切り出す革新的構造で、コンパッソ・ドーロ賞を受賞。20世紀イタリアンデザインの代表作。
PK80 デイベッド PK80 Daybed
1957
1957年にポール・ケアホルムが発表したデイベッド。サテン仕上げのステンレススチールと上質なレザーが生む水平のシルエットが、空間に静かな品格をもたらす。フリッツ・ハンセン社が製造し、MoMAのコレクションにも収蔵される。
ユンハンス マックス・ビル ウォールクロック Junghans Max Bill Wall Clock
1957
バウハウス出身のマックス・ビルが1957年にユンハンスのためにデザインした壁掛け時計。装飾を排除し機能美を追求したミニマルなデザインは、MoMAに収蔵されるモダンデザインの代表作として今なお世界中で使われている。
アイ クロック Eye Clock
1957
1957年にジョージ・ネルソンがデザインした壁掛け時計。眼を思わせる楕円形のフォルムと真鍮の美しい光沢が特徴。ミッドセンチュリーモダンを象徴するタイムピースとして、現在もヴィトラより復刻版が製造されている。
タービン クロック Turbine Clock
1957
ジョージ・ネルソン・アソシエイツによる壁掛け時計。1957年頃の作とされる。12枚の真鍮フィンとアルミニウムのフェイスで構成され、直径は約760mm。数字を排した文字盤はネルソンの時計群に共通する特徴で、ヴィトラが1999年から復刻生産している。
ペタル クロック Petal Clock
1957
ジョージ・ネルソンがハワード・ミラー社のために設計した壁掛け時計。四つ葉のクローバーを思わせる4枚のペタルがそれぞれ15分を示し、真鍮のスタッドが時刻の指標となる。「ラッキー クローバー」の別名でも知られ、直径は約448mm。
サイドボード モデル5465 Model 5465 Sideboard
1957
エドワード・ウォームリーが1957年にダンバー社のために設計したサイドボード。マホガニー材の筐体、タンブールドア(蛇腹扉)、ブロンズ製ベースで構成される。ダンバー社は自動化された生産ラインを採らず、多くの工程を手作業で行った。
プリズマティック・テーブル Prismatic Table
1957
イサム・ノグチが1957年にデザインした折り紙着想のアルミニウム製サイドテーブル。三枚の折り畳まれた金属板が六角形の天板と三本の脚を形成する。2002年にヴィトラが製品化した、ミッドセンチュリー・モダンの一台。
モデル57 ソファ Model 57 Sofa
1957
1957年発表、フィン・ユールによる彫刻的ソファ。翼のように広がる高いアームレストが座る者を優しく包み込む。流行に左右されないデニッシュモダンの名作として、世界中のデザイン愛好家から敬愛されている。
サターン Saturne / Saturn
1957
セルジュ・ムーユが1957年に発表した照明。土星の輪を思わせる半円弧のシェードと、真鍮のボールジョイントによる自在な角度調整が特徴。フォルム・ノワールシリーズに連なる、ミッドセンチュリー照明の代表作のひとつ。
AJ ウォールランプ AJ Wall Lamp
1957
アルネ・ヤコブセンが1957年にSASロイヤルホテルのために設計した壁面照明。直線と斜角のみで構成された彫刻的フォルムが、下方へ柔らかく光を導く。ルイスポールセンが製造する北欧モダニズム照明の至宝。
AJ テーブルランプ AJ Table Lamp
1957
1957年、アルネ・ヤコブセンがSASロイヤルホテルのために設計。直線と斜角が織りなす緊張感あるフォルムと、シェード内部の白色塗装による柔らかな光が特徴の、ルイスポールセンを代表するテーブルランプ。
AJ カトラリー AJ Cutlery
1957
1957年、アルネ・ヤコブセンがSASロイヤルホテルのために設計。ステンレススチールの有機的なフォルムは映画『2001年宇宙の旅』にも登場し、ニューヨーク近代美術館とヴィクトリア・アンド・アルバート博物館に収蔵されるスカンジナビアン・モダニズムの名品。ジョージ ジェンセン製。
PK71 ネストテーブル PK71 Nesting Table
1957
1957年にポール・ケアホルムがデザインした、ステンレススチールとアクリルによるネストテーブル。全フォルムを正方形で構成した初の作品で、MoMAパーマネントコレクションに選定。3つの立方体が入れ子式に収まる彫刻的な名作。
スワンチェア Swan Chair
1958
アルネ・ヤコブセンが1958年に発表したスワンチェアは、直線を排除した有機的曲線が特徴の北欧モダニズムの代表作。白鳥のような優美なフォルムと360度回転する機能性を兼ね備え、60年以上愛され続ける永遠の名作椅子。
T3 ポケットラジオ T3 Pocket Radio (Transistor 3)
1958
ディーター・ラムスが1958年にデザインしたBraunの最初のポケット型トランジスタラジオ。白い筐体に円形チューナーのみを配した禁欲的デザインは、後のiPodにも影響を与えた。MoMA収蔵の歴史的名作。
スワッグレッグデスク Swag Leg Desk
1958
スウェージ加工による優雅な曲線脚と、カラフルな仕切りが織りなすミッドセンチュリーの代表作。1958年の発表以来、ネルソンの設計による机として使われ続けています。
スパニッシュチェア The Spanish Chair
1958
ボーエ・モーエンセンの代表作。スペイン旅行で得た着想を北欧モダニズムの造形に置き換えた1958年のラウンジチェア。厚手のサドルレザーと堅牢なオーク材が織りなす力強い美しさ、幅広のアームレスト、使い込むほどに深まる経年変化が魅力。フレデリシア製造。
PH 5(ピーエイチ・ファイブ) PH 5
1958
1958年にポール・ヘニングセンが設計したペンダントライト。1920年代に確立した3枚シェードの方式を土台に、光源からの距離に応じて各シェードが同じ割合で光を減じる配光をとる。特定の電球を前提としないため光源が変わっても配光が崩れず、クラシックホワイトには色みを整える赤と青の小シェードが組み込まれている。ルイスポールセンが現在も製造する。
エッグチェア Egg Chair
1958
骨組みを置かず、硬質フォームそのものを成形してシェルとした1958年のラウンジチェア。継ぎ目のない曲面が座る人を左右と背後から囲い、人の行き交う場所のなかに区切られた居場所をつくる。
ユンハンス マックス・ビル テーブルクロック Junghans Max Bill Table Clock
1958
バウハウス出身のマックス・ビルが1957年にデザインした置時計の代表作。凸型ガラスと極限まで削ぎ落とされた文字盤が、時を刻むという本質を美しく表現。MoMA収蔵の20世紀デザインアイコン。
カルティオ グラス Kartio Glasses
1958
1958年、カイ・フランクがイッタラのために設計した北欧デザインの代表作。円錐形の美しいフォルムと卓越した機能性を両立した名作グラス。60年以上愛され続ける普遍のデザイン。
グレーテ・ヤルク クレデンザ Model 41 Grete Jalk Credenza Model 41
1958
1958年、グレーテ・ヤルクがシバスト社のために設計したModel 41クレデンザ。蛇腹式のタンブール扉と「キャッツアイ」と呼ばれる取手を持ち、チーク材の外装とシカモア材の内装が対比をなすデンマーク・モダンのサイドボード。
PH スノーボール PH Snowball
1958
ポール・ヘニングセンが1958年に設計し、1983年に製品化されたペンダントランプ。8枚のアルミニウムシェードが球に近い輪郭をつくり、光源を隠したまま柔らかな光を届ける。
PH アーティチョーク PH Artichoke
1958
1958年にポール・ヘニングセンが設計したルイスポールセンのペンダントライト。12段に配した72枚のリーフが視線の通る方向をすべて塞ぎ、どの角度から見ても光源が直接目に入らない。
イームズ アルミナムグループ チェア Eames Aluminium Group Chair
1958
1958年、イームズ夫妻が生み出したサスペンションチェア。アルミニウムフレームに一枚のファブリックを張り渡す構造で、オフィスから住空間まであらゆる場に調和する20世紀デザインの名作。
モデル2097 Model 2097
1958
1958年、ジーノ・サルファッティがヴェネツィアのシャンデリアを現代的に再解釈して生み出した名作照明。スチールと真鍮の放射状アーム、自由に垂れ下がる配線が織りなす彫刻的な美しさは、半世紀以上にわたり世界中の空間を魅了し続けている。
チャーナー チェア Cherner Chair
1958
1958年、ノーマン・チャーナーが設計した成型合板チェアの代表作。5〜15プライの漸変厚シェルと蒸気曲げの無垢材アームが紡ぐ彫刻的造形は、ミッドセンチュリー・モダンを代表する存在として、世界の主要デザインコレクションに収蔵されている。
コーンチェア Cone Chair
1958
ヴェルナー・パントンが1958年に設計した椅子。椅子は通常、座面・背もたれ・脚を別の部材として組むが、この椅子は円錐を逆さに立て上半分を切り欠くことで一つの立体から座面と背もたれの両方を取り出す。頂点が下を向くため床に接するのは台座だけで、その上で本体が回るため座る向きが固定されない。
リザルト・チェア Result Chair
1958
フリソ・クラーマーとヴィム・リートフェルトが1958年に設計した椅子。打ち抜いた鋼板をU字形に折り曲げた脚が、成形合板の座と背を支える。1960年代から70年代のオランダの学校で大量に使われ、2017年からHAYがアーレンドの許諾を受けて生産している。
コノイドチェア Conoid Chair
1959
2本の脚から座面を支えるカンティレバー構造が特徴的なナカシマの代表作。建築的な大胆さと木工技術が融合し、ウィンザーチェアの伝統と東洋の美意識を併せ持つ、アメリカンミッドセンチュリーモダンを代表する椅子。
ハンギングエッグチェア Hanging Egg Chair
1959
1959年にナナ&ヨルゲン・ディッツェルがデザインした、天井吊り下げ式の象徴的なチェア。卵型のラタン製シェルが身体を包み込み、ゆるやかな揺れとともにプライベートな空間を生み出す。吊り下げ式チェアの原型となったデンマークデザインの名作。
TP1 ポータブルラジオ&レコードプレーヤー TP1 Portable Radio & Record Player
1959
1959年、ディーター・ラムスがブラウン社のために設計した革新的なポータブル型オーディオ機器。トランジスタラジオとレコードプレーヤーを一体化し、機能主義デザインの代表作として、ニューヨーク近代美術館に収蔵されている(収蔵番号136.1963.a-c)。
D.859.1 デスク D.859.1 Desk
1959
ジオ・ポンティが1959年にニューヨークのタイム&ライフ・ビルのオーディトリアムのために設計した大型テーブル。全長3.6メートルを超えながら、台形に絞られた脚部と先細りの天板が量塊を軽く見せる。モルテーニ&Cのヘリテージ・コレクションとして復刻された。
モデル75 サイドボード Model 75 Sideboard
1959
アルネ・ヴォッダーがシバスト社のために設計した収納家具。表裏で仕上げの異なるスライディング・ドアと、チーク材の水平に伸びる本体、先細りの脚部が組み合わされている。デニッシュ・モダンのケースファニチャーを代表する一台。
CH825 クレデンザ CH825 Credenza
1959
ハンス・J・ウェグナーが1950年代末に設計したCH825クレデンザ。二重壁の内部へ消えるローラーシャッター扉が特徴で、2014年にカール・ハンセン&サンが復刻した。
CSS コンプリヘンシブ・ストレージ・システム CSS (Comprehensive Storage System)
1959
1959年にハーマンミラーが発表したモジュラー収納システム。設計はジョージ・ネルソン・アソシエイツ。陽極酸化処理したアルミニウムのポールを支柱とし、棚板・キャビネット・デスクなどのコンポーネントを組み合わせる。1973年に生産終了。
モノ-A カトラリー Mono-A Cutlery
1959
1959年発売、ペーター・ラーケによるフラットウェア。装飾を排した造形は発表当時は受け入れられなかったが、1973年に連邦優良デザイン賞を受賞し、現在も生産が続く。
モデル238/1 Model 238/1
1959
月の光に魅せられたジーノ・サルファッティが1959年に生み出したウォールランプ。オパリンガラスの球体をスチールリングが優美に抱擁する詩的な佇まいは、半世紀を超えて空間に静謐な輝きをもたらし続けている。
ブラウン LE1 スピーカー Braun LE1 Speaker
1959
1959年にディーター・ラムスがデザインしたドイツ初の静電型スピーカー。MoMA収蔵の名作が2019年にワイヤレススマートスピーカーとして復活。ミニマリズムを追求したブラウン・オーディオのフラッグシップ。
ブラウン H 1 ファンヒーター Braun H1 Heater-Ventilator
1959
ラムスが1959年にブラウンのために設計したファンヒーター。ドイツ語ではHeizlüfterと呼ばれた。幅267mmの扁平な樹脂ケースに送風機と発熱体を収め、暖房器具から装飾を取り除いている。ニューヨーク近代美術館収蔵。
カリマテ チェア Carimate Chair
1959
ミラノ北方のカリマテ・ゴルフクラブのために設計された椅子。クラブハウスの建築を手がけたマジストレッティが、その一部として構想した。最も知られる赤は、クラブハウスの柱の色に呼応させたもの。近代的な造形と手仕事の素材を同居させるという判断がある。
オッキ Occhi
1959
トビア・スカルパが1959年頃にヴェニーニのために設計したガラスの花器。名称はイタリア語で目を意味する。着色したガラスの棒を並べて融着させ、これを吹いて器の形にする。棒のあいだに閉じ込められた空気が光を屈折させ、区画ごとに濃い点として見える。工程で生じる副産物を取り除かずに意匠として扱っている。