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シェルフ112Bは、アルヴァ・アアルトが1936年に設計しアルテックが製造する壁付けの棚である。曲げたバーチ材のブラケットで棚板を支える。壁にビスで固定する。ブラケットは上下どちらの向きでも取り付けられる。

このページでは、壁への固定と耐荷重の条件、ブラケットの向きによる違い、仕上げの選択、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

アルテック社が製造・販売する現行モデルは、棚板の奥行きが異なる二種類――大型の112Aと標準サイズの112B――が存在するが、現行ラインナップの主力は112Bである。以下の仕様は正規品112Bを基準とする。

正式名称(日本語) シェルフ112B
製造ブランド アルテック
製造国 フィンランド
ブラケット素材 バーチの無垢材。曲げた形状による
棚板芯材 バーチの無垢材による枠、バーチ合板、格子状に組んだ芯
棚板表面 バーチの突板
サイズ 幅900 × 奥行270 × 高さ245mm。棚板の奥行は250mm
耐荷重 壁の素材と固定の方法によって変わる。メーカーは数値を公表していない
カラーバリエーション 透明のラッカー、白のラッカー、黒のラッカーから選ぶ。時期によって限定の仕上げが加わる
価格 アルテックは公式サイトで価格を公表していない(2026年8月19日確認)。正規取扱店への問い合わせによる。仕上げで価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受ける
収蔵 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない。同じ設計者の他の作品では、MoMA と AIC が複数点を収蔵している
付属品 棚板、ブラケット、専用のネジ、専用のドライバー、正規品の証明書、組立説明書
仕様 平らな梱包で届く。組み立てを要する。壁にビスで固定する。ブラケットは上下どちらの向きでも取り付けられる

※価格は参考価格(税込目安)であり、販売店・時期・為替により変動する。最新の価格は正規販売店にて確認されたい。

類似商品・競合との比較

壁付けの棚は、支持の方法と固定の条件で性格が分かれる。壁に直接固定する方式では、壁の下地が選択を左右する。

比較項目 シェルフ112B メゾン・デュ・メキシーク シェルフ ザ・ドッツ
支持の方法 曲げた木のブラケット アルミニウムの垂直材 壁に直接固定する
壁への固定 要する 方式による 要する
載せる面 棚板(奥行250mm) 棚板(複数段) 掛ける
寸法 幅900mm 幅2,145〜2,166mm 直径65〜170mm
設置後の変更 ブラケットの向きを変えられる 棚板の高さを選べる できない

選び分けの目安

壁に穴を開けられない場合
この製品はビスによる固定を要する。床に置く方式の棚が該当する。
1枚の棚が要る場合
幅900mm、棚板の奥行250mmの1枚構成である。複数段が要る場合、別の製品が該当する。
見え方を選びたい場合
ブラケットは上下どちらの向きでも取り付けられる。向きによって見え方が変わる。

使用感と設置条件

壁への固定と耐荷重

壁にビスで固定する。専用のネジとドライバーが付属する。

耐荷重は壁の素材と固定の方法によって変わる。メーカーは数値を公表していない。石膏ボードに直接留める場合と、下地の柱に留める場合では、支えられる荷重が異なる。

設置場所の壁の下地を先に確かめる。載せる予定のものの重量とあわせて、固定の方法を決めることになる。

外すと壁に穴が残る。位置を先に決めてから取り付ける。

ブラケットの向き

ブラケットは上下どちらの向きでも取り付けられる。曲げた木の輪郭が上に来るか下に来るかで、見え方が変わる。

棚板の下に空間ができる向きでは、掛けるものを吊るせる。

寸法

幅900×奥行270×高さ245mm。棚板の奥行は250mmで、本を並べる、小物を置くといった用途に対応する。

壁からの出は270mm。人が通る場所に取り付ける場合、頭や肩が当たらない高さを確かめる。

経年変化とメンテナンス

仕上げごとに起きること

透明のラッカーの仕上げは、バーチ材の色が日光で変わる。淡い色から濃い色へ進む。

白と黒のラッカーの仕上げは塗膜が色を持つ。擦れると下地が現れる。

棚板は突板を貼る。表層が薄いため、深い傷では下地が出る。

ブラケットは曲げた木で、応力がかかった状態にある。急な乾燥は割れを招く。

日常の手入れ

棚板とブラケット
乾いた柔らかい布で拭く。水分を残さない。
固定部
ビスの緩みを定期的に確かめる。緩んだまま荷重をかけると、壁の穴が広がる。
載せるもの
荷重が片側に偏らないよう配分する。
置き場所
直射日光と暖房の風を避ける。急な乾燥は木部の割れを招く。

どこで買うか

取扱店の調べ方

アルテックは公式サイトで製品情報を公開している。同社は価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによる。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。

注文の際に決めるのは仕上げである。時期によって限定の仕上げが加わる。

実物を確認する

曲げたブラケットの形状は、写真では奥行が判断しにくい。壁からの出270mmが設置場所に対して適切かも、実測して確かめておく。

中古の流通

相場は仕上げと状態で幅があり、一定していない。廃番となった仕上げは中古でしか入手できない。

確認箇所は、ブラケットの曲げた部分の割れ、棚板の突板の剥がれと反り、塗装の状態、固定用のネジが揃っているかである。

購入前チェックリスト

  • 壁の下地(固定の方法によって耐荷重が変わる)
  • 載せる予定のものの重量
  • 取り付ける位置(外すと壁に穴が残る)
  • ブラケットの向き(見え方が変わる)
  • 仕上げの選択(透明/白/黒のラッカー)
  • 壁からの出270mm(人が通る場所での高さ)
  • 組み立てを要すること
  • 中古の場合、ブラケットの曲げた部分の状態

よくある質問

価格はどのくらいですか?
アルテックは公式サイトで価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによります(2026年8月19日確認)。仕上げで価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受けます。
どこで購入できますか?
アルテックの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
どれくらいの重さを載せられますか?
耐荷重は壁の素材と固定の方法によって変わり、メーカーは数値を公表していません。石膏ボードに直接留める場合と下地の柱に留める場合では、支えられる荷重が異なります。設置場所の壁の下地を先に確かめ、載せる予定のものの重量とあわせて固定の方法をお決めください。
取り付けに工事は必要ですか?
壁にビスで固定します。専用のネジとドライバーが付属します。外すと壁に穴が残るため、位置を先に決めてから取り付けてください。
ブラケットの向きは選べますか?
上下どちらの向きでも取り付けられます。曲げた木の輪郭が上に来るか下に来るかで見え方が変わります。棚板の下に空間ができる向きでは、掛けるものを吊るせます。
設置に必要な寸法を教えてください。
幅900×奥行270×高さ245mmです。棚板の奥行は250mmで、本を並べる、小物を置くといった用途に対応します。壁からの出は270mmのため、人が通る場所に取り付ける場合は頭や肩が当たらない高さをお確かめください。
仕上げはどう選べばよいですか?
透明のラッカー、白のラッカー、黒のラッカーから選べます。透明の仕上げはバーチ材の色が日光で変わり、淡い色から濃い色へ進みます。白と黒の仕上げは塗膜が色を持ち、擦れると下地が現れます。
手入れはどうすればよいですか?
棚板とブラケットは乾いた柔らかい布で拭き、水分を残さないでください。ビスの緩みも定期的にお確かめください。緩んだまま荷重をかけると壁の穴が広がります。ブラケットは曲げた木で応力がかかった状態にあるため、直射日光と暖房の風による急な乾燥は割れを招きます。