概要
エクストラソフトは、ピエロ・リッソーニが2008年にリビング・ディバニのために設計したモジュールソファである。2008年のミラノサローネで発表された。座面が低く、直線の輪郭を持つ単位を組み合わせて構成する。
特徴・コンセプト
低い座面
座面は低く、奥行が大きい。腰掛ける高さでは足が床に着くが、低く広ければ座面の上に足を上げる姿勢もとれる。床に座る形式に近い使い方が成立する。
各単位は直線で構成されるが、組み合わせ方によって全体の輪郭は不揃いになる。単位が矩形のため、どの向きに並べても辺が合う。
構造と素材
フレームはポプラとパインの二重パネルによる。座面の基部には弾性のあるストラップを渡す。フォームは密度を変えて重ね、その上にダウンの層を置く。フォームだけでは表面まで硬さが残るが、ダウンを重ねれば触れる面だけが柔らかくなる。
カバーリングはファブリックまたはレザーから選択可能で、全面的にベルクロファスニングによる取り外しが可能な仕様となっている。調整可能なブラックPVC製の脚部は、モジュール構成の多様性を支える機能的要素として機能する。また、屋外仕様も用意されており、マリングレードの合板フレームと屋外用ポリウレタンフォーム、屋外ファブリックを採用することで、テラスやガーデン空間にも対応している。
モジュール性と構成
エクストラソフトの最大の特徴は、その高度なモジュール性にある。様々なサイズの座面、アームレスト、背もたれユニットを自由に組み合わせることで、L字型、U字型、アイランド型など、空間や用途に応じた多様な配置構成が可能である。各モジュールはフックシステムによって接続されるため、配置の変更や拡張が容易である。
2022年には木製の収納ユニットが追加された。同じ単位の寸法を共有するため、座面の列に混ぜて配置できる。柔らかい面と硬い面が同じ高さで並ぶ。
評価と影響
同じリッソーニによるエクストラウォール ソファやロッドビーンソファも単位を組み合わせる構成をとる。一脚として完結するフロッグチェアは、寸法の比率で座り方を決めている点が異なる。
4館の公開データでは、エクストラソフトの収蔵は確認できていない。
ピエロ・リッソーニの設計思想や経歴について詳しくはピエロ・リッソーニプロフィールページをご覧ください。
リビングディバーニの歴史や他の製品について詳しくはリビングディバーニブランドページをご覧ください。
基本情報
| デザイナー | ピエロ・リッソーニ |
|---|---|
| ブランド | リビングディバニ |
| デザイン年 | 2008年 |
| 発表 | 2008年ミラノサローネ |
| 分類 | モジュールソファシステム |
| フレーム素材 | ポプラ・パイン合板(屋内仕様)、マリングレード合板(屋外仕様) |
| パディング | 多密度ポリウレタンフォーム、グースダウン |
| カバーリング | ファブリックまたはレザー(取り外し可能) |
| 主な用途 | 住宅、ホスピタリティ、コントラクト空間 |
| 製造国 | イタリア |