ベイカー・ファニチャー(Baker Furniture)

ベイカー・ファニチャーは、1890年にアメリカ・ミシガン州で創業した家具メーカーです。ヨーロッパやアジアの古典を研究した高品質な復刻家具で名を高め、130年を超える歴史のなかで数多くのデザイナーと協働してきました。1951年にはデンマークのデザイナー、フィン・ユールと協業し、アメリカ市場向けとして初のダニッシュモダン家具コレクションを手がけています。この協業から生まれたのがベイカーソファであり、その名はブランド名に由来しています。

ブランドヒストリー

ベイカー・ファニチャーは、オランダから移民したジーベ・ベイカー(Siebe Baker)が、ヘンリー・クックとともに1890年にミシガン州アレガンで創業した「クック・ベイカー・アンド・カンパニー」を起源とします。当初はドアや室内造作を製造しており、1893年に最初の家具となるデスクと書棚を組み合わせた一台を送り出しました。

創業者の息子ホリス・S・ベイカーが経営を引き継いだのち、同社は復刻家具の分野で存在感を強めます。1932年には、ヨーロッパの家具を研究した「マナーハウス・コレクション」を発表。20世紀半ばには、フィン・ユールらデザイナーとの協業を通じてモダンデザインにも取り組みました。1986年にはコーラー社(Kohler)の傘下に入り、その後、主要な生産拠点をアメリカ・ノースカロライナ州へと移しています。

ブランドの特徴

ベイカー・ファニチャーは、過去の名品を研究し、その知見を新たな製品づくりに反映させる姿勢で知られてきました。古典的な復刻家具で培った職人技と素材への理解を土台としながら、各時代の第一線のデザイナーを迎え入れることで、伝統と現代性を併せ持つコレクションを展開しています。

主なインテリア

  • ベイカーソファ(Baker Sofa、1951年) ― フィン・ユールとの協業から生まれた「ベイカー・モダン」を代表するソファ
  • マナーハウス・コレクション(1932年) ― ヨーロッパ家具を研究した復刻家具の先駆け

基本情報

創業 1890年
創業者 ジーベ・ベイカー(Siebe Baker)
アメリカ
親会社 コーラー(Kohler、1986年より)
公式サイト https://www.bakerfurniture.com