このページについて
CH327 ダイニングテーブルは、ハンス・J・ウェグナーが1962年に設計しカール・ハンセン&サンが製造するテーブルである。伸長板を両端に加えて長さを変えられる。樹種と仕上げの組み合わせから選ぶ。
このページでは、伸長板による寸法の変化、樹種と仕上げの選択、設置と搬入の条件、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
ハンス J. ウェグナーの設計思想や経歴について詳しくはハンス J. ウェグナー プロフィールページをご覧ください。
CH327 ダイニングテーブルのデザインストーリーについて詳しくはCH327 ダイニングテーブル紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
CH327 ダイニングテーブルの正規品仕様を以下にまとめる。購入にあたっては、サイズ・素材・仕上げの組み合わせを十分に検討いただきたい。
| 正式名称(日本語) | CH327 ダイニングテーブル |
|---|---|
| 製造ブランド | カール・ハンセン&サン |
| 製造国 | デンマーク |
| 主要素材 | オーク、ビーチ、ウォールナットの無垢材。チークとオーク、ウォールナットとオークを組み合わせた仕様もある。FSC認証材を用いる |
| サイズ(190cmモデル) | 幅1,900 × 奥行950 × 高さ720mm。幕板までの高さ610mm、天板厚25mm。6人が目安 |
| サイズ(248cmモデル) | 幅2,480 × 奥行950 × 高さ720mm。幕板までの高さ610mm、天板厚25mm。8人が目安 |
| エクステンション | 伸長板(幅400 × 奥行950mm)を両端に加えられる。木のものと繊維板のものから選ぶ。別売 |
| 仕上げ | 石鹸、オイル、白いオイル、ラッカーの4種から選ぶ |
| 価格 | カール・ハンセン&サンは公式サイトで価格を公表していない(2026年8月19日確認)。正規取扱店への問い合わせによる。寸法、樹種、仕上げ、伸長板の枚数で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受ける |
| 付属品・オプション | 伸長板は別売。組立の工具が付属する |
| 収蔵 | 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない。同じ設計者の椅子では、MoMA と Met が複数の作品を収蔵している |
| 保証 | 5年 |
| 納期 | 在庫の状況によって変わる。受注生産の場合は期間を要する |
| 備考 | 天板と脚の組み立てを要する。脚は取り外せる構造をとる |
伸長板による寸法の変化
伸長板を両端に加えて長さを変えられる。板は別売で、1枚あたり幅400mmである。
| 本体 | 標準 | 両端に1枚ずつ |
|---|---|---|
| 幅1,900mmの仕様 | 6人が目安 | 幅2,700mm。10人が目安 |
| 幅2,480mmの仕様 | 8人が目安 | 幅3,280mm。12人が目安 |
板の素材
木の板と繊維板から選ぶ。木の板は本体と同じ樹種を選べるが、後から追加した場合は色の進み方に差が出る。繊維板は色が変わらないため、この差が生じない。
選び分けの目安
- 人数が変わる場合
- 両端に加えることで幅が800mm伸びる。片側だけ加えることもできる。
- 板の保管場所
- 1枚あたり幅400×奥行950mm。テーブル本体に収める構造ではないため、別に保管することになる。
- 色の差を避けたい場合
- 繊維板は色が変わらない。木の板を後から追加すると、本体との色の進み方に差が出る。
類似商品・競合との比較
寸法を変えられるテーブルは、板の加え方によって条件が変わる。
| 比較項目 | CH327 | CH337 ダイニングテーブル | テーブル81 |
|---|---|---|---|
| 寸法の変更 | 両端に板を加える | 天板を引き出して板を加える | できない |
| 本体の寸法 | 幅1,900/2,480mm | 幅1,400mm | 幅750/1,200/1,500mm |
| 板の素材 | 木または繊維板 | 本体と同じ | 該当しない |
| 樹種 | 3種と組み合わせ2種 | 4種 | バーチ |
| 幕板 | あり(下端まで610mm) | あり(下端まで635mm) | なし |
選び分けの目安
- 大人数で使う場合
- 本体が幅2,480mmで、両端に板を加えると3,280mmになる。同種のテーブルのなかでも大きい。
- 板の色を揃えたい場合
- 繊維板を選ぶと色が変わらない。木の板では本体との色の差が生じる。
- 膝を入れる高さ
- 幕板までの高さは610mm。天板の高さ720mmとの差は110mmで、肘掛けのある椅子を寄せる場合はこの寸法を確かめる。
使用感と設置条件
幕板と椅子
幕板までの高さは610mm。天板の高さ720mmとの差は110mmで、この位置に幕板がある。
膝を入れる高さは幕板までとなる。肘掛けのある椅子を寄せる場合、肘掛けが幕板に当たらないかを確かめる。
搬入と組み立て
天板と脚の組み立てを要する。脚は取り外せる構造をとるため、分けて搬入できる。
天板は幅1,900mmまたは2,480mm。この寸法が搬入経路を通るかを確認する。とくに幅2,480mmの仕様では、階段の踊り場やエレベーターでの取り回しを実測する。
伸長板を別に運ぶ場合も、幅400×奥行950mmの板が通る経路が要る。
設置に要する寸法
奥行950mmは共通する。周囲に椅子を引く余裕を見込むと、さらに範囲が要る。
伸長板を加えた状態で使う場合、幅3,280mmまで伸びる。この状態で周囲を通れるかを確かめる。
経年変化とメンテナンス
樹種による違い
オークとビーチは日光で黄みを帯びる。ウォールナットは色が明るくなる。チークは色が濃くなる。樹種によって変化の方向が異なる。
チークとオーク、ウォールナットとオークを組み合わせた仕様では、2つの樹種の変化の方向が異なるため、経年で対比が変わる。
伸長板を後から追加した場合、本体と色の進み方に差が出る。同時に購入して同じ条件で使うほうが、差が生じにくい。
仕上げによる違い
石鹸の仕上げは水気に弱い。専用の石鹸で定期的に拭く。
オイルの仕上げは塗膜をつくらない。水分が染み込むが、研磨してオイルを入れ直すことで対処できる。定期的な塗り直しが要る。
ラッカーの仕上げは塗膜が水分を防ぐ。日常の手入れは拭き取りで足りるが、塗膜が傷んだ場合の部分的な補修は難しい。
日常の手入れ
- ふだん
- 仕上げに応じた手入れを行う。購入時に方法を確認する。
- 伸長板
- 本体と同じ手入れを行う。使わない期間も、乾燥した場所を避けて保管する。
- 脚の接合部
- 取り外せる構造のため、緩みを定期的に確かめる。
- 置き場所
- 直射日光、暖房の風、床暖房を避ける。急な乾燥は木部の割れを招く。
どこで買うか
取扱店の調べ方
カール・ハンセン&サンは公式サイトで製品情報を公開している。同社は価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによる。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。
注文の際に決める項目は、本体の寸法(2種)、樹種、仕上げ(4種)、伸長板の枚数と素材である。伸長板は別売のため、本体とあわせて注文するかを決める。
実物を確認する
樹種と仕上げの組み合わせは多い。現物で見え方と手触りが変わるため、展示の有無を取扱店へ確認するとよい。
幕板までの高さ610mmが、合わせる椅子に対して適切かもあわせて確かめられるとよい。
中古の流通
相場は寸法、樹種、仕上げ、伸長板の有無、状態で幅があり、一定していない。
確認箇所は、天板の傷と反り、伸長板が付属するか、板と本体の色の差、脚の接合部の緩み、仕上げの状態である。伸長板が欠けている個体は、後から入手できるかを取扱店に確認する。
購入前チェックリスト
- 本体の寸法(幅1,900/2,480mm)
- 樹種(経年での色の変化が異なる)
- 仕上げ(4種。手入れの方法が変わる)
- 伸長板の枚数と素材(木/繊維板。別売)
- 伸長板の保管場所(幅400×奥行950mm)
- 幕板までの高さ610mm(合わせる椅子との関係)
- 搬入経路(天板は最大で幅2,480mm)
- 中古の場合、伸長板の有無と色の差
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- カール・ハンセン&サンは公式サイトで価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによります(2026年8月19日確認)。寸法、樹種、仕上げ、伸長板の枚数で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受けます。
- どこで購入できますか?
- カール・ハンセン&サンの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
- どれくらい大きくなりますか?
- 本体は幅1,900mm(6人が目安)と2,480mm(8人が目安)の2種です。伸長板を両端に1枚ずつ加えると、それぞれ幅2,700mm(10人)、3,280mm(12人)になります。板は1枚あたり幅400mmで別売です。
- 伸長板は木と繊維板のどちらを選べばよいですか?
- 木の板は本体と同じ樹種を選べますが、後から追加した場合は色の進み方に差が出ます。繊維板は色が変わらないため、この差が生じません。
- 伸長板はどこに保管しますか?
- 1枚あたり幅400×奥行950mmで、テーブル本体に収める構造ではありません。使わないときに置く場所が必要です。使わない期間も乾燥した場所を避けて保管してください。
- 椅子は選びますか?
- 幕板までの高さは610mmで、天板の高さ720mmとの差は110mmです。膝を入れる高さは幕板までとなるため、肘掛けのある椅子を寄せる場合は肘掛けが幕板に当たらないかをご確認ください。
- 搬入できますか?
- 天板と脚の組み立てを要し、脚は取り外せる構造のため分けて搬入できます。天板は幅1,900mmまたは2,480mmあり、とくに幅2,480mmの仕様では階段の踊り場やエレベーターでの取り回しを実測してください。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 仕上げに応じた手入れが必要です。石鹸の仕上げは水気に弱く専用の石鹸で拭き、オイルの仕上げは定期的な塗り直しが要ります。ラッカーの仕上げは拭き取りで足りますが、塗膜が傷んだ場合の部分的な補修は難しくなります。脚は取り外せる構造のため、接合部の緩みも定期的にお確かめください。