1930年代
バルセロナ デイベッド Barcelona Daybed
1930
1930年、ミース・ファン・デル・ローエが設計した寝椅子。バルセロナチェアと造形言語を共有し、水平に伸びる端正なシルエットと72枚のレザーパネルによるボタンタフティングが特徴。現在はノール社が製造する。
シテ チェア Cité Chair
1930
1930年、ナンシーの学生寮のためにジャン・プルーヴェがデザインした初期の名作ラウンジチェア。パウダーコーティングのスチールフレームとレザーベルトのアームレストが構造美と快適性を融合させた、プルーヴェの設計哲学を明快に示す一脚。
カイザー・イデル 6631 Luxus Kaiser Idell 6631 Luxus
1931
バウハウスの金属工房で職長を務めたChristian Dellが1931年にデザインしたテーブルランプ。球体・円・円筒の幾何学形態を組み合わせ、世界特許のスイベルジョイントで光の向きを調整できる。現在はFritz Hansenが製造。
パイミオチェア Paimio Chair
1932
フィンランドの巨匠アルヴァ・アアルトが療養所のためにデザインした革新的ラウンジチェア。成形合板による流れるような有機的フォルムと、患者の呼吸を助ける背もたれ角度が特徴。木材による近代家具の新境地を開いた北欧モダニズムの傑作。
S44シェルフ S44 Shelf
1932
マルセル・ブロイヤーが1932年にル・コルビュジエのメゾン・クラルテのためにデザインしたブックシェルフ。クロムメッキスチールパイプと4枚の可動式棚板が、バウハウスの機能美をそのまま形にしている。
アイノ・アアルト グラス Aino Aalto Glass
1932
水の波紋に着想を得たリング状のレリーフが特徴の、イッタラ最長寿シリーズ。1932年の誕生以来、無鉛ガラスの透明感と機能美を兼ね備えたプレスガラスの名作として、世界中の食卓で90年以上愛され続けている。
スツール60 Stool 60
1933
アルヴァ・アアルトが1933年にデザインした北欧家具の名作。革新的なL-レッグ技術による3本脚の構造は、機能美の極致を体現。スツール、サイドテーブル、ディスプレイ台として多用途に使える普遍的デザインは、91年経った今も世界中で愛されている。
サファリチェア Safari Chair
1933
コーア・クリントが1933年にデザインしたサファリチェア。英国軍のルールキーチェアを原型に、工具不要で組立・分解できるノックダウン構造へと洗練させたラウンジチェア。現在はカール・ハンセン&サンが製造している。
テーブル80A Table 80A
1933
フィンランドの建築家アルヴァ・アアルトが1933年に発表した長方形テーブル。L-レッグ技術とフィンランド産バーチ材を用いた北欧モダニズムの基本形。アルテック社により現在も生産が続くデザインクラシック。
モカエキスプレス Moka Express
1933
1933年、アルフォンソ・ビアレッティが発明した直火式コーヒーメーカー。八角形のアルミニウムボディが特徴。累計3億台超を販売し、MoMAをはじめ世界の主要美術館に収蔵される、メイド・イン・イタリーを象徴するプロダクトデザインの傑作。
ジグザグチェア Zig-Zag Chair
1934
4枚の木板をZ字型に接合した脚のない椅子。リートフェルトが1934年にデザインし、形態と構造の統合を追求した。MoMAなど世界の美術館に所蔵される。
スタンダードチェア Standard Chair
1934
ジャン・プルーヴェが1934年にデザインした20世紀の名作椅子。椅子の構造力学を明快に視覚化した三角形の後脚と細身の前脚が特徴的で、機能性と美しさを高度に融合させた傑作として世界中で愛され続けています。
マットソン エヴァ・チェア Mathsson Eva Chair
1934
雪の吹き溜まりでの実験から生まれた、人間工学の先駆的名作。ブルーノ・マットソンが1933年から1941年にかけて完成させたエヴァ・チェアは、曲げ積層ビーチ材とヘンプウェビングによる有機的フォルムで、スカンジナビアモダニズムを代表する。
トリックスAチェア Tolix A Chair
1934
1934年デザインのフランス製インダストリアルチェア。亜鉛メッキ鋼板による耐久性と軽量性を兼ね備え、スタッキング可能な機能性でカフェから住宅まで幅広く愛用される。MoMA等の永久コレクションに収蔵される20世紀デザインの金字塔。
ヨーゼフ・フランク クッション Josef Frank Cushions
1934
ヨーゼフ・フランクがスヴェンスク・テンのためにデザインしたテキスタイルクッション。1930〜50年代に生まれた色彩豊かなボタニカルパターンは、北欧モダンを代表するアイコンとして今なお世界中のインテリア愛好家を魅了する。
ブラックウィング 602 Blackwing 602
1934
1934年誕生の伝説的な鉛筆。独自のフェルール機構と滑らかな書き心地で、スタインベックやバーンスタインら創造者たちに愛された。2010年にパロミノより復刻。書斎を彩る知的なデザインオブジェクト。
LC5 ソファベッド LC5 Sofa Bed
1934
1934年、ル・コルビュジエがパリの自邸イムーブル・モリトールのために構想したソファ。背クッションを倒してデイベッドに変容する機能を備えた原型は、「住宅は住むための機械」という思想を最も私的なスケールで具現化した傑作である。
チルドレンズチェア N65 Children's Chair N65
1935
1935年にアルヴァ・アアルトがデザインしたN65は、特許取得のL-leg技術により複雑な接合部品を排除した革新的な子供用チェア。円形の座面と有機的にカーブした背もたれが快適性を提供し、世代を超えて教育施設や家庭で愛用される北欧デザインの名作。
S 285 デスク S 285 Desk
1935
1935年にマルセル・ブロイヤーがデザインしたバウハウスの傑作デスク。スチールパイプと木材の革新的な融合により、天板と収納が浮遊するような軽快な構造を実現。新即物主義を体現する、時代を超越したデザイン。
ユトレヒトアームチェア Utrecht Armchair
1935
1935年にヘリット・リートフェルトがデザインした新造形主義のラウンジチェア。直角で構成された幾何学的フォルムと、張りぐるみによる快適性を両立させた点で、リートフェルトの作品の中でも独特の位置を占める名作として評価されています。
アングルポイズ タイプ1227 Anglepoise Type 1227
1935
1935年発表の革新的なデスクランプ。英国技術者ジョージ・カーワーダインが開発した独自のスプリング機構により、あらゆる角度で完璧なバランスを保持。タスクランプの原型として照明デザイン史に確固たる地位を築き、90年近く経た現在も世界中で愛され続ける英国デザインの象徴。
パーヴォ・ティネル 9602 フロアランプ Paavo Tynell 9602 Floor Lamp
1935
1935年にパーヴォ・ティネルがデザインした北欧照明の名作。アジアの笠帽子を思わせる優雅なシェードとラタンステムが特徴で、チャイニーズハットの愛称で親しまれる。真鍮と自然素材の調和が美しく、柔らかな周囲光を生み出すフロアランプ。
テーブル81 Table 81
1935
1935年、アルヴァ・アアルトが特許技術L-レッグを用いてデザインした長方形テーブル。フィンランド産バーチ無垢材の温もりと装飾を排した構造の明快さが調和し、ダイニングからワークスペースまであらゆる暮らしの場面に溶け込む北欧モダニズムの名作。
テーブル90 Table 90
1935
1935年発表。アルヴァ・アアルトが開発したL-レッグとフィンランド産バーチ材を用いた円形テーブルシリーズ。ダイニングからサイドテーブルまで4サイズを展開し、90年以上にわたり世界中の暮らしと公共空間で愛され続けている北欧モダンの名作。
サヴォイ・ベース Savoy Vase
1936
アルヴァ&アイノ・アアルトによる1936年の傑作。有機的な波状の曲線が美しいガラス花瓶。1937年パリ万国博覧会で発表され、フィンランドデザインの象徴として世界的評価を確立。iittalaで手吹き製造が続く永遠の名作。
アイソコン ロングチェア Isokon Long Chair
1936
バウハウスの巨匠ブロイヤーが英国亡命時に生み出した成形合板の名作。体重を広い面積に分散させる人間工学的設計により、科学的なリラクゼーションを実現するモダニズムの象徴的ラウンジチェア。
ゴールデンベル (A330S) Golden Bell (A330S)
1936
1936年、ヘルシンキのサヴォイレストランのためにアルヴァ・アアルトが手掛けたペンダントライト。一枚の真鍮から紡がれるベル型シェードと穿孔が生む光の輪が美しい、北欧モダニズムを象徴する名作照明。
シェルフ112(壁付け棚 112) Wall Shelf 112
1936
1936年、アルヴァ・アアルトが設計した壁付け棚。バーチ材のラメラ曲げ木で成形された三角形のループブラケットが天板を支える構造は、機能美の極致として90年近く生産が続く北欧モダンデザインの名作。
BKFバタフライチェア BKF Butterfly Chair
1938
1938年にアルゼンチン人建築家3名がデザインした20世紀を代表するラウンジチェア。チューブラースチールフレームに吊り下げられたレザーシートが、蝶のような優美なシルエットと極上の座り心地を実現。MoMA永久コレクション収蔵。
ランディ チェア Landi Chair
1938
1938年、スイスのハンス・コレーが設計したオールアルミニウムの椅子。91個のパンチ穴を持つ三次元成形シェルを独立したベースに載せる構成は、イームズのシェルチェアへとつながった。MoMA収蔵。
VL38 テーブルランプ VL38 Table Lamp
1938
デンマーク機能主義建築の巨匠ヴィルヘルム・ラウリッツェンが、コペンハーゲンのラジオハウスのために設計した歴史的照明。梨型の有機的なシェードと真鍮のステムが、建築と光の理想を一つに結ぶ北欧デザインの名品。
テーブル・アン・フォルム・リーブル Table en forme libre
1938
1938年にシャルロット・ペリアンが自身のアトリエのために構想した自由な形のダイニングテーブル。角のない有機的な曲線と三本脚の構成が独創的で、限られた空間でも最大約10名が囲める機能美を備えた、カッシーナ I Maestri Collectionの名作。
ペンギン・ドンキー Penguin Donkey
1939
1939年、エゴン・リスがペンギンブックスのためにデザインした伝説的マガジンラック。流麗な曲線美と成形合板の革新技術により、英国モダニズムを象徴する不朽の名作として今日まで高く評価されています。
フォトゥイユ ド サロン Fauteuil de Salon
1939
1939年、ジャン・プルーヴェが設計したラウンジチェア。前脚と後脚に異なる構造を与えた力学的合理性と、豊かなクッションの快適性を両立。ヴィトラがアーカイブから再発見し、現代的カラーパレットで復刻した名作。