このページについて
レアーレ テーブルは、カルロ・モリーノが1946年に設計したテーブルである。ザノッタが1990年から製造する。オークの無垢材を組んだ脚部に、ガラスまたは大理石の天板を載せる。接合には真鍮の金具を用いる。
このページでは、脚部の構成と天板の選択、寸法と設置の条件、権利の所在、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
カルロ・モッリーノの設計思想や経歴について詳しくはカルロ・モッリーノ プロフィールページをご覧ください。
レアレ テーブルのデザインストーリーについて詳しくはレアレ テーブル紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
ザノッタが製造するレアレ テーブルは、モッリーノのオリジナル設計に基づき、イタリア国内で製造される正規品である。標準サイズに加え、2020年には全長を伸ばした大型仕様も追加された。
| 正式名称 | レアーレ テーブル |
|---|---|
| 製造ブランド・製造国 | ザノッタ(イタリア)。1990年から製造されている |
| フレーム素材 | オークの無垢材。無着色、または塗装や染色による4つの仕上げから選ぶ。ワックスの仕上げによる |
| 天板素材 | 透明度の高いガラス(厚さ15mm)または大理石(厚さ20mm)から選ぶ。ガラスは縁を斜めに削る仕上げも選べる。大理石は汚れに配慮したつや消しの仕上げによる |
| 接合部 | 真鍮の金具による |
| サイズ | 幅1,600×奥行800mm、幅1,800×奥行900mm、幅2,000×奥行900mm。高さはいずれも720mm。より大きい仕様も展開される |
| カラーバリエーション | 脚部は4つの仕上げ、天板はガラスまたは大理石から選ぶ |
| 価格 | ザノッタは公式サイトで価格を公表していない(2026年8月19日確認)。正規取扱店への問い合わせによる。寸法、脚部の仕上げ、天板の素材で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受ける |
| 収蔵 | 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない。同じ設計者の他の作品では、V&A がアラベスコ テーブル(W.7-1985)を収蔵している |
| 知的財産権 | この設計の権利はイタリア国が保有する。ザノッタは国有財産を管理する機関から独占的なライセンスを受けて製造する |
権利の所在と製造
この設計の権利はイタリア国が保有する。ザノッタは国有財産を管理する機関から独占的なライセンスを受けて製造している。
同じ設計者のアラベスコ テーブルも同様の形態による。家具では珍しい取り決めにあたる。
製造が単一の権利者に限られるため、正規に流通する製品はザノッタによるものにあたる。
類似商品・競合との比較
脚部を木で組むテーブルは、組み方と接合の方法で性格が分かれる。金具を用いるか、木同士で組むかによって、見え方と補修の条件が変わる。
| 比較項目 | レアーレ | アラベスコ・テーブル | エロス ダイニングテーブル |
|---|---|---|---|
| 脚部の素材 | オークの無垢材 | 曲げた合板 | 大理石 |
| 接合 | 真鍮の金具による | 金具による | 天板の自重による |
| 天板 | ガラスまたは大理石 | ガラス | 大理石 |
| 用途 | 食卓の高さ | 低いテーブル | 食卓の高さ |
| 権利の形態 | 国有。独占ライセンスによる | 国有。独占ライセンスによる | 製造元による |
選び分けの目安
- 天板の素材を選びたい場合
- ガラスと大理石から選べる。ガラスでは脚部の構成が上から見え、大理石では天板が面として現れる。
- 脚部の仕上げを選びたい場合
- 4つの仕上げから選ぶ。無着色のオークのほか、塗装と染色による仕上げがある。
- 食卓として使う場合
- 高さ720mmで、幅1,600mmから2,000mm、さらに大きい仕様も展開される。
使用感と設置条件
脚部の構成
オークの無垢材を組み、真鍮の金具で接合する。金具は外に現れる。
ガラスの天板では、この脚部の構成が上から見える。大理石の天板では見えないため、選択によって印象が変わる。
脚は天板の両端に寄る構成をとる。脚のあいだに座る位置が確保される。
天板の選択
ガラスは厚さ15mm、大理石は厚さ20mm。大理石のほうが重い。
ガラスは縁を斜めに削る仕上げも選べる。大理石は汚れに配慮したつや消しの仕上げによる。
ガラスは割れると補修できない。大理石は酸を含むものが付着すると表面が変質する。
搬入と設置
幅1,600mmから2,000mm、さらに大きい仕様もある。天板がこの寸法のまま搬入経路を通るかを確認する。
大理石の天板は重い。運搬には複数人を要する。床の耐荷重も確かめる。
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
オークの無垢材は日光で色が変わる。無着色の仕上げでは変化が現れやすく、塗装や染色の仕上げでは目立ちにくい。
ワックスの仕上げは塗膜をつくらない。水分が染み込むため、定期的に塗り直す。
真鍮の金具は空気に触れて色が濃くなる。木部との色の対比が経年で変わる。
ガラスは経年で変質しない。大理石は酸と油分に弱い。
日常の手入れ
- ガラスの天板
- ガラス用の洗剤で拭ける。脚部と接する箇所には洗剤を付けない。
- 大理石の天板
- 固く絞った布で拭く。酸を含むものが付いた場合、すぐに拭き取る。
- 木部
- 乾いた柔らかい布で拭く。ワックスの仕上げは定期的な塗り直しが要る。
- 真鍮の金具
- 色の変化を戻す場合、真鍮用の研磨剤を用いる。木部に付かないよう注意する。変化をそのまま残す選択もある。
どこで買うか
取扱店の調べ方
ザノッタは公式サイトで製品情報を公開している。同社は価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによる。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。
注文の際に決める項目は、寸法、脚部の仕上げ(4種)、天板の素材である。
実物を確認する
ガラスの天板では脚部の構成が上から見える。真鍮の金具の見え方も、現物で確かめられるとよい。
大理石は個体によって模様が異なる。
中古の流通
1990年以降の個体が流通している。相場は寸法、仕上げ、天板の素材、状態で幅があり、一定していない。
確認箇所は、木部の割れと色の変化、真鍮の金具の緩みと状態、天板の欠けとひび、大理石の場合は表面の染みである。権利の形態から、正規に流通する製品はザノッタによるものにあたる。
購入前チェックリスト
- 寸法の選択(幅1,600/1,800/2,000mmほか)
- 脚部の仕上げ(4種)
- 天板の素材(ガラス/大理石。重量と手入れが変わる)
- ガラスの天板では脚部の構成が見えること
- 搬入経路(天板の寸法)
- 床の耐荷重(大理石の天板の場合)
- ワックスの仕上げは定期的な塗り直しが要ること
- 中古の場合、金具の緩みと木部の状態
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- ザノッタは公式サイトで価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによります(2026年8月19日確認)。寸法、脚部の仕上げ、天板の素材で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受けます。
- どこで購入できますか?
- ザノッタの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
- この設計の権利はどうなっていますか?
- この設計の権利はイタリア国が保有し、ザノッタが国有財産を管理する機関から独占的なライセンスを受けて製造しています。家具では珍しい取り決めにあたり、製造が単一の権利者に限られるため、正規に流通する製品はザノッタによるものにあたります。
- 天板はガラスと大理石のどちらを選べばよいですか?
- ガラスは厚さ15mm、大理石は厚さ20mmで、大理石のほうが重くなります。ガラスでは脚部の構成が上から見え、大理石では天板が面として現れるため、選択によって印象が変わります。ガラスは割れると補修できず、大理石は酸を含むものが付着すると表面が変質します。
- 脚部の仕上げは何種類ありますか?
- 4つの仕上げから選べます。無着色のオークのほか、塗装と染色による仕上げがあります。無着色の仕上げは日光による色の変化が現れやすく、塗装や染色の仕上げでは目立ちにくくなります。
- 設置に必要な寸法を教えてください。
- 幅1,600×奥行800mm、幅1,800×奥行900mm、幅2,000×奥行900mmで、高さはいずれも720mmです。より大きい仕様も展開されます。天板がこの寸法のまま搬入経路を通るかをご確認ください。
- 真鍮の金具は見えますか?
- 見えます。オークの無垢材を組み、真鍮の金具で接合する構成で、金具は外に現れます。真鍮は空気に触れて色が濃くなるため、木部との色の対比が経年で変わります。
- 手入れはどうすればよいですか?
- ガラスの天板はガラス用の洗剤で拭けますが、脚部と接する箇所には洗剤を付けないでください。大理石の天板は固く絞った布で拭き、酸を含むものが付いた場合はすぐに拭き取ってください。木部はワックスの仕上げで塗膜をつくらないため、定期的な塗り直しが必要です。