HAL チューブ アウトドア:屋外で使えるシェルチェア

HAL チューブ アウトドア(HAL Tube Outdoor)は、Vitra(ヴィトラ)が展開するシェルチェア「HAL」シリーズの一脚で、パウダーコート仕上げのスチールチューブ脚を備えた屋外対応モデルである。一体成形のポリプロピレン製シェルに4本脚のスチールベースを組み合わせた構成で、テラスやバルコニー、ガーデン、商業施設の屋外席まで、風雨にさらされる環境でも使える汎用性を持つ。このページでは、シェルと脚部の仕様、屋外での使い勝手、リサイクル素材モデル「HAL RE」、メンテナンスや購入時の確認ポイントまで、選定に必要な情報をまとめる。

特徴

一体成形のポリプロピレンシェル

HALのシェルは、背と座を継ぎ目なくつなぐ一体成形のポリプロピレン製で、人体を受け止める曲面を描く。素材が体重に応じてわずかにしなるため、硬質な見た目に反してしなやかな座り心地となる。原液着色(染め込み)による発色で、表面の傷が目立ちにくい点も屋外や公共空間での使用に向いている。

屋外使用に対応するパウダーコート脚

HAL チューブの脚部にはクロームメッキ仕上げとパウダーコート(粉体塗装)仕上げがあり、屋外で使えるのはパウダーコート仕様である。パウダーコートは塗膜が厚く耐候性に優れ、雨や直射日光にさらされる環境でも劣化が起こりにくい。脚のカラーはアイボリーとベーシックダークの2色が用意され、シェルの各色と組み合わせて屋外空間の雰囲気に合わせられる。

姿勢を変えて座れるシェル形状

HALのシェルは、正面を向いて座るだけでなく、横向きや脚をまたぐような姿勢にも対応する。座る人が自然に姿勢を変えながら座れるため、テラスでの長い談笑やガーデンでの読書といった、屋外らしいくつろいだ過ごし方に向く。

HALファミリーの中での位置づけ

HALは同一のシェルに多様な脚部を組み合わせるシリーズで、チューブ(4本脚)のほか、木製脚、そり脚、キャスター付きなどのベースが用意されている。チューブ アウトドアはその中で、パウダーコート脚により屋外使用に対応させたモデルにあたる。なお標準のチューブは非スタッキングで、積み重ねが必要な場合は別モデル「HAL Tube Stackable」が対応する。

リサイクル素材モデル「HAL RE」

シェルに再生ポリプロピレンを用いた「HAL RE」も選択できる。素材はドイツの分別回収制度「イエローバッグ(Gelber Sack)」で集められた家庭由来のプラスチック廃棄物を原料とし、バージン素材と比べてCO₂排出量を54%削減できるとされる。再生素材特有の細かな色斑がシェル表面に現れ、製品寿命を終えた後はシェルを100%リサイクルできる。現時点でホワイトは再生素材では再現できず、対応色は限られる。

耐久性と品質基準

HALシリーズは、スイスのヴィトラ・テストラボで耐久試験を経て製品化されている。シェルと脚の接合部、荷重に対する構造的安定性などが検証対象となる。室内空気品質に関するGREENGUARD Gold認証も取得している。

基本情報

商品名(日本語) ハル チューブ アウトドア
商品名(英語) HAL Tube Outdoor
デザイナー Jasper Morrison(ジャスパー・モリソン / 1959年– / イギリス)
デザイン年 2010年(HALシリーズ)
ブランド Vitra(ヴィトラ / スイス)
製造国 EU(ドイツ等)
カテゴリ ガーデンファニチャー / アウトドアチェア
シートシェル素材 原液着色ポリプロピレン(HAL)/再生ポリプロピレン(HAL RE)
ベース素材 スチールチューブ 4本脚 パウダーコート仕上げ(屋外使用可)
サイズ W470 × D490 × H790 mm(座面高:約430 mm)
重量 約4.5 kg
シェルカラー ホワイト、アイスグレー、アイビー、ベーシックダーク、ほか(仕様・時期により変動)
ベースカラー アイボリー(パウダーコート)、ベーシックダーク(パウダーコート)
スタッキング 不可(スタッカブル仕様は別モデル「HAL Tube Stackable」にて対応)
オプション シートクッション(シェルに固定)、シートカバー、ハードフロア用グライド
認証 GREENGUARD Gold認証
参考価格(税込目安) 約28,000円〜(HAL Tube)/ HAL REは仕様により変動。販売店・時期により異なる