概要
コペンハーグ ダイニングテーブルは、ロナン&エルワン・ブルレック兄弟が2013年にHAYのために設計したテーブルである。コペンハーゲン大学人文学部の校舎のために設計されたコレクションの一部にあたる。傾斜した無垢材の脚を持つ。
特徴・コンセプト
脚は外側へ傾けて取り付けられる。垂直な脚では接地点が天板の四隅の真下に来るが、傾ければ接地の間隔が広がり、横方向の力に抵抗できる。天板の縁には面取りが施され、断面に斜めの面が生じることで、正面から見た厚みが実際より薄く読める。
素材と仕上げ
天板にはリノリウム、オークの突板、ラミネートが用意される。リノリウムは表面が柔らかく筆記に向き、ラミネートは傷が付きにくい。教育施設では両方の性質が求められるため、用途に応じて選び分けられる。
脚にはオークの無垢材を用い、クリアラッカーのほか着色仕上げも選べる。
出発点となった形式
出発点には、デンマークの大学で用いられてきた架台式の椅子の形式がある。既存の類型を引き直すという進め方は、同じブルレック兄弟によるソフトシェル ソファにも見られる。
エピソード
当初は既存の設計の採用も検討されたが、費用と積み重ねへの対応という要件から、新たなコレクションの開発が選ばれた。椅子、スツール、複数のテーブルで構成される。
2013年の発表後、大学での使用を経て一般市場へも展開された。現在は複数の寸法と形式が揃う。
評価と影響
大学の講義室という条件から出発している。多数を並べて置くこと、清掃が容易であること、積み重ねられることが要件になるため、装飾や凹凸を持たない形へ収束する。同じHAYではマグス ソファも、装飾を持たない形で内部の仕様を作り込む方向をとる。
4館の公開データでは、コペンハーグ ダイニングテーブルの収蔵は確認できていない。
バリエーション
コペンハーグ・テーブルシリーズは、用途に応じた豊富なバリエーションを展開している。
- CPH 20:円形天板の3本脚テーブル。ダイニング、コーヒーテーブル、ハイテーブルの各仕様を展開
- CPH 25:楕円形天板のダイニングテーブル
- CPH 30:長方形天板のダイニングテーブル。長さ200/250/300cm、幅90cm(長さ250cm・幅120cmの仕様もあり)
- CPH 30 Extendable:エクステンション機能を備えた拡張可能なダイニングテーブル
- CPH 90:デスクタイプ。ホームオフィスやワークスペース向け
- CPH 10:CPH 90より大きなデスク
- CPH 190:大型デスク
- CPH Deux 210 / 220:より細身の脚を持つ軽量バージョンのテーブル
- CPH Deux 215:CPH Deuxシリーズのベンチ
設計思想や経歴について詳しくはロナン・ブルレック、エルワン・ブルレックの各プロフィールページをご覧ください。
ヘイの歴史や他の製品について詳しくはヘイブランドページをご覧ください。
基本情報
| 名称(日本語) | コペンハーグ ダイニングテーブル |
|---|---|
| 名称(英語) | Copenhague Dining Table |
| デザイナー | ロナン&エルワン・ブルレック(Ronan & Erwan Bouroullec) |
| ブランド | HAY |
| 発表年 | 2013年 |
| 原産国 | デンマーク |
| 素材 | 天板:リノリウム / ラミネート / オーク突板、脚部:オーク無垢材 |
| サイズ例(CPH 30) | L200 × W90 × H74 cm ほか、複数サイズ展開 |