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タッチアは、アキッレ・カスティリオーニとピエル・ジャコモ・カスティリオーニが1962年に発表した卓上の照明である。フロスが製造する。3つの部材が重力と摩擦で載る構成による。2つの寸法がある。

このページでは、3つの部材の構成、2つの寸法と光源、ライセンスを受けていない製品との違い、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

タッチアはフロスが製造する。3つの部材が重力と摩擦で載る構成による。以下に仕様を記す。

正式名称 タッチア
製造ブランド フロス
収蔵 メトロポリタン美術館 タッチア ランプ(1962年) 収蔵番号 1987.18a–c
構成 台、光を拡げる部材、反射の部材の3つによる。重力と摩擦で載る。固定しない
溝の付いたアルミニウムの円柱。放熱を兼ねる
光を拡げる部材 吹きガラスと樹脂の2種から選ぶ
反射の部材 塗装したアルミニウム。内側は艶消しの白による。傾けて向きを変えられる
光源 LEDを内蔵する。調光の部材がケーブルに付く
複数の仕上げから選ぶ。寸法によって選べる範囲が異なる
価格 フロスは公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる。寸法と仕上げで価格が変わる

2つの寸法と光源

2つの寸法がある。標準の型と小さい型による。

比較項目 標準の型 小さい型
高さ 645mm 485mm
反射の部材の直径 495mm 373mm
台の寸法 直径190 × 高さ260mm 直径142 × 高さ198mm
ケーブルの長さ 2,200mm 1,900mm

直径が495mmと373mmで122mm異なる。置き場所の広さに関わる。

いずれも調光の部材がケーブルに付く。明るさを調節できる。

選び分けの目安

置き場所から決める場合
反射の部材の直径が122mm異なる。設置面の広さを確かめる。
光の広がりを考える場合
反射の部材の大きさが変わる。実物で確かめられるとよい。
差込口の位置を確かめる場合
ケーブルの長さが300mm異なる。

3つの部材の構成

台、光を拡げる部材、反射の部材の3つによる。重力と摩擦で載る。固定しない。

そのため、反射の部材を傾けて光の向きを変えられる。

いっぽうで固定されないため、動かす際は部材ごとに扱うことになる。

台は溝の付いたアルミニウムの円柱による。放熱を兼ねる。

選び分けの目安

光の向きを考える場合
反射の部材を傾けられる。実物で確かめられるとよい。
移動を考える場合
固定されない。部材ごとに扱うことになる。
置き場所を確かめる場合
載せるだけの構成にあたる。水平な面を選ぶ。

光を拡げる部材の2種

光を拡げる部材は吹きガラスと樹脂の2種から選ぶ。

比較項目 吹きガラス 樹脂
重量 重い 軽い
取り扱い 割れる場合がある 傷が付く場合がある
見え方 手作業による個体差が生じる 均一な面になる

吹きガラスは手作業による。個体ごとに厚みと表情が異なる場合がある。

いずれも固定されない。取り扱いに注意する。

選び分けの目安

取り扱いを考える場合
吹きガラスは割れる場合がある。樹脂は傷が付く。
見え方で選ぶ場合
吹きガラスには個体差が生じる。樹脂は均一にあたる。
移動の頻度を考える場合
樹脂は軽い。動かす場合に関わる。

ライセンスを受けていない製品との違い

本製品には、ライセンスを受けていない類似の製品が流通する。

比較項目 正規品 ライセンスを受けていない製品
製造 フロスによる 製造元は個々に異なる
溝の付いたアルミニウム。放熱を兼ねる 公表されない場合がある
光を拡げる部材 吹きガラスと樹脂の2種から選ぶ 個々に確認が要る
光源 LEDを内蔵する。調光の部材が付く 個々に確認が要る
部品の供給 取扱店を通じて相談できる 個々に異なる

台が放熱を兼ねる構成のため、台の仕様は光源の温度に関わる。確認する事項になる。

電気に関わる製品にあたる。日本国内で用いる場合、電気用品の基準に適合するかを取扱店に確認する。

選び分けの目安

放熱を確かめる場合
台の仕様が関わる。溝の付いた構成にあたる。
安全を確かめる場合
電気用品の基準に適合するかを取扱店に確認する。
長く使う前提の場合
部品の供給を確かめる。光を拡げる部材も含まれる。

同じ設計者・同種の照明との比較

照明は設置の方法と光の向きで性格が分かれる。

比較項目 タッチア パレンテシ Arcoフロアランプ
設置 卓上に置く 天井と床の両方に接する 床に置く
光の向き 反射の部材を傾けて変える 下方。回転する 下方
部材の固定 固定しない(重力と摩擦) 摩擦で高さが留まる 取扱店に確認する
電気の工事 要さない 要さない 要さない
置き場所 卓上の面 床に錘を置く 台が床を占める

選び分けの目安

設置を考える場合
卓上に置く。床や天井を用いる照明とは条件が異なる。
光の向きを変えたい場合
反射の部材を傾けられる。
取り扱いを考える場合
部材が固定されない。動かす際は部材ごとに扱う。

使用感と設置条件

光の向き

反射の部材の内側は艶消しの白による。光を上方に返す。

傾けて向きを変えられる。調光の部材で明るさも調節できる。

設置面

台の直径は190mmまたは142mm。卓上に置く。

載せるだけの構成にあたる。水平な面を選ぶ。

ケーブル

長さは2,200mmまたは1,900mm。差込口の位置を確かめる。

調光の部材がケーブルに付く。手の届く位置を想定する。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

アルミニウムの台は擦れると仕上げが損なわれる。溝の箇所に埃が溜まる。

吹きガラスは割れる場合がある。取り扱いに注意する。

樹脂の部材は傷が付く。日光で色が変わる場合もある。

ケーブルと調光の部材は経年で劣化する。定期的に確かめる。

日常の手入れ

柔らかい布で拭く。溝の箇所の埃も払う。
光を拡げる部材
柔らかい布で拭く。固定されないため取り扱いに注意する。
反射の部材
内側にも埃が溜まる。光の反射に関わる。
ケーブルと調光の部材
劣化を定期的に確かめる。電気に関わる箇所にあたる。

修理と部品

光を拡げる部材の交換については、取扱店を通じて相談する。

LEDを内蔵するため、光源の交換も取扱店に確認する。電気に関わる箇所は業者に確認する。

どこで買うか

取扱店の調べ方

フロスは公式サイトで製品情報を公開している。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。

寸法、仕上げ、光を拡げる部材の素材から選ぶ。取り扱いは時期によって変わる場合がある。

実物を確認する

点灯した状態での光の広がり方は、実物で確かめられるとよい。

吹きガラスと樹脂の見え方の違いも現物で分かる。

中古の流通

製造の時期によって光源の仕様が異なる場合がある。年式を確かめる。

確認箇所は、台の仕上げと溝の汚れ、光を拡げる部材の欠けと傷、ケーブルと調光の部材である。

購入前チェックリスト

  • 3つの部材が固定されないこと
  • 寸法の選択(高さ645mm/485mm)
  • 設置面の広さ(反射の部材の直径495mm/373mm)
  • 光を拡げる部材の素材(吹きガラス/樹脂)
  • ケーブルの長さ(2,200mm/1,900mm)と差込口の位置
  • 調光の部材の位置
  • 台が放熱を兼ねること
  • LEDを内蔵し光源の交換は取扱店に確認すること

よくある質問

価格はどのくらいですか?
フロスは公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。寸法と仕上げで価格が変わります。
どこで購入できますか?
フロスの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
どのような構造ですか?
台、光を拡げる部材、反射の部材の3つが重力と摩擦で載る構成で、固定されません。反射の部材を傾けて光の向きを変えられますが、動かす際は部材ごとに扱うことになります。
2つの寸法の違いを教えてください。
標準の型は高さ645mm、反射の部材の直径495mm、小さい型は高さ485mm、直径373mmです。直径が122mm異なるため、設置面の広さをお確かめください。
光を拡げる部材は選べますか?
吹きガラスと樹脂の2種から選べます。吹きガラスは手作業によるため個体ごとに厚みと表情が異なる場合があり、樹脂は均一な面になります。
収蔵されている美術館はありますか?
メトロポリタン美術館が収蔵しています(タッチア ランプ、1962年、収蔵番号1987.18a–c)。
明るさは調節できますか?
調光の部材がケーブルに付きます。手の届く位置を想定してください。
手入れはどうすればよいですか?
台は柔らかい布で拭き、溝の箇所の埃も払ってください。光を拡げる部材は固定されないため取り扱いにご注意ください。反射の部材は内側にも埃が溜まり光の反射に関わります。