デンマークモダンのインテリア
ペンダント172(サイナスライン172) Pendant 172 (SinusLine 172)
数学的な正弦曲線と職人の手仕事による、レ・クリントの代表的ペンダント。1971年の発表以来、白いプラスチックフォイルを手で折り上げた彫刻的なシェードが、柔らかな拡散光で空間を包み込む。
PH 3/2 テーブルランプ PH 3/2 Table Lamp
ポール・ヘニングセンの3枚シェードシステムを卓上に展開した照明。対数螺旋にもとづくシェード曲線と、吹きガラスの三層オパールガラスが、グレアのない柔らかな光をつくる。
PH 3½-2½ フロア PH 3½-2½ Floor
三枚のシェードは対数螺旋にもとづいて曲面が決められている。各点が光源から等しい割合で光を減衰させるため、どの角度から見ても輝度の急な変化が起きない。現行の形になったのは2002年。シェードは吹きガラスによる三層構造の乳白ガラス。
PH 3½-3 ペンダント PH 3½-3 Pendant
ポール・ヘニングセンが開発した対数螺旋の3枚シェードシステムを忠実に再現。ルイスポールセン社製のPH 3½-3 ペンダントは、グレアを抑えた柔らかな光で空間を包み、約一世紀にわたり親しまれる北欧照明デザインの名作である。
PH 5(ピーエイチ・ファイブ) PH 5
1958年にポール・ヘニングセンが設計したペンダントライト。1920年代に確立した3枚シェードの方式を土台に、光源からの距離に応じて各シェードが同じ割合で光を減じる配光をとる。特定の電球を前提としないため光源が変わっても配光が崩れず、クラシックホワイトには色みを整える赤と青の小シェードが組み込まれている。ルイスポールセンが現在も製造する。
PH アーティチョーク PH Artichoke
1958年にポール・ヘニングセンが設計したルイスポールセンのペンダントライト。12段に配した72枚のリーフが視線の通る方向をすべて塞ぎ、どの角度から見ても光源が直接目に入らない。
PH スノーボール PH Snowball
ポール・ヘニングセンが1958年に設計し、1983年に製品化されたペンダントランプ。8枚のアルミニウムシェードが球に近い輪郭をつくり、光源を隠したまま柔らかな光を届ける。
PK20 ラウンジチェア PK20 Lounge Chair
1968年ポール・ケアホルムがデザインしたラウンジチェア。スプリングスチールのカンチレバー構造が生む独特の弾力と、レザーまたはウィッカーの座面が織りなす造形美は、デンマーク・モダニズムの到達点として、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館に収蔵されている。
PK22 ラウンジチェア PK22 Lounge Chair
ポール・ケアホルムの代表作として知られるラウンジチェア。1957年ミラノ・トリエンナーレでグランプリを受賞。ステンレススチールフレームとレザーの組み合わせによるミニマリズムの椅子。
PK24 ハンモックチェア PK24 Hammock Chair
1965年、ポール・ケアホルムがロココの長椅子に着想を得て生み出したシェーズロング。スチールのベースに籐またはレザーのシートを載せた構造で、重力と摩擦が生み出す浮遊感が特徴。フリッツ・ハンセンが製造を継承する。
PK52 プロフェッサーデスク PK52 Professor Desk
1955年デザインのPK52は、スチール家具のパイオニアPoul Kjærholmによる代表作。スチールと木材の統合と視覚的軽快さが特徴。王立デンマーク美術アカデミーのために設計され、リバーシブル天板を備えた多機能デスク。Carl Hansen & Søn製造。
PK54 ダイニングテーブル PK54 Dining Table
ポール・ケアホルムが1963年に発表した円形ダイニングテーブル。大理石またはグラナイトの天板と正方形のステンレスベースが織りなす対比の造形美は、空間の自然な焦点となる。メープル材エクステンションリングで最大12名の着席にも対応する名作。
PK61 テーブル PK61 Table
ポール・ケアホルムが1956年にデザインした北欧モダンの代表作。4つのステンレススチールベースと重力で固定される天板という徹底したミニマリズムが、工業デザイナーから家具建築家への進化を示すマニフェスト的作品。
PK71 ネストテーブル PK71 Nesting Table
1957年にポール・ケアホルムがデザインした、ステンレススチールとアクリルによるネストテーブル。全フォルムを正方形で構成した初の作品で、MoMAパーマネントコレクションに選定。3つの立方体が入れ子式に収まる彫刻的な名作。
PK80 デイベッド PK80 Daybed
1957年にポール・ケアホルムが発表したデイベッド。サテン仕上げのステンレススチールと上質なレザーが生む水平のシルエットが、空間に静かな品格をもたらす。フリッツ・ハンセン社が製造し、MoMAのコレクションにも収蔵される。
PK9 チェア(チューリップチェア) PK9 Chair (Tulip Chair)
ポール・ケアホルム1960年作。三本のスチール脚がチューリップの花弁のように広がる優美なフォルムが特徴。工業素材に詩的表現を与えた北欧モダンデザインの代表作として知られる。
ポエト ソファ Poet Sofa
1941年にフィン・ユールが自邸のために設計したコンパクトな二人掛けソファ。シュルレアリスム芸術に着想を得た有機的な曲線が座る人を包み込み、家具と彫刻の境界を溶かすデンマーク・モダンの名作として世界的に高く評価されている。
PP501 ザ・チェア PP501 Round Chair
ウェグナーが1949年に発表したアームチェア。背もたれからアームレストまでが途切れずに半円を描き、座面には籐を手編みする。デンマークではラウンドチェア、アメリカではザ・チェアと呼ばれる。
PP503 ザ・チェア PP503 Round Chair
ウェグナーのラウンドチェアの張り座モデル。座面を籐編みから布・革張りに変えると同時に、背の接合部を覆っていた籐の巻きをやめ、2箇所のフィンガージョイントに改めた。寸法はPP501と共通。
PP571 アーキテクツデスク PP571 Architect's Desk
ハンス・J・ウェグナーが1953年に設計したデスク。ラウンドチェアに合わせる机として構想され、一本の丸太から木取りした無垢材の天板を研磨ステンレススチールの斜材が支える。鋭い金属と彫刻的な木という素材の対比は、以後のウェグナー作品に受け継がれた。
レッドチェア Red Chair
クリントは人体の寸法と、過去の家具の比例を調査したうえで設計する手法を採った。感覚ではなく調査から出発するこの姿勢が、後年のデンマークの家具設計の基礎となった。教え子にボーエ・モーエンセン、オーレ・ヴァンシャーがいる。
ローマン クロック Roman Clock
1942年、アルネ・ヤコブセンがオーフス市庁舎の時計塔のためにデザイン。古典的なローマ数字と機能主義の明快さが融合した北欧デザインの代表作。アルミケースと凹面ガラスが壁に浮かぶような軽やかさを演出する。
サファリチェア Safari Chair
コーア・クリントが1933年にデザインしたサファリチェア。英国軍のルールキーチェアを原型に、工具不要で組立・分解できるノックダウン構造へと洗練させたラウンジチェア。現在はカール・ハンセン&サンが製造している。
セブンチェア 3107 Series 7 Chair (3107)
1955年発表の名作。アルネ・ヤコブセンによる流麗なフォルムは、9層の成型合板技術により実現。世界で700万脚以上を販売し、デンマークモダンデザインの頂点として君臨。スタッキング可能な機能美も備える。
シェルチェア(CH07) Shell Chair (CH07)
ウェグナーが1963年に発表した三本脚のラウンジチェア。翼のような有機的フォルムと成形合板技術が融合した彫刻的な造形が特徴。発表時はごく限られた生産だったが、1998年の復刻で広く評価されるようになった。
シルバーテーブル(ユダステーブル) Silver Table (Judas Table)
フィン・ユールが1948年にデザインしたダイニングテーブル。天板に配された30枚の純銀インレイが、優美な楕円形のシルエットに夜空の星々のような輝きを添える。最大14人まで着座できる拡張機能も備える。
スポークバックソファ Spoke-Back Sofa
1945年デザイン、1963年製品化。英国ノールセティを再解釈した革新的ソファ。革製ストラップで調整可能な片側アームレストにより、ソファとデイベッドの両機能を実現。露出した木製構造が特徴的なデンマークモダンの代表作。
ステーションクロック Station Clock
アルネ・ヤコブセンがラウリッツ・クヌーセン社のために描いた汎用時計の文字盤。装飾を持たないアラビア数字により、遠方からの判読を確保する。ヤコブセンの時計デザインの出発点にあたる。
スーパーエリプステーブル Superellipse Table
1968年発表の数学的美学を持つ楕円テーブル。ピート・ハインの超楕円理論、マットソンのスパンレッグ、ヤコブセンの洗練が融合。どの席からも平等な「民主的テーブル」として、フリッツ・ハンセンが半世紀以上生産を続ける北欧モダンの象徴的作品。
スワンチェア Swan Chair
アルネ・ヤコブセンが1958年に発表したスワンチェアは、直線を排除した有機的曲線が特徴の北欧モダニズムの代表作。白鳥のような優美なフォルムと360度回転する機能性を兼ね備え、60年以上愛され続ける永遠の名作椅子。
スパニッシュチェア The Spanish Chair
ボーエ・モーエンセンの代表作。スペイン旅行で得た着想を北欧モダニズムの造形に置き換えた1958年のラウンジチェア。厚手のサドルレザーと堅牢なオーク材が織りなす力強い美しさ、幅広のアームレスト、使い込むほどに深まる経年変化が魅力。フレデリシア製造。
ウッツォン ペンダント JU1 Utzon Pendant JU1
シドニー・オペラハウスの建築家ヨーン・ウッツォンが1947年に発表したペンダントランプ。船舶の曲線と光を融合させた積層シェードが上下に柔らかな光を拡散し、小ぶりながらも建築的な存在感を放つ。&tradition社による正規復刻品。
VL38 テーブルランプ VL38 Table Lamp
デンマークの建築家ヴィルヘルム・ラウリッツェンが、コペンハーゲンのラジオハウスのために設計した歴史的照明。梨型の有機的なシェードと真鍮のステムが、建築と光の理想を一つに結ぶ北欧デザインの名品。