このページについて
トイオは、アキッレ・カスティリオーニとピエル・ジャコモ・カスティリオーニが1962年に発表した床に置く照明である。フロスが製造する。支柱を伸縮させて高さを変えられる。光は上方に向く。
このページでは、高さの調節と光の向き、設置とケーブル、電球と調光、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
アキッレ・カスティリオーニの設計思想や経歴について詳しくはアキッレ・カスティリオーニ プロフィールページをご覧ください。
ピエル・ジャコモ・カスティリオーニの設計思想や経歴について詳しくはピエル・ジャコモ・カスティリオーニ プロフィールページをご覧ください。
トイオのデザインストーリーについて詳しくはトイオ紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
現行モデルはLED仕様にアップデートされた「Toio LED」である。かつてのハロゲン300W仕様から大幅な省エネルギーを実現しつつ、トイオ特有の力強い間接光を維持している。
| 正式名称 | トイオ |
|---|---|
| 製造ブランド | フロス |
| 主要素材 | 台は成形した鋼。塗装の仕上げによる。支柱は六角の断面の真鍮。めっきの仕上げ。ケーブルを通す輪と留める部材が付く |
| サイズ | 光源の部分は直径170mm。台は幅210mm。全高1,580〜1,950mm |
| 重量 | 約8.2kg |
| 高さの調節 | 支柱を伸縮させて段階なく変えられる |
| 色 | 台の塗装を複数の色から選ぶ。支柱の仕上げは共通する |
| 収蔵 | MoMA トイオ フロアランプ(1962年) 収蔵番号 459.1970 |
| 価格 | フロスは公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる。色で価格が変わる場合がある |
| 光源 | LEDの電球を用いる。電球が付属する |
| 調光 | ケーブルに付く部材で段階なく調節できる |
| ケーブルの長さ | 約2,470mm |
| 設置 | 床に置く。差込口から給電する。電気の工事を要さない |
| 付属品 | 電球が付く |
| 交換の部材 | 支柱、台、変圧の部材、調光の部材などを個別に注文できる |
高さの調節と光の向き
支柱を伸縮させて高さを変えられる。全高1,580〜1,950mmの範囲による。
段階なく調節できる。設置後に用途に応じて変えられる。
光は上方に向く。天井に反射した光が周囲に広がる。
そのため、天井の色と高さが光の広がり方に関わる。
選び分けの目安
- 光の高さを考える場合
- 1,580〜1,950mmで段階なく調節できる。
- 光の質を考える場合
- 上方に向く。天井に反射した光が広がる。
- 置き場所を決める場合
- 天井の色と高さが光の広がり方に関わる。
設置とケーブル
床に置く。差込口から給電する。電気の工事を要さない。
台は幅210mm。床を占める範囲は小さい部類にあたる。
ケーブルは支柱に沿って露出する。輪と留める部材で保持される。
ケーブルの長さは約2,470mm。差込口の位置を確かめる。
選び分けの目安
- 置き場所を決める場合
- 台は幅210mm。床を占める範囲は小さい。
- 見え方を考える場合
- ケーブルが支柱に沿って露出する。
- 差込口を確かめる場合
- ケーブルの長さ約2,470mm。位置を確かめる。
電球と調光
LEDの電球を用いる。電球が付属する。
ケーブルに付く部材で段階なく調光できる。
そのため、明るさと高さの両方を調節できる。
支柱、台、変圧の部材、調光の部材などを個別に注文できる。
選び分けの目安
- 明るさを調節したい場合
- ケーブルに付く部材で段階なく調節できる。
- 電球を確かめる場合
- 付属する。交換は取扱店に確認する。
- 長く使う前提の場合
- 部材を個別に注文できる。
同じ設計者・同種の照明との比較
床に置く照明は光の向きと設置の条件で性格が分かれる。
| 比較項目 | トイオ | Arcoフロアランプ | パレンテシ |
|---|---|---|---|
| 光の向き | 上方(天井に反射する) | 下方 | 下方。回転する |
| 設置 | 床に置く | 床に置く | 天井と床の両方に接する |
| 高さの調節 | 段階なくできる | 取扱店に確認する | 摩擦で留まる |
| 床の占有 | 台が幅210mm | 台が床を占める | 錘が直径約110mm |
| 調光 | 段階なくできる | 取扱店に確認する | 部材が付く |
選び分けの目安
- 光の質で選ぶ場合
- 上方に向く。下方を照らす照明とは異なる。
- 置き場所を確かめる場合
- 台は幅210mm。床を占める範囲が小さい。
- 高さを変えたい場合
- 段階なく調節できる。
使用感と設置条件
光の広がり方
上方に向く。天井に反射した光が周囲に広がる。
直接光が目に入りにくい。高さによって広がり方が変わる。
支柱と台
支柱は六角の断面の真鍮による。めっきの仕上げ。
台は成形した鋼で塗装の仕上げによる。約8.2kgの重量が支える。
ケーブル
支柱に沿って露出する。輪と留める部材で保持される。
調光の部材もケーブルに付く。手の届く位置を想定する。
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
めっきの支柱は湿気の多い環境で曇る。伸縮させる箇所で擦れる。
塗装した台は擦れると下地が現れる。床に接する箇所から進みやすい。
ケーブルは露出する。被覆の状態を確かめる。
伸縮の箇所は繰り返し動く。保持の具合が変わる場合がある。
日常の手入れ
- 支柱
- 柔らかい布で拭く。研磨剤は仕上げを損なう。
- 台
- 柔らかい布で拭く。床に接する箇所の擦れも確かめる。
- 伸縮の箇所
- 動きと保持の具合を定期的に確かめる。
- ケーブルと調光の部材
- 劣化を定期的に確かめる。電気に関わる箇所にあたる。
修理と部品
電球の交換は取扱店に確認する。取扱説明書もあわせて確認する。
支柱、台、変圧の部材、調光の部材などを個別に注文できる。電気に関わる箇所は業者に確認する。
どこで買うか
取扱店の調べ方
フロスは公式サイトで製品情報を公開している。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。
台の色から選ぶ。取り扱いは時期によって変わる場合がある。納期も確かめる。
実物を確認する
上方に向く光の広がり方は、実物で確かめられるとよい。
高さを調節する動作も現物で分かる。
中古の流通
製造の時期によって光源の仕様が異なる場合がある。年式を確かめる。
確認箇所は、支柱のめっきと擦れ、伸縮の箇所の保持、台の塗装、ケーブルと調光の部材である。
購入前チェックリスト
- 光が上方に向くこと(天井の色と高さが関わる)
- 高さの調節(1,580〜1,950mmで段階なく)
- 置き場所(台は幅210mm)と差込口の位置
- ケーブルが支柱に沿って露出すること
- ケーブルの長さ約2,470mm
- 調光の部材の位置(手の届く位置)
- 部材を個別に注文できること
- 台の色の選択
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- フロスは公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。色で価格が変わる場合があります。
- どこで購入できますか?
- フロスの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
- 高さは変えられますか?
- 支柱を伸縮させて1,580〜1,950mmの範囲で段階なく調節できます。設置後に用途に応じて変えられます。
- どのような光ですか?
- 上方に向き、天井に反射した光が周囲に広がります。直接光が目に入りにくく、天井の色と高さが光の広がり方に関わります。
- 設置に工事は必要ですか?
- 床に置き差込口から給電するため電気の工事を要しません。台は幅210mmで床を占める範囲は小さい部類にあたります。
- 明るさは調節できますか?
- ケーブルに付く部材で段階なく調節できます。手の届く位置を想定してください。
- 収蔵されている美術館はありますか?
- ニューヨーク近代美術館が収蔵しています(トイオ フロアランプ、1962年、収蔵番号459.1970)。
- 部品は交換できますか?
- 支柱、台、変圧の部材、調光の部材などを個別に注文できます。電気に関わる箇所は業者にご確認ください。