ブランド情報

創業
1968年 イタリア
創業者
Enrico Astori、Antonia Astori、Adelaide Acerbi
事業内容
家具・照明・食卓用品の企画、製造および販売
親会社・グループ
Kettal(2026年〜)
公式サイト
www.driade.com

本社・所有・生産・日本での取扱いなどは 2026年10月21日に確認

Driade(ドリアデ)

Driadeは、イタリア・ピアチェンツァ県カオルソに拠点を置く家具ブランドである。1968年、Enrico Astori、建築家である妹のAntonia Astori、Enricoの妻Adelaide Acerbiの三名が設立した。名称はギリシャ神話で樹木に宿る精霊に由来する。単一の様式に絞らず、国と世代の異なる設計者を並行して起用する構成を採り、住宅から庭、商業空間までを対象とする製品群を扱ってきた。

事業と製造の実体

扱う工法は幅が広い。コステスチェアは曲げ加工した合板の殻と三本の脚を組み合わせる構成で、木材の成形が形を決める。一方、ロリー・ポリーは回転成形によるポリエチレン製である。

沿革

設立

1968年、Driadeはピアチェンツァ近郊のフォッサデッロで設立された。創業者三名の役割は分かれており、Enrico Astoriが経営を、建築家のAntonia Astoriが設計と空間の構成を、Adelaide Acerbiが広報を担っている。

国際的な展開

1984年、Philippe Starckがパリのカフェ・コステスのために設計した椅子を製品化し、同氏との協働が始まった。以後、DriadeはOscar Tusquets、Ron Arad、David Chipperfieldらヨーロッパの設計者に加え、伊東豊雄、妹島和世、吉岡徳仁、深澤直人ら日本の建築家・設計者とも協働した。

2002年には吉岡徳仁による回転成形のポリエチレン製の系列Tokyo-Popが発表されている。

資本の移動

2013年、DriadeはItalianCreationGroupの傘下に入った。近年はKonstantin Grcic、Faye Toogood、Ludovica & Roberto Palombaらとの協働による製品が発表されている。

2024年10月、Driadeは照明企業Nemo Groupに取得された。同グループはFederico Palazzariが保有し、Nemo Lighting、ILTI Luce、Reggiani、FontanaArteを傘下に持つ。2026年1月、スペインの家具メーカーケタルがDriadeの株式の過半を取得し、Nemo Groupは少数株主として残った。

デザイナーとの協働

Driadeは外部の設計者との協働によって製品を開発する。

創業初期の協働相手にはEnzo Mari、Nanda Vigo、Giotto Stoppinoがいる。1980年代以降はAlessandro Mendini、Philippe Starck、Ron Arad、Konstantin Grcic、Faye Toogood、吉岡徳仁、深澤直人らが加わった。

主な製品群

Philippe Starckのコステスチェア(1984年)は、三本の傾いた脚と、背から肘へ連続する曲げ木の殻を組み合わせる。

Faye Toogoodのロリー・ポリーは、2014年にガラス繊維の少量生産で発表された肘掛け椅子を、2018年に回転成形のポリエチレンで量産化した製品にあたる。太い脚と椀状の座面を継ぎ目なく成形し、屋内外の双方で使用できる。

このほか、卓、ソファ、収納、照明、食卓用品を扱う。

Reference

Driade - 公式サイト
https://www.driade.com
Wikidata - Driade
https://www.wikidata.org/wiki/Q124332928