このページについて

40/4 チェアは、デヴィッド・ローランドが1964年に発表した椅子である。ハウが製造する。細い鋼の棒の枠による。40脚まで重ねられ、横に連結もできる。

このページでは、重ねられる脚数と収納、座面の素材と型、連結の仕組み、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

スタッキングチェア 40/4は、1964年の発表以来一度も生産が途切れることなく製造され続けている。オリジナルの製造はゼネラル・ファイアプルーフィング社(GF、1963〜2002年)が担い、その後HOWE a/s社(デンマーク、ミドルファート)が全世界のライセンスを取得して現在に至る。2004年以降、ローランドとHOWE社の協働により、オリジナルのサイドチェアを補完するファミリー製品が開発された。正規品には座面裏にデヴィッド・ローランドのサインが刻印されている。

正式名称 40/4 チェア
製造ブランド ハウ
直径約11mmの鋼の棒。めっきの仕上げによる。木の枠の型もある
座面と背もたれ 樹脂、木の突板、金属、張地から選ぶ。曲面による形状。座面の前端が下方に丸まる
サイズ 肘掛けのない型は幅約510 × 奥行約530 × 高さ約760mm。座面の高さ約450mm
重ねられる脚数 素材によって異なる。樹脂・突板・金属の型は40脚、張地の型は25脚、木の枠の型は25脚まで重ねられる
連結 横に連結できる。直線と曲線の並びに対応する部材がある
複数の型がある。肘掛けの有無、腰掛け、回転する台、屋外向け、筆記板の付く型がある
価格 ハウは公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる。素材と型で価格が変わる
納期 納期は取扱店に確認する
収蔵 MoMA 40/4 スタッキングチェア(1964年) 収蔵番号 250.1965。メトロポリタン美術館 40/4 サイドチェア 収蔵番号 1997.461。V&A (無題、1964年) 収蔵番号 CIRC.37-1970
保証 10年保証(HOWE社)
認証 EN 16139 / ANSI/BIFMA X5.1(コントラクト用途の厳格な耐久性試験)、GreenTagCert™、FSC木材認証
環境配慮 ISO14001規格に準拠した製造。全パーツが分解・リサイクル可能
受賞歴 1964年 第13回ミラノ・トリエンナーレ グランプリ(アメリカ人として史上2人目)、1965年 A.I.D.国際デザイン賞、1968年 オーストリア政府金メダル、2010年 コントラクト・デザイン・マガジン「過去50年間のコマーシャルインテリア製品トップ10」第1位 他
所蔵美術館 MoMA、メトロポリタン美術館、ルーヴル美術館装飾美術部門、V&A、デザイン・ミュージアム(ロンドン)、ヴィトラ・デザイン・ミュージアム、ディ・ノイエ・ザムルング(ミュンヘン)、シカゴ美術館、フィラデルフィア美術館、イェール大学アートギャラリー
正規品の識別 座面裏にデヴィッド・ローランドのサイン刻印あり

重ねられる脚数と収納

素材によって重ねられる脚数が変わる。

重ねられる脚数 積んだ高さの目安
樹脂・突板・金属 40脚 約1,465mm
張地 25脚 約1,500mm
木の枠 25脚 約1,720mm

いずれも台車に載せた状態の目安による。台車は別途用意する。

1脚あたりの厚みが小さい。多数を収納する用途に向く。

選び分けの目安

収納を考える場合
素材によって脚数が変わる。40脚と25脚で分かれる。
収納の高さを確かめる場合
積んだ高さの目安が異なる。天井高も想定する。
運ぶ場合
台車に載せた状態の目安による。台車は別途用意する。

座面の素材と型

座面と背もたれは樹脂、木の突板、金属、張地から選ぶ。

素材によって重ねられる脚数と手入れの条件が変わる。

座面の前端が下方に丸まる。脚の裏側が当たりにくい。

型は複数ある。肘掛けの有無、腰掛け、回転する台、屋外向け、筆記板の付く型による。

選び分けの目安

収納を考える場合
素材によって重ねられる脚数が変わる。
手入れの手間を考える場合
樹脂と金属は拭ける。張地と突板は条件が異なる。
用途から決める場合
肘掛けの有無や筆記板の付く型もある。

連結の仕組み

横に連結できる。直線の並びと曲線の並びに対応する部材がある。

そのため、複数を並べる用途では位置がずれにくい。

連結の部材は別途用意する。取扱店に確認する。

連結した状態では個別に動かせない。用途によって使い分ける。

選び分けの目安

複数を並べる場合
連結できる。位置がずれにくい。
配置を確かめる場合
直線と曲線の並びに対応する部材がある。
費用を確かめる場合
連結の部材は別途用意する。取扱店に確認する。

同種の椅子との比較

椅子は重ねられる脚数と座面の素材で性格が分かれる。

比較項目 40/4 チェア セブンチェア 3107 チェアワン
重ねられる脚数 最大40脚 最大12脚 最大8脚
座面 4つの素材から選ぶ 成形した合板 鋳造したアルミニウムの格子
連結 できる 該当しない 該当しない
細い鋼の棒 鋼管 押し出したアルミニウム
座面の高さ 約450mm 430〜480mm 450mm

選び分けの目安

収納を考える場合
最大40脚まで重ねられる。他の椅子より多い。
複数を並べる場合
連結できる。他の椅子とは条件が異なる。
座面の素材で選ぶ場合
4つから選べる。素材が決まる椅子とは異なる。

使用感と設置条件

座面の形状

曲面による。座面の前端が下方に丸まる。

詰め物は張地の型による。他の素材では持たない。

直径約11mmの鋼の棒による。細い部材にあたる。

重ねる際に枠どうしが触れる。めっきの擦れを確かめる。

床との関係

脚が床に接する。床に接する部材が付く。

繰り返し動かす用途にあたる。摩耗を確かめる。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

めっきの枠は湿気の多い環境で曇る。重ねる際に擦れる。

樹脂の座面は日光で色が変わる。硬いものが当たると傷が付く。

突板の座面は日光で色が変わる。縁の欠けも生じる場合がある。

床に接する部材は摩耗する。繰り返し動かす用途による。

日常の手入れ

柔らかい布で拭く。研磨剤は仕上げを損なう。
座面
素材に応じて手入れする。方法を取扱店に確認する。
重ねる箇所
枠どうしが触れる。擦れを確かめる。
床に接する部材
摩耗を定期的に確かめる。交換の対応も確認する。

修理と部品

床に接する部材と座面の交換については、取扱店を通じて相談する。

連結の部材の入手もあわせて確認する。

どこで買うか

取扱店の調べ方

ハウは公式サイトで製品情報を公開している。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。

座面の素材、型、連結の部材の要否を決めてから注文する。納期も確かめる。

実物を確認する

重ねた状態と連結した状態は、実物で確かめられるとよい。

座面の素材による座り心地の違いも現物で分かる。

中古の流通

製造の時期によって製造元と仕様が異なる場合がある。年式を確かめる。

確認箇所は、枠のめっきと擦れ、座面の傷と縁、床に接する部材、連結の箇所である。

購入前チェックリスト

  • 座面の素材(4つ。重ねられる脚数が変わる)
  • 重ねられる脚数(40脚/25脚)と収納の高さ
  • 台車を別途用意すること
  • 連結の部材を別途用意すること
  • 型の選択(肘掛けの有無、筆記板など)
  • 置き場所(幅約510 × 奥行約530mm)
  • 重ねる際に枠どうしが触れること
  • 床に接する部材の摩耗

よくある質問

価格はどのくらいですか?
ハウは公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。素材と型で価格が変わります。
どこで購入できますか?
ハウの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
何脚まで重ねられますか?
素材によって変わります。樹脂・突板・金属の型は40脚、張地の型と木の枠の型は25脚までです。いずれも台車に載せた状態の目安で、台車は別途ご用意ください。
座面の素材は選べますか?
樹脂、木の突板、金属、張地から選べます。素材によって重ねられる脚数と手入れの条件が変わります。
横に連結できますか?
できます。直線の並びと曲線の並びに対応する部材があり、複数を並べる用途では位置がずれにくくなります。連結の部材は別途ご用意ください。
設置に必要な寸法を教えてください。
肘掛けのない型は幅約510×奥行約530×高さ約760mm、座面の高さは約450mmです。重ねて収納する場合は積んだ高さもお確かめください。
どのような型がありますか?
肘掛けの有無、腰掛け、回転する台、屋外向け、筆記板の付く型があります。用途によってお選びください。
収蔵されている美術館はありますか?
ニューヨーク近代美術館(1964年、収蔵番号250.1965)、メトロポリタン美術館(1997.461)、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(1964年、CIRC.37-1970)が収蔵しています。