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ストリングシステムは、ニルス・ストリニングとカイサ・ストリニングが1949年に設計した棚である。ストリング・ファニチャーが製造する。側面のパネルに棚板を掛けて構成する。壁に取り付ける仕様と床に置く仕様があり、耐荷重が異なる。

このページでは、2つのパネルと耐荷重、部材の選択、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

ストリングシステムはString Furniture AB(スウェーデン)が製造する現行生産品であり、サイドパネル、棚板、キャビネット、ワークトップ、アクセサリー等のコンポーネントを自由に組み合わせるモジュラーシステムである。公式コンフィギュレーターでカスタム構成の設計が可能。

正式名称 ストリングシステム。小型の仕様、作業机に対応する仕様、板を面で構成する仕様、屋外向けの仕様がある
ブランド ストリング・ファニチャー
生産状況 現行の製品。部材ごとに購入して拡張できる。当初の仕様との互換がある
サイドパネル(はしご) 壁に取り付けるパネルは高さ500mmと750mm、奥行200mmと300mm。床に置くパネルは高さ850mm、1,150mm、2,000mm、奥行300mm。塗装したスチールの線材による
サイドパネルカラー 5色から選ぶ
棚板 幅580mmと780mm、奥行200mmと300mm。木の棚板は6種の仕上げ、金属の棚板は縁の高さが2種ある
棚板耐荷重 幅780mmの棚板は1枚あたり最大15kg、幅580mmの棚板は最大20kg。いずれも均等に分散した場合
パネル耐荷重 床に置くパネルは最大150kg、壁に取り付けるパネルは最大75kg
キャビネット 引き戸、跳ね上げ扉、開き扉、引き出しなどの箱を加えられる
ワークトップ 奥行300mmのパネルに取り付ける天板がある。折りたたむ仕様もある
アクセサリー 雑誌の受け、整理用の箱、掛け具、棒などを加えられる
組み立て 工具を用いずに組める。棚板は掛けて取り付ける。壁に固定する金具とねじが付属する
収蔵 本製品の美術館収蔵は、公開情報の範囲では確認できていない
価格 ストリング・ファニチャーは公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる

2つのパネルと耐荷重

側面のパネルには、壁に取り付けるものと床に置くものがある。耐荷重が異なる。

比較項目 壁に取り付けるパネル 床に置くパネル
耐荷重 最大75kg 最大150kg
高さ 500mm、750mm 850mm、1,150mm、2,000mm
奥行 200mm、300mm 300mm
床との関係 床に接しない 床に接する
壁の下地 要する 転倒を防ぐ固定に要する

床に置くパネルでも、転倒を防ぐために壁への固定が要る。いずれの場合も壁の下地の位置と種別を確かめる。

選び分けの目安

重いものを載せる場合
床に置くパネルは最大150kg、壁に取り付けるパネルは最大75kg。差は2倍にあたる。
床の掃除を考える場合
壁に取り付けるパネルでは床に接しない。
高さを確かめる場合
床に置くパネルは最大2,000mm。壁に取り付けるパネルは750mmまでとなる。

棚板の幅と耐荷重

棚板の幅は580mmと780mmから選ぶ。幅によって耐荷重が異なる。

幅780mmの棚板は1枚あたり最大15kg、幅580mmの棚板は最大20kg。幅が広いほど耐荷重は小さくなる。

いずれも均等に分散した場合の値にあたる。一箇所に集中して載せる場合は下回る。

書籍を並べる場合、幅780mmでは15kgに達しやすい。載せる量を踏まえて幅を決める。

選び分けの目安

重いものを載せる場合
幅580mmの棚板のほうが耐荷重が大きい。幅780mmでは15kgが上限にあたる。
書籍を並べる場合
幅780mmでは15kgに達しやすい。棚板の枚数を増やして分散させる。
載せ方を考える場合
均等に分散した場合の値にあたる。一箇所に集中させない。

部材の選択と拡張

部材ごとに購入して構成する。工具を用いずに組め、後から棚板を加えることもできる。

当初の仕様との互換がある。古い個体に現行の部材を組み合わせられる。

棚板の高さは工具を用いずに変えられる。収納するものに応じて調整できる。

箱や天板、掛け具などを加えられる。用途に応じて構成を変えられる。

選び分けの目安

少しずつ揃える場合
部材ごとに購入できる。後から棚板を加えられる。
中古を検討する場合
当初の仕様との互換がある。現行の部材を組み合わせられる。
用途が変わる可能性がある場合
棚板の高さを工具なしで変えられる。箱や天板も加えられる。

同種の収納との比較

組み合わせる収納は、素材と耐荷重の条件で性格が分かれる。

比較項目 ストリングシステム ニューオーダー モンタナシステム
側面の部材 スチールの線材 アルミニウムの柱 木質の箱
耐荷重の公表 棚板とパネルで公表 取扱店に確認する 取扱店に確認する
設置 壁に取り付けまたは床置き 壁に固定または自立 4種から選ぶ
組み立て 工具を用いない 六角レンチ1本 取扱店に確認する
棚板の幅 580/780mm 1,000/1,500/2,000mm 696mm四方を基準とする

選び分けの目安

耐荷重を確かめたい場合
棚板とパネルの耐荷重が公表される。載せるものから判断できる。
幅の狭い場所に置く場合
棚板の幅は580mmから。幅の広い製品とは条件が異なる。
工具を用意したくない場合
工具を用いずに組める。

使用感と設置条件

棚板の素材

木の棚板は6種の仕上げから選ぶ。金属の棚板は縁の高さが2種ある。

縁の付いた金属の棚板では、小さいものが落ちにくい。

奥行の選択

奥行は200mmと300mmから選ぶ。収納するものによって決める。

床に置くパネルは奥行300mmのみ。壁に取り付けるパネルでは200mmも選べる。

色の選択

パネルは5色から選ぶ。棚板の仕上げと組み合わせる。

線材のパネルは細く、背後の壁が見える。壁の色も見え方に関わる。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

塗装したスチールの線材は擦れると下地が現れる。そこから錆が進む。

木の棚板は日光で色が変わる。パネルとのあいだで差が出る。

棚板を掛ける箇所は、繰り返しの着脱で塗装が擦れる。

長期の荷重で棚板が撓む場合がある。耐荷重を超えていないか確かめる。

日常の手入れ

パネル
柔らかい布で拭く。線材のあいだに埃が溜まる。
木の棚板
乾いた布で拭く。水分を残さない。
棚板の撓み
定期的に確かめる。耐荷重を超えていないか見直す。
壁への固定
固定部の緩みを確かめる。

部品の交換と買い足し

部材ごとに購入できる。破損した場合も、その部材のみを交換できる場合がある。

取り扱われる色と仕上げは変わる場合がある。取扱店に確認する。

どこで買うか

取扱店の調べ方

ストリング・ファニチャーは公式サイトで製品情報を公開している。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。

部材ごとに購入して構成する。必要な部材が扱われているかを確かめる。

実物を確認する

線材のパネルは細く、背後の壁が見える。現物で見え方が変わる。

棚板を掛ける操作も、実物で確かめられるとよい。

設置前の確認

壁の下地の位置と種別を確かめる。床に置くパネルでも、転倒を防ぐ固定に要する。

載せるものの重さから、パネルと棚板の組み合わせを決める。

購入前チェックリスト

  • パネルの種別(壁に取り付け 最大75kg/床置き 最大150kg)
  • 壁の下地の位置と種別(床置きでも固定に要する)
  • 棚板の幅と耐荷重(580mm 最大20kg/780mm 最大15kg)
  • 載せるものの重さと分散のしかた
  • 奥行の選択(200/300mm)
  • 棚板の素材(木6種/金属は縁の高さ2種)
  • パネルの色(5色)と壁の色
  • 後から部材を買い足す場合の取り扱い

よくある質問

価格はどのくらいですか?
ストリング・ファニチャーは公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。
どこで購入できますか?
ストリング・ファニチャーの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。部材ごとに購入して構成するため、必要な部材が扱われているかもお確かめください。
どのくらいの重さを載せられますか?
側面のパネルは、床に置くものが最大150kg、壁に取り付けるものが最大75kgです。棚板は幅780mmが1枚あたり最大15kg、幅580mmが最大20kgで、いずれも均等に分散した場合の値にあたります。一箇所に集中して載せる場合は下回ります。
壁に固定する必要がありますか?
壁に取り付けるパネルはもちろん、床に置くパネルでも転倒を防ぐために壁への固定が必要です。いずれの場合も壁の下地の位置と種別をお確かめください。
書籍を並べても大丈夫ですか?
幅780mmの棚板では15kgに達しやすくなります。棚板の枚数を増やして分散させるか、耐荷重の大きい幅580mmの棚板をお選びください。
組み立てに工具は必要ですか?
工具を用いずに組めます。棚板は掛けて取り付け、高さも工具なしで変えられます。壁に固定する金具とねじが付属します。
後から部材を買い足せますか?
部材ごとに購入して拡張できます。当初の仕様との互換があるため、古い個体に現行の部材を組み合わせることもできます。取り扱われる色と仕上げは変わる場合があるため、取扱店にご確認ください。
手入れはどうすればよいですか?
パネルは柔らかい布で拭いてください。線材のあいだに埃が溜まります。塗装したスチールのため擦れると下地が現れ、そこから錆が進みます。木の棚板は乾いた布で拭き水分を残さないでください。棚板の撓みも定期的にお確かめください。