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フローレンス・ノル ダイニングテーブルは、フローレンス・ノルが1961年に設計した食卓である。ノルが製造する。天板は石による。長方形3種と正方形1種が展開され、大きい仕様には補強が入る。

このページでは、寸法の選択と補強、石の天板の扱い、ライセンスを受けていない製品との違い、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

現行のフローレンス・ノル ダイニングテーブルは、Knoll(MillerKnoll)が製造している。すべての正規品にはフローレンス・ノルのサインとKnollStudioロゴがベースフレームに刻印されている。長方形と正方形の2形状、計4サイズが展開され、天板には厳選された天然大理石が用いられる。

正式名称 フローレンス・ノル ダイニングテーブル
製造 ノル
形状・サイズ(長方形) 3種。幅1,520 × 奥行910mm(4〜6名)、幅2,000 × 奥行900mm(6〜8名)、幅2,400 × 奥行1,000mm(8〜10名)
形状・サイズ(正方形) 幅1,400 × 奥行1,400mm(4〜8名)
高さ 約720mm
天板厚 約16mm
天板素材(ダイニング) 石による。複数の種類から選ぶ。2種の仕上げがある。表面に保護の被膜が施される
天板素材(テーブルデスク) 机の仕様では、石のほか木の突板と化粧板も選べる。構成は時期によって異なる
フレーム 溶接した角形の鋼管。脚は無垢の鋼の棒による。めっきの仕上げ
補強構造 大きい2つの長方形の仕様には、天板の撓みを防ぐ補強が内蔵される
正規品刻印 設計者の署名と製造元の表示が枠に刻まれる
収蔵 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない
価格 ノルは公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる
納期 受注生産。納期は取扱店に確認する

フローレンス・ノルの建築的アプローチは、このテーブルのディテールに反映されている。天板の厚みは約16mmに統一され、重厚感と軽やかさが釣り合う。Knoll開発グループのヴィンセント・カフィエロは、脚部のテーパーを16分の1インチ、32分の1インチ単位で議論したと回顧している。大理石天板には透明ポリエステルコーティングが施され、使用に伴う染みを防いでいる。なお、コーティングを施した大理石は時間とともにわずかに黄味を帯び、暖色寄りの色調に変化していく。

寸法の選択と補強

長方形3種と正方形1種が展開される。高さはいずれも約720mm。

形状 寸法 補強
長方形(小) 幅1,520 × 奥行910mm 入らない
長方形(中) 幅2,000 × 奥行900mm 入る
長方形(大) 幅2,400 × 奥行1,000mm 入る
正方形 幅1,400 × 奥行1,400mm 入らない

大きい2つの長方形の仕様には、天板の撓みを防ぐ補強が内蔵される。天板が石で厚さ約16mmのためである。

補強は枠のあいだに入る。脚元の空間は、この分だけ狭くなる。

選び分けの目安

人数から決める場合
4名から10名まで4種が展開される。正方形もある。
脚元の空間を確かめる場合
大きい2つの仕様には補強が入る。空間はこの分だけ狭くなる。
形状から決める場合
正方形は幅1,400mm四方。長方形とは座り方が異なる。

石の天板の扱い

天板は石による。厚さは約16mmと薄い。表面に保護の被膜が施される。

石には模様と色の個体差がある。同じ種類でも一枚ごとに異なる。

石は水分と酸に弱い。被膜が施されるが、こぼした場合はすぐに拭き取る。

厚さ約16mmのため、縁に硬いものが当たると欠ける場合がある。

選び分けの目安

手入れの手間を考える場合
石は水分と酸に弱い。被膜が施されてもすぐに拭き取る。
見え方で選ぶ場合
模様と色に個体差がある。可能であれば現物を確認する。
取り扱いを考える場合
厚さ約16mm。縁に硬いものが当たると欠ける場合がある。

ライセンスを受けていない製品との違い

本製品には、ライセンスを受けていない類似の製品が流通する。

比較項目 正規品 ライセンスを受けていない製品
製造 ノルによる 製造元は個々に異なる
表示 署名と製造元の表示が枠に刻まれる 刻まれない
天板の仕様 石。表面に保護の被膜が施される 公表されない場合がある
補強 大きい仕様に内蔵される 個々に確認が要る
部品の供給 取扱店を通じて相談できる 個々に異なる

厚さ約16mmの石の天板を支える構成のため、補強の有無は撓みに関わる。確認する事項になる。

選び分けの目安

正規品を確かめる場合
署名と製造元の表示が枠に刻まれる。購入時に確認する。
強度を確かめる場合
補強の有無が撓みに関わる。大きい仕様では確認する。
天板を確かめる場合
正規品では表面に保護の被膜が施される。

同種の机との比較

食卓は天板の素材と脚の構成で性格が分かれる。

比較項目 フローレンス・ノル LC6テーブル スーパーエリプステーブル
天板の素材 石(机の仕様では木と化粧板も) ガラス/石/木 化粧板/木の突板
天板の厚さ 約16mm 木は50mm 22mm
寸法 4種(長方形3・正方形1) 天板の素材によって決まる 8種
四隅(鋼の棒) 鋼管の台 棒が中央に集まる
補強 大きい仕様に内蔵される 該当しない 該当しない

選び分けの目安

天板の厚さで選ぶ場合
約16mmと薄い。厚みのある天板とは見え方が異なる。
脚元の空間を確かめる場合
大きい仕様には補強が入る。他の製品とは条件が異なる。
形状から決める場合
長方形と正方形がある。正方形は幅1,400mm四方。

使用感と設置条件

脚の位置

脚は天板の四隅にある。端の席では脚が近くなる。

脚は無垢の鋼の棒による。細く見えるが、石の天板を支える。

搬入と重量

天板は石による。大きい仕様ではとくに重量がある。

搬入経路と運搬の手段を確かめる。天板は分割されない。

机の仕様

机として用いる仕様では、天板に木の突板と化粧板も選べる。

選べる構成は時期によって異なる。取扱店に確認する。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

石の天板は水分と酸で染みが生じる。被膜が施されても防ぎきれない。

被膜は経年で劣化する。手入れの方法を取扱店に確認する。

めっきの枠は湿気の多い環境で曇る。細かい傷も目立つ。

天板は厚さ約16mm。縁の欠けが生じやすい。

日常の手入れ

石の天板
水分と酸をすぐに拭き取る。手入れの方法を取扱店に確認する。
枠と脚
柔らかい布で拭く。研磨剤は仕上げを損なう。
天板の縁
硬いものを当てない。欠けが生じやすい箇所にあたる。
置き場所
湿気の多い場所を避ける。めっきの枠が曇る。

修理と部品

天板の交換や被膜の再施工については、取扱店に確認する。石は個体差があるため、同じ模様のものは得られない。

どこで買うか

取扱店の調べ方

ノルは公式サイトで製品情報を公開している。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。

受注生産にあたる。寸法と天板の石を決めてから製作される。納期を確かめる。

実物を確認する

石には模様と色の個体差がある。可能であれば現物を確認する。

大きい仕様では補強が入る。脚元の空間も確かめられるとよい。

中古の流通

相場は寸法、石の種類、状態で幅があり、一定していない。

確認箇所は、天板の染みと縁の欠け、被膜の状態、枠のめっきの曇り、枠の刻印である。

購入前チェックリスト

  • 寸法の選択(長方形3種・正方形1種)
  • 大きい仕様には補強が入ること(脚元の空間)
  • 天板の厚さ約16mm(縁の欠けに注意)
  • 石の模様と色の個体差
  • 石は水分と酸に弱いこと
  • 搬入経路と重量(天板は分割されない)
  • 枠の刻印(署名と製造元の表示)
  • 受注生産の納期

よくある質問

価格はどのくらいですか?
ノルは公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。寸法と石の種類で価格が変わります。
どこで購入できますか?
ノルの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。受注生産にあたるため納期もお確かめください。
どのような寸法がありますか?
長方形3種と正方形1種です。長方形は幅1,520×奥行910mm(4〜6名)、幅2,000×奥行900mm(6〜8名)、幅2,400×奥行1,000mm(8〜10名)、正方形は幅1,400mm四方(4〜8名)で、高さはいずれも約720mmです。
大きい寸法の注意点を教えてください。
大きい2つの長方形の仕様には、天板の撓みを防ぐ補強が内蔵されます。天板が石で厚さ約16mmのためです。補強は枠のあいだに入るため、脚元の空間はこの分だけ狭くなります。
天板の石はどう扱えばよいですか?
水分と酸に弱く、表面に保護の被膜が施されますが防ぎきれません。こぼした場合はすぐに拭き取ってください。また厚さ約16mmのため、縁に硬いものが当たると欠ける場合があります。
同じ模様のものが届きますか?
石には模様と色の個体差があり、同じ種類でも一枚ごとに異なります。可能であれば現物をご確認ください。
正規品かどうかはどう見分けますか?
枠に設計者の署名と製造元の表示が刻まれます。またライセンスを受けていない類似の製品が流通するため、天板の仕様と補強の有無もご確認ください。厚さ約16mmの石の天板を支える構成のため、補強の有無は撓みに関わります。
手入れはどうすればよいですか?
石の天板は水分と酸をすぐに拭き取り、手入れの方法を取扱店にご確認ください。被膜は経年で劣化します。枠と脚は柔らかい布で拭き、研磨剤は仕上げを損ないます。湿気の多い場所ではめっきが曇ります。