このページについて

テーブル・アン・フォルム・リーブルは、シャルロット・ペリアンが1938年に構想したテーブルを、カッシーナが2011年から製造するものである。天板は直線を持たない輪郭をとり、脚は3本。幅2,360mm、奥行1,070mm。

このページでは、輪郭と3本脚がもたらす使い方の条件、樹種と仕上げの選択、搬入と設置、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

カッシーナが製造・販売する正規品「Table en forme libre」の詳細仕様は以下のとおりである。

正式名称(日本語) テーブル・アン・フォルム・リーブル
製造ブランド カッシーナ
製造国 イタリア
サイズ 幅2,360 × 奥行1,070 × 高さ740mm
主要素材 マホガニーまたはオーク無垢材。オークは塗装の仕上げによる
カラーバリエーション マホガニーは無着色、オークは複数の色の塗装から選ぶ。塗装は光沢のあるものとつや消しのものがある
脚部構成 3本。断面の異なる脚を組み合わせる
天板構造 無垢材の板を組み合わせる。接合部は天板の端に現れる
着座人数 8人程度が目安
価格 カッシーナは価格を公表していない(2026年8月19日確認)。正規取扱店への問い合わせによる。樹種と仕上げで価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受ける
収蔵 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない。同じ設計者の他の作品では、MoMA が複数点を収蔵している
付属品 正規品の証明書、手入れの案内
納期 受注生産。納期は取扱店に確認する

類似商品・競合との比較

大きなテーブルは、天板の輪郭と脚の本数で性格が分かれる。直線を持たない輪郭では、座る位置の取り方が変わる。

比較項目 アン・フォルム・リーブル EMテーブル CH327 ダイニングテーブル
天板の輪郭 直線を持たない 長方形 長方形
脚の本数 3本 2組(両端) 4本
2,360mm 1,800〜2,600mm 1,900/2,480mm
寸法の変更 できない できない 伸長板で変えられる
素材 無垢材 鋼と天板 無垢材

選び分けの目安

座る位置を柔軟にしたい場合
直線を持たない輪郭のため、座る位置が等間隔に決まらない。人数と配置に応じて変えられる。
床の不陸がある場合
3本脚は3点で床に接するため、がたつかない。4本脚では調整が要る場合がある。
寸法を後から変えたい場合
この製品は寸法が固定である。人数の変化に対応する場合、伸長板のある製品が該当する。

使用感と設置条件

天板の輪郭

直線を持たない輪郭をとる。長方形の天板と異なり、座る位置が等間隔に決まらない。人数と配置に応じて変えられる。

そのかわり、幅が場所によって変わる。狭い箇所では向かい合う人との距離が近くなる。

無垢材の板を組み合わせる構造で、接合部は天板の端に現れる。隠す仕上げではない。

3本脚

脚は3本で、断面の異なる脚を組み合わせる。3点で床に接するため、床に不陸があってもがたつかない。

脚の位置が3箇所のため、座る位置によっては脚が膝に当たる。着席の位置を実物で確かめられるとよい。

搬入と設置

幅2,360×奥行1,070mm。天板がこの寸法のまま搬入経路を通るかを確認する。

周囲に椅子を引く余裕を見込むと、さらに範囲が要る。直線を持たない輪郭のため、壁に沿わせても隙間が生じる箇所がある。

経年変化とメンテナンス

樹種と仕上げ

マホガニーは無着色の仕上げで、日光を受けると赤みが濃くなる。木目がそのまま現れる。

オークは塗装の仕上げによる。塗膜が色を持つため、木の色の変化は現れない。光沢のある仕上げは細かい傷が目立ち、つや消しの仕上げは目立ちにくい。

無垢材のため湿度の変化で伸縮する。板を組み合わせる構造のため、接合部に負担がかかる。

日常の手入れ

マホガニーの天板
乾いた柔らかい布で拭く。水分を残さない。
オークの天板
固く絞った布で拭ける。研磨剤は塗装を削る。光沢のある仕上げでは、細かい傷が蓄積すると見え方が変わる。
接合部
天板の端に現れる接合部の状態を確かめる。
置き場所
直射日光、暖房の風、床暖房を避ける。急な乾燥は木部の割れを招く。

どこで買うか

取扱店の調べ方

カッシーナは公式サイトで取扱店を案内している。同社は価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによる。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。

注文の際に決める項目は、樹種(マホガニーまたはオーク)と、オークの場合は塗装の色と光沢である。受注生産のため、納期は取扱店に確認する。

実物を確認する

直線を持たない輪郭は、写真では大きさと形が判断しにくい。座る位置によって脚が膝に当たるかも、実物で確かめられるとよい。

マホガニーは個体によって木目が異なる。

中古の流通

2011年以降の再生産品が流通している。相場は樹種、仕上げ、状態で幅があり、一定していない。

確認箇所は、天板の傷と反り、接合部の状態、脚との接合部の緩み、仕上げの状態、正規品の証明書の有無である。

購入前チェックリスト

  • 樹種の選択(マホガニー/オーク)
  • オークの場合、塗装の色と光沢
  • 設置場所の寸法(幅2,360×奥行1,070mm+椅子を引く余裕)
  • 搬入経路(天板は幅2,360mmのまま運ぶ)
  • 座る位置によって脚が膝に当たる可能性
  • 寸法が固定であること
  • 直射日光と暖房の風を避けられる位置か
  • 中古の場合、接合部の状態

よくある質問

価格はどのくらいですか?
カッシーナは価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによります(2026年8月19日確認)。樹種と仕上げで価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受けます。
どこで購入できますか?
カッシーナの公式サイトで取扱店が案内されています。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。受注生産のため納期もあわせてご確認ください。
設置に必要な寸法を教えてください。
幅2,360×奥行1,070×高さ740mmです。周囲に椅子を引く余裕を見込むとさらに範囲が必要です。直線を持たない輪郭のため、壁に沿わせても隙間が生じる箇所があります。
何人座れますか?
8人程度が目安です。ただし直線を持たない輪郭のため座る位置が等間隔に決まらず、人数と配置に応じて変えられます。幅が場所によって変わるため、狭い箇所では向かい合う人との距離が近くなります。
脚が3本で安定しますか?
3点で床に接するため、床に不陸があってもがたつきません。ただし脚の位置が3箇所のため、座る位置によっては脚が膝に当たります。着席の位置を実物で確かめられるとよいでしょう。
樹種はどう選べばよいですか?
マホガニーとオークから選べます。マホガニーは無着色の仕上げで日光を受けると赤みが濃くなり、木目がそのまま現れます。オークは塗装の仕上げのため木の色の変化は現れず、複数の色から選べます。
天板の継ぎ目は目立ちますか?
無垢材の板を組み合わせる構造で、接合部は天板の端に現れます。隠す仕上げではありません。
手入れはどうすればよいですか?
マホガニーの天板は乾いた柔らかい布で拭き、水分を残さないでください。オークの天板は固く絞った布で拭けますが、研磨剤は塗装を削ります。光沢のある仕上げでは細かい傷が蓄積すると見え方が変わります。無垢材のため湿度の変化で伸縮し、板を組み合わせる構造のため接合部に負担がかかります。