このページについて

カポベッドは、ネリ&フーが設計しデ・ラ・エスパーダが製造するベッドである。無垢材の骨組みに、張った頭側の板を組み合わせる。樹種を3種から選び、選べる仕上げは樹種によって異なる。組み立てを要する。

このページでは、樹種と仕上げの組み合わせ、組み立てと搬入、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

カポベッドは、デ・ラ・エスパーダのポルトガル北部の工場で、熟練した職人の手により一台ずつ製作される受注生産品である。ホゾ組(モーティス&テノン)、楔ホゾ組、蟻組(ダブテイル)といった伝統的接合技法が用いられ、工業的な大量生産では実現し得ない構造的堅牢さと仕上げの美しさが保証されている。

基本スペック

正式名称 カポベッド
製造ブランド デ・ラ・エスパーダ
製造国 ポルトガル
フレーム素材 無垢材3種から選ぶ。ウォールナット、ホワイトオーク、アッシュ
仕上げ 樹種によって選べる仕上げが異なる。オイルは3種すべてに対応する。オークのみ酸化させる仕上げ、アッシュのみ塗装と着色の仕上げを選べる
ヘッドボード張り地 布または革から選ぶ。複数の価格の区分が展開される
ベッドベース 着色したMDFの板に空気の通る穴を開け、約50mm間隔の木の床板を組み合わせる
プラットフォーム高 約260mm
接合技法 木を組む伝統的な技法による
収蔵 本製品の美術館収蔵は、公開情報の範囲では確認できていない
価格 デ・ラ・エスパーダは公式サイトで価格を公表していない(2026年8月19日確認)。正規取扱店への問い合わせによる。寸法、樹種、張り地で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受ける
受注生産 受注生産。納期は取扱店に確認する
組立 組み立てを要する。マットレスと寝具は別売

サイズ一覧

サイズ 外寸 幅(W) 外寸 奥行(D) 高さ(H) 対応マットレスサイズ
Queen(US) 約165cm(65″) 約225cm(89″) 約87cm(34.25″) 152×203cm(60×80″)
King(US) 約204cm(81″) 約225cm(89″) 約87cm(34.25″) 193×203cm(76×80″)
California King 約193cm(76″) 約235cm(93″) 約88cm(34.75″) 183×213cm(72×84″)
King UK 約161cm 約225cm 約87cm 150×200cm
Queen EU 約171cm 約225cm 約87cm 160×200cm
Super King UK 約191cm 約225cm 約87cm 180×200cm

※すべてのサイズにおいてプラットフォーム高は約26cm。価格はサイズ・木材種・仕上げ・張り地グレードにより大きく異なる。最新価格はデ・ラ・エスパーダ正規販売店にてご確認いただきたい。

樹種と仕上げの組み合わせ

樹種を3種から選ぶ。選べる仕上げは樹種によって異なる。

樹種 選べる仕上げ 経年での色の変化
ウォールナット オイル 日光で色が明るくなる
ホワイトオーク オイル、酸化させる仕上げ 日光で黄みを帯びる
アッシュ オイル、塗装、着色 塗装では変化が現れにくい

アッシュのみ塗装と着色を選べるため、木目を残さない仕上げを求める場合はこの樹種にあたる。

選び分けの目安

木目を活かしたい場合
オイルの仕上げは3種すべてに対応する。塗膜をつくらないため、定期的な塗り直しが要る。
色を選びたい場合
アッシュのみ塗装と着色を選べる。他の2種では選択肢が限られる。
濃い色を求める場合
オークには酸化させる仕上げがある。木の成分を反応させるもので、塗装とは異なる。

組み立てと床板

組み立てを要する。完成した状態では届かない。搬入経路が限られる場合、この点は条件が緩む。

接合は木を組む伝統的な技法による。金具に頼らない構成のため、組み立ての手順を守ることになる。

床板は着色したMDFの板に空気の通る穴を開け、約50mm間隔の木の床板を組み合わせる。マットレスの下に空気が通る構成にあたる。

床板までの高さは約260mm。マットレスの厚みがこれに加わる。マットレスと寝具は別売である。

選び分けの目安

搬入経路が限られる場合
組み立てを要するため、梱包の状態で運べる。組み立ての場所は確保する。
マットレスを用意する場合
別売にあたる。床板までの高さ約260mmに厚みが加わり、寝る高さが決まる。
湿気を考える場合
床板に空気の通る穴があり、約50mm間隔の木の床板を組み合わせる。

類似商品・競合との比較

木のベッドは、樹種と仕上げの選択、組み立ての条件で扱いが変わる。

比較項目 カポベッド ネルソン・シンエッジ・ベッド アンデルセン ベッド
骨組み 無垢材3種 無垢材2種 積層した木と金属
仕上げの選択 樹種によって異なる 樹種のまま 張り地に覆われる
頭側の板 張った面 籐または木の突板 区画ごとに縫い分ける
組み立て 要する(木を組む技法) 要する(4つの梱包) 取扱店に確認する
床板の高さ 約260mm(固定) 約337mm(固定) 3段階に調整できる

選び分けの目安

木の骨組みを求める場合
無垢材3種から選べ、仕上げも樹種によって異なる。
塗装の色を選びたい場合
アッシュのみ塗装を選べる。木目を残さない仕上げが該当する。
搬入経路が限られる場合
組み立てを要するため、梱包の状態で運べる。

使用感と設置条件

設置に要する寸法

床板までの高さは約260mm。マットレスの厚みがこれに加わり、寝る高さが決まる。

周囲を通る余裕と、マットレスの出し入れに要する空間を確かめる。

壁に沿わせる場合、頭側の板が壁に接する。壁の仕上げとの関係も確かめる。

頭側の板

布または革を張る。無垢材の骨組みと組み合わせる構成にあたる。

木部と張った面が接する箇所は、外から見える。

木部の置き場所

無垢材は湿度の変化で伸縮する。急な乾燥は割れを招く。

床暖房の上に置く場合、木部が乾燥する。直射日光と暖房の風も避ける条件にあたる。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

ウォールナットは日光で色が明るくなる。オークは黄みを帯びる。塗装の仕上げでは変化が現れにくい。

オイルの仕上げは塗膜をつくらない。定期的な塗り直しが要り、水分が染み込む。

無垢材は湿度の変化で伸縮する。接合部に負担がかかる。

布は日光で色が褪せる。革は使用と日光によって色が濃くなり、乾燥するとひび割れる。

日常の手入れ

木部(オイルの仕上げ)
乾いた布で拭く。定期的な塗り直しが要る。水分はすぐに拭き取る。
木部(塗装の仕上げ)
固く絞った布で拭ける。研磨剤は塗膜を削る。
頭側の板
布は掃除機のブラシ付きノズルで埃を吸う。革は乾いた布で埃を払い、年に数回クリームで油分を補う。
接合部
組み立て式のため、緩みを定期的に確かめる。

補修と部品の交換

木部の傷と染みの補修については取扱店を通じて相談する。頭側の板の張り替えについても、あわせて確認する。

どこで買うか

取扱店の調べ方

デ・ラ・エスパーダは公式サイトで製品情報を公開している。同社は価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによる。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。

注文の際に決める項目は、寸法、樹種(3種)、仕上げ、頭側の板の張り地である。受注生産のため、納期は取扱店に確認する。

実物を確認する

樹種と仕上げの組み合わせは、現物で見え方が変わる。木目の現れ方も樹種によって異なる。

床板までの高さ約260mmに、用意するマットレスの厚みを加えた高さを確かめられるとよい。

中古の流通

相場は寸法、樹種、張り地、状態で幅があり、一定していない。

確認箇所は、木部の傷と色の変化、割れ、接合部の緩み、頭側の板の張り地の傷み、床板が揃っているかである。組み立て式のため、部材がすべて揃っているかも確かめる。

購入前チェックリスト

  • 樹種(3種。選べる仕上げが異なる)
  • 仕上げ(オイル/酸化させる仕上げ/塗装・着色)
  • 頭側の板の張り地(布/革)
  • 組み立てを要すること(組み立ての場所を確保)
  • マットレスは別売(床板までの高さ約260mm)
  • 設置場所の寸法とマットレスの出し入れの空間
  • 床暖房と直射日光を避けられる位置か
  • 中古の場合、部材が揃っているか

よくある質問

価格はどのくらいですか?
デ・ラ・エスパーダは公式サイトで価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによります(2026年8月19日確認)。寸法、樹種、張り地で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受けます。
どこで購入できますか?
デ・ラ・エスパーダの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。受注生産のため納期もあわせてご確認ください。
樹種はどう選べばよいですか?
ウォールナット、ホワイトオーク、アッシュの3種から選べ、選べる仕上げは樹種によって異なります。オイルは3種すべてに対応し、オークのみ酸化させる仕上げ、アッシュのみ塗装と着色を選べます。木目を残さない仕上げを求める場合はアッシュが該当します。
組み立ては必要ですか?
必要です。完成した状態では届かないため、搬入経路が限られる場合は条件が緩みます。接合は木を組む伝統的な技法によるもので、金具に頼らない構成のため組み立ての手順を守ってください。組み立ての場所もご確保ください。
マットレスは付属しますか?
別売です。マットレスと寝具はご用意ください。床板までの高さは約260mmで、マットレスの厚みがこれに加わり寝る高さが決まります。
湿気は大丈夫ですか?
床板は着色したMDFの板に空気の通る穴を開け、約50mm間隔の木の床板を組み合わせます。マットレスの下に空気が通る構成です。
経年で色は変わりますか?
ウォールナットは日光で色が明るくなり、オークは黄みを帯びます。塗装の仕上げでは変化が現れにくくなります。オイルの仕上げは塗膜をつくらないため定期的な塗り直しが要り、水分が染み込みます。
手入れはどうすればよいですか?
オイルの仕上げは乾いた布で拭き、水分はすぐに拭き取ってください。塗装の仕上げは固く絞った布で拭けます。無垢材は湿度の変化で伸縮するため、床暖房の上に置く場合は木部が乾燥します。組み立て式のため接合部の緩みも定期的にお確かめください。