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サーリネン エグゼクティブ アームチェアは、エーロ・サーリネンが1950年に設計しノルが製造する椅子である。成形した樹脂の外殻にクッションを組み合わせる。4本脚の仕様と、回転する台座の仕様がある。

このページでは、2つの脚の方式による違い、脚の素材と仕上げの選択、正規品の識別、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

以下は、ノル社が製造する正規品サーリネン エグゼクティブ アームチェアの詳細仕様である。張地や脚部の選択により価格・仕様が異なるため、ご検討の際は正規販売店へのご確認をお薦めする。

正式名称(日本語) サーリネン エグゼクティブ アームチェア
製造ブランド ノル
製造国 アメリカ
主要素材 成形した強化ポリウレタンの外殻、成形合板、ウレタンのフォームによる
脚部素材・仕上げ 鋼管の脚は3種の仕上げから選ぶ。蒸気で曲げたオークの脚は3種の仕上げから選ぶ。回転する台座はアルミニウムによる5本の脚で、床に接する部品を3種から選べる
張地 布、スエード、革から選ぶ。複数の種別が展開される
サイズ(フォーレッグ) 幅660 × 奥行629 × 高さ800mm。座面高約457mm、肘掛けの高さ約635mm
サイズ(スイベルベース) 幅660 × 奥行629 × 高さ838〜914mm。座面高は約457〜533mmの範囲で変えられる
重量 約8.2kg(木の脚)、約8.6kg(鋼の脚)
カラーバリエーション 張り地と脚の仕上げの組み合わせから選ぶ
価格 ノルは公式サイトで価格を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる。脚の方式、仕上げ、張り地で価格が変わる
付属品・オプション 脚裏にフェルトの部品が標準で付く。回転する台座の仕様では、床に接する部品を3種から選べる
保証 5年
収蔵 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない。同じ設計者の他の椅子では、MoMA が複数点を収蔵している
スタッキング できない
組み立て 完成した状態で届く

正規品とライセンスを受けていない製品の違い

権利者のライセンスを受けていない同型の製品が流通している。公表されている情報から確認できる差を整理する。仕様が公表されていない項目は「公表なし」と記し、推測では埋めていない。

公表されている仕様

ノルは、外殻が成形した強化ポリウレタンであること、成形合板とウレタンのフォームを用いること、選べる脚の方式と仕上げ、寸法、アメリカでの製造、5年の保証を公表している。

ライセンスを受けていない製品では、これらの仕様が公表されていない場合が多い。脚と座面の接合部、肘掛けから背もたれへ連続する輪郭は外から確認できる箇所にあたる。

比較項目 正規品(ノル) ライセンスを受けていない製品
外殻 成形した強化ポリウレタン(公表) 公表なし
脚の方式 4本脚と回転する台座(公表) 公表なし
脚の仕上げ 素材により3種ずつ(公表) 公表なし
製造国 アメリカ(公表) 公表なし
メーカー保証 5年 対象外

2つの脚の方式

4本脚の仕様と、回転する台座の仕様がある。座面と外殻は共通する。

比較項目 4本脚 回転する台座
座面高 約457mm(固定) 約457〜533mm(変えられる)
全体の高さ 800mm 838〜914mm
回転 しない する
脚の素材 鋼管または蒸気で曲げたオーク アルミニウムによる5本の脚
床に接する部品 フェルト 3種から選ぶ

選び分けの目安

机で使う場合
回転する台座の仕様は座面高を約457mmから533mmの範囲で変えられ、回転もする。机の高さに合わせられる。
食卓で使う場合
4本脚の仕様は座面高約457mmで固定される。木の脚も選べる。
床材で選ぶ場合
回転する台座の仕様では、床に接する部品を3種から選べる。床材に応じて決める。

類似商品・競合との比較

執務にも用いられる椅子は、脚の方式と座面の構成で性格が分かれる。

比較項目 サーリネン エグゼクティブ プラットナー アームチェア チャーナー チェア
脚の方式 4本脚/回転する台座 鋼線を溶接した台 積層合板の脚
座面高 約457mm(台座では可変) 483mm 457mm
座面 樹脂の外殻とクッション クッションを載せる 成形合板
脚の素材の選択 鋼/木/アルミニウム 鋼線のみ 積層合板のみ
肘掛けの高さ 約635mm 483mm 660mm

選び分けの目安

高さを変えたい場合
回転する台座の仕様のみ、座面高を変えられる。
脚の素材を選びたい場合
鋼、木、アルミニウムから選べる。素材によって見え方と手入れが変わる。
テーブルに寄せる場合
肘掛けの高さは約635mm。合わせるテーブルの幕板との関係を確かめる。

使用感と設置条件

座面と外殻

成形した強化ポリウレタンの外殻に、成形合板とウレタンのフォームを組み合わせる。肘掛けから背もたれへ輪郭が連続する。

座面高約457mmは一般的な食卓の椅子(400〜450mm前後)よりやや高い。肘掛けの高さは約635mmである。

脚の素材

4本脚の仕様では、鋼管と蒸気で曲げたオークから選ぶ。いずれも3種の仕上げがある。

鋼管はめっきと塗装の仕上げによる。めっきは湿気の多い環境で曇り、塗装は擦れると下地が現れる。木の脚は日光で色が変わる。

床に接する部品

4本脚の仕様では脚裏にフェルトの部品が付く。回転する台座の仕様では、床に接する部品を3種から選べる。

床材に応じて選ぶ。転がる部品を選んだ場合、床材によっては傷が付く。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

樹脂の外殻は硬いが、角に硬いものが当たると欠ける。

鋼管のめっきは湿気の多い環境で曇り、塗装は擦れると下地が現れる。木の脚は日光で色が変わる。

布は日光で色が褪せる。革は使用と日光によって色が濃くなり、乾燥するとひび割れる。

クッションのフォームは荷重で潰れる。回転する台座の仕様では、可動部の動きも確かめる。

日常の手入れ

外殻と脚
乾いた柔らかい布で拭く。研磨剤は仕上げを損なう。
布の張り地
掃除機のブラシ付きノズルで埃を吸う。
革の張り地
乾いた布で埃を払う。年に数回、革用のクリームで油分を補う。
床に接する部品
摩耗の状態を確かめる。転がる部品では、床材への影響も確認する。

張り替えと修理

張り替えについては取扱店を通じて相談する。回転する台座の仕様では、可動部の修理についてもあわせて確認する。

どこで買うか

取扱店の調べ方

ノルは公式サイトで製品情報と価格を公開している。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なるため、正規取扱については輸入代理店の案内を確認するのが確実である。

注文の際に決める項目は、脚の方式、脚の素材と仕上げ、張り地、床に接する部品の種別である。

実物を確認する

座面高約457mmと肘掛けの高さ約635mmが、合わせるテーブルや机に対して適切かを確かめる。

回転する台座の仕様では、高さを変える動作もあわせて確認する。

中古の流通

相場は脚の方式、仕上げ、張り地、状態で幅があり、一定していない。

確認箇所は、外殻の傷と欠け、脚のめっきの曇りまたは塗装の剥がれ、張り地の傷みと色の変化、クッションの潰れ、床に接する部品の有無である。回転する台座の仕様では、可動部の動きも確かめる。

購入前チェックリスト

  • 脚の方式(4本脚/回転する台座)
  • 脚の素材と仕上げ(鋼/木/アルミニウム)
  • 座面高約457mm(回転する台座では533mmまで変えられる)
  • 肘掛けの高さ約635mm(テーブルの幕板との関係)
  • 張り地(布/スエード/革)
  • 床に接する部品の種別(床材に応じて選ぶ)
  • 重ねられないこと
  • 中古の場合、可動部の動き(回転する台座の仕様)

よくある質問

価格はどのくらいですか?
ノルは公式サイトで価格を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なり、脚の方式、仕上げ、張り地で価格が変わります。
どこで購入できますか?
ノルの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
2つの脚の方式はどう違いますか?
4本脚の仕様は座面高約457mmで固定され、回転しません。回転する台座の仕様は座面高を約457mmから533mmの範囲で変えられ、回転もします。座面と外殻は共通します。
机で使えますか?
回転する台座の仕様は座面高を変えられ回転もするため、机の高さに合わせられます。4本脚の仕様は座面高が固定されます。
脚の素材は選べますか?
4本脚の仕様では鋼管と蒸気で曲げたオークから選べ、いずれも3種の仕上げがあります。回転する台座の仕様はアルミニウムによる5本の脚です。鋼管のめっきは湿気の多い環境で曇り、塗装は擦れると下地が現れ、木の脚は日光で色が変わります。
テーブルに寄せられますか?
肘掛けの高さは約635mmです。合わせるテーブルの幕板との関係をご確認ください。
床に傷が付きませんか?
4本脚の仕様では脚裏にフェルトの部品が付きます。回転する台座の仕様では床に接する部品を3種から選べます。床材に応じてお選びください。転がる部品を選んだ場合、床材によっては傷が付きます。
手入れはどうすればよいですか?
外殻と脚は乾いた柔らかい布で拭き、研磨剤は使わないでください。布の張り地は掃除機のブラシ付きノズルで埃を吸い、革の張り地は乾いた布で埃を払って年に数回クリームで油分を補ってください。回転する台座の仕様では可動部の動きも確かめてください。