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チルドレンズチェア N65 は、アルヴァ・アアルトが1935年に設計した子ども用の椅子である。アルテックが製造する。大人用の椅子を小さくした寸法による。座面の高さは375〜380mm。

このページでは、子ども用の寸法、座面の仕上げの選択、脚の構造と床との関係、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

チルドレンズチェア N65の正規品はArtek(アルテック、1935年アルヴァ・アアルト、アイノ・アアルト、マイレ・グッリクセン、ニルス=グスタフ・ハールの4人が設立)がフィンランドで一貫して製造する。L-legの製造には45の工程を経て完成し、うち25工程がL-leg部分に費やされる。脚部に使用されるバーチ材は12月から3月の冬期に伐採し、約6ヵ月間屋外で自然乾燥させた後に加工される。1930年代にアアルトと協働した家具職人オットー・コルホネンの技術に基づく製造プロセスが現在も継承されている。

正式名称 チルドレンズチェア N65
製造ブランド アルテック
構造 曲げた脚を座面に直接取り付ける。枠を持たない
素材 脚と座面の縁はバーチの無垢材。座面の芯は無垢材または合板。背もたれは成形した合板による
座面仕上げ 3種から選ぶ。木の地を活かすもの、化粧板、リノリウムがある。布と革を張る仕様もある
サイズ 幅350 × 奥行380〜420 × 高さ600mm。座面の高さ375〜380mm
関連製品 大人用の椅子と、同じ脚の構造による腰掛けがある
価格 アルテックは公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる。座面の仕上げで価格が変わる
納期 在庫がある場合と受注生産の場合がある。納期は取扱店に確認する
収蔵 本製品の美術館収蔵は、公開情報の範囲では確認できていない。同じ設計者の他の作品では、MoMA がスタッキングスツール(モデル60、1933年、収蔵番号 146.1958)ほかを収蔵している

子ども用の寸法

幅350 × 奥行380〜420 × 高さ600mm。座面の高さは375〜380mm。

大人用の椅子を小さくした寸法にあたる。座面の高さは調節できない。

そのため、子どもの成長に応じて座面の位置を変えることはできない。用いる期間を想定して選ぶ。

組み合わせる机の高さも確かめる。子ども用の机を想定した寸法にあたる。

選び分けの目安

用いる期間を考える場合
座面の高さは調節できない。成長に応じた変更はできない。
机と組み合わせる場合
座面の高さ375〜380mm。子ども用の机を想定する。
成長後を考える場合
大人用の椅子も展開される。用途が変わる場合に検討する。

座面の仕上げの選択

3種から選ぶ。木の地を活かすもの、化粧板、リノリウムによる。布と革を張る仕様もある。

仕上げ 水分 擦れ
木の地 すぐに拭き取る 跡が残る場合がある
化粧板 強い 下地が現れる
リノリウム 拭き取る 目立ちにくい

子どもが用いる椅子にあたるため、食べこぼしや汚れの扱いが関わる。化粧板は水分に強い。

張る仕様では詰め物が加わる。汚れた場合の手入れは張地による。

選び分けの目安

汚れの扱いを考える場合
化粧板は水分に強い。木の地とは条件が異なる。
擦れの目立ちにくさで選ぶ場合
リノリウムは目立ちにくい。
座り心地で選ぶ場合
張る仕様では詰め物が加わる。手入れの条件も変わる。

脚の構造と床との関係

曲げた脚を座面に直接取り付ける。枠を持たない構成にあたる。

脚は木のため、床に接する箇所も木による。床材によっては傷が付く。

子どもが用いる椅子は繰り返し動かされる。床材への影響が大きい。

保護材の要否を確かめる。取扱店に相談できる。

選び分けの目安

床材を確かめる場合
木の脚が床に接する。繰り返し動かされる。
脚元の空間を確かめる場合
枠を持たない。座面の下に空間が広い。
保護材を考える場合
要否を取扱店に相談する。

同種の椅子との比較

子どもが用いる椅子は調節の可否と用いる期間で性格が分かれる。

比較項目 N65 トリップ トラップ テーブル80A
用途 子ども用の椅子 子どもから大人まで
座面の調節 できない 14段階 該当しない
座面の高さ 375〜380mm 調節できる 該当しない
曲げた脚を直接取り付ける 木の枠 曲げた脚を直接取り付ける
仕上げ 木/化粧板/リノリウム 複数の色から選ぶ 木/化粧板/リノリウム

選び分けの目安

長く使う前提の場合
座面の高さは調節できない。調節できる製品とは条件が異なる。
机と揃える場合
同じ製造元の机も同じ3系統の仕上げから選べる。
床材を確かめる場合
木の脚が床に接する。

使用感と設置条件

座面と背もたれ

背もたれは成形した合板による。座面と分かれる構成にあたる。

詰め物を持たない仕様では、木または化粧板の面に直接座ることになる。

重ねられないこと

重ねて収納する構成ではない。複数を用いる場合、それぞれの置き場所が要る。

ただし幅350mmと小さいため、占める範囲は限られる。

組み立て

組み立ての要否は取扱店に確認する。

脚を座面に直接取り付ける構成にあたる。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

バーチの無垢材は日光で色が変わる。塗装の仕上げでも変化が生じる。

木は湿度の変化で伸縮する。急な乾燥は割れを招く。

化粧板の座面は擦れると下地が現れる。縁の部分から進みやすい。

脚の取り付けの箇所は繰り返しの荷重で緩む場合がある。

日常の手入れ

座面
仕上げに応じて拭く。食べこぼしはすぐに拭き取る。
脚と背もたれ
乾いた布で拭く。水分を残さない。
取り付けの箇所
緩みを定期的に確かめる。
置き場所
直射日光、暖房の風、床暖房を避ける。急な乾燥は木部の割れを招く。

修理と部品

脚の交換や座面の補修については、取扱店を通じて相談する。

どこで買うか

取扱店の調べ方

アルテックは公式サイトで製品情報を公開している。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。

座面の仕上げから選ぶ。在庫がある場合と受注生産の場合がある。納期も確かめる。

実物を確認する

座面の高さは、実際に子どもが座って確かめられるとよい。

仕上げによる見え方と手触りも現物で分かる。

中古の流通

相場は仕上げ、年式、状態で幅があり、一定していない。

確認箇所は、座面の傷と汚れ、脚の取り付けの箇所の緩み、木部の割れ、床に接する箇所である。

購入前チェックリスト

  • 座面の高さ375〜380mm(調節できない)
  • 用いる期間の想定
  • 組み合わせる机の高さ
  • 座面の仕上げ(汚れの扱いが異なる)
  • 木の脚が床に接すること
  • 重ねられないこと
  • 取り付けの箇所の定期的な確認
  • 納期(受注生産の場合がある)

よくある質問

価格はどのくらいですか?
アルテックは公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。座面の仕上げで価格が変わります。
どこで購入できますか?
アルテックの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。在庫がある場合と受注生産の場合があります。
座面の高さは調節できますか?
できません。座面の高さは375〜380mmで固定されるため、子どもの成長に応じて位置を変えることはできません。用いる期間を想定してお選びください。
設置に必要な寸法を教えてください。
幅350×奥行380〜420×高さ600mmです。大人用の椅子を小さくした寸法にあたり、子ども用の机を想定した座面の高さです。
座面の仕上げはどう選べばよいですか?
木の地を活かすもの、化粧板、リノリウムから選べます。子どもが用いる椅子のため食べこぼしや汚れの扱いが関わり、化粧板は水分に強く、リノリウムは擦れが目立ちにくくなります。布と革を張る仕様もあります。
床は傷つきませんか?
脚は木のため床に接する箇所も木によります。子どもが用いる椅子は繰り返し動かされるため床材への影響が大きく、保護材の要否を取扱店にご相談ください。
収蔵されている美術館はありますか?
本製品の収蔵は確認できていませんが、同じ設計者の他の作品ではニューヨーク近代美術館がスタッキングスツール(モデル60、1933年、収蔵番号146.1958)ほかを収蔵しています。
手入れはどうすればよいですか?
座面は仕上げに応じて拭き、食べこぼしはすぐに拭き取ってください。脚と背もたれは乾いた布で拭き水分を残さないでください。脚の取り付けの箇所は繰り返しの荷重で緩む場合があるため、定期的にお確かめください。