このページについて

コステスは、フィリップ・スタルクがパリのカフェ・コステスのために設計し、ドリアデが製造する椅子である。曲げた合板のシェルが背から肘まで円筒状に回り込み、脚は前に2本、後ろの中央に1本の3本である。

このページでは、3本脚がもたらす使い方の条件、仕様、同種の椅子との比較、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

仕上げの選択肢は時期によって変わっているため、注文時の組み合わせはドリアデの取扱店で確かめる。

正式名称 Costes
フレーム 鋼管
シェル 曲げた合板。内側にポリウレタンフォームを入れる
座面 ポリウレタンフォームに革を張った固定式
脚 3本(前に2本、後ろの中央に1本)
使用環境 屋内用

類似商品・競合との比較

脚の本数は、床との接し方と安定の性質を決める。

比較項目 コステス ナガサキチェア CH24 ウィッシュボーンチェア
脚の本数 3本(前2・後ろ1) 3本 4本
座面 フォームに革を張る(固定式) 穴を開けた鋼板 ペーパーコードを編む

使用感と設置条件

3本脚の性質

3点で床に接するため、床に多少の凹凸があってもがたつかない。そのかわり後ろの脚が中央の1本なので、背にもたれたまま斜め後ろへ体重を移すと傾きやすい。

脚はいずれも外へ開いているため、床に接する範囲は座面より広い。

背もたれと肘

背もたれは円筒状に曲がり、そのまま肘を置く高さまで回り込む。身体の側面まで覆われるので、座ったまま大きく身体をひねる動作はしにくい。テーブルに寄せる場合は、肘の部分が天板の下に収まるかを確かめる。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

シェルの表面は薄い突板なので、深い傷では下地の合板が出る。座面の革は使ううちに色と艶が変わる。鋼管の脚は床に近く、掃除機やほかの椅子が当たって塗装が擦れやすい。

日常の手入れ

シェル
乾いた柔らかい布で拭き、水分を残さない。
座面の革
乾いた布で埃を払う。
脚
乾いた布で拭き、脚裏の保護材の状態を時々確かめる。

どこで買うか

取扱店の調べ方

ドリアデの取扱店で注文する。注文時に決めるのは、シェルの仕上げ(突板の樹種など)、フレームの色、座面の革の色である。選べる組み合わせと価格、納期は取扱店に確認する。

中古の流通

確認する箇所は、シェルの突板の剥がれと曲げた部分の割れ、座面の革のひび割れ、脚の塗装の擦れ、シェルと脚の接合部の緩み、脚裏の保護材の有無である。座面の革は固定式なので、傷みがある個体は直し方と費用を先に確かめておく。

購入前チェックリスト

  • シェル・フレーム・座面の革の組み合わせ
  • テーブルに寄せる場合、肘の部分が天板の下に収まるか
  • 後ろの脚が中央の1本であること
  • 座面の革が固定式であること
  • 屋内用であること
  • 中古の場合、突板の剥がれと接合部の緩み

よくある質問

価格はどのくらいですか?
仕上げの組み合わせによって変わるため、ドリアデの取扱店にお問い合わせください。
どこで購入できますか?
ドリアデの取扱店で注文できます。選べる仕上げの組み合わせと納期も取扱店でご確認ください。
3本脚で安定しますか?
3点で床に接するため、床に多少の凹凸があってもがたつきません。ただし後ろの脚が中央の1本なので、背にもたれたまま斜め後ろへ体重を移すと傾きやすくなります。
座り心地はどうですか?
背もたれが円筒状に曲がり、肘を置く高さまで回り込むため、身体の側面まで覆われます。座ったまま大きく身体をひねる動作はしにくくなります。
座面の革は張り替えられますか?
座面はフォームに革を張った固定式です。傷んだ場合の対処は取扱店にご確認ください。
屋外で使えますか?
屋内用の製品です。シェルは合板に突板を貼った構造のため、水分を残さないようにしてください。