このページについて
モーエンセン 2213 ソファは、ボーエ・モーエンセンが1962年に設計しフレデリシアが製造するソファである。木の骨組みを、麻とゴムの帯で支える座面と組み合わせる。クッションは取り外せる。2人掛けと3人掛けの2つの寸法がある。
このページでは、カバーの扱いと張り替えの条件、革の等級と選択、寸法と設置、正規品の識別、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
ボーエ・モーエンセンの設計思想や経歴について詳しくはボーエ・モーエンセン プロフィールページをご覧ください。
モーエンセン 2213 ソファのデザインストーリーについて詳しくはモーエンセン 2213 ソファ 紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
フレデリシアが製造する正規品 2213 ソファの詳細仕様は以下のとおりである。素材や仕上げの選択により価格が異なるため、購入時には各項目を正規販売店にて確認されることを推奨する。
| 正式名称(日本語) | モーエンセン 2213 ソファ |
|---|---|
| 製造ブランド | フレデリシア |
| 製造国 | デンマーク |
| サイズ(3人掛け・2213) | 幅2,210 × 奥行810 × 高さ800mm。座面高430mm |
| サイズ(2人掛け・2212) | 幅1,580 × 奥行810 × 高さ800mm。座面高430mm |
| フレーム素材 | オークまたはウォールナットの無垢材 |
| 座面支持構造 | 麻とゴムの帯を張って支える |
| 張地 | 革または布から選ぶ。縫い目に細い縁取りを施す |
| 脚部仕上げ | オークは黒の塗装、石鹸、オイル、燻したオイルの4種。ウォールナットはオイルの仕上げによる |
| レザーグレード | 3つの等級から選ぶ。等級によって表面の処理と風合いが異なる |
| クッション構造 | 座面、背もたれ、肘掛けのクッションは取り外せる。詰め物はフォームと羽毛の組み合わせで、2つの構成から選ぶ |
| カバー | クッションのカバーは取り外せる。骨組みを覆う部分のカバーは取り外せない |
| カラーバリエーション | 革は等級によって選べる色が異なる。布は複数の色から選ぶ |
| 価格 | フレデリシアは公式サイトで価格を公表していない(2026年8月19日確認)。正規取扱店への問い合わせによる。寸法、樹種、仕上げ、張り地で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受ける |
| 収蔵 | 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない。同じ設計者の椅子では、V&A がハンティングチェア(W.7-1993)を収蔵している |
| 納期 | 受注生産。納期は取扱店に確認する |
| 保証 | フレデリシア製品保証 5年間(素材および製造上の欠陥に対して) |
| シリーズ展開 | 2211 ラウンジチェア / 2212 ソファ(2人掛け)/ 2213 ソファ(3人掛け)/ オットマン |
正規品とライセンスを受けていない製品の違い
権利者のライセンスを受けていない同型の製品が流通している。公表されている情報から確認できる差を整理する。仕様が公表されていない項目は「公表なし」と記し、推測では埋めていない。
公表されている仕様
フレデリシアは、骨組みがオークまたはウォールナットの無垢材であること、座面を麻とゴムの帯で支えること、選べる革の等級と仕上げ、寸法、デンマークでの製造を公表している。
ライセンスを受けていない製品では、これらの仕様が公表されていない場合が多い。座面を持ち上げると支持の構造を確認できる。帯を張る方式か、板やバネによる方式かが判別できる。
| 比較項目 | 正規品(フレデリシア) | ライセンスを受けていない製品 |
|---|---|---|
| 骨組み | 無垢材(公表) | 公表なし |
| 座面の支持 | 麻とゴムの帯(公表) | 公表なし |
| 革の等級 | 3つの等級から選ぶ(公表) | 公表なし |
| 製造国 | デンマーク(公表) | 公表なし |
| メーカー保証 | 対象 | 対象外 |
カバーの扱い
クッションのカバーは取り外せる。いっぽうで、骨組みを覆う部分のカバーは取り外せない。
この差は長期の手入れに関わる。クッションのカバーは洗うか交換できるが、骨組みを覆う部分は張り替えになる。座面、背もたれ、肘掛けのクッションはいずれも取り外せる。
張り替えについては取扱店を通じて相談する。受注生産の製品にあたるため、対応の可否と期間を確認する。
類似商品・競合との比較
木のフレームを持つソファは、座面の支持とカバーの扱いで性格が分かれる。
| 比較項目 | モーエンセン 2213 | CH162 ソファ | ロッドビーンソファ |
|---|---|---|---|
| 座面の支持 | 麻とゴムの帯 | 製品による | ゴムのベルト |
| クッションのカバー | 取り外せる | 製品による | 製品による |
| 骨組みのカバー | 取り外せない | 製品による | 製品による |
| 座面高 | 430mm | 410mm | 約380mm |
| 寸法 | 幅1,580/2,210mm | 幅1,370/1,950mm | 構成による |
選び分けの目安
- クッションを洗いたい場合
- 座面、背もたれ、肘掛けのカバーは取り外せる。骨組みを覆う部分は取り外せない。
- 座面の高さを求める場合
- 座面高430mmは同種のソファのなかでもやや高い。立ち座りの動作に差が出る。
- 革の等級を選びたい場合
- 3つの等級から選べる。等級によって表面の処理と風合い、経年での変化が異なる。
使用感と設置条件
座面の支持
麻とゴムの帯を張って支える。帯が撓むことで荷重を受け止める。
帯は繰り返しの荷重で伸びる。座ったときの沈み方が変わった場合、張り直しの時期にあたる。取扱店に相談する。
寸法と座面の高さ
3人掛けは幅2,210×奥行810×高さ800mm、2人掛けは幅1,580mm。奥行と高さは共通する。
座面高430mmは同種のソファのなかでもやや高い。立ち座りがしやすいいっぽう、脚を投げ出す姿勢はとりにくい。
革の等級
3つの等級から選ぶ。等級によって表面の処理と風合いが異なる。
表面の処理が少ない革ほど、使用による色の変化が現れやすい。傷も残りやすい。処理を施した革では、この変化が緩やかになる。
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
革は使用と日光によって色が濃くなる。等級によって進み方が異なる。乾燥するとひび割れるため、油分を補う。
布は日光で色が褪せる。
座面の帯は繰り返しの荷重で伸びる。クッションのフォームは荷重で潰れ、羽毛は偏る。
脚は仕上げによって手入れが変わる。石鹸の仕上げは水気に弱く、オイルの仕上げは塗り直しが要る。
日常の手入れ
- 革の張り地
- 乾いた布で埃を払う。年に数回、革用のクリームで油分を補う。等級によって適する手入れが異なるため、購入時に確認する。
- 布の張り地
- 掃除機のブラシ付きノズルで埃を吸う。
- クッション
- 定期的に叩いて羽毛の偏りを整える。座る位置を変えることで、潰れの偏りも抑えられる。
- 脚
- 仕上げに応じた手入れを行う。購入時に方法を確認する。
どこで買うか
取扱店の調べ方
フレデリシアは公式サイトで製品情報を公開している。同社は価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによる。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。
注文の際に決める項目は、寸法(2種)、樹種と脚の仕上げ、張り地(革の等級または布)、クッションの詰め物の構成である。受注生産のため、納期は取扱店に確認する。
実物を確認する
革の等級によって表面の質感が異なる。現物で確かめられるとよい。
座面高430mmと奥行810mmが、使う人の体格に合うかもあわせて確認する。
中古の流通
相場は寸法、樹種、張り地、状態で幅があり、一定していない。
確認箇所は、座面の帯の伸び、クッションの潰れと羽毛の偏り、張り地の傷みと色の変化、木部の傷、脚の接合部の緩みである。クッションのカバーは取り外せるため、内部の状態も確認できる場合がある。
購入前チェックリスト
- 寸法の選択(2人掛け 幅1,580mm/3人掛け 幅2,210mm)
- 樹種と脚の仕上げ
- 張り地(革は3つの等級/布)
- クッションの詰め物の構成(2種)
- クッションのカバーは取り外せるが骨組みの部分は取り外せないこと
- 座面高430mm(同種のソファよりやや高い)
- 座面の帯が伸びた場合の張り直し
- 中古の場合、座面の帯の伸び
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- フレデリシアは公式サイトで価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによります(2026年8月19日確認)。寸法、樹種、仕上げ、張り地で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受けます。
- どこで購入できますか?
- フレデリシアの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。受注生産のため納期もあわせてご確認ください。
- カバーは外せますか?
- 座面、背もたれ、肘掛けのクッションのカバーは取り外せます。ただし骨組みを覆う部分のカバーは取り外せず、傷んだ場合は張り替えになります。
- 座面の支持はどうなっていますか?
- 麻とゴムの帯を張って支え、帯が撓むことで荷重を受け止めます。帯は繰り返しの荷重で伸びるため、座ったときの沈み方が変わった場合は張り直しの時期にあたります。取扱店にご相談ください。
- 革の等級はどう違いますか?
- 3つの等級から選べ、等級によって表面の処理と風合いが異なります。表面の処理が少ない革ほど使用による色の変化が現れやすく傷も残りやすくなります。処理を施した革ではこの変化が緩やかになります。
- 座り心地はどうですか?
- 座面高430mmは同種のソファのなかでもやや高くなります。立ち座りがしやすいいっぽう、脚を投げ出す姿勢はとりにくくなります。
- 設置に必要な寸法を教えてください。
- 3人掛けは幅2,210×奥行810×高さ800mm、2人掛けは幅1,580mmです。奥行と高さは共通します。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 革の張り地は乾いた布で埃を払い、年に数回クリームで油分を補ってください。等級によって適する手入れが異なるため購入時にご確認ください。クッションは定期的に叩いて羽毛の偏りを整え、座る位置を変えることで潰れの偏りも抑えられます。