毎年4月にミラノで開催される国際家具見本市の通称。1961年に始まり、家具・インテリア分野では世界最大の規模をもつ。

ミラノサローネ

ミラノサローネとは、毎年4月にイタリアのミラノで開催される国際家具見本市の通称のこと。正式な名称は Salone del Mobile.Milano で、日本語ではミラノ国際家具見本市と訳される。

解説

始まりは1961年で、イタリア製の家具とインテリア用品の輸出を促すことを目的として開かれた。第二次世界大戦後の復興のなかで、イタリアの家具産業が販路を国外へ広げようとした動きがその背景にある。1967年に海外へ門戸を開いたのを機に国際見本市としての性格を強め、以後は規模を拡大し続けた。会場はミラノ近郊のロー市にあるフィエラ・ミラノで、会期中の来場者は30万人を超える。

会期中は複数の見本市が同時に開かれる。中核となる家具の見本市に加え、インテリア小物の見本市とオフィス関連のワークプレイス3.0が毎年、照明のエウロルーチェが奇数年、キッチンのエウロクチーナとサローネバーニョが偶数年に開催される。分野ごとの見本市が設けられたのは1970年代からで、エウロクチーナが1974年、エウロルーチェが1976年に始まった。照明器具の新作を追う場合、奇数年に発表が集中する点は知っておく意味がある。1998年に始まったサローネサテリテは35歳以下のデザイナーを対象としており、若手が世に出る場として機能してきた。

会場の外でも、市内各所の店舗、工場跡、邸宅などを会場とした展示が同時に行われる。これらはフオリサローネと呼ばれ、見本市本体とあわせた期間全体をミラノデザインウィークと総称する。家具以外の産業からの参加が多いのはこちらの側で、自動車や家電のメーカーが展示を行うこともある。

基本情報

正式名称 Salone del Mobile.Milano
初回 1961年。1967年から国際見本市としての性格を強める
会期 毎年4月
会場 フィエラ・ミラノ(ミラノ近郊のロー市)
併催 毎年: インテリア小物、ワークプレイス3.0/奇数年: エウロルーチェ/偶数年: エウロクチーナ、サローネバーニョ

語として使うときの注意

家具ブランドの新作発表はこの時期に集中する。そのため製品の発表年は、開発が完了した年ではなく、直近のサローネが開かれた年として記録されることが多い。年代を扱う際に留意しておきたい点である。

なお、ミラノで開かれるデザイン関連の催しとしてミラノ・トリエンナーレがあるが、こちらは1923年に始まった国際博覧会であり、商取引を目的とする見本市であるサローネとは性格が異なる。

Reference

About us(Salone del Mobile.Milano)
https://www.salonemilano.it/en/about-us
60 years of the Salone del Mobile.Milano for those who were not there(Salone del Mobile.Milano)
https://www.salonemilano.it/en/articles/60-years-salone-del-mobilemilano-those-who-were-not-there
ミラノ・サローネ(artscape)
https://artscape.jp/artword/6827/

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