このページについて
タイプ75は、ケネス・グランジが2004年に設計した照明である。アングルポイズが製造する。ばねで腕の位置を保つ構成のため、用いる電球の重量に制限がある。
このページでは、電球の重量の制限、腕の可動と設置、ライセンスを受けていない製品との違い、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
タイプ 75のデザインストーリーについて詳しくはタイプ 75 紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
タイプ75はアングルポイズが製造する。ばねで腕の位置を保つ構成による。
| 正式名称 | タイプ75 デスクランプ |
|---|---|
| 寸法(デスクランプ) | シェードは直径145 × 高さ192mm。腕を伸ばした際の水平方向の到達は660mm、垂直方向は約900mm。腕は305mmと335mmの2本。台は直径195 × 高さ197mm |
| 重量 | 約3.0kg |
| 素材 | シェードと腕はアルミニウム。ばねはステンレス鋼。台は鋳鉄とアルミニウム。金具はめっきによる。コードは約2,000mmで中間にスイッチが付く |
| 光源 | 日本仕様はE26口金。電球の重量は25〜60gの範囲を守る。範囲を外れると腕の均衡が崩れる |
| スイッチ | シェードに組み込まれる。コードの中間にも付く |
| 価格 | アングルポイズは公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる |
| 収蔵 | 本製品の美術館収蔵は、公開情報の範囲では確認できていない |
| 保証 | メーカーの保証の対象。期間と条件は取扱店に確認する |
電球の重量の制限
ばねで腕の位置を保つ構成にあたる。ばねの張力と、シェードおよび電球の重量が釣り合うことで、任意の位置に留まる。
そのため、電球の重量は25〜60gの範囲を守る。この範囲を外れると腕の均衡が崩れる。
軽すぎると腕が上がり、重すぎると下がる。いずれも位置が保てなくなる。
LED電球に交換する場合も、重量を確かめる。口金が合っても重量が範囲外の製品がある。
選び分けの目安
- 電球を交換する場合
- 重量25〜60gの範囲を守る。口金が合っても範囲外の製品がある。
- 腕の位置が保てない場合
- 電球の重量を確かめる。軽すぎると上がり、重すぎると下がる。
- 長く使う前提の場合
- 交換時に毎回重量を確認することになる。
腕の可動と設置
腕は305mmと335mmの2本による。伸ばした際、水平方向に660mm、垂直方向に約900mmまで届く。
動かす範囲にこの空間が要る。机の上で用いる場合、周囲に物を置かない範囲を想定する。
台は直径195mm、本体は約3.0kg。腕を伸ばすと重心が移るため、台の重さで安定を保つ構成にあたる。
コードは約2,000mm。設置場所からコンセントまでの距離を確かめる。
選び分けの目安
- 机の上で用いる場合
- 水平方向に660mm届く。動かす範囲を想定する。
- 置き場所を決める場合
- 台は直径195mm。本体は約3.0kgで、台の重さが安定を保つ。
- 電源を確かめる場合
- コードは約2,000mm。コンセントまでの距離を確認する。
ライセンスを受けていない製品との違い
本製品には、ライセンスを受けていない類似の製品が流通する。
| 比較項目 | 正規品 | ライセンスを受けていない製品 |
|---|---|---|
| 製造 | アングルポイズによる | 製造元は個々に異なる |
| 電気用品の適合 | 日本の基準に適合する | 個々に確認が要る |
| 保証 | メーカーの保証の対象 | 対象外 |
| ばねの仕様 | 公表される仕様による | 公表されない場合がある |
| 部品の供給 | 取扱店を通じて相談できる | 個々に異なる |
電気を用いる製品にあたるため、国内の基準への適合は確認する事項になる。またばねの仕様は腕の位置を保つ性能に関わる。
選び分けの目安
- 安全を確かめる場合
- 電気用品としての適合を確認する。正規品は日本の基準に適合する。
- 腕の動きを確かめる場合
- ばねの仕様が位置を保つ性能に関わる。実物で動かして確認する。
- 長く使う前提の場合
- 部品の供給と保証の対象かを確かめる。
同種の照明との比較
照明は光の調整の方式と可動の範囲で性格が分かれる。
| 比較項目 | タイプ75 | エクリッセ テーブルランプ | ポタンス |
|---|---|---|---|
| 可動 | 腕がばねで任意の位置に留まる | 内側の殻が回る | 腕が水平に180度動く |
| 光の調整 | 向きを変える | 殻を回して遮る | コードの調光器による |
| 設置 | 置く(台による) | 卓上または壁 | 壁に固定する |
| 電球の制約 | 重量25〜60g | 口金と電力 | 口金と電力 |
| 到達範囲 | 水平660mm/垂直約900mm | 該当しない | 張り出し1,040/2,030mm |
選び分けの目安
- 手元を照らす場合
- 腕を動かして向きを変えられる。位置を細かく決められる。
- 電球を選ぶ場合
- この製品は重量に制限がある。口金と電力のみを確かめる製品とは条件が異なる。
- 設置場所を決める場合
- 台を置いて用いる。壁への固定を要する製品とは条件が異なる。
使用感と設置条件
腕の操作
ばねで位置を保つため、手を離しても留まる。動かす際は片手で行える。
灯した状態ではシェードが熱くなる。腕を持って動かす。
色の選択
複数の色から選ぶ。塗装の仕上げと、金属の地を活かす仕上げがある。
取り扱われる色は時期によって変わる場合がある。
系列の展開
机上に置く仕様のほか、床に置く仕様や壁に取り付ける仕様がある。
仕様によって寸法と設置の条件が変わる。取扱店に確認する。
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
塗装したアルミニウムは擦れると下地が現れる。腕を持つ箇所から進みやすい。
ばねは繰り返しの操作で張力が変わる場合がある。腕の位置が保てなくなったら、電球の重量とあわせて確かめる。
可動する接合部は緩む場合がある。
電球は消耗する。交換の際は口金と重量を確かめる。
日常の手入れ
- 本体
- 電源を切り冷めてから、柔らかい布で拭く。研磨剤は塗装を削る。
- シェードの内側
- 冷めてから埃を払う。埃が付くと明るさが落ちる。
- 可動部
- 緩みを確かめる。無理に力をかけない。
- ばね
- 埃を払う。自分で調整しない。
修理と部品
電球の交換以外の修理については、取扱店を通じて相談する。ばねの調整も自分で行わない。
電気の部品を含むため、自分で分解しない。
どこで買うか
取扱店の調べ方
アングルポイズは公式サイトで製品情報を公開している。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。
色と仕様から選ぶ。取扱店によって扱う範囲が異なる。
実物を確認する
腕を動かした際に位置が保たれるかは、実物で確かめられるとよい。片手で操作できる。
到達する範囲も、実物で分かる。
中古の流通
相場は色、仕様、状態で幅があり、一定していない。
確認箇所は、腕の位置が保たれるか、ばねの状態、塗装の剥がれ、コードとプラグの状態である。電球の重量が範囲内かも確かめる。
購入前チェックリスト
- 電球の重量が25〜60gの範囲であること
- 動かす範囲の空間(水平660mm/垂直約900mm)
- 台の寸法(直径195mm)と本体の重量(約3.0kg)
- コンセントまでの距離(コード約2,000mm)
- 色と仕様の選択
- 電気用品としての適合
- ばねの調整を自分で行わないこと
- 中古の場合、腕の位置が保たれるか
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- アングルポイズは公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。
- どこで購入できますか?
- アングルポイズの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。色と仕様から選べ、取扱店によって扱う範囲が異なります。
- どんな電球を使えばよいですか?
- 日本仕様はE26口金で、電球の重量は25〜60gの範囲を守ってください。ばねの張力とシェードおよび電球の重量が釣り合うことで腕が任意の位置に留まるため、範囲を外れると均衡が崩れます。
- 腕が下がってしまうのですが
- 電球の重量をお確かめください。軽すぎると腕が上がり、重すぎると下がります。ばねも繰り返しの操作で張力が変わる場合があるため、電球の重量とあわせてご確認ください。ばねの調整は自分で行わないでください。
- LED電球に交換できますか?
- 交換できますが、重量を確かめてください。口金が合っても重量が25〜60gの範囲を外れる製品があります。
- 動かすのにどのくらいの空間が必要ですか?
- 腕は305mmと335mmの2本で、伸ばした際に水平方向へ660mm、垂直方向へ約900mmまで届きます。動かす範囲にこの空間が必要です。机の上で用いる場合、周囲に物を置かない範囲を想定してください。
- 正規品かどうかはどう見分けますか?
- 本製品にはライセンスを受けていない類似の製品が流通します。電気を用いる製品のため、日本の電気用品としての基準に適合しているかをご確認ください。またばねの仕様は腕の位置を保つ性能に関わるため、実物で動かして確認できるとよいでしょう。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 電源を切り冷めてから柔らかい布で拭いてください。研磨剤は塗装を削ります。シェードの内側は冷めてから埃を払ってください。埃が付くと明るさが落ちます。可動部の緩みも確かめ、無理に力をかけないでください。