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モデル2097 は、ジーノ・サルファッティが1958年に設計しフロスが製造する照明である。中心の軸から真鍮の腕を放射状に伸ばし、先端に電球を取り付ける。灯数の異なる3つの仕様がある。

このページでは、灯数による違い、電球の扱い、正規品の識別、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

モデル2097は、灯数の異なる3つのサイズ(18灯・30灯・50灯)で展開されており、それぞれの空間規模や用途に応じた選択が可能である。いずれのモデルも白熱球仕様とLED仕様が用意されている。

正式名称 モデル2097。灯数の異なる3つの仕様がある
製造ブランド フロス
製造国 イタリア
主要素材 本体はスチール、腕は真鍮による。天井の部品はスチール
サイズ(2097/18) 直径690 × 高さ510mm(18灯)
サイズ(2097/30) 直径880 × 高さ720mm(30灯)
サイズ(2097/50) 直径1,000 × 高さ880mm(50灯)
重量 18灯 約3.4kg、30灯 約5.8kg、50灯 約9.2kg
カラーバリエーション 4種の仕上げから選ぶ
収蔵 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない。同じ設計者の他の照明では、MoMA と V&A が複数点を収蔵している
価格 フロスは公式サイトで価格を公表していない(2026年8月19日確認)。正規取扱店への問い合わせによる。灯数、仕上げ、光源の方式で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受ける
付属品 電球(灯数分)、吊り下げのケーブル、天井の取り付け金具
光源 E14口金。白熱電球の仕様と、専用のLED電球の仕様から選ぶ。いずれも灯数分が付属する
調光 対応する。LEDの仕様も調光できる
取付方法 天井に直接取り付ける方式(電気工事を要する)と、ケーブルで吊り下げる方式がある
ケーブル長 約2,800mm。吊り下げる長さは最大約3,300mm

正規品とライセンスを受けていない製品の違い

権利者のライセンスを受けていない同型の製品が流通している。公表されている情報から確認できる差を整理する。仕様が公表されていない項目は「公表なし」と記し、推測では埋めていない。

公表されている仕様

フロスは、本体がスチールで腕が真鍮であること、灯数ごとの寸法と重量、選べる仕上げと光源の方式、イタリアでの製造を公表している。

ライセンスを受けていない製品では、これらの仕様が公表されていない場合が多い。腕の本数と長さの違い、中心の軸への取り付け方は外から確認できる箇所にあたる。重量も、灯数ごとの公表値と照らせる。

比較項目 正規品(フロス) ライセンスを受けていない製品
本体 スチール(公表) 公表なし
真鍮(公表) 公表なし
重量 灯数ごとに公表 公表なし
製造国 イタリア(公表) 公表なし
メーカー保証 対象 対象外

3つの灯数

18灯、30灯、50灯の3つの仕様がある。灯数によって寸法と重量が変わる。

灯数 直径 × 高さ 重量
18灯 690 × 510mm 約3.4kg
30灯 880 × 720mm 約5.8kg
50灯 1,000 × 880mm 約9.2kg

灯数の分だけ電球を要する。交換の手間も灯数に応じる。

選び分けの目安

設置場所の広さで選ぶ場合
直径は690mmから1,000mmまで。50灯の仕様は吊り下げる照明としては大きい部類にあたる。
電球の交換を考える場合
灯数の分だけ電球を要する。50灯の仕様では、交換の手間もそれに応じる。
取り付け部の耐荷重を確かめる場合
重量は約3.4kgから約9.2kgまで。灯数によって約3倍の差がある。

電球の扱い

E14口金。白熱電球の仕様と、専用のLED電球の仕様から選ぶ。いずれも灯数分が付属する。

白熱電球の仕様では熱が生じる。灯数が多いほど、全体の発熱も増える。

LEDの仕様では発熱が抑えられる。ただし専用の電球を用いるため、交換の際は取扱店に確認する。

電球が露出する構成のため、点灯した状態では光源が直接見える。眩しさを抑える構成ではない。

選び分けの目安

発熱を抑えたい場合
LEDの仕様が該当する。灯数が多い仕様では、この差が大きくなる。
電球の入手を考える場合
LEDの仕様は専用の電球による。交換の際は取扱店に確認する。
眩しさを避けたい場合
電球が露出する構成にあたる。目線に入る位置では、点灯した状態を確かめる。

類似商品・競合との比較

吊り下げる照明は、光源の隠し方と灯数で扱いが変わる。

比較項目 モデル2097 PH 3½-3 ペンダント パテラ
光源 露出する(18〜50灯) 3枚のシェードが覆う 板が覆う
光源の見え方 直接見える どの角度からも見えない 板の隙間から漏れる
直径 690〜1,000mm 約330mm 300〜900mm
重量 約3.4〜9.2kg 約1.3〜2.2kg 約2.0〜11.5kg
電球の数 灯数分 1個 1個

選び分けの目安

光源を隠したい場合
この製品は電球が露出する。シェードが覆う方式とは、眩しさの感じ方が異なる。
電球の交換の手間を考える場合
灯数分の電球を要する。1個の製品とは手間が大きく異なる。
大きい寸法を求める場合
直径690mmから1,000mmまで。吊り下げる照明としては大きい部類にあたる。

使用感と設置条件

取り付け

天井に直接取り付ける方式(電気工事を要する)と、ケーブルで吊り下げる方式がある。

ケーブルの長さは約2,800mm、吊り下げる長さは最大約3,300mm。天井の高い場所にも対応する。

重量は灯数によって約3.4kgから約9.2kg。取り付け部の耐荷重を確認する。

設置に要する寸法

直径690mmから1,000mm。食卓の上に吊るす場合、テーブルの幅に対して大きすぎないかを確かめる。

腕が放射状に伸びる構成のため、周囲に物があると干渉する。

光の出方

電球が露出し、放射状に配される。全方向へ光が出る。

調光に対応する。LEDの仕様も調光できる。調光器は別に用意する。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

真鍮の腕は仕上げによって変化が異なる。めっきの仕上げでは擦れに弱く、無塗装に近い仕上げでは空気に触れて色が濃くなる。

塗装の仕上げは擦れると下地が現れる。

腕は細く、力がかかると曲がる。掃除の際に注意する。

電球と腕に埃が付く。灯数が多いため、手入れの箇所も多い。

日常の手入れ

乾いた柔らかい布で拭く。細いため、力をかけない。研磨剤は仕上げを損なう。
電球
電源を切り冷めてから、柔らかい布で拭く。灯数が多いため、時間を要する。
本体
乾いた布で拭く。腕の付け根に埃が溜まる。
電球の交換
電源を切り、本体が冷めてから行う。腕に力をかけないよう注意する。

部品の交換

腕が曲がった場合や破損した場合、交換の可否を取扱店に確認する。LEDの仕様では、専用の電球の入手についてもあわせて確認する。

どこで買うか

取扱店の調べ方

フロスは公式サイトで製品情報を公開している。同社は価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによる。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。

注文の際に決める項目は、灯数(3種)、仕上げ(4種)、光源の方式、取り付けの方式である。天井に直接取り付ける方式を選ぶ場合、電気工事の手配もあわせて相談する。

実物を確認する

電球が露出する構成のため、点灯した状態での見え方を確かめられるとよい。目線に入る位置では、眩しさも確認する。

直径が設置場所に対してどの程度を占めるかも、実測しておく。

中古の流通

相場は灯数、仕上げ、状態で幅があり、一定していない。

確認箇所は、腕の曲がりと本数、仕上げの状態、電球が揃っているか、ケーブルと取り付けの部品が揃っているかである。腕が細いため、曲がりが生じている個体もある。

購入前チェックリスト

  • 灯数(18/30/50。寸法と重量が変わる)
  • 設置場所の寸法(直径690〜1,000mm)
  • 取り付けの方式(天井に直接/ケーブル)
  • 取り付け部の耐荷重(約3.4〜9.2kg)
  • 光源の方式(白熱電球/専用のLED電球)
  • 電球が露出すること(目線に入る位置での眩しさ)
  • 電球の交換の手間(灯数分)
  • 中古の場合、腕の曲がりと本数

よくある質問

価格はどのくらいですか?
フロスは公式サイトで価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによります(2026年8月19日確認)。灯数、仕上げ、光源の方式で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受けます。
どこで購入できますか?
フロスの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
灯数はどう選べばよいですか?
18灯(直径690×高さ510mm、約3.4kg)、30灯(880×720mm、約5.8kg)、50灯(1,000×880mm、約9.2kg)の3種です。灯数の分だけ電球を要し、交換の手間も灯数に応じます。取り付け部の耐荷重も灯数によって約3倍の差があります。
眩しくありませんか?
電球が露出する構成のため、点灯した状態では光源が直接見えます。眩しさを抑える構成ではありません。目線に入る位置では、点灯した状態をお確かめください。
電球は付属しますか?
灯数分が付属します。E14口金で、白熱電球の仕様と専用のLED電球の仕様から選べます。白熱電球の仕様では熱が生じ、灯数が多いほど全体の発熱も増えます。LEDの仕様は発熱が抑えられますが専用の電球を用いるため、交換の際は取扱店にご確認ください。
取り付けに工事は必要ですか?
方式によります。天井に直接取り付ける方式は電気工事を要し、ケーブルで吊り下げる方式もあります。ケーブルの長さは約2,800mm、吊り下げる長さは最大約3,300mmです。
設置に必要な寸法を教えてください。
直径690mmから1,000mmです。腕が放射状に伸びる構成のため、周囲に物があると干渉します。食卓の上に吊るす場合、テーブルの幅に対して大きすぎないかをご確認ください。
手入れはどうすればよいですか?
腕は乾いた柔らかい布で拭きます。細いため力をかけないでください。曲がる場合があります。電球は電源を切り冷めてから柔らかい布で拭きますが、灯数が多いため時間を要します。腕の付け根にも埃が溜まります。