このページについて

サヤ チェアは、リエボレ・アルテール・モリーナが2012年に発表した椅子である。アルペールが製造する。曲げた合板シェルによる。脚を4種から選び、仕様によって重ねられるかが変わる。

このページでは、脚の選択と重ねられる条件、シェルの色と仕上げ、座布団と別売の部材、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

サヤ チェアの正規品は、イタリア北部トレヴィゾを本拠とするアルペール社が製造している。曲げ合板のオーク材シェルに、木製脚・スチール脚・スレッドベースのいずれかを組み合わせる構成である。

正式名称 サヤ チェア
製造ブランド アルペール
シェル素材 曲げた合板。オークの突板による
脚の仕様 4種から選ぶ。木の4本脚、めっきした鋼の4本脚、めっきした鋼の橇型の脚、塗装した鋼の橇型の脚がある
サイズ 高さ約760mm、座面の高さ約450mm。幅と奥行は脚の仕様によって約500〜535mm
シェルの色 6色から選ぶ。木目が見える塗装による
スタッキング 橇型の脚とめっきした鋼の4本脚では重ねられる。木の4本脚では重ねられない
別売の部材 着脱できる座布団、全体に張地を張る仕様、床を保護する部材が別売で用意される
型式 椅子のほか、座面の高い腰掛けと子ども用の型式がある
使用環境 屋内で用いる
収蔵 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない
価格 アルペールは公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる。脚の仕様と仕上げで価格が変わる

サヤ チェアの核心は、曲げ合板によって実現された背もたれの輪郭にある。両側面が内側へ削ぎ落とされ、中央でくびれるこの形状は、正面から見ると一筆で描いた記号のように読める。アルペール自身はこの椅子を「マーク、ジェスチャー、グラフィックサイン」と表現している。連続した曲面は木材の温かみを保ちながら、構造的な強度と着座時の快適性を両立させている。

脚の選択と重ねられる条件

脚を4種から選ぶ。仕様によって重ねられるかが変わる。

脚の仕様 素材 重ねられるか
木の4本脚 オーク材 重ねられない
鋼の4本脚 めっきした鋼 重ねられる
橇型(めっき) めっきした鋼 重ねられる
橇型(塗装) 塗装した鋼 重ねられる

木の4本脚では重ねられない。使わない時期の収納を想定する場合、脚の仕様が関わる。

幅と奥行も脚の仕様によって約500〜535mmの範囲で変わる。置き場所を確かめる。

床に接する素材も脚によって分かれる。木の脚では木、他は金属にあたる。

選び分けの目安

収納を考える場合
木の4本脚では重ねられない。他の3種では重ねられる。
床材を確かめる場合
脚によって床に接する素材が分かれる。床を保護する部材も別売で用意される。
置き場所を確かめる場合
幅と奥行が脚の仕様によって変わる。

シェルの色と仕上げ

シェルは曲げた合板にオークの突板を貼る。6色から選ぶ。

木目が見える塗装による。着色しても木目が残る。

そのため、色によって木目の見え方が変わる。濃い色では目立ちにくい。

合板の縁は層が見える。硬いものが当たると欠ける場合がある。

選び分けの目安

木目の見え方で選ぶ場合
着色しても木目が残る。濃い色では目立ちにくい。
複数を並べる場合
6色から選べる。色を混ぜることもできる。
取り扱いを考える場合
合板の縁は層が見える。硬いものを当てない。

座布団と別売の部材

着脱できる座布団が別売で用意される。全体に張地を張る仕様もある。

シェルのみでは詰め物を持たない。長く座る場合は座布団を組み合わせることもできる。

床を保護する部材も別売にあたる。木の床で用いる場合に検討する。

購入時に何を揃えるかを取扱店に相談する。組み合わせによって費用が変わる。

選び分けの目安

座り心地で選ぶ場合
シェルのみでは詰め物を持たない。座布団は別売にあたる。
床材を確かめる場合
床を保護する部材が別売で用意される。
購入するものを決める場合
座布団と部材が別売。取扱店に相談する。

同種の椅子との比較

椅子はシェルの素材と重ねられる条件で性格が分かれる。

比較項目 サヤ ハーバーチェア トリニダードチェア
シェル 曲げた合板(木の突板) 樹脂または張地 成形した合板(透かしがある)
4種から選ぶ 複数から選ぶ 鋼管
重ねられるか 木の脚以外は重ねられる 鋼の脚では重ねられる 8脚まで
座面の高さ 約450mm 480mm 455mm
座布団 別売 張地の仕様がある 座面を張る仕様がある

選び分けの目安

収納を考える場合
脚の仕様によって重ねられるかが変わる。
手入れの手間を考える場合
木の突板による。樹脂のシェルとは条件が異なる。
座り心地で選ぶ場合
座布団は別売にあたる。張る仕様のある製品とは異なる。

使用感と設置条件

シェルの形状

座面と背もたれが一体になる形状にあたる。肘掛けを持たない。

詰め物を持たないため、張地の椅子とは座り心地が異なる。

寸法

高さ約760mm、座面の高さ約450mm。食卓と組み合わせる高さにあたる。

幅と奥行は脚の仕様によって変わる。机の下に収まるかを確かめる。

他の型式

座面の高い腰掛けと、子ども用の型式がある。

取り扱いは取扱店に確認する。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

木の突板は日光で色が変わる。塗装の仕上げでも変化が生じる。

合板の縁は欠けが生じる場合がある。層が見える箇所にあたる。

めっきの脚は湿気の多い環境で曇る。塗装の脚は擦れると下地が現れる。

床に接する箇所は擦れる。繰り返し動かすため進みやすい。

日常の手入れ

シェル
乾いた布で拭く。水分を残さない。
柔らかい布で拭く。研磨剤は仕上げを損なう。
座布団
外して手入れできる。方法は素材による。
床に接する箇所
状態を確かめる。保護する部材の摩耗も確認する。

修理と部品

座布団の交換や床を保護する部材については、取扱店を通じて相談する。

どこで買うか

取扱店の調べ方

アルペールは公式サイトで製品情報を公開している。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。

脚の仕様と色から選ぶ。必要な別売の部材もあわせて相談する。納期も確かめる。

実物を確認する

詰め物を持たないシェルの座り心地は、実物で確かめられるとよい。

着色しても木目が残るため、色による見え方も現物で分かる。

中古の流通

相場は脚の仕様、色、状態で幅があり、一定していない。

確認箇所は、シェルの傷と縁の欠け、脚の仕上げ、接合部、床に接する箇所である。

購入前チェックリスト

  • 脚の仕様(木の4本脚では重ねられない)
  • 幅と奥行が脚の仕様によって変わること
  • 座面の高さ約450mmと組み合わせる机
  • シェルの色(着色しても木目が残る)
  • 詰め物を持たないこと(座布団は別売)
  • 床を保護する部材が別売であること
  • 合板の縁の欠け
  • 脚によって床に接する素材が分かれること

よくある質問

価格はどのくらいですか?
アルペールは公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。脚の仕様と仕上げで価格が変わります。
どこで購入できますか?
アルペールの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
重ねて収納できますか?
木の4本脚では重ねられませんが、鋼の4本脚と橇型の脚では重ねられます。使わない時期の収納を想定する場合、脚の仕様が関わります。
脚はどのように選べばよいですか?
木の4本脚、めっきした鋼の4本脚、めっきした鋼の橇型、塗装した鋼の橇型の4種から選べます。重ねられるかどうか、床に接する素材、幅と奥行が脚の仕様によって変わります。
設置に必要な寸法を教えてください。
高さ約760mm、座面の高さ約450mmです。幅と奥行は脚の仕様によって約500〜535mmの範囲で変わります。食卓と組み合わせる高さにあたるため、机の下に収まるかもお確かめください。
色はどのように見えますか?
曲げた合板にオークの突板を貼り、6色から選べます。木目が見える塗装のため着色しても木目が残り、色によって見え方が変わります。濃い色では目立ちにくくなります。
座り心地はどうですか?
シェルのみでは詰め物を持たないため、張地の椅子とは座り心地が異なります。着脱できる座布団が別売で用意され、全体に張地を張る仕様もあります。
床は傷つきませんか?
脚によって床に接する素材が分かれ、木の脚では木、他は金属になります。床を保護する部材が別売で用意されるため、木の床で用いる場合はご検討ください。