概要
プレートテーブルは、ジャスパー・モリソンが2004年にヴィトラのために設計したローテーブルである。薄い天板と、四分円の断面を持つ細い脚で構成される。複数のサイズが用意され、寸法が互いに整合するため組み合わせて使える。2018年にはダイニングテーブルの仕様が加わった。
特徴・コンセプト
四分円の断面
脚部はダイキャストのアルミニウムと粉体塗装のスチールパイプで構成され、断面は四分円の形をとる。外側は丸く、内側は直角である。丸い面が外を向くことで脚は細く見え、直角の内側が天板を受ける面になる。同じ部材で見え方と支持の両方を担わせている。
薄い天板と丸めた角
天板は薄く抑えられ、角はすべて丸められる。低いテーブルは人が立ったときに視界の下方に入るため、天板が厚いと床面が重く見える。薄くすることで、置いても部屋の見通しが残る。角を落とす処理は、子どものいる場所での安全にも働く。
寸法を揃えて組み合わせる
ローテーブルは複数のサイズが用意され、各辺の寸法が互いに整合するよう設計されている。並べれば大きな一枚の面をつくれ、離せばソファまわりに散らして置ける。人数や用途が変わる場所で、天板を買い足すだけで構成を変えられる。
天板の素材
天板はソリッドウッド(ナチュラルオークのオイル仕上げ、ダークオークのラッカー仕上げ)、カラーラ大理石、粉体塗装のMDFから選べる。脚部の仕上げはホワイトとベーシックダークが用意される。大理石の天板は、屋根のある屋外でも一時的に使える。
エピソード
モリソンは、目新しさを求めるのではなく、すでに広く使われている解を読み直して精度を上げる方向に設計を置いている。良い製品とは、美しさや高価さによって際立つのではなく、その用途において優れているものだという考え方である。プレートテーブルの薄い天板と細い脚も、この姿勢から導かれている。
同じ方向は、モリソンがヴィトラのために設計したハル チューブ アウトドアにも見られる。
評価と影響
発表から20年以上を経て生産が続いている。2018年に加わったダイニングテーブルの仕様では、ソリッドウッド、大理石、MDF、サテン仕上げのフロートガラスから天板を選べ、脚部の色にも選択肢が増えている。
ジャスパー・モリソンの設計思想や経歴について詳しくはジャスパー・モリソンプロフィールページをご覧ください。
ヴィトラの歴史や他の製品について詳しくはヴィトラブランドページをご覧ください。
基本情報
| 名称 | プレートテーブル / Plate Table |
|---|---|
| デザイナー | ジャスパー・モリソン(Jasper Morrison) |
| ブランド | ヴィトラ(Vitra) |
| 発表年 | 2004年(ダイニングテーブルは2018年) |
| デザインの成立国 | スイス |
| 分類 | ローテーブル/コーヒーテーブル・サイドテーブル |
| 天板 | ソリッドウッド(ナチュラルオーク/ダークオーク)、カラーラ大理石、粉体塗装MDF |
| 脚部 | ダイキャストアルミニウム+粉体塗装スチールパイプ(四分円断面) |
| 脚部の仕上げ | ホワイト/ベーシックダーク(粉体塗装・テクスチャ仕上げ) |
| サイズ | 複数サイズ。寸法が互いに整合し、組み合わせて使える |
| 関連製品 | プレート ダイニングテーブル(2018年) |
Reference
- Plate Table | Vitra
- https://www.vitra.com/en-us/product/details/plate-table