このページについて

モダンは、ピエロ・リッソーニらが1996年に発表した収納である。ポッロが製造する。400mm四方を基本の単位とし、蝶番やねじを外から見せない設計をとる。設置の形態を4種から選ぶ。

このページでは、400mm四方の単位、金物を見せない構成、設置形態の選択、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・素材・システム構成

Porro Modernは、構成要素の組み合わせで形が決まるモジュラーシステムであり、単一の「完成品」として売られる家具とは性格が異なる。以下にシステム全体の仕様と、選択できる要素をまとめる。

製品名 モダン
製造ブランド ポッロ
基本モジュール 400 × 400mmの正方形
構造の特徴 蝶番、ねじ、レールを外から見せない設計。扉を閉じた状態では一枚の板として見える
天然木仕上げ 複数の樹種から選ぶ
ラッカー仕上げ つや消しと光沢がある。複数の色から選ぶ
その他素材 ガラス、スチール、化粧板から選ぶ
設置形態 壁に取り付ける仕様、床に置く仕様、自立する仕様、壁のパネルに取り付ける仕様の4種
構成要素 扉の付く箱、扉のない棚、サイドボード、テレビを置く板、ベンチ、机、ガラス扉の付く箱などを組み合わせる
拡張性 同じ製造元の書棚の系列と組み合わせられる
収蔵 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない
価格 ポッロは価格を公表していない(2026年8月19日確認)。正規取扱店への問い合わせによる。構成、素材、寸法で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受ける
納期 受注生産。納期は取扱店に確認する

400mm四方の単位

400mm四方を基本の単位とし、これを組み合わせて構成する。

そのため、全体の寸法は400mmの倍数に近い値になる。設置場所の寸法をこの単位で割り、収まる構成を考えることになる。

扉の付く箱、扉のない棚、テレビを置く板、机など、複数の部材を同じ単位で組み合わせられる。

組み合わせの数が多いため、購入前に構成を固めることになる。取扱店に相談して決める。

選び分けの目安

設置場所の寸法から決める場合
400mmの単位で割り、収まる構成を考える。
用途を組み合わせたい場合
収納、テレビを置く板、机などを同じ単位で組み合わせられる。
構成を決める場合
組み合わせの数が多い。取扱店に相談して固める。

金物を見せない構成

蝶番、ねじ、レールを外から見せない設計をとる。扉を閉じた状態では、一枚の板として見える。

取手も外に出ない。扉の縁に手をかけて開ける構成にあたる。

そのため、扉の位置が外から分かりにくい。どこが開くかを実物で確かめられるとよい。

金物が隠れるため、調整も外からはできない。扉の建て付けが変わった場合、取扱店に相談する。

選び分けの目安

見え方を重視する場合
閉じた状態では一枚の板として見える。金物が現れる構成とは異なる。
使い勝手を確かめる場合
取手が外に出ない。扉の縁に手をかけて開ける。
調整を考える場合
金物が隠れるため外からは調整できない。取扱店に相談する。

4つの設置形態

設置の形態を4種から選ぶ。壁に取り付ける仕様、床に置く仕様、自立する仕様、壁のパネルに取り付ける仕様である。

形態 床との関係 確認すること
壁に取り付ける 床に接しない 壁の下地の位置と種別
床に置く 脚または台で接する 床の水平
自立する 床に接する 両面から見えること
壁のパネルに取り付ける 床に接しない パネルの取り付けと壁の下地

壁に取り付ける仕様では、壁の下地が前提になる。石膏ボードのみの壁では固定できない場合がある。

選び分けの目安

床の掃除を考える場合
壁に取り付ける仕様では床に接しない。
壁に固定できない場合
床に置く仕様と自立する仕様がある。
部屋を仕切る場合
自立する仕様が該当する。両面から見えることになる。

同種の収納との比較

壁面を構成する収納は、単位の決め方と金物の見え方で性格が分かれる。

比較項目 モダン モンタナシステム リマデシオ ゼニット
基本の単位 400mm四方 696mm四方 天井高に合わせて製作
設置形態 4種から選ぶ 4種から選ぶ 突っ張る/壁に取り付ける
金物 外から見せない 扉と引き出しによる 支柱に任意の位置で取り付ける
素材 木、塗装、ガラス、化粧板 木質の板に塗装 アルミニウムとガラス
用途の組み合わせ 机やベンチも同じ単位で加えられる 収納が中心 衣類の収納にも対応

選び分けの目安

細かく寸法を刻みたい場合
基本の単位が400mm四方。より大きい単位の製品とは刻み方が異なる。
金物を見せたくない場合
外から見えない設計にあたる。
用途を組み合わせたい場合
机やベンチも同じ単位で加えられる。

使用感と設置条件

寸法の考え方

400mm四方を基本の単位とする。組み合わせる数によって全体の寸法が決まる。

設置場所の寸法をこの単位で割り、収まる構成を考える。

素材の選択

複数の樹種の突板、塗装、ガラス、化粧板から選ぶ。

部材ごとに素材を変えられる。扉のない棚と扉の付く箱で素材を分ける構成も選べる。

壁に取り付ける場合

壁の下地の位置と種別を確かめる。石膏ボードのみの壁では固定できない場合がある。

載せられる重さは壁の状態にも左右される。取扱店に確認する。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

木の突板は日光で色が変わる。樹種によって変化の方向が異なる。

塗装の仕上げは擦れると下地が現れる。とくに光沢の仕上げでは細かい傷が目立つ。

取手が外に出ないため、扉の縁に手が触れる。この箇所から傷みが進む。

ガラスの扉は指紋が残る。透明の仕上げではとくに目立つ。

日常の手入れ

木部
乾いた柔らかい布で拭く。水分を残さない。
塗装の仕上げ
柔らかい布で拭く。研磨剤は塗装を削る。光沢の仕上げでは傷が目立つ。
扉の縁
手が触れる箇所にあたる。定期的に拭く。
ガラス
柔らかい布で拭く。指紋が残りやすい。

調整と部品

扉の建て付けが変わった場合、取扱店に相談する。金物が隠れるため、外からは調整できない。

部材の交換と追加についても、あわせて確認する。受注生産にあたるため、対応の可否と期間を確かめる。

どこで買うか

取扱店の調べ方

ポッロは公式サイトで製品情報を公開している。同社は価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによる。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。

受注生産にあたる。構成と素材を決めてから製作される。納期を確かめる。

実物を確認する

金物を見せない構成のため、どこが開くかを実物で確かめられるとよい。扉の縁に手をかける動作も確認する。

素材の見え方も現物で変わる。光沢の仕上げでは映り込みが生じる。

設置前の確認

設置場所の寸法を400mmの単位で割り、収まる構成を確かめる。

壁に取り付ける仕様を選ぶ場合、壁の下地の位置と種別を先に確認する。

購入前チェックリスト

  • 設置場所の寸法(400mm四方の単位で組み合わせる)
  • 設置形態の選択(4種)
  • 壁に取り付ける場合、壁の下地と強度
  • 素材の選択(木/塗装/ガラス/化粧板)
  • 取手が外に出ないこと(扉の縁に手をかける)
  • 金物が隠れるため外からは調整できないこと
  • 加える部材(収納/テレビを置く板/机/ベンチ)
  • 受注生産の納期

よくある質問

価格はどのくらいですか?
ポッロは価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによります(2026年8月19日確認)。構成、素材、寸法で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受けます。
どこで購入できますか?
ポッロの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。受注生産にあたるため納期もお確かめください。
どのような単位で構成しますか?
400mm四方を基本の単位とし、これを組み合わせて構成します。設置場所の寸法をこの単位で割り、収まる構成を考えることになります。扉の付く箱、扉のない棚、テレビを置く板、机などを同じ単位で組み合わせられます。
取手はどこにありますか?
取手は外に出ません。扉の縁に手をかけて開ける構成です。蝶番、ねじ、レールも外から見せない設計のため、閉じた状態では一枚の板として見えます。扉の位置が外から分かりにくいため、実物でお確かめください。
設置の形態は選べますか?
壁に取り付ける仕様、床に置く仕様、自立する仕様、壁のパネルに取り付ける仕様の4種から選べます。自立する仕様は両面から見えることになります。
壁に取り付ける場合の条件を教えてください。
壁の下地の位置と種別をお確かめください。石膏ボードのみの壁では固定できない場合があります。載せられる重さも壁の状態に左右されるため、取扱店にご確認ください。
扉の建て付けが悪くなったらどうすればよいですか?
取扱店にご相談ください。金物が隠れる設計のため、外からは調整できません。
手入れはどうすればよいですか?
木部は乾いた柔らかい布で拭き、水分を残さないでください。塗装の仕上げは柔らかい布で拭き、研磨剤は塗装を削ります。光沢の仕上げでは細かい傷が目立ちます。取手が外に出ないため扉の縁に手が触れます。この箇所を定期的に拭いてください。