ロッドビーンソファの概要
ロッドビーンソファ(Rod Bean Sofa)は、イタリアの建築家・デザイナーであるピエロ・リッソーニ(Piero Lissoni)が2017年にデザインし、イタリアのソファブランド Living Divani(リビング ディバーニ)から発表されたモジュラーソファである。中央エレメントと端部エレメントを組み合わせることで、緩やかなカーブを描く流動的なフォルムを構成できる。細身の背もたれと軽やかなシェルを特徴とするRodファミリーに、曲線という要素を加えた発展形にあたる。
「Bean(豆)」という名称は、ソファ全体が描く有機的な曲線のシルエットに由来する。端部エレメントには二段階の奥行きと、エレメントごとに設定された曲率が与えられており、直線的なRodやRod Systemと組み合わせながら、半円形をはじめとする自由な構成を生み出せる点が特徴である。
構造と素材
支持構造には塗装が施された引抜きスチールチューブを用いる。座面はコーティングされたゴム製の弾性ストラップとポリウレタンフォームによるスプリング構造を持ち、背もたれと肘掛けの構造体には自己支持型のHPL(高圧積層板)パネルが用いられている。薄く軽快な外観と確かな支持性を両立させた構成である。
クッションと座り心地
背もたれと座面のクッションには、洗浄・殺菌処理を施したグースダウンにポリウレタンフォームのインサートを組み合わせている。座面クッションのキルティングは、ボタン付きとボタンなしをオーダーで選択できる。肘掛けクッションはポリウレタンフォームをグースダウンで包み、ポプラ合板のサポートパネルをプラグインヒンジでフレームに固定する構造となっている。ダウンを主体とした多層構造により、直線的な骨格の内側に柔らかな座り心地が生まれている。
カバーリングと仕上げ
カバーリングには100%ポリエーテル素材を用い、ポリアミドベルベッティーンの裏地に熱圧着する仕様となっている。Living Divaniのファブリックおよびレザーコレクションから選択でき、フレームとクッションで異なる素材を組み合わせるツートーン仕様も選べる。脚部はステンレススチール製で、ポリッシュ仕上げ、マットサテン仕上げ、またはバーニッシュカラーやガンメタルグレーのエポキシ粉体塗装から選択できる。
モジュラーとしての構成
Rod Beanは、各エレメントの曲率と奥行きが精密に設定されており、既存のRodシステムとの統合を前提に設計されている。広いリビングでは緩やかなカーブで空間を囲うように、コンパクトな空間では端部エレメントを中心に、場所の特性に応じた配置が可能である。住宅に加え、ホテルやオフィスなどのコントラクト用途でも用いられている。
基本情報
| 商品名 | ロッドビーンソファ / Rod Bean Sofa |
|---|---|
| デザイナー | ピエロ・リッソーニ / Piero Lissoni(イタリア / 1956年生) |
| デザイン年 | 2017年 |
| ブランド | Living Divani(リビング ディバーニ)/ イタリア |
| カテゴリ | モジュラーソファ |
| 構造体 | 塗装スチールチューブ(引抜鋼管)、背・肘:自己支持型HPLパネル |
| 座面 | コーティングゴム弾性ストラップ、ポリウレタンフォーム |
| クッション | グースダウン(洗浄・殺菌処理済)+ポリウレタンフォームインサート |
| カバーリング | 100%ポリエーテル(ポリアミドベルベッティーン裏地に熱圧着)、ファブリックまたはレザー |
| 脚部 | ステンレススチール(ポリッシュ / マットサテン / エポキシ粉体塗装:バーニッシュ・ガンメタルグレー) |
| サイズ(構成による) | 座面高 約38cm / 全高 約70cm / 総幅 約142〜503cm / 総奥行 約86〜174cm |
| カラー | ホワイト、グレー、ブラウン、ベージュ、ブルー、グリーン、レッド、イエロー、オレンジ、バイオレット、ピンク 他(カスタムカラー対応) |
| オプション | ボタン付き/ボタンなしキルティング選択、フレームとクッションのツートーン仕様 |