LC5 ソファベッドが長く愛される理由
1934年、近代建築の巨匠ル・コルビュジエが、パリの自邸イムーブル・モリトールのリビングルームのためにデザインしたLC5。誕生から90年を超える歳月を経てなお、カッシーナの手によりイタリアで製造が続けられているこのソファは、モダニズム家具の代表作の一つとして世界中で支持されている。背クッションを倒してデイベッドに変えるという発想は、「住宅は住むための機械」と唱えた建築家の思想を親密なスケールで示したものであり、機能と造形が結びついた一脚である。
本ページでは、LC5 ソファベッドの購入を検討されている方に向けて、正規品の仕様・価格・購入先から、リプロダクトとの違い、使用感、メンテナンス方法、コーディネート提案まで、購入判断に必要なすべての情報を網羅的にお伝えする。
ル・コルビュジエの建築思想や経歴について詳しくはル・コルビュジエ プロフィールページをご覧ください。
LC5 ソファベッドのデザインストーリーについて詳しくはLC5 ソファベッド紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
カッシーナが製造するLC5 ソファベッドの現行正規品の仕様は以下の通りである。素材やカラーの選択により価格が変動するため、正確な見積もりは正規販売店への問い合わせを推奨する。
| 正式名称(日本語) | LC5 ソファベッド(5 カナペ・アパルトマン・ル・コルビュジエ) |
|---|---|
| 正式名称(英語) | LC5 Sofa Bed / 5 Canapé, Appartement Le Corbusier |
| デザイナー | ル・コルビュジエ(Le Corbusier, 1887–1965, スイス/フランス)、ピエール・ジャンヌレ(Pierre Jeanneret, 1896–1967, スイス)、シャルロット・ペリアン(Charlotte Perriand, 1903–1999, フランス) |
| デザイン年 | 1934年 |
| 製造ブランド | Cassina(カッシーナ)/ イ・マエストリ・コレクション(I Maestri Collection) |
| 製造国 | イタリア |
| フレーム素材 | スチールチューブ、三価クロムメッキ(CR3)ポリッシュ仕上げ、またはセミマット塗装 |
| フレームカラー | ポリッシュドクローム、セミマットグレー、ライトブルー、グリーン、ブラウン、マッド、アイボリー、ブラック(全8種) |
| クッション内部素材 | フェザー+ポリウレタンコア(標準仕様)/ リサイクルPETポリエステル中綿(Durable仕様) |
| 張地 | レザー(各種グレード)またはファブリック(多色展開) |
| サイズ・2人掛(LC5 2P) | W1730 × D780 × H730 mm(座面高 450mm) |
| サイズ・3人掛(LC5 3P) | W2550 × D780 × H730 mm(座面高 450mm) |
| 参考価格帯(税込目安) | 2人掛:約¥1,386,000〜 / 3人掛:約¥1,881,000〜(素材・張地グレードにより変動) |
| カラーバリエーション | 張地はレザー・ファブリックともに多色展開。詳細はカッシーナ公式ファブリックリストを参照 |
| 付属品・認証 | デザイナー刻印、シリアルナンバー、カッシーナ製品保証書 |
| 受注方式 | 受注輸入品(イタリアからの取り寄せ) |
| 特記事項 | 現行モデルは背クッション回転式デイベッド機能なし。LC5.F(1998年発表の回転式仕様)は生産終了・ヴィンテージのみ |
正規品とリプロダクトの違い
LC5 ソファベッドにはリプロダクト製品が市場に存在する。正規品の価値を正しく理解するためには、両者の客観的な違いを把握しておくことが重要である。
素材の違い
正規品のフレームには三価クロムメッキ(CR3)処理が施されたスチールチューブが使用され、環境負荷と耐久性の両面で高い水準を実現している。塗装仕上げにおいても、カッシーナ独自のセミマット塗装により均質で美しい発色が得られる。リプロダクト品では一般的なクロームメッキやステンレスパイプが使用されることが多く、経年での光沢劣化や錆の発生リスクが異なるとされている。
クッション素材については、正規品がフェザーとポリウレタンコアのハイブリッド構造(Durable仕様ではリサイクルPET中綿)を採用し、弾力性と包み込む柔らかさを両立している。リプロダクト品ではウレタンフォームのみの構成が一般的で、初期の座り心地は近似するものの、長期使用における形状保持性やへたり具合に差が生じうる。
レザーについても、正規品ではカッシーナが厳選したグレードのイタリアンレザーが使用され、セミアニリン仕上げなど上質な加工が施される。リプロダクト品の革は産地やなめし工程が異なり、経年変化の質感に違いが出ることが多い。
構造・ディテールの違い
正規品はカッシーナのイタリア工場において、ル・コルビュジエ財団(Fondation Le Corbusier)の監修のもとに製造される。フレームの接合精度、溶接の仕上げ、クッションの縫製、革のカッティングに至るまで、厳格な品質管理が施されている。イ・マエストリ・コレクションの製品にはすべてデザイナーの刻印とシリアルナンバーが付され、真正品としての証明がなされる。
リプロダクト品においては、外観のプロポーションは近似するものの、溶接部の処理精度、ステッチの均一性、金属表面の研磨仕上げなど、細部のクオリティに差異が認められることが一般的である。
体験・価値の違い
正規品のLC5は、フェザーの豊かな弾力がもたらす包容力のある座り心地が特徴であり、長時間の使用においても快適性が持続すると評価されている。フレームのクローム仕上げは光を美しく反射し、空間における存在感を格段に高める。
資産価値の面では、正規品はリセールバリューが比較的高く維持される傾向にある。ヴィンテージ市場においてカッシーナ製のLC5は、状態や年代に応じた適正な評価がなされる。また、カッシーナは正規品に対してメンテナンスサービスやパーツ供給の体制を整えており、長期的な維持コストの観点からも正規品ならではの安心感がある。
正規品とリプロダクトの比較表
| 比較項目 | 正規品(Cassina) | リプロダクト一般 |
|---|---|---|
| フレーム素材 | 三価クロムメッキ(CR3)スチールチューブ、またはセミマット塗装 | クロームメッキまたはステンレスパイプ |
| クッション素材 | フェザー+ポリウレタンコア / リサイクルPET中綿 | ウレタンフォーム中心 |
| 張地 | カッシーナ厳選イタリアンレザー / 高品質ファブリック | 一般的な合皮・本革・ファブリック |
| 製造管理 | ル・コルビュジエ財団監修、イタリア工場製造 | メーカーによる独自製造 |
| 認証 | デザイナー刻印・シリアルナンバー・保証書 | なし |
| 座り心地 | フェザーの弾力と包容感、長時間でも快適 | ウレタンの反発感、経年でへたりが生じやすい |
| 保証・修理 | カッシーナ正規保証、パーツ供給・修理対応あり | メーカーにより異なる、限定的な場合が多い |
| リセールバリュー | 比較的高く維持される | 低い傾向 |
| 参考価格帯 | 約¥1,386,000〜¥1,881,000〜(税込目安) | 約¥50,000〜¥200,000程度 |
類似商品・競合との比較
LC5と同じくモダニズムの名作ソファとして比較検討される作品を取り上げ、それぞれの特徴と選び方の指針を示す。
比較対象
LC2 プティ・コンフォール(カッシーナ)は、1928年にル・コルビュジエ、ジャンヌレ、ペリアンが発表した同シリーズの名作であり、スチールフレームの外骨格にクッションを内包する構造が特徴である。LC5に比べてコンパクトで、1人掛から3人掛まで幅広いサイズ展開を持つ。明確なフレームの存在感を求める方に適している。
LC3 グラン・コンフォール(カッシーナ)は、LC2と同じ構造原理ながら、より大型のクッションを採用し、ゆったりとした座り心地を実現した作品である。LC5よりも深い座面と高い背もたれを持ち、長時間のくつろぎを重視する方に向いている。
マラルンガ(カッシーナ)は、ヴィコ・マジストレッティが1973年にデザインした、ハイバック・ローバック切替機能を持つソファである。モダニズム建築家の作品とは異なる柔らかなフォルムで、より生活に寄り添った快適性を重視する方に適している。
比較表
| 比較項目 | LC5 | LC2 | LC3 | マラルンガ |
|---|---|---|---|---|
| デザイン年 | 1934年 | 1928年 | 1928年 | 1973年 |
| デザインの方向性 | アームレス・ロープロファイル | 外骨格フレーム・コンパクト | 外骨格フレーム・ボリューム | 有機的フォルム・可変背もたれ |
| サイズ感(3人掛) | W2550 × D780 × H730 | W1800 × D730 × H670 | W2370 × D990 × H600 | W2180 × D860 × H730/1000 |
| 座り心地の特徴 | フェザーの包容感、低座面 | 適度な弾力、端正な姿勢 | 深く沈む贅沢感 | 柔軟な弾力、背もたれ調整可 |
| 参考価格帯(税込目安) | 約¥1,386,000〜 | 約¥800,000〜 | 約¥1,200,000〜 | 約¥700,000〜 |
フレームの存在感を主張するモダニズム的な佇まいを求めるならLC2またはLC3、アームレスの開放感と低い座面によるリラックス感を求めるならLC5、柔らかなフォルムと日常的な使いやすさを重視するならマラルンガが適している。
使用感と暮らしへの取り入れ方
座り心地と体格との相性
LC5は座面高が約450mmとやや低めに設定されており、体を預けるようにゆったりとくつろぐ姿勢に適している。フェザークッションは着座時に適度に沈み込み、体の曲線を包み込むような柔らかさがある。背もたれが低いため、身長の高い方は頭部のサポートが得られない点に留意が必要である。
アームレスの構造は、あぐらをかいたり横向きに寝転んだりと、自由なくつろぎ方を可能にする。LC5.F(ヴィンテージ)であれば背クッションを倒すことで完全なデイベッドとしても使用できるが、現行モデルではこの機能は搭載されていない。
空間別のコーディネート提案
リビング:LC5の低いプロファイルは、天井高の高い空間で特に映える。LC10Pのガラステーブルやシステマティックなシェルフと組み合わせることで、端正なモダニズム空間が完成する。背もたれが低いため、部屋の中央に置いても圧迫感が少なく、間仕切りとしての活用も効果的である。
書斎・アトリエ:読書や思索のための空間に2人掛を配置すれば、知的で落ち着いた雰囲気が生まれる。ル・コルビュジエ自身が自邸のアトリエで使用していたように、創造的な空間との相性は抜群である。
応接・ロビー:LC5のアームレスデザインは、人の出入りが多い空間に適している。来客を迎えるロビーやオフィスの応接スペースに配すれば、格調高い印象を与えながらも、着席・離席がスムーズに行える。
生活スタイル別の提案
一人暮らし:2人掛であれば幅約1730mmとコンパクトであり、ワンルームやリビングダイニング兼用の空間にも配置しやすい。モダニズム家具の存在感が空間全体の質を引き上げてくれる。
ファミリー:3人掛は幅約2550mmで家族でくつろぐのに十分なサイズ感がある。ただし、小さな子どものいる家庭ではレザーの傷つきやフェザークッションのメンテナンスに配慮が必要となる。ファブリック仕様の選択も検討に値する。
オフィス・商業空間:LC5の端正なフォルムは、エグゼクティブオフィスやデザインスタジオ、高級ホテルのラウンジなどに最適である。LCシリーズの他製品との組み合わせにより、統一感のある空間づくりが可能となる。
経年変化とメンテナンス
主要素材の経年変化
レザー:上質なイタリアンレザーは、使い込むほどに光沢と柔軟性が増し、独特の風合いへと育っていく。セミアニリン仕上げの革は、手の脂や日光によりゆるやかに色味が深まり、新品では得られない趣が生まれる。
クロームスチールフレーム:三価クロムメッキは耐食性に優れ、適切な手入れを行えば長年にわたり美しい光沢を維持する。塗装仕上げのフレームも、経年による塗膜の劣化は極めて緩やかである。
フェザークッション:天然素材であるフェザーは使用に伴い徐々に形状が馴染んでいくが、定期的にクッションを叩いて形を整えることで、長期間にわたりふっくらとした弾力を保つことができる。
日常メンテナンスの方法
- レザー
- 週に1回程度、柔らかい布で乾拭きを行う。半年に1回程度、レザー専用のクリーナーとプロテクションクリームで保湿を行うと、ひび割れを防ぎ、しなやかさを維持できる。直射日光やエアコンの送風が直接当たる場所を避けること。
- ファブリック
- 掃除機で定期的にホコリを除去する。シミが付いた場合は速やかに中性洗剤を含ませた布で叩くように拭き取る。カバーリングの取り外し可否は仕様により異なるため、購入時に確認のこと。
- クロームフレーム
- 柔らかい布で乾拭きするのが基本。指紋や水滴の跡はガラスクリーナーで拭き取れる。研磨剤入りのクリーナーは使用不可。
- 塗装フレーム
- 柔らかい布でやさしく乾拭きする。溶剤やアルコール類は塗膜を傷めるため使用不可。
- フェザークッション
- 使用後に軽く叩いてフェザーの偏りを直す。定期的にクッションの向きをローテーションさせることで、均一な形状を保つことができる。
専門メンテナンスとパーツ交換
カッシーナでは正規品に対してアフターサービス体制を整えており、レザーの張り替えやクッション内部素材の交換など、専門的なメンテナンスに対応している。費用は作業内容により異なるため、カッシーナ・イクスシー(日本正規代理店)への問い合わせが必要である。正規品であることがサービス適用の条件となる。
どこで買うか:正規販売店と購入方法
国内正規販売ルート
カッシーナ・イクスシー(Cassina ixc.)が日本におけるカッシーナの正規代理店であり、LC5を含むすべてのイ・マエストリ・コレクションを取り扱っている。東京・青山の旗艦店をはじめ、大阪、名古屋などにショールームを展開している。
カッシーナ・イクスシー公式オンラインストア(cassina-ixc.jp)でも購入が可能である。LC5は受注輸入品のため、注文後にイタリアの工場で製造・出荷される。
そのほか、カッシーナの正規ディーラー資格を持つ国内のインテリアショップやデザイン家具専門店でも取り扱いがある。正規品であることを確認のうえ購入されたい。
実物確認のためのショールーム
LC5は実物に触れて座り心地を確認したうえでの購入が推奨される。カッシーナ・イクスシーのショールームでは、常時展示品が用意されている場合があるが、展示状況は店舗や時期により異なるため、来店前の問い合わせが望ましい。カッシーナ取扱いの正規ディーラーでも展示品を置いている場合がある。
中古・ヴィンテージ市場の状況
LC5の中古品やヴィンテージ品は、国内外のデザイン家具専門のリサイクルショップやオークションサイトで取引されている。とりわけLC5.F(回転式背クッションのソファベッド仕様)は生産終了品であり、希少性からコレクターの間で高値がつくことがある。中古品購入の際は、カッシーナのシリアルナンバーや刻印を必ず確認し、真正品であることを検証することが重要である。
購入時チェックリスト
- 正規品であることの確認(カッシーナのシリアルナンバー、デザイナー刻印、保証書の有無)
- サイズの確認(設置場所の実測、特に幅2550mm/1730mmの確保)
- 搬入経路の確認(玄関・廊下・階段・エレベーターの寸法を事前に計測)
- 張地とフレームカラーの選定(レザーグレード・ファブリック種類・フレーム仕上げ)
- 納期の確認(受注輸入品のため、通常3〜4ヶ月程度を要する場合がある)
- 保証内容の確認(カッシーナ正規品保証の範囲・期間)
- 配送・設置サービスの確認(大型家具のため専門配送・設置が必要)
- メンテナンスサービスへのアクセス確認
配送・設置に関する注意事項
LC5は3人掛で幅2550mmと大型の家具であるため、搬入経路の事前確認は必須である。マンションの場合はエレベーターの内寸、階段の幅と高さ、廊下の曲がり角の寸法を計測しておくこと。正規販売店であれば、購入時に搬入シミュレーションを実施してくれる場合が多い。配送は専門業者による白手袋配送(ホワイトグローブデリバリー)が一般的であり、設置場所への据え付けまでサービスに含まれることが多い。
コーディネート事例
テイスト別コーディネート
ピュリスム・モダニズム:ル・コルビュジエの建築思想に則り、白壁とコンクリート、ガラスの素材感を背景に、LC5のクロームフレームとブラックレザーを配する。LC10Pガラステーブル、LC4シェーズロングを加えれば、美術館のような端正な空間が完成する。アクセントカラーはル・コルビュジエの建築ポリクロミーに倣い、赤や黄の差し色を壁面やアートに用いるとよい。
ミニマル・コンテンポラリー:グレーやアースカラーのファブリック仕様LC5に、塗装フレーム(マッドやアイボリー)を選択。同系色のラグと木質のサイドテーブルを合わせ、温かみのあるモダン空間を演出する。過度な装飾を排し、LC5の造形美そのものを主役にする。
ミッドセンチュリー・ミックス:LC5をイームズのラウンジチェアやノグチテーブルと組み合わせ、20世紀デザインの巨匠たちの作品が共演する空間を作る。異なるデザイナーの作品同士でも、モダニズムの共通言語がインテリアに統一感をもたらす。
相性の良いデザイナーズ家具
LC5との組み合わせに適した家具としては、同じLCシリーズからLC10P(ガラステーブル)、LC4(シェーズロング)、LC14(スツール)が挙げられる。また、シャルロット・ペリアンのリブレ・アビトレシリーズの収納家具や、ジャン・プルーヴェのEM テーブル、ポティック(壁掛けシェルフ)なども、同時代のモダニズムの文脈で自然に調和する。
広さ別の配置ガイド
10〜15畳のリビング:2人掛LC5を壁面に沿わせ、正面にLC10Pテーブルを配置。反対側にLC2のアームチェアを1脚加えるとバランスが良い。
15〜20畳のリビングダイニング:3人掛LC5を部屋の中央やや壁寄りに配し、ダイニングゾーンとの緩やかな間仕切りとして活用。低い背もたれが視線を遮らず、空間の一体感を保てる。
20畳以上の広いリビング:3人掛LC5を2台L字配置にするか、2人掛と3人掛を向かい合わせに配置。ル・コルビュジエの自邸のように、空間の中央にソファを据えて四方からアプローチできるレイアウトが理想的である。
よくある質問
- LC5 ソファベッドの正規品の価格はどのくらいですか?
- カッシーナ正規品の参考価格は、2人掛で約¥1,386,000〜、3人掛で約¥1,881,000〜(いずれも税込目安)となっています。選択するレザーグレード、ファブリック素材、フレーム仕上げにより価格が変動しますので、正確なお見積もりはカッシーナ・イクスシーの公式オンラインストアまたは正規販売店にお問い合わせください。
- どこで購入できますか?
- 日本国内ではカッシーナ・イクスシー(Cassina ixc.)が正規代理店として取り扱っています。東京・青山をはじめとする全国のショールーム、公式オンラインストア(cassina-ixc.jp)、および正規ディーラー資格を持つインテリアショップで購入可能です。
- 実物はどこで確認できますか?
- カッシーナ・イクスシーのショールーム(東京青山本店、大阪店など)で展示品をご覧いただける場合があります。展示状況は時期や店舗により異なりますので、来店前のお問い合わせをお勧めします。正規ディーラーでも展示品を置いている場合があります。
- 注文してからどのくらいで届きますか?
- LC5は受注輸入品のため、注文後にイタリアのカッシーナ工場で製造されます。通常、納品までに3〜4ヶ月程度を要する場合がありますが、張地の選択や時期により変動します。詳しい納期は販売店でご確認ください。
- メンテナンスはどのようにすればよいですか?
- レザーの場合は週1回の乾拭きと、半年に1回のレザー専用クリーナーによる保湿が基本です。クロームフレームは柔らかい布での乾拭きで十分です。フェザークッションは使用後に軽く叩いて形を整え、定期的に向きをローテーションさせてください。カッシーナではレザーの張り替えやクッション交換などの専門メンテナンスも対応しています。
- リプロダクトでも十分ですか?
- リプロダクト品は正規品に比べて大幅に低価格で入手できますが、フレームの素材精度、クッション素材(フェザーか否か)、レザーの品質、製造管理の水準、そして長期的な耐久性やメンテナンス対応に差があります。また、正規品にのみ付されるデザイナー刻印・シリアルナンバーは、真正品の証としての資産価値を持ちます。予算と目的に応じてご判断ください。
- 現行モデルはデイベッドとして使えますか?
- 現行の正規品LC5(2014年仕様)は、背クッションがフレームベースまで一体的に続く構造となっており、背クッション回転によるデイベッド変換機能は搭載されていません。デイベッド機能を備えたLC5.Fは1998年に発表された旧仕様であり、現在はヴィンテージ品としてのみ入手可能です。
- 他に検討すべき名作ソファはありますか?
- 同じル・コルビュジエの作品であるLC2(プティ・コンフォール)やLC3(グラン・コンフォール)は、異なる座り心地とデザインアプローチを持つ名作です。また、カッシーナのマラルンガ(ヴィコ・マジストレッティ)も背もたれの高さを変えられる独自の機能を備えた名作として知られています。詳しくは各商品の購入ガイドをご参照ください。