デザイナーズ家具・インテリア カタログ Stories of Design Interior Catalog
Era

1930年代

バルセロナ デイベッド

バルセロナ デイベッド Barcelona Daybed

1930

1930年、ミース・ファン・デル・ローエが設計した寝椅子。バルセロナチェアと造形言語を共有し、水平に伸びる端正なシルエットと72枚のレザーパネルによるボタンタフティングが特徴。現在はノール社が製造する。

キンツレ ウォールクロック

キンツレ ウォールクロック Kienzle Wall Clock

1930

1930年代、ハインリッヒ・メラーがキンツレ社のために設計した壁掛け時計。装飾を削ぎ落とした文字盤に、真鍮の針とインデックス、ドーム状のガラスを備える。ドイツ製。現在は復刻されておらず、ヴィンテージ市場でのみ入手できる。

シテ チェア

シテ チェア Cité Chair

1930

1930年、ナンシーの学生寮のためにジャン・プルーヴェがデザインした初期の名作ラウンジチェア。パウダーコーティングのスチールフレームとレザーベルトのアームレストが構造美と快適性を融合させた、プルーヴェの設計哲学を明快に示す一脚。

ベストライト BL1 テーブルランプ

ベストライト BL1 テーブルランプ Bestlite BL1 Table Lamp

1930

1930年の発表以来、生産が途切れていないテーブルランプ。円盤状のベース、支柱、アーム、半球のシェード。装飾はなく、部材はいずれも機能から形が決まっている。全高は510mmから840mmまで変わる。

ランプ・ド・ビューロー

ランプ・ド・ビューロー Lampe de Bureau

1930

造形上の操作は板金の曲げだけ。台座も支柱もシェードも、切り出した鋼板を折ることで一体的に成り立つ。まぶしさを抑えるという要求に、シェードを追加するのではなく板の角度で応じている。寸法は幅240mm、奥行145mm、高さ225mm。

エドワード・ワームリー ソファ

エドワード・ワームリー ソファ Edward Wormley Sofa

1931

1931年から36年間ダンバー社のデザインディレクターを務めたエドワード・ワームリーのソファは、モダニズムと伝統的要素を見事に融合。MoMAグッドデザイン賞30作品受賞の実績を持つ、控えめでエレガントな佇まいが魅力の名作。

カイザー・イデル 6631 Luxus

カイザー・イデル 6631 Luxus Kaiser Idell 6631 Luxus

1931

バウハウスの金属工房で職長を務めたChristian Dellが1931年にデザインしたテーブルランプ。球体・円・円筒の幾何学形態を組み合わせ、世界特許のスイベルジョイントで光の向きを調整できる。現在はFritz Hansenが製造。

スネークチェア

スネークチェア Snake Chair

1931

床に置かれた輪から座面を経て背もたれまで、1本のスチールパイプが途切れずに続く。照明で知られるポール・ヘニングセンが1930年代初頭に手がけたこの椅子は、発表当時は量産に至らないまま図面と写真のなかに残され、近年になって生産が始まった。

パイミオチェア

パイミオチェア Paimio Chair

1932

フィンランドの建築家アルヴァ・アアルトが療養所のために設計したラウンジチェア。成形合板による流れるような有機的フォルムと、患者の呼吸を助ける背もたれ角度が特徴。木材による近代家具の新境地を開いた北欧モダニズムの代表作。

S44シェルフ

S44シェルフ S44 Shelf

1932

マルセル・ブロイヤーが1932年にル・コルビュジエのメゾン・クラルテのためにデザインしたブックシェルフ。クロムメッキスチールパイプと4枚の可動式棚板が、バウハウスの機能美をそのまま形にしている。

アイノ・アアルト グラス

アイノ・アアルト グラス Aino Aalto Glass

1932

水の波紋に着想を得たリング状のレリーフが特徴の、イッタラ最長寿シリーズ。1932年の誕生以来、無鉛ガラスの透明感と機能美を兼ね備えたプレスガラスの名作として、世界中の食卓で90年以上愛され続けている。

スツール60

スツール60 Stool 60

1933

アルヴァ・アアルトが1933年にデザインした北欧家具の名作。革新的なL-レッグ技術による3本脚の構造は、機能美をそのまま形にしています。スツール、サイドテーブル、ディスプレイ台として多用途に使える普遍的デザインは、91年経った今も世界中で愛されている。

サファリチェア

サファリチェア Safari Chair

1933

コーア・クリントが1933年にデザインしたサファリチェア。英国軍のルールキーチェアを原型に、工具不要で組立・分解できるノックダウン構造へと洗練させたラウンジチェア。現在はカール・ハンセン&サンが製造している。

テーブル80A

テーブル80A Table 80A

1933

フィンランドの建築家アルヴァ・アアルトが1933年に発表した長方形テーブル。L-レッグ技術とフィンランド産バーチ材を用いた北欧モダニズムの基本形。アルテック社により現在も生産が続くデザインクラシック。

モカエキスプレス

モカエキスプレス Moka Express

1933

1933年、アルフォンソ・ビアレッティが発明した直火式コーヒーメーカー。八角形のアルミニウムボディが特徴。累計3億台超を販売し、MoMAに収蔵される、メイド・イン・イタリーを象徴するプロダクトデザインの代表作。

ジグザグチェア

ジグザグチェア Zig-Zag Chair

1934

4枚の木板をZ字型に接合した脚のない椅子。リートフェルトが1934年にデザインし、形態と構造の統合を追求した。MoMAに所蔵される。

スタンダードチェア

スタンダードチェア Standard Chair

1934

ジャン・プルーヴェが1934年にデザインした20世紀の名作椅子。椅子の構造力学を明快に視覚化した三角形の後脚と細身の前脚が特徴的で、機能性と美しさを高度に統合した名作として世界中で愛され続けています。

マットソン エヴァ・チェア

マットソン エヴァ・チェア Mathsson Eva Chair

1934

雪の吹き溜まりでの実験から生まれた、人間工学の先駆的名作。ブルーノ・マットソンが1933年から1941年にかけて完成させたエヴァ・チェアは、曲げ積層ビーチ材とヘンプウェビングによる有機的フォルムで、スカンジナビアモダニズムを代表する。

トリックスAチェア

トリックスAチェア Tolix A Chair

1934

1934年デザインのフランス製インダストリアルチェア。亜鉛メッキ鋼板による耐久性と軽量性を兼ね備え、スタッキング可能な機能性でカフェから住宅まで幅広く愛用される。MoMA等の永久コレクションに収蔵される20世紀デザインの代表作。

ベント・プライウッド・アームチェア

ベント・プライウッド・アームチェア Bent Plywood Armchair

1934

ジェラルド・サマーズが1934年にデザインした革新的なラウンジチェア。一枚の成形合板から金具を使わず一体成形された構造は、20世紀モダニズム家具の代表作として、ニューヨーク近代美術館・ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館・メトロポリタン美術館に収蔵される。

ヨーゼフ・フランク クッション

ヨーゼフ・フランク クッション Josef Frank Cushions

1934

ヨーゼフ・フランクがスヴェンスク・テンのためにデザインしたテキスタイルクッション。1930〜50年代に生まれた色彩豊かなボタニカルパターンは、北欧モダンを代表するアイコンとして今なお世界中のインテリア愛好家を魅了する。

ブラックウィング 602

ブラックウィング 602 Blackwing 602

1934

1934年誕生の伝説的な鉛筆。独自のフェルール機構と滑らかな書き心地で、スタインベックやバーンスタインら創造者たちに愛された。2010年にパロミノより復刻。書斎を彩る知的なデザインオブジェクト。

LC5 ソファベッド

LC5 ソファベッド LC5 Sofa Bed

1934

1934年、ル・コルビュジエがパリの自邸イムーブル・モリトールのために構想したソファ。背クッションを倒してデイベッドに変容する機能を備えた原型は、「住宅は住むための機械」という思想を最も私的なスケールで形にした一台である。

チルドレンズチェア N65

チルドレンズチェア N65 Children's Chair N65

1935

1935年にアルヴァ・アアルトがデザインしたN65は、特許取得のL-leg技術により複雑な接合部品を排除した革新的な子供用チェア。円形の座面と有機的にカーブした背もたれが快適性を提供し、世代を超えて教育施設や家庭で愛用される北欧デザインの名作。

S 285 デスク

S 285 デスク S 285 Desk

1935

1935年にマルセル・ブロイヤーがデザインしたバウハウスを代表するデスク。スチールパイプと木材の革新的な融合により、天板と収納が浮遊するような軽快な構造を実現。新即物主義に沿った、流行に左右されないデザイン。

ユトレヒトアームチェア

ユトレヒトアームチェア Utrecht Armchair

1935

1935年にヘリット・リートフェルトがデザインした新造形主義のラウンジチェア。直角で構成された幾何学的フォルムと、張りぐるみによる快適性を両立させた点で、リートフェルトの作品の中でも独特の位置を占める名作として評価されています。

アングルポイズ タイプ1227

アングルポイズ タイプ1227 Anglepoise Type 1227

1935

1935年発表の革新的なデスクランプ。英国技術者ジョージ・カーワーダインが開発した独自のスプリング機構により、あらゆる角度で釣り合いを保持。タスクランプの原型として照明デザイン史に確固たる地位を築き、90年近く経た現在も世界中で愛され続ける英国デザインの象徴。

パーヴォ・ティネル 9602 フロアランプ

パーヴォ・ティネル 9602 フロアランプ Paavo Tynell 9602 Floor Lamp

1935

1935年にパーヴォ・ティネルがデザインした北欧照明の名作。アジアの笠帽子を思わせる優雅なシェードとラタンステムが特徴で、チャイニーズハットの愛称で親しまれる。真鍮と自然素材の調和が美しく、柔らかな周囲光を生み出すフロアランプ。

テーブル81

テーブル81 Table 81

1935

1935年、アルヴァ・アアルトが特許技術L-レッグを用いてデザインした長方形テーブル。フィンランド産バーチ無垢材の温もりと装飾を排した構造の明快さが調和し、ダイニングからワークスペースまであらゆる暮らしの場面に溶け込む北欧モダニズムの名作。

テーブル90

テーブル90 Table 90

1935

1935年発表。アルヴァ・アアルトが開発したL-レッグとフィンランド産バーチ材を用いた円形テーブルシリーズ。ダイニングからサイドテーブルまで4サイズを展開し、90年以上にわたり世界中の暮らしと公共空間で愛され続けている北欧モダンの名作。

テーブル81B

テーブル81B Table 81B

1935

L-レッグは、無垢のバーチ材の端を扇状に切り込み、薄板を差し込んで直角に曲げたもの。脚が天板を直接支えるため幕板が要らず、天板下に部材がない。ダイニングにも作業机にも使える寸法をとる。天板はバーチのほか、リノリウムやラミネートも選べる。

サヴォイ・ベース

サヴォイ・ベース Savoy Vase

1936

アルヴァ&アイノ・アアルトによる1936年の代表作。有機的な波状の曲線が美しいガラス花瓶。1937年パリ万国博覧会で発表され、フィンランドデザインの象徴として世界的評価を確立。iittalaで手吹き製造が続く永遠の名作。

アイソコン ロングチェア

アイソコン ロングチェア Isokon Long Chair

1936

バウハウス出身のブロイヤーが英国亡命時に生み出した成形合板の名作。体重を広い面積に分散させる人間工学的設計により、科学的なリラクゼーションを実現するモダニズムの象徴的ラウンジチェア。

ゴールデンベル (A330S)

ゴールデンベル (A330S) Golden Bell (A330S)

1936

1936年、ヘルシンキのサヴォイレストランのためにアルヴァ・アアルトが手掛けたペンダントライト。一枚の真鍮から紡がれるベル型シェードと穿孔が生む光の輪が美しい、北欧モダニズムを象徴する名作照明。

シェルフ112(壁付け棚 112)

シェルフ112(壁付け棚 112) Wall Shelf 112

1936

1936年、アルヴァ・アアルトが設計した壁付け棚。バーチ材のラメラ曲げ木で成形された三角形のループブラケットが天板を支える構造は、機能美の極致として90年近く生産が続く北欧モダンデザインの名作。

ネストテーブル(アイソコン)

ネストテーブル(アイソコン) Isokon Nesting Tables

1936

ブロイヤーが渡英後の1936年にアイソコン社のために設計した入れ子式テーブル。厚さ11mmの樺合板1枚を切り出して両端を曲げ、脚と天板を継ぎ目なくつなぐ。当初は3点組、2022年の復刻以降は大小2点組で生産されている。

BKFバタフライチェア

BKFバタフライチェア BKF Butterfly Chair

1938

1938年にアルゼンチン人建築家3名がデザインした20世紀を代表するラウンジチェア。チューブラースチールフレームに吊り下げられたレザーシートが、蝶のような優美なシルエットと極上の座り心地を実現。MoMA永久コレクション収蔵。

ランディ チェア

ランディ チェア Landi Chair

1938

1938年、スイスのハンス・コレーが設計したオールアルミニウムの椅子。91個のパンチ穴を持つ三次元成形シェルを独立したベースに載せる構成は、イームズのシェルチェアへとつながった。MoMA収蔵。

VL38 テーブルランプ

VL38 テーブルランプ VL38 Table Lamp

1938

デンマークの建築家ヴィルヘルム・ラウリッツェンが、コペンハーゲンのラジオハウスのために設計した歴史的照明。梨型の有機的なシェードと真鍮のステムが、建築と光の理想を一つに結ぶ北欧デザインの名品。

テーブル・アン・フォルム・リーブル

テーブル・アン・フォルム・リーブル Table en forme libre

1938

1938年にシャルロット・ペリアンが自身のアトリエのために構想した自由な形のダイニングテーブル。角のない有機的な曲線と三本脚の構成が独創的で、限られた空間でも最大約10名が囲める機能美を備えた、カッシーナ I Maestri Collectionの名作。

グラスホッパー チェア

グラスホッパー チェア Grasshopper Chair

1938

1938年に2脚だけが製作され、以後81年にわたり生産されなかった椅子。背面から伸びた材が上へ回って肘掛けとなり、前方へ抜ける。復刻版の通し番号は、当初の2脚を除いた3から始まる。角度が入り組み、接合部が複雑なため製作は難しい。

ポタンス・ピヴォタント

ポタンス・ピヴォタント Potence Pivotante

1938

黒く塗った二本の管を逆L字に組んだだけのウォールランプ。腕は壁面に沿って約180度回転し、光が必要な位置へ振り出せる。灯具ではなく支持体を動かして光源を運ぶという考え方に立つ。ケーブルは管の内部を通り、露出する部品は取付板と電球だけになる。

ペンギン・ドンキー

ペンギン・ドンキー Penguin Donkey

1939

1939年、エゴン・リスがペンギンブックスのためにデザインした伝説的マガジンラック。流麗な曲線美と成形合板の革新技術により、英国モダニズムを象徴する名作として今日まで高く評価されています。

フォトゥイユ ド サロン

フォトゥイユ ド サロン Fauteuil de Salon

1939

1939年、ジャン・プルーヴェが設計したラウンジチェア。前脚と後脚に異なる構造を与えた力学的合理性と、豊かなクッションの快適性を両立。ヴィトラがアーカイブから再発見し、現代的カラーパレットで復刻した名作。

メイヤー ソファ AJ5

メイヤー ソファ AJ5 Mayor Sofa AJ5

1939

背もたれと側面が垂直に立ち、水平の座面と直角に交わる。曲線を持たないこの構成が、婚姻の場という用途に対する応答になっている。当初は市庁舎のために2脚だけが製作された。肘掛けと背もたれをまたいで二列のボタンが並ぶ。