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LC5 ソファベッドは、ル・コルビュジエらが1934年に設計しカッシーナが製造するソファである。鋼管の骨組みにクッションを載せる。2人掛けと3人掛けの2つの寸法がある。

製品名に「ソファベッド」を含むが、現行の仕様には背のクッションを回してベッドとして使う機能がない。この機能を備えた仕様は生産を終えており、中古でのみ流通する。

このページでは、この点を含む仕様の確認、正規品とライセンスを受けていない製品との差、寸法と設置、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

カッシーナが製造するLC5 ソファベッドの現行正規品の仕様は以下の通りである。素材やカラーの選択により価格が変動するため、正確な見積もりは正規販売店への問い合わせを推奨する。

正式名称(日本語) LC5 ソファベッド
製造ブランド カッシーナ
製造国 イタリア
フレーム素材 鋼管。クロムめっきの研磨仕上げ、または半つや消しの塗装による
フレームカラー 8種から選ぶ
クッション内部素材 羽毛とポリウレタンの芯による。再生素材の中綿による仕様も選べる
張地 革または布から選ぶ
サイズ・2人掛(LC5 2P) 幅1,730 × 奥行780 × 高さ730mm。座面高450mm
サイズ・3人掛(LC5 3P) 幅2,550 × 奥行780 × 高さ730mm。座面高450mm
価格 カッシーナは価格を公表していない(2026年8月19日確認)。正規取扱店への問い合わせによる。寸法、骨組みの仕上げ、張り地で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受ける
カラーバリエーション 革と布ともに複数の色から選ぶ
付属品・認証 設計者の刻印、通し番号、製品の保証書
受注方式 受注生産。納期は取扱店に確認する
収蔵 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない。同じ設計者らの他の作品では、MoMA がシェーズロング(223.1950)ほかを収蔵している
特記事項 現行の仕様には、背のクッションを回してベッドとして使う機能がない。この機能を備えた仕様は生産を終えており、中古でのみ流通する

ベッドとしての機能について

製品名に「ソファベッド」を含むが、現行の仕様には背のクッションを回してベッドとして使う機能がない。

この機能を備えた仕様は1998年に発表されたが、生産を終えている。中古でのみ流通する。

ベッドとしての使用を前提に検討する場合、この点を先に確認する。現行品を購入しても、背のクッションを動かして寝台にすることはできない。

正規品とライセンスを受けていない製品の違い

権利者のライセンスを受けていない同型の製品が広く流通している。公表されている情報から確認できる差を整理する。仕様が公表されていない項目は「公表なし」と記し、推測では埋めていない。

製造の許諾と識別

カッシーナは権利者からライセンスを受けて製造している。正規品には設計者の刻印と通し番号が入る。中古で選ぶ場合、これらの有無で判別できる。

公表されている仕様

カッシーナは、骨組みが鋼管であること、クロムめっきの研磨仕上げまたは半つや消しの塗装であること、クッションの詰め物、寸法、イタリアでの製造を公表している。

ライセンスを受けていない製品では、これらの仕様が公表されていない場合が多い。骨組みの溶接部と表面の仕上げは、外から確認できる箇所にあたる。

比較項目 正規品(カッシーナ) ライセンスを受けていない製品
骨組み 鋼管(公表) 公表なし
仕上げ クロムめっきまたは塗装(公表) 公表なし
詰め物 羽毛とポリウレタン、または再生素材(公表) 公表なし
刻印と通し番号 入る なし
メーカー保証 対象 対象外

類似商品・競合との比較

鋼管の骨組みを持つソファは、骨組みの見え方とクッションの構成で性格が分かれる。

比較項目 LC5 LC2 ソファ ベイカーソファ
骨組み 鋼管が外に現れる 鋼管が外に現れる 無垢材が外に現れる
座面高 450mm 製品による 440mm
詰め物 羽毛とポリウレタン/再生素材 製品による ばねを内蔵
骨組みの仕上げ 8種から選ぶ 製品による 樹種3種
1,730/2,550mm 製品による 1,950mm

選び分けの目安

骨組みの色を選びたい場合
クロムめっきの研磨仕上げのほか、複数の色の塗装から選べる。合計8種にあたる。
詰め物を選びたい場合
羽毛とポリウレタンによる仕様と、再生素材の中綿による仕様がある。羽毛を含む仕様では、叩いて整える手入れが要る。
座面の高さを求める場合
座面高450mmは同種のソファのなかでも高い部類にあたる。

使用感と設置条件

骨組みと座面

鋼管の骨組みが外に現れ、クッションを載せる。骨組みは金属のため、身体が直接触れると冷たさを感じる。

座面高450mmは同種のソファのなかでも高い部類にあたる。立ち座りがしやすいいっぽう、脚を投げ出す姿勢はとりにくい。

クッションの構成

羽毛とポリウレタンの芯による仕様と、再生素材の中綿による仕様から選ぶ。

羽毛を含む仕様では、使ううちに偏る。定期的に叩いて整える。再生素材の仕様では、この手入れの条件が異なる。購入時に確認する。

寸法と設置

2人掛けは幅1,730×奥行780×高さ730mm、3人掛けは幅2,550mm。奥行と高さは共通する。

骨組みが外に現れる構成のため、壁に沿わせても背面の仕上げが現れる。部屋の中央に置く配置にも対応する。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

クロムめっきの研磨仕上げは、湿気の多い環境で曇る。細かい傷も目立つ。塗装の仕上げは擦れると下地が現れる。

布は日光で色が褪せる。革は使用と日光によって色が濃くなり、乾燥するとひび割れる。

羽毛は使ううちに偏る。ポリウレタンは荷重で潰れる。座る位置が偏ると、その箇所だけ先に沈む。

日常の手入れ

骨組み
乾いた柔らかい布で拭く。研磨剤は仕上げを損なう。水気を残さない。
布の張り地
掃除機のブラシ付きノズルで埃を吸う。
革の張り地
乾いた布で埃を払う。年に数回、革用のクリームで油分を補う。
クッション
羽毛を含む仕様は定期的に叩いて整える。座る位置を変えることで、潰れの偏りも抑えられる。

張り替え

張り替えについては取扱店を通じて相談する。受注生産の製品にあたるため、対応の可否と期間を確認する。

どこで買うか

取扱店の調べ方

カッシーナは公式サイトで取扱店を案内している。同社は価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによる。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。

注文の際に決める項目は、寸法(2種)、骨組みの仕上げ(8種)、張り地、クッションの詰め物である。受注生産のため、納期は取扱店に確認する。

実物を確認する

骨組みの仕上げと張り地の組み合わせは、現物で見え方が変わる。座面高450mmが使う人の体格に合うかもあわせて確認する。

中古の流通

相場は寸法、仕上げ、張り地、状態で幅があり、一定していない。

ベッドとして使う機能を備えた仕様は、中古でのみ流通する。求める場合、この仕様の個体を探すことになる。

確認箇所は、設計者の刻印と通し番号の有無、骨組みのめっきの曇りまたは塗装の剥がれ、クッションの潰れと羽毛の偏り、張り地の傷みと色の変化である。

購入前チェックリスト

  • 現行品にベッドとして使う機能がないこと
  • 寸法の選択(2人掛け 幅1,730mm/3人掛け 幅2,550mm)
  • 骨組みの仕上げ(8種)
  • 張り地(布/革)
  • クッションの詰め物(羽毛を含む仕様は叩いて整える手入れが要る)
  • 座面高450mm(同種のソファのなかでも高い部類)
  • 骨組みが金属で身体が触れると冷たさを感じること
  • 中古の場合、刻印と通し番号の有無

よくある質問

ベッドとして使えますか?
現行の仕様には、背のクッションを回してベッドとして使う機能がありません。この機能を備えた仕様は1998年に発表されましたが生産を終えており、中古でのみ流通します。ベッドとしての使用を前提に検討される場合は、この点を先にご確認ください。
価格はどのくらいですか?
カッシーナは価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによります(2026年8月19日確認)。寸法、骨組みの仕上げ、張り地で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受けます。
どこで購入できますか?
カッシーナの公式サイトで取扱店が案内されています。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。受注生産のため納期もあわせてご確認ください。
正規品かどうかはどう見分けますか?
正規品には設計者の刻印と通し番号が入ります。中古で選ぶ場合はこれらの有無で判別できます。カッシーナは権利者からライセンスを受けて製造しています。
骨組みの色は選べますか?
クロムめっきの研磨仕上げのほか、複数の色の塗装から選べます。合計8種にあたります。
座り心地はどうですか?
座面高450mmは同種のソファのなかでも高い部類にあたり、立ち座りがしやすいいっぽう脚を投げ出す姿勢はとりにくくなります。骨組みは金属のため、身体が直接触れると冷たさを感じます。
クッションの詰め物は選べますか?
羽毛とポリウレタンの芯による仕様と、再生素材の中綿による仕様から選べます。羽毛を含む仕様では使ううちに偏るため、定期的に叩いて整えてください。再生素材の仕様では手入れの条件が異なるため、購入時にご確認ください。
手入れはどうすればよいですか?
骨組みは乾いた柔らかい布で拭き、研磨剤は使わず水気を残さないでください。クロムめっきの研磨仕上げは湿気の多い環境で曇り、細かい傷も目立ちます。布の張り地は掃除機のブラシ付きノズルで埃を吸い、革の張り地は乾いた布で埃を払って年に数回クリームで油分を補ってください。