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ベイカーソファは、フィン・ユールが1951年に設計しハウス オブ フィン ユールが製造するソファである。木の骨組みが外に現れ、張った座面と背もたれを支える。座面と背もたれで張り地を分けて指定できる。

このページでは、張り分けの選択、正規品とライセンスを受けていない製品との差、寸法と設置、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

以下は、ハウス・オブ・フィンユールが製造する正規復刻版ベイカーソファの基本仕様である。張り地の種類やフレーム素材の選択によって価格が変動するため、詳細は正規販売店へお問い合わせいただきたい。

正式名称 ベイカーソファ
製造ブランド ハウス オブ フィン ユール(デンマーク)
サイズ 幅1,950 × 奥行800 × 高さ980mm。座面高440mm
フレーム素材 オークまたはウォールナットの無垢材。オークはオイルの仕上げが2種
張り地 布または革から選ぶ
張り分け 座面、背もたれの上部と下部で、異なる色や素材を指定できる
クッション構造 ばねを内蔵する
仕上げ 張りの工程に手作業を含む
カラーバリエーション 骨組み3種と張り地の組み合わせから選ぶ。張り地の種別によって価格の区分が異なる
収蔵 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない。同じ設計者の他の作品では、Met が1948年のソファ(61.7.47)を収蔵している
価格 ハウス オブ フィン ユールは公式サイトで価格を公表していない(2026年8月19日確認)。正規取扱店への問い合わせによる。骨組みの樹種と張り地で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受ける

正規品とライセンスを受けていない製品の違い

権利者のライセンスを受けていない同型の製品が流通している。公表されている情報から確認できる差を整理する。仕様が公表されていない項目は「公表なし」と記し、推測では埋めていない。

公表されている仕様

ハウス オブ フィン ユールは、骨組みがオークまたはウォールナットの無垢材であること、選べる仕上げと張り地、座面と背もたれで張り地を分けて指定できること、ばねを内蔵するクッション、寸法、デンマークでの製造を公表している。

ライセンスを受けていない製品では、これらの仕様が公表されていない場合が多い。骨組みと張った部分が接する箇所は、外から確認できる。

比較項目 正規品(ハウス オブ フィン ユール) ライセンスを受けていない製品
骨組み 無垢材(公表) 公表なし
クッション ばねを内蔵(公表) 公表なし
張り分け 指定できる(公表) 公表なし
製造国 デンマーク(公表) 公表なし
メーカー保証 対象 対象外

張り分けという選択

座面、背もたれの上部と下部で、異なる色や素材を指定できる。3つの面をそれぞれ決められる。

1色で揃えることも、面ごとに変えることもできる。骨組みが外に現れる構成のため、木部の色との組み合わせも見え方に関わる。

組み合わせが多いため、設置場所と好みを整理してから相談するほうが進めやすい。

選び分けの目安

色の対比をつくりたい場合
面ごとに異なる色を指定できる。骨組みの木部との関係も含めて決められる。
1色で揃えたい場合
同じ張り地で統一することもできる。骨組みの木部だけが対比として現れる。
後から変える可能性がある場合
張り替えについては取扱店を通じて相談する。受注生産の製品にあたる。

類似商品・競合との比較

木の骨組みが外に現れるソファは、張り地の指定の自由度で性格が分かれる。

比較項目 ベイカーソファ CH162 ソファ モーエンセン 2213 ソファ
骨組み 外に現れる 外に現れる 外に現れる
張り地の指定 3つの面で分けられる 全体で1種 全体で1種
クッション ばねを内蔵 フォームと羽毛 フォームと羽毛
座面高 440mm 410mm 430mm
1,950mm 1,370/1,950mm 1,580/2,210mm

選び分けの目安

張り地を面ごとに変えたい場合
座面と背もたれの上下で異なる色や素材を指定できる。全体で1種を選ぶ製品とは、この点が異なる。
座面の高さを求める場合
座面高440mmは同種のソファのなかでも高い部類にあたる。
クッションの構造で選ぶ場合
ばねを内蔵する。羽毛を含むクッションのように、叩いて整える手入れは要らない。

使用感と設置条件

骨組みと張った部分

木の骨組みが外に現れ、張った座面と背もたれを支える。骨組みと張った部分が接する箇所は外から見える。

骨組みが見える構成のため、壁に沿わせても背面の仕上げが現れる。部屋の中央に置く配置にも対応する。

寸法と座面の高さ

幅1,950×奥行800×高さ980mm、座面高440mm。

座面高440mmは同種のソファのなかでも高い部類にあたる。立ち座りがしやすいいっぽう、脚を投げ出す姿勢はとりにくい。

高さ980mmは背もたれの高さにあたる。壁に沿わせる場合、この高さが窓や飾りに干渉しないかを確かめる。

クッション

ばねを内蔵する。荷重を受け止める構成であり、羽毛を含むクッションのように叩いて整える手入れは要らない。

ばねは繰り返しの荷重で緩む。座ったときの沈み方が変わった場合、取扱店に相談する。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

オークは日光で黄みを帯びる。ウォールナットは色が明るくなる。樹種によって変化の方向が異なる。

オイルの仕上げは塗膜をつくらない。定期的な塗り直しが要る。

布は日光で色が褪せる。革は使用と日光によって色が濃くなり、乾燥するとひび割れる。

張り分けた仕様では、面ごとに色の変化の進み方が異なる場合がある。日の当たり方によって差が出る。

日常の手入れ

布の張り地
掃除機のブラシ付きノズルで埃を吸う。
革の張り地
乾いた布で埃を払う。年に数回、革用のクリームで油分を補う。
木部
乾いた柔らかい布で拭く。オイルの仕上げは定期的な塗り直しが要る。
置き場所
直射日光を避ける。張り分けた仕様では、面ごとの色の差が生じやすい。

張り替え

張り替えについては取扱店を通じて相談する。受注生産の製品にあたるため、対応の可否と期間を確認する。

どこで買うか

取扱店の調べ方

ハウス オブ フィン ユールは公式サイトで製品情報を公開している。同社は価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによる。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。

注文の際に決める項目は、骨組みの樹種と仕上げ(3種)、張り地、張り分けの指定である。組み合わせが多いため、設置場所と好みを整理してから相談するほうが進めやすい。

実物を確認する

骨組みの木部と張り地の組み合わせは、現物で見え方が変わる。張り分けた場合の見え方もあわせて確かめられるとよい。

座面高440mmが使う人の体格に合うかも、実物で確認する。

中古の流通

相場は骨組みの樹種、張り地、状態で幅があり、一定していない。

確認箇所は、木部の傷と色の変化、張り地の傷みと色褪せ、ばねの緩み、骨組みと張った部分が接する箇所の状態である。張り分けた仕様では、面ごとの色の差も確かめる。

購入前チェックリスト

  • 骨組みの樹種と仕上げ(3種)
  • 張り地の指定(3つの面で分けられる)
  • 設置場所の寸法(幅1,950×奥行800×高さ980mm)
  • 座面高440mm(同種のソファのなかでも高い部類)
  • 背もたれの高さ980mm(窓や飾りとの干渉)
  • ばねが緩んだ場合の相談先
  • 張り分けた仕様では面ごとに色の変化が異なること
  • 中古の場合、ばねの緩みと接合部の状態

よくある質問

価格はどのくらいですか?
ハウス オブ フィン ユールは公式サイトで価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによります(2026年8月19日確認)。骨組みの樹種と張り地で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受けます。
どこで購入できますか?
ハウス オブ フィン ユールの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
張り地を分けて指定できますか?
座面、背もたれの上部と下部で、異なる色や素材を指定できます。3つの面をそれぞれ決められ、1色で揃えることもできます。骨組みが外に現れる構成のため、木部の色との組み合わせも見え方に関わります。
座り心地はどうですか?
クッションはばねを内蔵し、荷重を受け止める構成です。羽毛を含むクッションのように叩いて整える手入れは要りません。座面高440mmは同種のソファのなかでも高い部類にあたり、立ち座りがしやすいいっぽう脚を投げ出す姿勢はとりにくくなります。
設置に必要な寸法を教えてください。
幅1,950×奥行800×高さ980mmです。高さ980mmは背もたれの高さにあたるため、壁に沿わせる場合はこの高さが窓や飾りに干渉しないかをご確認ください。骨組みが見える構成のため、部屋の中央に置く配置にも対応します。
樹種はどう選べばよいですか?
オークとウォールナットから選べ、オークはオイルの仕上げが2種あります。オークは日光で黄みを帯び、ウォールナットは色が明るくなります。オイルの仕上げは塗膜をつくらないため、定期的な塗り直しが必要です。
張り替えはできますか?
取扱店を通じてご相談ください。受注生産の製品にあたるため、対応の可否と期間をご確認ください。
手入れはどうすればよいですか?
布の張り地は掃除機のブラシ付きノズルで埃を吸い、革の張り地は乾いた布で埃を払って年に数回クリームで油分を補ってください。木部は乾いた柔らかい布で拭き、オイルの仕上げは定期的な塗り直しが要ります。張り分けた仕様では日の当たり方によって面ごとの色の差が生じやすくなります。