このページについて

ティツィオは、リチャード・サッパーが1972年に発表した卓上の照明である。アルテミデが製造する。錘で釣り合わせた腕を片手で動かせる。腕自体が電気を伝え、配線が露出しない。

このページでは、腕の機構と操作、寸法と設置、光源の仕様、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

ティツィオはアルテミデが製造する。錘で釣り合わせた腕を片手で動かせる。以下に仕様を記す。

正式名称 ティツィオ
製造ブランド アルテミデ
主要素材 腕と頭部は塗装したアルミニウム。錘は亜鉛合金。台は樹脂による
構造 錘で釣り合わせる。2本の平行な腕を片手で動かせ、任意の位置で静止する。腕自体が電気を伝えるため配線が露出しない。接合部は押し込む方式による
複数の色から選ぶ。取り扱いは取扱店に確認する
価格 アルテミデは公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる。型と色で価格が変わる
収蔵 MoMA ティツィオ テーブルランプ(1971年) 収蔵番号 198.1973。メトロポリタン美術館 ティツィオ テーブルランプ(1972年) 収蔵番号 1988.236.10
収蔵先 ニューヨーク近代美術館(収蔵番号198.1973)、メトロポリタン美術館(収蔵番号1988.236.10)

腕の機構と操作

錘で釣り合わせる。2本の平行な腕を片手で動かせ、任意の位置で静止する。

そのため、作業に応じて光の位置を変えられる。設置後に何度でも調節する。

腕自体が電気を伝える。配線が露出しない。

接合部は押し込む方式による。倒れた際に外れる。

選び分けの目安

光の位置を変えたい場合
片手で動かせ任意の位置で静止する。実物で確かめられるとよい。
見え方で選ぶ場合
配線が露出しない。腕自体が電気を伝える。
長く使う前提の場合
可動する箇所にあたる。釣り合いの具合を確かめる。

寸法と設置

腕を伸ばすと広い範囲に届く。動かす範囲を想定して置き場所を決める。

台は小さい部類にあたる。机の上を占める範囲は限られる。

いっぽうで腕が机の上に張り出す。他のものとの干渉を確かめる。

差込口から給電する。ケーブルの長さと位置を確かめる。

選び分けの目安

置き場所を決める場合
台は小さいが腕が張り出す。動かす範囲を想定する。
机と組み合わせる場合
他のものとの干渉を確かめる。
差込口を確かめる場合
ケーブルの長さと位置を確かめる。

光源の仕様

現行の型はLEDを内蔵する。かつては電球を用いる型もあった。

そのため、中古では光源の仕様が異なる場合がある。年式を確かめる。

台の内部で電圧を下げる。腕を通じて頭部に届く。

調光の可否は型によって異なる。取扱店に確認する。

選び分けの目安

光源を確かめる場合
現行の型はLEDを内蔵する。交換は取扱店に確認する。
調光したい場合
型によって異なる。取扱店に確認する。
中古を検討する場合
光源の仕様が年式によって異なる。

同種の卓上照明との比較

卓上の照明は光の位置を変えられるかで性格が分かれる。

比較項目 ティツィオ タッチア アトーロ
光の位置 腕を動かして変える 固定される 固定される
光の向き 頭部を向けて変える 反射の部材を傾ける 下方と内側の反射
配線 露出しない ケーブルが出る ケーブルが出る
光源 LEDを内蔵 LEDを内蔵 電球(別売)
台の占有 小さい(腕が張り出す) 直径190mmまたは142mm 直径250〜500mm

選び分けの目安

光の位置を変えたい場合
腕を動かして変えられる。固定される照明とは異なる。
置き場所を確かめる場合
台は小さいが腕が張り出す。
見え方で選ぶ場合
配線が露出しない。ケーブルが出る照明とは異なる。

使用感と設置条件

操作

片手で動かせる。任意の位置で静止する。

錘の釣り合いによる。強い力を加えない。

頭部

向きを変えられる。光を絞って手元に届ける。

内部に反射の面がある。埃が溜まる場合がある。

樹脂による。内部で電圧を下げる。

机の上を占める範囲は限られる。安定を確かめる。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

塗装した腕は擦れると下地が現れる。動かす箇所で生じやすい。

接合部は繰り返し動く。釣り合いの具合が変わる場合がある。

頭部の内部には埃が溜まる。光の反射に関わる。

ケーブルと台の内部の部材は経年で劣化する。電気に関わる箇所にあたる。

日常の手入れ

腕と頭部
柔らかい布で拭く。研磨剤は塗装を削る。
頭部の内部
埃が溜まる。光の反射に関わる。
接合部
釣り合いの具合を定期的に確かめる。可動する箇所にあたる。
ケーブルと台
劣化を定期的に確かめる。電気に関わる箇所にあたる。

修理と部品

腕や台の部材については、取扱店を通じて相談する。

LEDを内蔵するため、光源の交換も取扱店に確認する。電気に関わる箇所は業者に確認する。

どこで買うか

取扱店の調べ方

アルテミデは公式サイトで製品情報を公開している。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。

型と色から選ぶ。取り扱いは時期によって変わる場合がある。納期も確かめる。

実物を確認する

腕を動かす操作は、実物で確かめられるとよい。

光の絞り方も現物で分かる。

中古の流通

製造の時期によって光源の仕様が異なる。年式を確かめる。

確認箇所は、腕の塗装と擦れ、接合部の釣り合い、頭部の内部の汚れ、ケーブルと台である。

購入前チェックリスト

  • 腕を片手で動かせること(任意の位置で静止する)
  • 置き場所(台は小さいが腕が張り出す)
  • 机の上の他のものとの干渉
  • 配線が露出しないこと
  • 現行の型はLEDを内蔵すること
  • 調光の可否(型によって異なる)
  • 接合部の定期的な確認
  • 差込口の位置とケーブルの長さ

よくある質問

価格はどのくらいですか?
アルテミデは公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。型と色で価格が変わります。
どこで購入できますか?
アルテミデの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
光の位置は変えられますか?
錘で釣り合わせた2本の平行な腕を片手で動かせ、任意の位置で静止します。作業に応じて光の位置を変えられます。
配線は見えますか?
腕自体が電気を伝えるため配線は露出しません。台の内部で電圧を下げ、腕を通じて頭部に届きます。
設置で気をつけることはありますか?
台は小さい部類ですが腕が机の上に張り出します。動かす範囲を想定し、他のものとの干渉をお確かめください。差込口の位置とケーブルの長さもご確認ください。
光源は何ですか?
現行の型はLEDを内蔵します。かつては電球を用いる型もあったため、中古では年式によって仕様が異なります。
明るさは調節できますか?
調光の可否は型によって異なります。取扱店にご確認ください。
収蔵されている美術館はありますか?
ニューヨーク近代美術館(1971年、収蔵番号198.1973)とメトロポリタン美術館(1972年、1988.236.10)が収蔵しています。